第 2 章 オープンサーバ間: Symfoware 抽出レプリケーション
2.7 レプリケーションの運用
2.7.4 手動による同期操作
4. 一定時間間隔繰り返しなどの業務スケジュールを有効にしない場合は、業務の完了を待って、“業務の中止”操作 を行います。この操作により、当日分のスケジュールが中止されます。
参照
・ 2.8.5.2 差分ログの追出し
・ 2.8.4.1 業務の開始
・ 2.8.4.2 業務の中止
2.7.5 レプリケーション業務の取消し
レプリケーション業務の取消しとは、異常完了状態のレプリケーション業務および処理中のレプリケーション業務をキャン セルすることです。レプリケーション業務の取消し作業は、業務中止コマンド(lxcanwrkコマンド)またはLinkexpressクライ アントの“業務監視ウィンドウ”により実行してください。詳細は、“Linkexpress 運用ガイド”を参照してください。
また、レプリケーション業務の取消しを行うと、レプリケーション業務の種類または取り消した状態により、復旧作業が必要 な場合があります。ここでは、それぞれの状態に応じた復旧作業について説明します。
2.7.5.1 異常完了したレプリケーション業務の取消し
レプリケーション業務が異常完了した場合、同一の抽出定義名またはレプリケーショングループ名を指定したレプリケー ション業務を開始することができません。
この場合は、まず、レプリケーション業務の取消しを実行します。その後、異常完了したレプリケーション業務の異常原因 を取り除きます。また、異常完了したレプリケーション業務の種類または取り消した状態により、レプリケーション業務の復 旧作業が必要な場合があります。レプリケーション業務の復旧作業については以下に説明します。また、レプリケーショ ン業務の復旧作業を実施した後で、レプリケーション業務の再開を行うか、以下に示す方法でレプリケーション業務の開 始の操作を行ってください。異常完了したレプリケーション業務の再開方法については、“2.9.1 レプリケーション業務の 監視”または“2.8.4.3 業務の再開”を参照してください。
レプリケーション業務の復旧作業
・ 全複写業務で全件抽出処理の実行中の場合
(全件抽出処理の実行前を含む)
必要な復旧作業はありません。
・ 全複写業務で全件抽出処理の実行後の場合
(データ送信またはデータ受信、格納処理、確定処理を含む)
先頭のイベントから再開するモードで再開する場合は、取消し対象の業務に対して、業務確定コマンドを実行する 必要があります。業務確定コマンドについては“6.15 lxcmtdbコマンド”を参照してください。
・ 一括差分複写業務で差分抽出処理の実行中の場合
(差分抽出処理の実行前を含む)
必要な復旧作業はありません。
・ 一括差分複写業務で差分抽出処理の実行後の場合
(データ送信またはデータ受信、格納処理、確定処理を含む)
- レプリケーション業務を取り消した後に再開する場合には、必要な復旧作業はありません。
- レプリケーション業務を取り消した後にレプリケーション業務の運用を止める場合には、取消し対象の業務に対 して、業務確定コマンドを実行する必要があります。業務確定コマンドについては“6.15 lxcmtdbコマンド”を参照 してください。
さらに、業務確定コマンドを実行後、再開する場合には、必ず対象のデータベースに対する全複写業務を実行 してください。
レプリケーション業務の開始の操作 操作手順1:押出し型業務の場合
複写元システム 複写先システム
1. 取消し作業の開始 2. レプリケーション業務の復旧作業
3. レプリケーション業務の開始
操作手順2:取込み型業務の場合
複写元システム 複写先システム
1. 取消し作業の開始
2. レプリケーション業務の復旧作業
3. レプリケーション業務の開始
説明
1. 異常完了したレプリケーション業務は、業務中止コマンド(lxcanwrkコマンド)またはLinkexpressクライアントの“業 務監視ウィンドウ”の操作を行うことにより、取り消すことができます。
2. 異常完了したレプリケーション業務の異常原因を取り除いた後で、異常完了したレプリケーション業務の種類また は取り消した状態により、レプリケーション業務の復旧作業を実施します。復旧作業の中で実行する業務確定コマ ンド(lxcmtdbコマンド)に抽出定義名またはレプリケーショングループ名を指定します。
レプリケーション業務の復旧作業の中で、グループ単位のレプリケーションの場合は、レプリケーショングループに 属するすべての抽出定義に対して、全複写業務を開始します。
3. その後、必要に応じてレプリケーション業務を開始してください。
参照
・ 2.8.4.2 業務の中止
・ 2.8.4.1 業務の開始
・ 2.8.4.3 業務の再開
2.7.5.2 処理中のレプリケーション業務の取消し
現在処理中のレプリケーション業務を取り消すことができます。取り消すことができるのは、処理中の業務だけです。すで に正常完了した(確定処理が完了した)業務については、取り消すことはできません。
なお、取り消したレプリケーション業務の種類または状態により、レプリケーション業務の復旧作業が必要な場合がありま す。レプリケーション業務の復旧作業については以下に説明します。また、レプリケーション業務の復旧作業を実施した あとで、以下に示す方法でレプリケーション業務の開始の操作を行ってください。
レプリケーション業務の復旧作業
・ 全複写業務で全件抽出処理の実行中の場合
(全件抽出処理の実行前を含む)
必要な復旧作業はありません。
・ 全複写業務で全件抽出処理の実行後の場合
(データ送信またはデータ受信、格納処理、確定処理を含む)
先頭のイベントから再開するモードで再開する場合は、取消し対象の業務に対して、業務確定コマンドを実行する 必要があります。業務確定コマンドについては“6.15 lxcmtdbコマンド”を参照してください。
・ 一括差分複写業務で差分抽出処理の実行中の場合
(差分抽出処理の実行前を含む)
必要な復旧作業はありません。
・ 一括差分複写業務で差分抽出処理の実行後の場合
(データ送信またはデータ受信、格納処理、確定処理を含む)
- レプリケーション業務を取り消した後で再開する場合には、必要な復旧作業はありません。
- レプリケーション業務を取り消した後で中止する場合には、取消し対象の業務に対して、業務確定コマンドを実 行する必要があります。
業務確定コマンドを実行すると、複写先データベースに未反映の抽出データ格納ファイルが削除されます。詳 細については“6.15 lxcmtdbコマンド”を参照してください。
さらにレプリケーション業務を中止後、再開する場合には、必ず対象のデータベースに対する全複写業務を実 行してください。
レプリケーション業務の開始の操作 操作手順1:押出し型業務の場合
複写元システム 複写先システム
1. 取消し作業の開始
2. レプリケーション業務の復旧作業
3. レプリケーション業務の開始 操作手順2:取込み型業務の場合
複写元システム 複写先システム
1. 取消し作業の開始
2. レプリケーション業務の復旧作業
3. レプリケーション業務の開始
説明
1. 異常完了したレプリケーション業務は、業務中止コマンド(lxcanwrkコマンド)またはLinkexpressクライアントの“業 務監視ウィンドウ”の操作を行うことにより、取り消すことができます。
2. 取り消したレプリケーション業務の種類または状態により、レプリケーション業務の復旧作業を実施します。復旧作 業の中で実行する業務確定コマンド(lxcmtdbコマンド)に抽出定義名またはレプリケーショングループ名を指定します。
レプリケーション業務の復旧作業の中で、グループ単位のレプリケーションの場合は、レプリケーショングループに 属するすべての抽出定義に対して、全複写業務を開始します。
3. 必要に応じてレプリケーション業務を開始してください。
参照
・ 2.8.4.2 業務の中止
・ 2.8.4.1 業務の開始
・ 2.8.4.3 業務の再開
2.7.6 レプリケーション運用の一時停止
レプリケーション運用の一時停止とは、お客様業務の運用停止に合わせてレプリケーション運用を停止したい場合など、
一時的にレプリケーション運用を停止することをいいます。
レプリケーション運用を一時的に停止する場合は、複写元データベースと複写先データベースの同期をとって、停止す ることを推奨します。
なお、レプリケーション対象のデータベースの定義変更や、抽出定義、DBサービス定義またはレプリケーション業務の 変更など、レプリケーション運用の変更を目的とする場合は、“レプリケーション運用の終了”を行ってください。レプリケー ションの終了については、“2.7.7 レプリケーション運用の終了”を参照してください。
以下にレプリケーション運用の一時停止の概念図を示します。
操作手順は以下のとおりです。
操作手順1:押出し型業務の場合
複写元システム 複写先システム
1. 利用者プログラムの完了待ち
2. 一括差分複写業務の完了待ち
3. 一括差分複写業務の中止 4. 手動による同期操作