• 検索結果がありません。

ログファイルの監視

ドキュメント内 説明書 (ページ 159-169)

第 2 章 オープンサーバ間: Symfoware 抽出レプリケーション

2.9 レプリケーション運用の監視

2.9.4 ログファイルの監視

レプリケーションの運用では、レプリケーションを自動化しておくだけではなく、以下のログファイルが容量不足を起こさな いように、監視を行うことが必要です。

・ トランザクションログファイル

・ 差分ログファイル

これらのログファイルの状態は、以下の図のように遷移します。

トランザクションログファイルが満杯になり、差分ログが出力できなくなると、複写元データベースを更新する利用者プログ ラムの処理性能に影響がでる場合がありますので、満杯状態にならないよう監視する必要があります。(更新量の多いト ランザクションや長いトランザクションの利用者プログラムが存在する状態ではエラーとなる場合があります)

差分ログが差分ログファイルに追い出された結果、差分ログファイルが満杯になると差分ログファイルは自動容量拡張し ます。しかし、ディスクに空きがなくなり、差分ログが出力できなくなると、コンソールにエラーメッセージが出力され、出力 できなかった差分ログは破棄されますので、満杯状態にならないよう監視する必要があります。なお、利用者プログラム はエラーになりません。

コンソールについては、“はじめに”を参照してください。

レプリケーション対象表に対して、同時に実行される複数のトランザクションの更新量の合計が、2Gバイトを超えることは できません。

ここでは、これらのログファイルの監視手段と容量不足の防止方法について説明します。あわせて、差分ログファイルへ の書出し処理で異常が発生した場合の対処方法について説明します。

・ ログファイルの監視手段

・ トランザクションログファイルの容量不足の防止

・ 差分ログファイルの容量不足の防止

・ 差分ログファイルの異常発生時の対処

なお、ここでは、表単位のレプリケーションの抽出定義と、グループ単位のレプリケーションのレプリケーショングループな らびにレプリケーショングループに属する抽出定義を、すべて“抽出定義”とまとめて表現しています。

2.9.4.1 ログファイルの監視手段

Linkexpress Replication optionでは、ログファイルの容量監視を行うために、以下の機能を提供しています。レプリケー ションの運用にあたっては、これらの機能を使って、ログファイルの容量不足を未然に防ぐことが必要です。

機能 内容 対象ログファイル 方法

警告メッ セージ

ログファイル内での使 用率が警告率を超え た場合に、

Symfoware/RDBの メッセージ・ログファイ ル(注)に警告メッ セージを出力します。

トランザクションロ グファイル

トランザクションログファイ ル作成時に、警告率を

lxreplogコマンドで指定し

ます。

詳細は、“6.8 lxreplogコ マンド(トランザクションロ グファイルのデータ部、

インデックス部の作成)”

を参照してください。

差分ログファイル 抽出定義時に、警告率

をlxrepcreコマンドで指

定します。

詳細は、“6.1 lxrepcreコ マンド”を参照してくださ い。

状態表示 ログファイルの状態

(例えばファイル内使 用率など)を標準出 力に対して出力しま す。

トランザクションロ グファイル

lxreplogコマンドで状態

を表示することができま す。詳細は、“6.10 lxreplogコマンド(トランザ クションログファイルの状 態表示)”を参照してくだ さい。

差分ログファイル lxreplogコマンドで状態 を表示することができま す。詳細は、“6.13 lxreplogコマンド(差分ロ グファイルの状態表示)”

を参照してください。

注) Symfoware/RDBのメッセージ・ログファイルの詳細については、“Symfoware Server セットアップガイド”を参照し てください。

警告メッセージのメッセージ番号とメッセージ内容を以下に示します。

対象ログファイル メッセージ番号 メッセージ トランザクションロ

グファイル

qdg12721w トランザクションログファイルのデータ部の

使用率がd*パーセントを超えました 差分ログファイル qdg12711w 差分ログファイルの使用率がd*パーセント

を超えました抽出定義名=s*

qdg12917w 差分ログファイルの使用率がd*パーセント

を超えました抽出グループ名=s*

2.9.4.2 トランザクションログファイルの容量不足の防止

トランザクションログファイルの使用率が警告率を超過するか、もしくは容量不足(状態表示で確認)になる可能性がある と判断した場合、以下の対処方法を実施してください。

原因 対処方法 更新量の多いトランザクション

の利用者プログラムが存在し、

差分ログを出力し続けたた め、トランザクションログファイ ルを圧迫している。

トランザクションログファイルを再作成して、トランザ クションログファイルの容量を大きくしてください。

詳細は、“2.11.1.1 トランザクションログファイルの 再作成(定義変更)”を参照してください。

長いトランザクションの利用者 プログラムが存在し、トランザ クションログファイルを占有し 続けたため、トランザクション ログファイルを圧迫している。

トランザクションログファイルの 容量が小さすぎる。

警告率に対するメッセージ番号を以下に示します。

メッセージ番号 出力先

qdg12721 Symfoware/RDBのメッセージ・ログファイル

詳細については、“Symfoware Server セットアップ ガイド”を参照してください。

トランザクションログファイルの作成時に警告率を指定した場合、データ部の容量を十分に確保している場合でも、実際 の運用で警告メッセージが断続的に出力されることがあります。しかし、この場合は特に対処の必要はありません。

警告メッセージが継続的に出力される場合は、運用状況に対して容量が不十分である可能性があります。このような場 合は、上記の対処方法に従って対処を行ってください。

なお、更新量の多いトランザクションや長いトランザクションの利用者プログラムが存在せず、更新量が少なくかつ短いト ランザクションの利用者プログラムが多数存在する場合には、使用率が高い値を示していても、トランザクションログファ イルが容量不足となる可能性はありません。

以下の見積り式を満たす場合、トランザクションログファイルの容量不足は発生しないと考えてください。

1トランザクションあたりの発生ログ量×最大多重度<トランザクションログファイルの容量

(発生ログ量について、UPDATEのログ量は2倍で計算してください)

ただし、ログ量が小さくても、トランザクションが延々と実行中状態(コミットもロールバックもしない)の場合、容量不足が発 生する可能性はあります。

容量不足が発生した場合について

前記のような実行中状態(コミットもロールバックもしない)のトランザクションが存在しない状態で容量不足が発生した場 合、差分ログファイルへの差分ログの転送待ちによる一時的な容量不足であると考えられますので、容量不足エラーと なったトランザクションを再実行してみてください。

2.9.4.3 差分ログファイルの容量不足の防止

差分ログファイルの使用率が警告率を超過するか、または、状態表示によって容量不足になる可能性があると判断した 場合の対処方法を以下に示します。

原因 対処方法

一括差分複写業務の業務ス ケジュールの間隔が長いた め、差分ログが差分ログファイ ルに蓄積され続けている。

業務スケジュールの変更を行って、スケジュール 間隔を短くしてください。抽出処理で差分ログを抽 出することによって使用率は下がります。詳細は、

“2.10.1.5 レプリケーション業務の変更”を参照して ください。

原因 対処方法 差分ログファイルの容量が小

さすぎる。

抽出定義を再定義して、差分ログファイルの容量 を拡張してください。詳細は、“2.11.1.2 差分ログ ファイルの再作成(定義変更)”を参照してくださ い。

一時的に差分ログ量が増えて しまった。

差分ログファイル内の差分ログを複写先データ ベースに反映し、差分ログファイル内の空きを作 成してください。詳細は、“2.7.4 手動による同期操 作”を参照してください。

警告率に対するメッセージ番号を以下に示します。

メッセージ番号 出力先

qdg12711 qdg12917

Symfoware/RDBのメッセージ・ログファイル

詳細については、“Symfoware Server セットアップ ガイド”を参照してください。

なお、差分ログファイルは、以下のサイズまで自動的に容量が拡張されます。拡張されるサイズは、抽出定義のLOGSIZE オペランドの指定によって異なります。詳細は、“6.1 lxrepcreコマンド”を参照してください。拡張された領域は、抽出処理 で差分ログが抽出されると自動的に返却されます。

・ 抽出定義のLOGSIZEオペランドにLARGEを指定していない場合は、2Gバイト(2097151Kバイト)まで拡張されます。

差分ログファイルを格納しているディスクの空き容量が2Gバイト未満の場合は、空き容量に達するまで拡張されま す。

・ 抽出定義のLOGSIZEオペランドにLARGEを指定している場合は、4Tバイトまで拡張されます。

差分ログファイルを格納しているディスクの空き容量が4Tバイト未満の場合は、空き容量に達するまで拡張されます。

2.9.4.4 差分ログファイルの異常発生時の対処

レプリケーションの運用中に差分ログファイルへの書出し処理で異常が発生した場合、Symfoware/RDBのメッセージ・ロ グファイルに以下のメッセージが出力されます。

出力されたメッセージ番号を基に、以下の対処方法に従ってください。

メッセージ番号 現象 対処方法

qdg03033 差分ログファイルの

容量不足を検出しま した。

以下の手順で差分ログを破棄してください。

1. レプリケーションの対象表にアクセスする利用 者プログラムを停止

2. 一括差分複写業務の中止(注1)

3. 業務確定コマンドの実行(注2)

4. 差分ログの取得終了 5. 差分ログの破棄 6. 全複写業務の実行 7. 差分ログの取得開始 8. 一括差分複写業務の開始 9. 利用者プログラムを起動 qdg12812

qdg12919

差分ログファイルの 容量が2Gバイトまた は4Tバイトに達しま した。

qdg12052 qdg12053 qdg12065

差分ログファイルの 書出し中に入出力 障害を検出しました。

以下の手順で差分ログファイルを再作成してくださ い。

1. レプリケーションの対象表にアクセスする利用 者プログラムを停止

ドキュメント内 説明書 (ページ 159-169)