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富士通ホスト帳票

ドキュメント内 帳票保管活用機能 トラブルシューティング (ページ 73-85)

第2章 インストール

4.2 富士通ホスト帳票

4.2.1 LV-DEL-TOP、LV-DEL-BOTTOMが有効とならない。

[発生するVL]

Windows版全VL

[原因]

APSの設定、および振り分け先の保管フォルダ設定が誤っている。

[対処]

以下の2つの設定を行ってください。

1. APSのDFNWTRで「セパレータの付加」を指定します。指定方法は、以下のいずれかです。

- SEPARATOR(TOP)

- SEPARATOR(END)

- SEPARATOR(TOPEND)

2. リストナビで、振り分け先保管フォルダの【プロパティ】を開き、以下をチェックします。

先頭ページを削除する。(LV-DEL-TOPを使用する場合)

末尾ページを削除する。(LV-DEL-BOTTOMを使用する場合)

≪注意≫

上記チェックを行った場合、ページ数に1が表示されますが、問題ありません。

プロパティで設定したページ数よりも、LV-DEL-TOP、LV-DEL-BOTTOMで設定したページ数の方が優先されます。

4.2.2 富士通ホストから転送された印刷データが、受信フォルダに入らず、印刷フォル

ダに入ってしまう。

[発生するVL]

Windows版全VL

[原因]

HOST PRINTの設定に誤りがある。

[対処]

HOST PRINTの設定を確認してください。HOST PRINTの設定方法は、以下のとおりです。

1. HOST PRINTコンソールを起動し、【表示】メニューから【JOB情報】を選択します。

2. LU制御タイプに帳票管理サービスを選択し、【追加】をクリック します。LU制御タイプに、帳票管理サービスのLBPサポートを選

択します。

3. 「あて先名」で受信フォルダを選択します。List Worksの受信フォルダ名が、HOST PRINT帳票管理サービスのあて先になりま す。そのほかの設定の詳細はHOST PRINTのマニュアルを参照してください。

4. 【OK】ボタンをクリックします。

5. 【表示】メニューから【ホスト通信】を選択します。

6. 【編集】メニューから【追加】を選択します。

7. 「接続情報名」、「あて先名」を選択します。

8. 【OK】ボタンをクリックすると、セットアップが完了します。

9. HOST PRINTサービスを再起動し、HOST PRINTコンソールで動作が通信中であることを確認します。

4.2.3 分散印刷運用で富士通ホストからサーバへの印刷データの転送に時間がかか

る。

[発生するVL]

Windows版全VL

[原因]

HOST PRINTの【LU制御プライオリティ】の設定値が、「中」または「低」になっている場合、通信に時間がかかることがある。

[対処]

以下の手順で、HOST PRINTの設定を確認してください。

1. HOST PRINTのコンソールを起動し、HOST PRINT基幹サーバに接続します。

2. 【ホスト通信】を選択してプロパティを開きます。

3. LU制御プライオリティ】の項目を参照します。

チューニング方法

1. 上記のLU制御プライオリティで「高」を選択し、【OK】ボタンをクリックします。

2. ホスト通信を一度停止し、再度起動、またはサーバを再起動します。

4.2.4 情報連携機能のLV-DB-PATHに指定したパスで、保管フォルダが作成されな

い。

[発生するVL]

Windows版全VL

[原因

1

リスト管理サーバの環境設定で、「登録先の保管フォルダがない場合に保管フォルダを作成する」が指定されていない。

[対処1]

「登録先の保管フォルダがない場合に保管フォルダを作成する」設定をしてください。設定する場所は以下のとおりです。

V6.0L10の場合:リストナビの【リスト管理サーバオプション】ダイアログボックスの【登録】タブ V7.0L10以降の場合:【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスの【登録】タブ

[原因2]

すでに同名の保管フォルダが最上位に存在している。

[説明2]

最上位の保管フォルダを作成する場合、すでに同名の保管フォルダが最上位に存在すると、指定したパスの情報は無効となります。

[対処2]

情報連携機能のLV-DB-PATHに指定するパスを変更してください。

4.2.5 ListWORKS仕分け連携プログラムまたはLISTVIEW for A-SPOOL連携プロ グラムで指定した帳票情報が有効とならない。

[発生するVL]

Windows版全VL

[原因1]

情報連携機能で指定した値がAPSのデータ訂正機能により、書き換えられた。

[説明

1

情報連携機能で指定した値は、印刷データ中に格納されます。

APSのDFNWTRコマンドのPRINTオペランドの第2パラメタに1~255の値を指定すると、印刷データ中の文字列の切り捨ておよび不

当な文字の空白(0x40)への置き換えが発生します。

例)DFNWTR PRINT(* 255 *)

これにより、List Worksが正しく帳票情報を認識することができなくなります。

[対処1]

APSのデータ訂正機能を抑止します。

例)DFNWTR PRINT(* * *)

[原因2]

APSのデータ圧縮機能により、印刷データ中に格納されている帳票情報の末尾の空白(0x40)が取り除かれた。APSは、サーバに印 刷データを転送する際に転送効率を上げるため、印刷データの各レコードの末尾の空白(0x40)を削除する。これにより、List Works が正しく帳票情報を認識することができなくなる。

[対処2]

ListWORKS仕分け連携プログラムまたはLISTVIEW for A-SPOOL連携プログラムの情報連携定義を変更し、帳票情報の末尾が空 白(0x40)とならないようにしてください。

1. 帳票情報を定義したファイル(LV-TITLEなどを定義したファイル)の先頭に、ASPOOL-USER=1を追加する。

2. 第4オペランドに'C'を定義している部分を検索する。

例)%(6@1,0,16,C)

3. 第4オペランドの'C'を'CS'に、すべて変更する。

例)%(6@1,0,16,C) → %(6@1,0,16,CS)

4.2.6 保管フォルダのプロパティで指定した有効期限、削除対象、セパレータページの 扱い等の指定が有効とならない。

[詳細]

削除するセパレータページ数が全ページ数を超えています。 (LV-DEL-TOP,LV-DEL-BOTTOMの指定値または保管フォルダプロ パティのセパレータ扱いの指定値に誤りがあります。) または印刷データが存在しません。(01,37,0000)

[発生するVL]

Windows版全VL

[原因]

富士通ホスト側で指定している帳票情報が有効となっている。

[説明]

保管フォルダのプロパティで指定できる情報は、富士通ホスト側で帳票情報としても指定することができます。

プロパティの指定と帳票情報の指定は、以下のような優先順位関係にあります。

(1)ホスト側の帳票情報

(2)保管フォルダのプロパティ

このため、富士通ホスト側で同じ情報を指定している場合には、ホスト側の帳票情報が有効となります。

[対処]

富士通ホスト側で設定した帳票情報を確認し、必要に応じて富士通ホスト側で帳票情報を定義しているファイルを修正してください。

なお、List Works V6.0L10の場合、帳票登録時に指定された帳票情報の内容を、以下の手順で確認できます。

1. 保管フォルダ配下の拡張子がjobのファイルを、テキストエディタ等で開きます。

例えば、帳票が“A.SPL”であれば、“A.job”です。

2. 該当する帳票情報のキーワード(LV-xxxx)を検索します。キーワードが存在すれば、富士通ホストで指定された帳票情報にな ります。例えば、有効期限の場合には、“LV-TERM”を検索します。各キーワードについては、“運用手引書”を参照してくださ い。

≪注意≫

OSIV LISTVIEWで帳票情報を明に指定しない場合でも、OSIV LISTVIEWの仕様により、省略値が帳票情報としてサーバに送信さ

れます。

LV-DFLTオペランドにNOを指定することにより、省略値をサーバに送信しないようにすることができます。

4.2.7 ファイル転送運用で帳票を登録できない。

[発生するVL]

Windows版全VL

[原因]

ホストのデータ形式に誤りがある。

[対処]

次のことを確認し、再度実行してください。

・ ADJUSTまたはADJUST/RTSのJODFRTRNで変換を行っていること。

・ 富士通ホスト側のスプールデータセットの形式が「VBA」であること。

・ ファイル転送で「バイナリ指定」を行っていること。

4.2.8 分散印刷運用のTCP/IPを利用した形態の場合、List Worksに帳票を登録した 際に、印刷禁止域が有効にならない。

[発生するVL]

Windows版全VL

[原因]

情報連携キーワードに「LV-UNPRAREA=0」が指定されている。

[対処]

登録する帳票ごとの情報連携キーワードに「LV-UNPRAREA=1」を指定してください。

LV-UNPRAREA … 印刷禁止域の指定を有効にする。

0 : 無効(デフォルト) 1 : 有効

4.2.9 65535ページを超えた富士通ホスト帳票を登録すると、正しく登録することができ ない。

[発生するVL]

Windows版全VL、Solaris版全VL、Linux版V9.0.1以降

[原因1]

≪Windows版のみ≫

65535ページを超える富士通ホスト帳票の登録はサポートしていない。

[説明1]

65535ページを超えた富士通ホスト帳票を登録すると、65535ページまで正常に登録され、イベントログに警告メッセージが出力されま す。

[対処1]

業務アプリケーションで、帳票のページ数が65535ページを超えないように分割してから、帳票を登録してください。

PrintASSORTを使用して、帳票を分割することもできます。

[原因2]

≪Solaris版およびLinux版のみ≫

サーバ動作環境ファイルの帳票の登録種別(SPL-MODE)の設定に誤りがある。

[対処2]

サーバ動作環境ファイルの帳票の登録種別(SPL-MODE)の設定を「0」にしてください。

「SPL-MODE=」の設定

0:65535ページ以上の帳票を登録する。(省略値)

1:旧版仕様。65535ページ以上の帳票を登録しない。

65535ページ以上を登録する場合、帳票データサイズが1.8GB(約20万ページ)を超えると、それ以降のページは無効となります。

≪備考≫

ListWORKS 5.0のクライアントでは、65535ページ以上の帳票は、帳票一覧に表示されません。

4.2.10 帳票を登録すると、振り分け条件に合致せず、振り分けることができない。

[発生するVL]

Windows版全VL

[原因]

分散印刷運用のFNAを利用した形態以外の運用の場合に、振り分け条件キーを振り分け条件に設定している。

[説明]

振り分け条件キーを振り分け条件として使用できるのは、分散印刷運用のFNAを利用した形態の場合だけです。

[対処]

振り分け条件キーを編集する以外で、振り分け条件を指定してください。振り分け条件の設定方法については、以下のマニュアルを 参照してください。

V6.0L10の場合:運用手引書

V7.0L10以降の場合:操作手引書 運用管理者編

4.2.11 富士通ホストからリスト管理サーバに帳票を登録すると、APSのメッセージが出

力され、富士通ホストから帳票が送信できない。

[詳細]

KDI129I ~ VTAM VTAM OPNDST ERROR, RTNCD=10,FDBK2=00 または KDI129I ~ VTAM VTAM OPNDST ERROR, RTNCD=10,FDBK2=02

[発生するVL]

Windows版全VL

[原因]

通信制御サービスの定義が正しく行なわれていないか、動作していない。

[対処]

通信制御サービスの定義を確認し、再度、登録処理を実行してください。

4.2.12 「振り分けエラーが発生しました。」のメッセージが出力され、登録に失敗する。

[発生するVL]

Windows版全VL

ドキュメント内 帳票保管活用機能 トラブルシューティング (ページ 73-85)