第2章 インストール
4.3 オープン帳票
4.3.1 オープン帳票が登録できない。または、ファイリング用パソコンでファイリングす
ることができない。
[発生するVL]
Windows版全VL
[原因]
リスト管理サーバのポート番号を変更している。
[説明]
オープン帳票を登録する場合、またはファイリング用パソコンでファイリングする場合は、リスト管理サーバのポート番号を変更すること はできません。
[対処]
【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスの【接続】タブで、ポート番号を初期値「9243」に戻してください。
4.3.2 電子帳票情報ファイルのSHEET、PRMODE、PR-WIDTH、およびPR-HEIGHT キーが有効にならない。
[発生するVL]
Windows版全VL、Solaris版全VL、Linux版全VL
[原因]
帳票定義体を使用している。
[対処]
帳票定義体を使用している帳票では、電子帳票情報ファイルの情報は有効となりません。
帳票定義体で設定している情報が有効となります。帳票定義体を削除するか、帳票定義体でキーの指定をしてください。
4.3.3 電子帳票情報ファイルにDEL-TOP、DEL-BOTTOMキーを設定したが、セパ レータページが削除されない。
[発生するVL]
Windows版全VL
[原因]
振り分け先の保管フォルダの設定に誤りがある。
[対処]
セパレータの削除を有効とするためには、以下の設定が必要です。
リストナビで、振り分け先保管フォルダのプロパティを開き、以下をチェックします。
・ 先頭ページを削除する。(DEL-TOPを使用する場合)
・ 末尾ページを削除する。(DEL-BOTTOMを使用する場合)
≪注意≫
保管フォルダのプロパティで設定したページ数よりも、DEL-TOP、DEL-BOTTOMキーで設定したページ数が優先されます。
4.3.4 List Creatorの保管フォルダパスや電子帳票情報ファイルのDB-PATHに指定 したパスで、保管フォルダが作成されない。
[発生するVL]
Windows版全VL
[原因1]
リスト管理サーバの環境設定で、「登録先の保管フォルダがない場合に保管フォルダを作成する」が指定されていない。
[対処1]
「登録先の保管フォルダがない場合に保管フォルダを作成する」設定をしてください。設定する場所は以下のとおりです。
V6.0L10の場合:リストナビの【リスト管理サーバオプション】ダイアログボックスの【登録】タブ
V7.0L10以降の場合:【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスの【登録】タブ
[原因2]
すでに同名の保管フォルダが最上位に存在している。
[説明2]
最上位の保管フォルダを作成する場合、すでに同名の保管フォルダが最上位に存在すると、指定したパスの情報は無効となります。
[対処2]
List Creatorの保管フォルダパスや電子帳票情報ファイルのDB-PATHに指定したパスを変更してください。
4.3.5 65535ページを超えたオープン帳票を登録すると、正しく登録することができな い。
[発生するVL]
Windows版V6.0L10
[原因]
V6.0L10では、65535ページを超えるオープン帳票の登録はサポートしていない。
[対処]
業務アプリケーションで、帳票のページ数が65535ページを超えないように分割してから、帳票を登録してください。
65535ページを超えた帳票を登録した場合は、65535ページまで正常に登録されますが、オープン帳票登録時のログに「警告」が出力
されます。
≪注意≫
ListWORKS 5.0以前のクライアントでは、65535ページ以上の帳票は、帳票一覧に表示されません。
4.3.6 オープン帳票が登録できない。
[発生する
VL]
Windows版全VL
[原因]
リスト管理サーバ環境設定に指定している管理者のパスワードをOSで変更したが、リスト管理サーバ環境設定に設定しているパスワー ドを変更していない。
[対処]
【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスの以下のタブで設定しているパスワードを変更してください。
V6.0L10の場合:【管理者】タブ
V7.0L10以降の場合:【認証】タブ
4.3.7 List Creatorで設定した任意サイズが有効にならない。
[発生するVL]
Windows版全VL
[原因]
List Creatorが、Systemwalker ListCREATOR V10.0L20より前のVLである。
[説明]
任意サイズを有効にするには、List CreatorがSystemwalker ListCREATOR V10.0L20以降である必要があります。
[対処]
お使いのList Worksのソフトウェア説明書を確認し、List Worksが動作保証しているList Creatorのバージョンにバージョンアップをして
ください。
4.3.8 オープン帳票の振り分け処理に失敗し、印刷データが受信フォルダに異常の状
態で残ってしまった。
[発生するVL]
Solaris版全VL、Linux版全VL
[原因]
存在しない保管フォルダを振り分け定義に指定していた。
[対処]
以下の手順で、受信フォルダに異常の状態で残っている印刷データを再登録してください。
1. 振り分け定義に指定する保管フォルダを正しい内容に修正します。または、振り分け定義に指定してある保管フォルダ名にあわ せて、保管フォルダ(管理簿)を作成します。
2. 印刷データの復元(再登録)のため、lvretrylコマンドを実行します。
正常に再登録されると、画面上のメッセージおよびリスト管理サーバの実行履歴で、登録エラーが解除された旨が出力されま す。また同様の内容のメールがスーパーユーザあてに発信されますので確認してください。
4.3.9 List Worksプリンタドライバへ印刷しても帳票が登録できない。このとき、エラー が発生する場合としない場合がある。
[詳細]
エラーが発生する場合、以下が出力されます。
・ List Worksの処理対象でないファイル形式です。帳票変換処理を中断します。
・ イベントID:3005
ファイル(ファイル名=xxx)の受信フォルダ(フォルダ名=<PrintASSORT>)への転送に失敗しました。受信フォルダが存在するか、
確認してください。
エラーコード=123 エラー詳細:オペレーティングシステムで以下のエラーが検出されました。 ファイル名、ディレクトリ名、またはボ リュームラベルの構文が間違っています。(コード=123)
[発生するVL]
Windows版全VL
[原因]
List Worksプリンタドライバのポートの設定に誤りがある。
[対処]
リスト管理サーバにインストールしたList Worksプリンタドライバのポートの設定が正しいか、以下の手順で確認してください。
1. 【スタート】メニューの【設定】-【プリンタ】を選択します。
2. List Worksプリンタドライバを選択し、【ファイル】メニューの【プロパティ】をクリックします。
3. 【プリンタのプロパティ】ダイアログボックスの【ポート】タブを選択し、「双方向サポートを有効にする」がチェックされていることを確 認します。チェックされていない場合は、チェックしてください。
≪注意≫
List Worksプリンタドライバは「双方向サポートを有効にする」場合にのみ動作が可能です。チェックされた状態でインストールされま
す。
ネットワークプリンタとして定義した場合に、以下の操作を行うと「双方向サポートを有効にする」のチェックが外れてしまう現象が起きま す。
1. クライアントのパソコンに、サーバに管理者権限のあるユーザでログオンする。
2. 【プリンタのプロパティ】ダイアログボックスの【ポート】タブを表示する。
→「双方向サポートを有効にする」はチェックが外れてグレー表示になっています。
3. 【OK】ボタンをクリックする。
この不具合は、List Worksプリンタドライバだけの不具合ではなく、他社製ドライバでも確認されている不具合です。この不具合を発生 させないようにするには、3で【OK】ボタンをクリックしないようにしてください。
4.3.10 List Worksプリンタドライバで登録した帳票の仕分けがうまくできない。
[発生するVL]
Windows版全VL
[原因]
仕分け定義ファイルの仕分け条件情報定義レコード(CCレコード)で指定する仕分け条件に、文字列(行位置指定)を使用している。
[対処]
仕分け定義ファイルの仕分け条件情報定義レコード(CCレコード)で指定する仕分け条件は、文字列(座標値)を使用してください。
文字列(行位置指定)を使用した場合、一般アプリケーションパッケージによっては、印刷時に空白行を生成することがあるため、指定 した行位置では仕分けできない場合があります。
4.3.11 VB.NETのアプリケーションからList Worksプリンタドライバに帳票出力しても、
正しく出力できない。
[発生するVL]
Windows版V6.0L10
[原因]
List Works V6.0L10は、VB.NETをサポートしていない。
[対処]
List WorksをV7.0L10以降にバージョンアップしてください。
4.3.12 用紙サイズに「ユーザ定義サイズ」、用紙方向に「横」を指定してプリンタドライ
バから帳票登録すると、指定した用紙の幅/長さが逆にならず、指定した用紙 の幅/長さで登録される。例えば、用紙サイズに縦長を指定した場合、用紙方 向に「横」を指定しても「縦」を指定した場合と同様に縦長に登録される。
[発生するVL]
Windows版V6.0L10
[原因]
List Works V6.0L10の仕様である。
[説明]
以下の条件の場合に、用紙方向に「横」を指定しても、指定した用紙サイズの幅/長さで登録されます。
・ 以下のいずれかのOSでList Worksプリンタドライバに印刷して登録する、かつ
- Windows 2000
- Microsoft Windows Server 2003, Standard Edition
- Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition
- Windows XP
・ 用紙サイズに「ユーザ定義サイズ」を選択し、用紙の幅/長さを指定する、かつ
・ 用紙方向に「横」を指定する。
List Works V6.0L10では用紙方向に「縦」を指定しても「横」を指定しても指定した用紙サイズの幅/長さで登録されます。
なお、一般的なプリンタでは、用紙方向に「横」を指定した場合、指定した用紙の幅/長さが逆になります。
[対処]
用紙の幅/長さを逆にして登録したい場合には、用紙サイズに横方向の幅/長さをそれぞれ指定して印刷してください。
なお、V7.0L10以降では、用紙方向に「横」を指定した場合、指定した用紙の幅/長さを逆にして登録するように仕様を改善していま す。
4.3.13 NetCOBOL/MeFt帳票、またはList Creator帳票の登録に時間がかかる。
[発生する
VL]
Windows版全VL
[原因]
List Works仮想プリンタを作成するときに、プリンタドライバにFUJITSU ListWORKS WriterまたはFUJITSU ListWORKS Writer 300を 選択している。