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第6章 印刷

6.1 印刷共通

6.1.1 イメージとして運用している外字を特定のプリンタで印刷すると、黒く塗りつぶさ

れるなど、正常に出力されない場合がある。

[発生するVL]

Windows版全VL、Solaris版全VL、Linux版全VL

[原因1]

プリンタドライバの問題によって、このような現象が発生する場合がある。

[対処

1

プリンタドライバが最新版でない場合は、最新版に更新し、再度動作を確認してください。最新版によって問題が修正されている場合 があります。プリンタドライバの動作に関するご質問や、プリンタドライバ最新版の提供についてはプリンタドライバの提供元にお問い 合わせください。

以下の機種のプリンタドライバでは、この現象に対する修正を行っています。以下の機種で、この現象が発生した場合は、プリンタドラ イバ提供元より、修正版を入手してください。

・ EPSON LP8600FXN

Windows版V7.0L10以降、Solaris版8.0.0以降、Linux版の場合、「オープン帳票の網がけの印刷方法」を指定することで現象が改善さ

れる場合があります。ページ設定には以下の方法があり、それぞれ有効になる場合が異なります。

■リモート印刷(受信フォルダから印刷フォルダに振り分けて印刷する場合(Windows版のみ))

印刷フォルダの【プロパティ】の【属性】タブで【ページ設定】ボタンをクリックし、【ページ設定】ダイアログボックスの【詳細設定】タブで設 定する。

■リモート印刷(保管フォルダから印刷する場合(Windows版のみ))

リストナビの【ファイル】メニューの【リモート印刷】-【ページ設定】をクリックし、【ページ設定】ダイアログボックスの【詳細設定】タブで設定 する。

■リストナビからのローカル印刷

リストナビの【ファイル】メニューの【ローカル印刷】-【ページ設定】をクリックし、【ページ設定】ダイアログボックスの【詳細設定】タブで設 定する。

■リストビューアのローカル印刷

リストビューアの【ファイル】メニューの【ページ設定】をクリックし、【ページ設定】ダイアログボックスの【詳細設定】タブで設定する。

■Webクライアントの印刷

以下のフォルダにある、Web連携の環境設定ファイル(ListPrint.propertiesファイル)をテキストエディタで開き、[everyone]セクションの

「pagesetup.overlaytransparent」に「0」を設定する。

Windows版の場合:List Worksのインストール先フォルダ\Web\Property Solaris版の場合:/$DIR/FJSVlw-gw/property

($DIRはWeb連携のインストール先ディレクトリでデフォルトはopt)

Linux版の場合:/opt/FJSVlw-gw/property

[原因2]

PostScript対応のプリンタドライバを使用している。

[対処2]

PostScript対応ではないプリンタドライバを使用してください。

[原因

3

解像度が240dpiより低いプリンタを使用している。解像度が240dpiより低い場合、イメージとして運用している外字が、間引きされて印

字される。

[対処3]

プリンタの解像度を240dpiより大きくしてください。

プリンタの解像度が変更できない場合は、外字を文字コードとして運用してください。運用変更後に、再度帳票を登録して、印刷して ください。

6.1.2 オーバレイまたは印刷データに設定した色で印刷されない。

[詳細]

具体的な現象は、以下のとおりです。

・ オーバレイまたは印刷データにある白色の網掛けが、黒く塗りつぶされて印刷される。

・ オーバレイまたは印刷データに設定したカラーで印刷されない。

・ 黒色の背景に白抜き文字の設定をしたが、灰色の背景で黒色の文字で印刷される。

[発生するVL]

Windows版全VL、Solaris版全VL、Linux版全VL

[原因]

「オーバレイに設定されている色を有効にする」または「印刷データに設定されている色を有効にする」がチェックされていない。

[説明]

チェックがない場合は、オーバレイまたは印刷データで指定された色が有効にならず、以下のデフォルトの色で表示されます。

・ オーバレイは、青

・ 印刷データ(文字)は、黒

・ 印刷データ(図形)は、薄いグレー

また、モノクロプリンタで印刷する場合、オーバレイまたは印刷データは黒色で印刷されます。

[対処]

以下の手順で、オーバレイまたは印刷データに設定されている色を有効にしてください。

■帳票の表示、ローカル印刷、保管フォルダの帳票のリモート印刷の場合 1. リストビューアの【ツール】-【オプション】を選択します。

2. 【オプション】ダイアログボックスの【色】タブを選択します。

3. 「オーバレイに設定されている色を有効にする」または「印刷データに設定されている色を有効にする」をチェックします。

■帳票の受信時に、印刷フォルダに振り分けて自動印刷する場合(Windows 版V7.0L10以降) 1. 対象の印刷フォルダを選択し、標準ツールバーの【プロパティ】ボタンをクリックします。

2. 【(印刷フォルダ名)のプロパティ】ダイアログボックスで【ページ設定】ボタンをクリックします。

3. 【ページ設定】ダイアログボックスの【色】タブを選択します。

4. 「カラーで印刷する」を指定し、「オーバレイに設定されている色を有効にする」または「印刷データに設定されている色を有効に する」をチェックします。

■Web連携で帳票を表示する場合

1. 拡張ツールバーの【オプション】ボタンをクリックします。

2. 【オプション】ダイアログボックスの【色】タブを選択します。

3. 「オーバレイに設定されている色を有効にする」または「印刷データに設定されている色を有効にする」をチェックします。

■Web連携の環境設定ファイルを変更する場合

1. Web連携の環境設定ファイル(ListPrint.propertiesファイル)を開きます。

2. 「option.color.effectiveoverlay」または「option.color.effectivespool」に「1」を指定します。

6.1.3 帳票作成アプリケーションから印刷した結果とList Worksから印刷した結果が 異なる。

[発生するVL]

Windows版全VL、Solaris版全VL、Linux版全VL

[原因]

【ページ設定】ダイアログボックスの「印刷データに設定されている印刷属性を優先する」が指定されていないため、帳票出力アプリケー ションで設定した以下の項目が有効にならない。(なお、富士通ホスト帳票で設定が有効になる印刷属性は、「用紙方向」「用紙サイ ズ」「印刷倍率」のみ。)

・ 用紙方向

・ 用紙サイズ

・ 印刷倍率

・ とじしろ

・ カラム(段組印刷)

・ 用紙名

・ 両面印刷指定

・ 複写枚数

・ 複写方法

・ 拡大/縮小指定

・ 給紙方法

・ 給紙口指定

・ 両面印刷指定

・ 連帳時の給紙口指定

・ マルチフォーム出力時、帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する(List Creatorデザイナで指定)

[対処]

【ページ設定】ダイアログボックスの「印刷データに設定されている印刷属性を優先する」を指定してください。

V10.3.0以降では、以下の方法で、帳票に設定されている印刷属性を確認できます。

■List Worksクライアントの場合

・ リストナビの場合

リストナビで保管フォルダに格納されている帳票を1つ選択した状態で、【ファイル】メニューの【プロパティ】をクリックして表示され る、【(帳票名)のプロパティ】ダイアログボックスの【印刷属性】タブ

・ リストビューアの場合

リストビューアで任意の帳票を表示している状態で、【ファイル】メニューの【プロパティ】をクリックして表示される、【プロパティ】ダイ アログボックスの【印刷属性】タブ

■Webクライアントの場合

拡張ツールバーの【プロパティ】ボタンをクリックして表示される、【プロパティ】ダイアログボックスの【印刷属性】タブ なお、ページ設定には以下の方法があり、それぞれ有効になる場合が異なります。

■リモート印刷(受信フォルダから印刷フォルダに振り分けて印刷する場合(Windows版のみ))

印刷フォルダの【プロパティ】の【属性】タブで【ページ設定】ボタンをクリックし、【ページ設定】ダイアログボックスで設定する。

■リモート印刷(保管フォルダから印刷する場合(Windows版のみ))

リストナビの【ファイル】メニューの【リモート印刷】-【ページ設定】をクリックし、【ページ設定】ダイアログボックスで設定する。

■リストナビからのローカル印刷

リストナビの【ファイル】メニューの【ローカル印刷】-【ページ設定】をクリックし、【ページ設定】ダイアログボックスで設定する。

■リストビューアのローカル印刷

リストビューアの【ファイル】メニューの【ページ設定】をクリックし、【ページ設定】ダイアログボックスで設定する。

■Web クライアントの印刷

以下のフォルダにある、Web連携の環境設定ファイル(ListPrint.propertiesファイル)をテキストエディタで開き、[everyone]セクションの

「pagesetup.useformvalue」に「1」を設定する。

Windows版の場合:List Works のインストール先フォルダ\Web\Property

Solaris版の場合:/$DIR/FJSVlw-gw/property ($DIRはWeb連携のインストール先ディレクトリでデフォルトはopt)

Linux版の場合:/opt/FJSVlw-gw/property

6.1.4 空白ページを含む帳票を印刷すると、空白ページだけが印刷されない。

[発生するVL]

Windows版全VL、Solaris版全VL、Linux版全VL

[原因]

プリンタの仕様である。

[対処]

プリンタによっては、「白紙ページの出力を制御する」機能があります。プリンタで「白紙ページの出力を制御する」機能の設定を確認 してください。

6.1.5 List Worksクライアントの【ページ設定】ダイアログボックスの「プリンタの設定」、

またはWebクライアントの「通常使用するプリンタ」で設定された用紙方向で印刷 できない。

[発生するVL]

Windows版全VL、Solaris版全VL、Linux版全VL

[原因]

【ページ設定】ダイアログボックスの【印刷倍率】タブの「用紙方向」で「自動認識する」にチェックしている。(既定値はチェックあり)

チェックされている場合は、List Worksが自動的に用紙方向を識別する。(具体的には、印刷するデータの縦の長さが横の長さよりも 長い場合は縦方向に、横の長さが縦の長さよりも長い場合は横方向に用紙方向が決められる。)

[対処]

プリンタに設定されている用紙方向で印刷したい場合は、【ページ設定】ダイアログボックスの【印刷倍率】の「用紙方向」で「自動認識 する」のチェックを外してください。

6.1.6 リモート印刷またはローカル印刷の印刷結果がバージョンアップ前と異なる。

[詳細]

以下のバージョンレベルからバージョンアップした場合

・ Windows版ListWORKS V5.0L10~V10.0L10

・ Solaris版ListWORKS 5.0、10.0

[発生するVL]

Windows版全VL、Solaris版全VL

[原因]

印刷データに設定されている印刷属性を優先して印刷する場合、優先される印刷属性は、以下のようにバージョンレベルで異なる。こ のため、【ページ設定】ダイアログボックスで「印刷データに設定されている印刷属性を優先する」にチェックした場合、リモート印刷ま たはローカル印刷での印刷結果が、バージョンアップ前と比べると異なる。

■Windows版ListWORKS V5.0L10、V5.1L10、Solaris版ListWORKS 5.0の場合

・ 用紙サイズ

・ 用紙方向

■Windows版ListWORKS V5.1L20、V10.0L10、Solaris版ListWORKS 10.0の場合

・ 用紙サイズ

・ 用紙方向

・ 印刷倍率

■Windows版ListWORKS V10.0L20以降、Solaris版ListWORKS 10.1以降の場合

・ 用紙方向

・ 用紙サイズ

・ 印刷倍率

・ 拡大/縮小指定

・ 段組印刷

・ とじしろ

・ カラム

・ 用紙名

・ 両面印刷指定

・ マルチフォーム出力時、帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷するかを指定

ドキュメント内 帳票保管活用機能 トラブルシューティング (ページ 105-113)