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第5章 サービス

5.1 サービス

5.1.1 Windows 2000において、FUJITSU帳票管理サービスを選択してプロパティを 開く、またはプロパティを変更すると、エラーメッセージが出力される。「構成マ ネージャ:一般内部エラーが発生しました」

[発生するVL]

Windows版V6.0L10~V9.1.0

[原因]

Windows 2000で動作した時のみの問題で、原因は不明。

[対処]

このメッセージが表示されても、特に影響はないため、そのまま操作を続行してください。

5.1.2 List Worksのサービス起動時に、エラーメッセージが出力される。 「サービスは エラーを返しませんでした。Windowsの内部エラーまたはサービスの内部エラー であった可能性があります。」

[発生するVL]

Windows版V6.0L10

[原因]

保管フォルダに対し、サービスの起動アカウントのアクセス権がない。

[対処]

サービスの起動アカウントを確認し(デフォルトはSystem)、すべての保管フォルダに対して、更新権限以上のアクセス権を設定してく ださい。

5.1.3 List Worksサービスが起動できない。(イベントログやシステムログにはメッセー ジが出力されない。)

[発生するVL]

Windows版全VL、Solaris版全VL、Linux版全VL

[原因1]

≪Windows版≫

システム環境変数「PATH」の長さが1024バイトを超えている。

[対処1]

システム環境変数「PATH」の長さが1024バイトを超えないように変更してください。

[原因2]

≪Windows版 V7.0L10以降≫

仮想メモリが不足している。

[対処2]

仮想メモリ(ページングファイル)のサイズを1280MB以上に変更してください。

[原因3]

≪Solaris版、Linux版≫

仮想メモリが不足している。

[対処3]

オペレーティングシステムの仮想メモリ量を増やしてください。

List Worksの運用に必要なメモリ量については、以下を参照してください。

Solaris版

“インストールガイド”

Linux版

V9およびV10.4.0(List Works)の場合:“インストールガイド”

V10.4.0(List Works拡張パッケージ)の場合:“設計・運用ガイド”

[原因4]

≪Windows版≫

List Worksサービスのログオンアカウントに、管理者権限がない。

[対処4]

【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスの【認証】タブの「アカウント情報」に指定されたユーザ名が、以下のいずれかのアカウ ントであることを確認してください。

・ ユーザ認証先が「このコンピュータ」の場合

Administrator、または、Administratorsグループに所属するユーザID

・ ユーザ認証先が「このコンピュータが所属するドメイン」、または「他のドメイン」の場合

- Domain Adminsグループに所属するユーザID、または

- Domain UsersグループとローカルのAdministratorsグループに所属するユーザID

≪注意≫

Domain Adminsグループは、ローカルのAdministratorsグループに所属している必要があります。

5.1.4 List Works Filing ServiceおよびList Works Watch Serviceの起動/停止を

net start/net stopコマンドで行うとエラーになり、サービスが起動/停止できな

い。

[発生するVL]

Windows版全VL

[原因]

指定したサービス名に誤りがある。

[対処]

正式なサービス名は、以下のとおり、末尾に半角スペースが含まれます。

・ "List Works Filing Service "

・ "List Works Watch Service "

サービス名を正しく指定して、net start/net stopコマンドを実行してください。

5.1.5 システムを再起動すると、List Worksサービスが起動されない場合がある。「List Worksサービスへの接続中にタイムアウト(xxxxxミリ秒) になりました。」

[詳細]

ソース名:Service Control Manager イベントID:7009

List Works サービスへの接続中にタイムアウト(xxxxxミリ秒) になりました。

[発生するVL]

Windows版全VL

[原因]

OSが高負荷状態である。

[対処]

OSの負荷が下がってから、List Worksサービスを手動で起動してください。

システムの再起動で、毎回本現象が発生する場合には、List Worksサービスのスタートアップの種類を「手動」に設定し、OSの負荷が 高くない時に、手動で起動してください。

5.1.6 FUJITSU 帳票管理サービスを起動すると、以下のエラーメッセージが表示され る。「\\serverでFUJITSU 帳票管理サービスを開始できません。」(serverには サーバ名が表示される。)

[発生するVL]

Windows版全VL

[原因]

以下のフォルダをエクスプローラなどで削除した場合、FUJITSU 帳票管理サービスが起動できません。

【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスの【資源】タブの「格納場所 受信/印刷フォルダ」で指定したフォルダ配下\MPPRINT

\SPOOLフォルダ

[対処]

以下の方法で受信フォルダを再構築してください。

1. 【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスの【資源】タブの「格納場所 受信/印刷フォルダ」で指定したフォルダ配下に、

MPPRINT\SPOOLフォルダを作成する。

2. 「格納場所 受信/印刷フォルダ」で指定したフォルダ配下のManage\Receiveより下のフォルダが存在すれば削除する。

3. FUJITSU 帳票管理サービスを再起動する。

4. リストナビで受信フォルダを再作成する。

5.1.7 データベースがOracleの場合、保管フォルダ共有運用をしているList Works サーバのList Worksのサービスが起動できない。

[詳細]

イベントログの詳細に以下のキーワードが出力される。

「ORA-04031」

[発生するVL]

Windows版V7.0L10~V8.0.1

[原因]

Oracleで使用する共有プールに割り当てられた共有メモリが不足している。

[対処]

以下の手順でパラメタ値を変更してください。

1. initLWDB.oraのshared_pool_sizeパラメタの値を「52428800」から「104857600」に変更します。

2. データベースサービスを再起動します。

5.1.8 List Workサービスが起動されない。イベントログにエラーメッセージが出力され る。「JYP5031E RDBIIシステムが未起動です。」(リスト管理サーバ環境設定に おけるデータベースとの接続確認は問題ない。)

[詳細]

イベントID:2071

メッセージ:List Worksサービスの起動処理に失敗しました。

詳細情報:java.lang.Error: データベースのオープンに失敗しました。[SymfoWARE ODBC Driver] JYP5031E RDBIIシステムが未起 動です。

[発生するVL]

Windows版V7.0L10以降

[原因]

環境変数RDBNAMEがユーザ環境変数に定義されている。

[対処]

環境変数RDBNAMEをシステム環境変数に定義してください。

5.1.9 List Worksサービスが起動できない。エラーメッセージが出力される。

[詳細]

ID:2071

メッセージ:List Worksサービスの起動処理に失敗しました。

詳細情報:java.lang.Error: データベースのオープンに失敗しました。 [SymfoWARE ODBC Driver][SymfoWARE Server] JYP1011E 利用者の認証ができません."

[発生するVL]

Windows版V7.0L10以降、Solaris版V8.0.0以降、Linux版全VL

[原因]

データベースに接続するためのユーザIDまたはパスワードが正しく設定されていない。原因として以下が考えられる。

・ ユーザIDまたはパスワードが誤っている。

・ 上記のユーザIDまたはパスワードの有効期限が切れている。

[対処]

データベースに接続するための正しいユーザIDまたはパスワードを設定してください。

ユーザIDまたはパスワードの有効期限が切れている場合は、システムに新しいユーザIDまたはパスワードを設定し、新しいユーザID またはパスワードをList Worksにも設定します。

・ Windows版の場合

【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックス-【データベース】タブ

・ Solaris版/Linux版の場合

サーバ動作環境ファイル(データベースの接続ユーザID(DB-UID)など)

5.1.10 「ユーザ作成ライブラリによる認証」でユーザ認証している運用の場合、List Worksサービスが異常終了する場合がある。

[発生するVL]

Windows版V7.0L10以降、Solaris版V8.0.0以降、Linux版全VL

[原因]

ユーザ認証のための出口ルーチンがマルチスレッドで動作するように作成されていない。

[対処]

ユーザ認証のための出口ルーチンはマルチスレッドで動作するように作成してください。

5.1.11 FUJITSU帳票管理サービスが突然停止する場合がある。

[発生するVL]

Windows版V6.0L10~V9.1.0

[原因]

FUJITSU帳票管理サービスのログの出力先フォルダに対して、更新権限以上のアクセス権が、必要なユーザに設定されていない。

[対処]

FUJITSU帳票管理サービスのログの出力先フォルダに対して、更新権限以上のアクセス権を設定してください。

更新権限以上のアクセス権が必要となるユーザは、以下のとおりです。

■富士通ホスト帳票の登録時に、受信フォルダから印刷フォルダに振り分けてリモート印刷をしている場合

・ FNA通信形態の分散印刷運用の場合

FUJITSU帳票管理サービスの起動アカウント

・ TCP/IP通信形態の分散印刷運用の場合

帳票配信サービスの起動アカウント

・ ファイル転送運用の場合

F5CWVAPL.EXEコマンドの実行ユーザ

■オープン帳票の登録時に、受信フォルダから印刷フォルダに振り分けをしてリモート印刷をしている場合

・ List Worksサービスの起動アカウント

■保管フォルダから印刷フォルダにリモート印刷をしている場合

・ Print Managerと連携していない場合

FUJITSU帳票管理サービスの起動アカウント

・ Print Managerと連携している場合

リスト管理サーバに接続し、リモート印刷を実行するユーザ

5.1.12 プロセス名「omsuserinit.exe」のCPU使用率が高く、OSの負荷が高い。

[発生するVL]

Windows版V9.1.0以降

[原因]

「Fujitsu Enabler」サービスが、Interstageディレクトリサービスのリポジトリデータベースとして利用されている。

または、Interstage Application Serverのサービスである「Fujitsu Enabler」サービスが起動している。

[対処]

使用しているInterstage Application Serverによって対処が異なります。

■List Worksに同梱されているInterstage Application Server相当の機能を利用している場合

「Fujitsu Enabler」サービスを停止してください。

■製品版のInterstage Application Serverを利用している場合

以下のいずれかの場合は、「Fujitsu Enabler」サービスを停止してください。

・ Interstageディレクトリサービスを使用していない

・ Interstageディレクトリサービスのリポジトリデータベースとして、「標準データベース(Enabler)」を使用していない

5.1.13 List Worksサービスが起動できない。システムログに「FJSVlw-sv: Serious abnormality occurred. Detail Code = cfff0817」が出力される。

[発生するVL]

Solaris版V8.0.0以降、Linux版全VL

[原因1]

データベースへの接続に失敗した。

[対処1]

以下の対処を行ってください。

・ lvsetenvコマンドに-tオプションを指定して実行し、データベースの接続確認を行ってください。

・ データベースの環境設定が正しいことを確認してください。

[原因2]

受信フォルダ格納ディレクトリが存在しない。

[対処2]

サーバ動作環境ファイルに指定した受信フォルダ格納ディレクトリが存在することを、確認してください。

[原因3]

データベースへの接続数が最大値を超えた。

[対処3]

データベースの環境設定が正しいことを確認してください。

[原因4]

リスト管理サーバで使用するポート番号が、すでに使用されている。

[対処4]

リスト管理サーバで使用するポート番号を見直してください。

[原因5]

≪Solaris版 V8.0.2以降≫

リスト管理サーバのプロパティファイルの設定に誤りがある。

[対処5]

リスト管理サーバのプロパティファイルが正しく設定されていることを、確認してください。

ドキュメント内 帳票保管活用機能 トラブルシューティング (ページ 97-105)