内容 ファイル名,ディレクトリ名 所有者 アクセスパーミッ ション※1 FTP 接続応答メッ
セージファイル /var/opt/jp1_fts/sys/ftsbanner※11 スーパーユーザ 所有者に「r」
テーブル情報ファ イル
/var/opt/jp1_fts/sys/.ftstblvers スーパーユーザ 所有者に「r」
IPv6 環境用定義ファ イル
/var/opt/jp1_fts/sys/ftsipversion.conf スーパーユーザ 所有者に「r」
所有者以外に「r」
注※1
最小限のパーミッションです。実行環境によって,ほかのパーミッションが付加されることがあります。
注※2
環境定義の変更(ftsutil)を一度も実行していない場合,または運用管理コンソール(ftsconsole)で,環境定義の変更をして いない場合,このファイルはありません。
注※3
UserData の下には各ユーザ名のファイルがあり,それぞれがそのユーザの自動起動プログラム情報を保持しています。必要 なユーザのファイルだけ,保存や移動ができます。
注※4
伝送の登録(ftsregc)または運用管理コンソール(ftsconsole)で,伝送情報の登録をしていない場合,このファイルはあり ません。
注※5
運用管理コンソール(ftsconsole)で管理対象ホストを追加していない場合,このファイルはありません。
注※6
ログイン制限機能を定義していない場合,このファイルはありません。
注※7
PASV モードのファイル伝送を定義していない場合,このファイルはありません。
注※8
接続ノード制限機能を定義していない場合,このファイルはありません。
注※9
ディレクトリ制限機能を定義していない場合,このファイルはありません。
注※10
複数 IP アドレス環境用の定義をしていない場合,このファイルはありません。
注※11
FTP 接続応答メッセージの定義をしていない場合,このファイルはありません。
(2) 履歴情報
保存・復元できる履歴情報を次の表に示します。
表 3‒8 JP1/FTP の履歴情報
内容 ファイル名,ディレクトリ名 所有者 アクセスパーミッション
※
履歴情報 /var/opt/jp1_fts/sys/history スーパーユーザ 所有者に「rw」
所有者以外に「r」
プロトコルトレース /var/opt/jp1_fts/trace スーパーユーザ 所有者に「rwx」
所有者以外に「rx」
システム情報 /var/opt/jp1_fts/sys/system スーパーユーザ 所有者に「rw」
イベントログ (ログデーモン定義情報に定義したイベントログの 基準ファイル名)*
デフォルトの場合:
/var/opt/jp1_fts/trace/ftsevent.log*
スーパーユーザ 所有者に「rw」
所有者以外に「r」
アクセスログ /var/opt/jp1_fts/trace/ftsaccess.log スーパーユーザ 所有者に「rw」
注※
最小限のパーミッションです。実行環境によって,ほかのパーミッションが付加されることがあります。
3.7.2 JP1/FTP の情報を保存・復元する (1) 保存する
情報を保存したいときは,必要な情報のファイル,ディレクトリを保存します。環境を保存したいホスト で,コマンドを実行します。
(例)
(HP-UX,Solaris,AIXの場合)
>tar cvfp definedata /var/opt/jp1_fts/sys/environment /var/opt/jp1_fts/sys/
UserData /var/opt/jp1_fts/sys/carddata /var/opt/jp1_fts/sys/.ftstblvers
>tar cvfp historydata /var/opt/jp1_fts/sys/history /var/opt/jp1_fts/sys/system /var/opt/
jp1_fts/trace
(Linuxの場合)
>tar cvfpP definedata /var/opt/jp1_fts/sys/environment /var/opt/jp1_fts/sys/
UserData /var/opt/jp1_fts/sys/carddata /var/opt/jp1_fts/sys/.ftstblvers
>tar cvfpP historydata /var/opt/jp1_fts/sys/history /var/opt/jp1_fts/sys/system /var/opt/
jp1_fts/trace
(2) 復元する
復元する場合は保存したものを,保存したときと同じディレクトリに復元します。
注意事項
場所や属性が変わると,JP1/FTP は正しく動作しません。
環境を復元したいホストで,コマンドを実行します。
(例)
(HP-UX,Solaris,AIXの場合)
>tar xvfp definedata
>tar xvfp historydata
(Linuxの場合)
>tar xvfpP definedata
>tar xvfpP historydata
上記例の場合,すでに定義情報があるときは,上書きされますので注意してください。
05-00 以前のバージョンから情報を移行する場合(HP-UX の場合)
05-00 以前のバージョンで保存したデータを使用する場合は,復元後に/opt/jp1_fts/bin/ftsvup コマ ンド(引数なし)を実行してください。
05-10 以降から 07-50 より前のバージョンで保存した定義情報を復元する場合
05-10 以降から 07-50 より前のバージョンで保存した定義情報データを使用する場合は,復元後に次 のコマンドを実行してください。
(HP-UX,AIX,Linuxの場合)
>rm -f /var/opt/jp1_fts/sys/.ftstblvers
>/opt/jp1_fts/bin/ftstbldef
(Solarisの場合)
>rm -f /var/opt/jp1_fts/sys/.ftstblvers
>/opt/jp1_fts/lib/script/ftsreloc.sh
>/opt/jp1_fts/lib/script/ftsodrm.sh
>/opt/jp1_fts/bin/ftstbldef
07-50 以降から 09-00 より前のバージョンで保存した定義情報を復元する場合
07-50 以降から 09-00 より前のバージョンで保存した定義情報データを使用する場合は,復元後に次 のコマンドを実行してください。
(HP-UX,AIX,Linuxの場合)
>/opt/jp1_fts/bin/ftstbldef
(Solarisの場合)
>/opt/jp1_fts/lib/script/ftsreloc.sh
>/opt/jp1_fts/lib/script/ftsodrm.sh
>/opt/jp1_fts/bin/ftstbldef
09-00 以降のバージョンで保存した定義情報を復元する場合 復元後に次のコマンドを実行してください。