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ログデーモンの起動・停止

ドキュメント内 JP1/File Transmission Server/FTP(UNIX(R)用) (ページ 34-39)

2.4  JP1/FTP の起動・停止

2.4.3  ログデーモンの起動・停止

イベントログを受信するためには,ログデーモンを起動する必要があります。

(1) ログデーモンを起動する

1. スーパーユーザで,ftslogstart コマンドを実行する。

コマンド入力したターミナルおよびシステムログファイルに,ログデーモンのメッセージが出力されま す。

ftslogstart コマンドについては,「6. コマンド」の「ftslogstart−ログデーモンの起動−」を参照して ください。

自動起動方法(HP-UX,Solaris,RHEL 6,CentOS 6,Oracle Linux 6 の場合)

システム開始時に,ログデーモンを自動起動するように設定されています。環境変数の設定を追加する など,起動処理をカスタマイズしたい場合は,/etc/opt/jp1_fts/startup.model を参考にして,カス タマイズしたシェルを/etc/opt/jp1_fts/startup と置き換えます。

なお,自動起動をしない設定にしたい場合,/etc/opt/jp1_fts/startup をテキストエディターなどで開 き,次の行を注釈(:#)にして保存します。

<変更前>

/opt/jp1_fts/bin/jftslogd 1>/var/opt/jp1_fts/sys/jftslogd.log 2>&1

<変更後>

: # /opt/jp1_fts/bin/jftslogd 1>/var/opt/jp1_fts/sys/jftslogd.log 2>&1 自動起動方法(RHEL 7,CentOS 7,Oracle Linux 7,SUSE Linux 12 の場合)

システム開始時に,ログデーモンを自動起動するように設定されています。環境変数の設定を追加する など,起動処理をカスタマイズしたい場合は,/etc/opt/jp1_fts/jp1ftplogd.startup.model を参考に して,カスタマイズしたシェルを/etc/opt/jp1_fts/jp1ftplogd.startup と置き換えます。

なお,自動起動しない設定には変更できません。自動起動しない設定に変更した場合,ftslogstart コマ ンドでの起動もできなくなります。

自動起動方法(AIX の場合)

システム開始時に,ログデーモンを自動起動するには,次の設定をします。設定後,次のシステム開始 時から有効になります。

1. 起動コマンドの作成

システム開始時に,ログデーモンを自動起動するように設定されています。環境変数の設定を追加 するなど,起動処理をカスタマイズしたい場合は,/etc/opt/jp1_fts/startup.model を参考にし て,カスタマイズしたシェルを/etc/opt/jp1_fts/startup と置き換えます。

なお,自動起動をしない設定にしたい場合,/etc/opt/jp1_fts/startup をテキストエディターなど で開き,次の行を注釈(:#)にして保存します。

<変更前>

/opt/jp1_fts/bin/jftslogd 1>/var/opt/jp1_fts/sys/jftslogd.log 2>&1

<変更後>

: # /opt/jp1_fts/bin/jftslogd 1>/var/opt/jp1_fts/sys/jftslogd.log 2>&1 自動起動をしない場合,手順 2.の設定は不要です。

2. 自動起動の設定

mkitab コマンドを使用して,自動起動の設定をします。

JP1 シリーズを使用する場合は,自動起動の順序が正しく設定されるように,最初に JP1/Base を 設定し,そのあと,JP1 シリーズを順次設定します。JP1/IM,JP1/AJS3 を使用の場合は,そのあ とに JP1/FTP の起動コマンドを登録してください。

JP1/Base,JP1/IM,JP1/AJS3,JP1/FTP の順に自動起動を設定する場合,次のように指定して コマンドを実行します。

# mkitab -i hntr2mon "jp1base:2:wait:/etc/opt/jp1base/jbs_start"

# mkitab -i jp1base "jp1cons:2:wait:/etc/opt/jp1cons/jco_start"

# mkitab -i jp1cons "jp1ajs2:2:wait:/etc/opt/jp1ajs2/jajs_start"

# mkitab -i jp1ajs2 "jp1_fts:2:wait:/etc/opt/jp1_fts/startup"

設定後,lsitab コマンドを使用して,設定内容を確認してください。

次のように指定してコマンドを実行します。

# lsitab -a

<出力例>

init:2:initdefault:

brc::sysinit:/sbin/rc.boot 3 >/dev/console 2>&1 # Phase 3 of system boot :

hntr2mon:2:once:/opt/hitachi/HNTRLib2/etc/D002start jp1base:2:wait:/etc/opt/jp1base/jbs_start

jp1cons:2:wait:/etc/opt/jp1cons/jco_start jp1ajs2:2:wait:/etc/opt/jp1ajs2/jajs_start jp1_fts:2:wait:/etc/opt/jp1_fts/startup 注意事項

JP1 Version 6 または JP1 Version 7 から,バージョンアップまたはリビジョンアップして使用す る場合で,すでに自動起動を設定しているときには,/etc/rc.tcpip の次に示す行を削除してくださ い。

test -x /etc/opt/jp1_fts/startup && /etc/opt/jp1_fts/startup 削除後,上記の自動起動を設定してください。

(2) ログデーモンを停止する

ログデーモン停止後は,イベントログを受信できなくなります。

1. スーパーユーザで,ftslogstop コマンドを実行する。

コマンド入力したターミナルおよびシステムログファイルに,ログデーモンのメッセージが出力されま す。

ftslogstop コマンドについては,「6. コマンド」の「ftslogstop−ログデーモンの停止−」を参照して ください。

自動停止方法(HP-UX,Solaris,RHEL 6,CentOS 6,Oracle Linux 6 の場合)

インストール後は,システム終了時にログデーモンを自動停止するように設定されています。終了処理 をカスタマイズしたい場合は,/etc/opt/jp1_fts/stop.model を参考にして作成したシェルを/etc/opt/

自動停止方法(RHEL 7,CentOS 7,Oracle Linux 7,SUSE Linux 12 の場合)

インストール後は,システム終了時にログデーモンを自動停止するように設定されています。終了処理 をカスタマイズしたい場合は,/etc/opt/jp1_fts/jp1ftplogd.stop.model を参考にして作成したシェル を/etc/opt/jp1_fts/jp1ftplogd.stop と置き換えてください。

なお,自動停止しない設定には変更できません。自動停止しない設定に変更した場合,ftslogstop コマ ンドでの停止もできなくなります。

自動停止方法(AIX の場合)

システム停止時にログデーモンを自動停止する場合には,/etc/rc.shutdown に次の記述を追加してく ださい。

記述例

if [ -x /etc/opt/jp1_fts/stop ] then

/etc/opt/jp1_fts/stop fi

/etc/rc.shutdown ファイルがない場合は作成してください。その際,/etc/rc.shutdown ファイルの 属性を次の手順で設定してください。

chmod 550 /etc/rc.shutdown chown root /etc/rc.shutdown chgrp shutdown /etc/rc.shutdown

なお,JP1 シリーズを使用する場合は,JP1/Base,および JP1/AJS3 の停止処理の前にこの停止処理 が動作するようにしてください。

上記以外の独自の終了をしたい場合は,/etc/opt/jp1_fts/stop.model を参考にして作成したシェル を/etc/opt/jp1_fts/stop と置き換えてください。

3 JP1/FTP のファイル伝送

この章では,JP1/FTP のファイル伝送機能について,操作方法を説明します。

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