第 3 章 : セットアップ
4. 変換環境の初期設定
ここでは、Net-It Central および各種変換用アプリケーションに対する初期設定について説明します。各種設定 の中には必須ではない項目もあります。運用状況や使用環境に応じて必要な設定を行ってください。
4-1. ログファイル上限サイズの設定
Net-It Central が各種ファイルの変換を行う際は、処理内容をログファイルに出力します。
ログファイルサイズの上限値は、デフォルトでは 256KB に設定されており、上限に達した状態でログの書き込み が行われると古い情報から順に上書きされます。
ログファイルサイズの上限値を変更するには、下記の手順で設定します。
-1. Net-It Central サーバー上で、Windows メニューの[スタート]→[ファイル名を指定して実行]を選択し、
「regedit」と入力してEnterキーを押します。
-2. レジストリエディタが開いたら、下記のキーまで展開します。
[64ビットOSの場合]
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Net-It Software Corp.\Net-It Central\DocProps [32 ビット OS の場合]
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Net-It Software Corp.\Net-It Central\DocProps
-3. 「MaxLogLength」の右クリックメニューから[修正]を選択します。
-4. DWORD 値の編集画面が開いたら、[10進]ラジオボタンを選択してから、ログファイルの上限値をKB(キロ バイト)単位で入力します。
例: 1000(KB)、2000(KB)
-5. 編集が完了したら、[OK]ボタンをクリックしてDWORD 値の編集画面を閉じ、続いてレジストリエディタを終 了します。
注意:
一部の項目はレジストリ値の変更が必要です。レジストリエディタは、使用を誤るとOS の再インストール が必要となるような重大な問題が発生する可能性があります。レジストリを変更する場合は、事前にレジス トリのバックアップを取るなどしておくことを強くお勧めします。
4-2. ファイル変換処理タイムアウト値の設定
Net-It Central が各種ファイルの変換を行う際は、特定ファイルで変換処理が停止するのを防ぐため、一定時間 内に仮想プリンターCSF Writer から処理完了の連絡が無い場合にはタイムアウト(時間切れ)を発生させ、次の ファイルの処理に移る仕様になっています。
タイムアウト値はデフォルトでは 120 秒に設定されています。ページ数の多いファイルや印刷処理に時間を要す るデータを含むファイルを変換する場合など、タイムアウトが発生しそうな場合は設定値を大きくしてください(※)。
設定手順は次のとおりです。
-1. Net-It Central サーバー上で、Windowsメニューの[スタート]→[ファイル名を指定して実行]を選択し、
「regedit」と入力してEnter キーを押します。
-2. レジストリエディタが開いたら、下記のキーまで展開します。
[64ビットOSの場合]
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Net-It Software Corp.\Net-It Central\DocProps [32ビットOSの場合]
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Net-It Software Corp.\Net-It Central\DocProps
-3. 「PrintJobTimeout」の右クリックメニューから[修正]を選択します。
-4. DWORD値の編集画面が開いたら、[10進]ラジオボタンを選択してから、タイムアウトの設定値を秒単位で 入力します。
-5. 編集が完了したら、[OK]ボタンをクリックしてDWORD値の編集画面を閉じ、続いてレジストリエディタを終 了します。
※ 「PrintJobTimeout」の設定値は、ファイル変換処理が正常に動作している場合にのみ有効です。ファイ ル個別の問題やプログラムの異常動作によって変換処理自体に問題が発生している場合は、この限りで はありません。
PDF ファイルを CDL 形式で変換する場合は、Net-It Central に内蔵の変換ドライバが使用されるため、
「PrintJobTimeout」の設定値は適用されません。PDF ファイルの変換処理に対してタイムアウト値を設定 するには、DocPorps キー下にある DWORD 値「PDFConversionTimeout」に対して、タイムアウト値を秒 単位で設定します。
4-3. CSFWriter の用紙サイズ設定
変換処理に使用する仮想プリンター「CSF Writer」に下記の初期設定を行います。
-1. プリンター管理画面を開きます。
Windows Server 2008 R2 の場合
[スタート]→[管理ツール]→[デバイスとプリンター]
Windows Server 2008 の場合
[スタート]→[コントロールパネル]→[プリンタ]
Windows Server 2003 R2/ Windows XP の場合
[スタート]→[コントロールパネル]→[プリンタとFAX]
-2. プリンター一覧で「CSF Writer」を選択して右クリックし、[プロパティ]→[全般]タブを表示します。
-3. 全般タブ内の[印刷設定]ボタンをクリックします。
-4. CSF Writerの印刷設定ダイアログにて、Device Settingsタブ内の[Paper Size]欄を「A4 210 x 297 mm」に 設定します。
-5. [Device Settings]タブ内の[Resolution]欄を「High Resolution (600x600DPI)」に設定します。
-6. [OK]をクリックして変更を確定し、CSF Writerプロパティ画面を閉じます。
また、B4 サイズ(JIS 規格)の Word ファイルが変換対象に含まれる可能性がある場合は、下記の手順で用紙サ イズを登録しておきます。
-1. プリンター一覧で「CSF Writer」を選択して右クリックし、[プロパティ]→[全般]タブを表示します。
-2. 全般タブ内の[印刷設定]ボタンをクリックします。
-3. [Device Settings]タブ内の[Paper Size]欄で「Edit paper list」 ボタンをクリックします。
-4. 表示画面上で[Add new]ボタンをクリックします。
-5. Paper Sizeダイアログが表示されたら、設定名称や用紙サイズの数値を設定します。
Name : JISB4 Paper width : 2570 Paper height : 3640
-6. [OK]をクリックして変更を確定し、CSF Writerのプロパティ画面を閉じます。
4-4. Microsoft Office の共通初期設定
Net-It Central で Office ファイル(Word、Excel、PowerPoint など)を CDL データに変換する場合は、下記の初 期設定を完了させておきます。
「ユーザー名の指定」ダイアログを表示させない
Microsoft Office インストール後の初回起動時には、「ユーザー名の指定」ダイアログが表示されます。
Net-It Central で Office ファイルを変換する際に本ダイアログが表示されると変換エラーの原因となるため、下 記の手順でユーザー情報の入力を完了させておきます。
-1. Net-It Centralサーバー上で、対象となるOfficeアプリケーションを起動します。
-2. 「ユーザー名の指定」ダイアログが表示されたら、ユーザー情報を入力してアプリケーションを終了します。
-3. 上記処理を、変換に使用するすべての Officeアプリケーションに対して実行します。
※本ダイアログは、ユーザーが初めて Office アプリケーションを使用する際に表示されます。
Net-It Central は単一のユーザーアカウントで運用することを推奨しますが、複数のユーザーアカウントで運 用する必要がある場合にはそれぞれのアカウントで Net-It Central サーバーにログインし、上記の設定を完 了させておいてください。
自動バックアップの設定を解除する
下記の手順に従ってファイルの自動バックアップ機能を無効に設定します。
-1. 対象となる Officeアプリケーション(Word、Excel、PowerPoint)を起動します。
-2. オプション設定画面を開きます。
Office 2010 の場合
ツールバーの[ファイル]→[オプション]を選択します。
Office 2007 の場合
左上の Office ボタンをクリックし、[<アプリケーション名>のオプション]を選択します。
Office 2003 の場合
メニューから、[ツール]→[オプション]を選択します。
-3. それぞれのアプリケーションで、自動バックアップ機能を無効にします。
Word または PowerPoint の場合
「保存」タブの、「自動バックアップ: [10]分ごとに行う」チェックボックスのチェックを外す
Excel の場合
「自動保存」タブの、「次の間隔で回復用データの自動保存を行う [10]分ごと」チェックボックス のチェックを外し、「自動保存を行わない」チェックボックスにチェックを入れる
4-5. Microsoft Word の初期設定
「変更履歴」情報を公開しない
Word の既定の設定では、「変更履歴」機能によって編集された情報が、変換後データに反映されます。
これを Net-It Central の変換後データに反映させないようにする場合は下記の手順で設定の変更を行います。
Office 2010 の場合
-1. Net-Itサーバー上で、Wordを起動します。
-2. ツールバーの[ファイル]から、[オプション]を選択します。
-3. 左ペインの[セキュリティセンター]を選択してから、[セキュリティセンターの設定]ボタンをクリックし ます。
-4. セキュリティセンター画面が表示されたら、[マクロの設定]を選択します。
-5. マクロの設定一覧で、[警告を表示してすべてのマクロを無効にする]ラジオボタンを選択し、[OK]ボ タンでセキュリティセンター画面を閉じます。
-6. Word のオプション画面で、[詳細設定]を選択します。
-7. 右ペインで、[全般]の項の[ファイルの場所]ボタンをクリックします。
-8. 「ユーザーテンプレート」の「既定の参照先」に入力されているフォルダパスを確認します。
-9. 「ワークグループテンプレート」の「既定の参照先」が、「ユーザーテンプレート」の「既定の参照先」と 同じフォルダパスに設定されているかどうかを確認します。設定されていない場合、「ワークグルー プテンプレート」を選択して[変更]ボタンをクリックし、手順8で確認したフォルダパスを設定します。
-10. 1で開いたWordファイルを閉じます。
-11. 手順8で確認したフォルダを開き、「Workarounds」フォルダ(※)にある「Normal.dotm」ファイルで上書 きコピーします。
※Net-It Central インストールディレクトリ内のフォルダです。デフォルトでは以下の場所になります。
[64 ビット OS の場合]
C:\Program Files (x86)\IGC\Net-It Central\Workarounds [32 ビット OS の場合]
C:\Program Files\IGC\Net-It Central\Workarounds
Office 2007 の場合
-1. Net-Itサーバー上で、Wordを起動します。
-2. [Office]ボタンから、[Wordのオプション]を選択します。
-3. 左ペインの[セキュリティセンター]を選択してから、[セキュリティセンターの設定]ボタンをクリックし ます。
-4. セキュリティセンター画面が表示されたら、[マクロの設定]を選択します。
-5. マクロの設定一覧で、[警告を表示してすべてのマクロを無効にする]ラジオボタンを選択し、[OK]ボ タンでセキュリティセンター画面を閉じます。
-6. Word のオプション画面で、[詳細設定]を選択します。
-7. 右ペインで、[全般]の項の[ファイルの場所]ボタンをクリックします。
-8. 「ユーザーテンプレート」の「既定の参照先」に入力されているフォルダパスを確認します。
-9. 「ワークグループテンプレート」の「既定の参照先」が、「ユーザーテンプレート」の「既定の参照先」と 同じフォルダパスに設定されているかどうかを確認します。設定されていない場合、「ワークグルー プテンプレート」を選択して[変更]ボタンをクリックし、手順8で確認したフォルダパスを設定します。
-10. 1で開いたWordファイルを閉じます。
-11. 手順8で確認したフォルダを開き、「Workarounds」フォルダ(※)にある「Normal.dotm」ファイルで上 書きコピーします。
※Net-It Central インストールディレクトリ内のフォルダです。デフォルトでは以下の場所になります。
[64 ビット OS の場合]
C:\Program Files (x86)\IGC\Net-It Central\Workarounds [32 ビット OS の場合]
C:\Program Files\IGC\Net-It Central\Workarounds
Office 2003 の場合
-1. Net-Itサーバー上で、Wordを起動します。
-2. メニューバーから、[ツール]→[マクロ]→[セキュリティ]をクリックします。
-3. セキュリティ画面が表示されたら、[セキュリティレベル]タブで[中]ラジオボタンを選択し、設定画面 を閉じます。
-4. メニューバーの[ツール]→[オプション]をクリックします。
-5. [既定のフォルダ]タブをクリックします。
-6. 「ユーザーテンプレート」の「既定の参照先」に入力されているフォルダパスを確認します。
-7. 「ワークグループテンプレート」の「既定の参照先」が、「ユーザーテンプレート」の「既定の参照先」と 同じフォルダパスに設定されているかどうかを確認します。設定されていない場合、「ワークグルー