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地域療育事業の充実

ドキュメント内 浦安市障害福祉計画(素案) (ページ 87-93)

○ 「プレマザーズ」・「児童デイサービス」・「外来グループ」等の「簡易マザー ズホーム」の事業について、内容の充実を図ります。 

○ 「簡易マザーズホーム」と保育園、幼稚園等の関連機関との連携を強化しま す。また、「(仮称)こども発達支援センター」構想と併せて検討します。 

○ 「こども療育センター」における個別相談事業、グループ事業、巡回相談の 各療育事業につき、障害児の年齢、障害の種類や程度に合わせて内容のさら なる充実を図り、周知の徹底と啓発に努めます。 

○ 家庭教育学級や教育委員会主催の研修会等に、「こども療育センター」から 講師を派遣します。 

○ 必要に応じて補助教員を配置し、幼稚園における障害児受け入れ体制を促進 します。 

○ 保育園、幼稚園の設備・備品等を、障害児に対応したものに改良していきま す。 

○ 簡易マザーズホームとこども療育センターを統合した「(仮称)こども発達 支援センター」としての構想を進め、機能強化を図ります。 

 

②  連携体制の強化 

○ 簡易マザーズホーム、こども療育センター、教育委員会、福祉担当課など関 係部署による相談等に対する連携体制の強化を回り、就学前療育(教育)か ら就学後療育(教育)へのスムーズな移行や親と子のケア体制の充実など、

療育体制の充実を推進します。 

○ 療育事業を実施する事業者と市が連携し、障害者団体との連携強化を図りま す。そのために、「療育に関する検討部会(仮称)」を設置します。 

 

(2)就学後療育(教育)の充実 

 

  現状と課題のまとめ    

 

障害児の義務教育段階における学習の場は、大きく分けて、盲・聾・養護学校、

特殊学級、通常学級があり、障害児一人ひとりの教育的ニーズに応じ、また、本 人および保護者の希望を尊重した形で、それぞれの場で学習活動を行っています。 

本市では、小・中学校に特殊学級(小学校6校と中学校3校)と、通級指導教 室(小学校2校)を設置しています。通級指導教室は、言語障害の児童を対象に しているので「ことばの教室」と呼ばれていますが、教科等の学習は通常の学級 で行い、ことばの問題の改善のために週1回ほど通うシステムです。 

また、通常学級に通う障害児には、必要に応じてその学級に補助教員を配置し ています。さらに、近隣にある盲・聾学校や県立養護学校に通う児童・生徒もい ます。その他、市立図書館を中心にした福祉教材の製作・貸出し、絵本の読みき かせ等の事業を行っています。 

障害児に対する教育では、自立や社会参加に向けて、児童・生徒一人ひとりの 教育的ニーズを把握し、生活や学習上の困難を改善したり克服したりしていくこ とが必要です。そのために特別の教育課程を組み、教育内容や方法などについて 工夫しながら指導の充実に努めていくことが大切です。 

また、特殊学級や通級指導教室の担当者だけでなく、通常学級の担任、補助教 員など、教職員全体が障害児および障害児教育に対する理解を深め、特別支援教 育を学校全体で推進していくことが必要になってきます。特に、通常学級に多く いると推定されるLD(学習障害)、ADHD(注意欠陥/多動性障害)、高機能 自閉症等への理解を深めることと支援方法を学ぶことが大事です。 

こうした取り組みが、「特殊教育」から「特別支援教育」への転換を図ってい くことにつながっていきます。 

  具体的な施策    

 

①  特別支援教育の充実 

○ 特殊学級および通常学級において、障害児一人ひとりの教育的ニーズに応じ たきめの細かい教育や指導ができるよう、福祉関係機関との連携を図ります。 

○ 障害児の学習に効果のある教育方法、教材の開発に努めます。 

○ 「特別支援教育」に向け、教育的効果のある支援体制の確立を図ります。 

 

②  教員の資質・力量の向上 

○ 研修会等を通じ、特殊学級、通常学級および通級指導教室担当教員の資質・

力量の向上を図ります。 

○ 特別支援教育を学校全体で推進するよう、教職員全体の理解を深めます。 

○ 補助教員の資の向上を図るため、その研修の機会の確保について検討します。 

○ LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥/多動性障害)、高機能自閉症等に対 する理解を深めるための教職員の研修の実施を図ります。特に各校に即した 内容での研修について検討します。 

 

③  通級指導教室の充実 

○ 「ことばの教室」の周知徹底を図り、訓練、指導の質の向上に努め、今後の 教室運営のあり方について検討します。 

 

④  福祉用教材の充実 

○ 福祉用教材について周知徹底を図り、その利用を促進します。 

○ 障害児とその保護者のニーズに十分耳を傾け、教材の種類・内容・質につい ての充実を図ります。 

○ 福祉用教材の開発・製作について、学校、図書館、社会福祉協議会等関連機 関の連携を図ります。 

○ 「おはなし会」や絵本の読みきかせ、また特殊学級訪問などの、図書館活動 の充実を図ります。 

 

⑤  学校設備・備品の改良 

○ 児童・生徒のニーズに応じて、スロープやエレベーターの設置、トイレ等の 整備を行ったり、学習机・いす等を特注したりするなど、学校の設備・備品等 を改良を進めます。 

 

(3)就学・進路指導の充実 

 

  現状と課題のまとめ    

 

障害児とその家族にとって、義務教育の場をどこにするかは、重要な問題です。

通常学級で障害のない子どもと共に学ぶ中で育ち合うことが必要であると同時 に、他方では、特殊学級や養護学校等で障害児個々の能力や適性に応じた教育を 受けることも子どもにとってはいいのではないか、という考えもあるからです。 

特に就学については、本人および保護者の意思を尊重してほしいという希望が 強いことが、障害児をもつ親たちの生の声からも伝わってきています。 

また、小学校・中学校の修了時においても、個々の障害児の状況や本人、家族 のさまざまな考え方から、その進路の選択は大切な課題となっています。 

本市では、義務教育の就学時に、障害児の保護者からの申し出による就学相談 事業を実施してきました。また義務教育修了時においても、進学するか就職する か、及びその具体的な進路をどうするかについて、学校が中心となって適切な指 導を行う努力を続けてきています。 

就学相談・進路指導は、障害児の将来を左右する重大な選択に関わる課題です。

すべての子どもが共に学び共に育つ機会の拡充を図りながら、本人や保護者の希 望を尊重しつつ個々の障害児の教育的ニーズを総合的に判断し、適切な選択が行 われるよう、今後とも関係する人々すべての連携と努力が必要です。 

 

  具体的な施策    

 

①  就学相談体制の充実 

○ 就学に際しては、障害のある児童・生徒一人ひとりの教育的ニーズと、本人 及び保護者の希望等を総合的に判断し、適切に就学相談に応じられるよう努 めます。 

○ 医師、教職員、福祉関係機関職員等、広く専門家の意見をきくことの必要性 から、教育委員会の諮問機関として設置されている「浦安市心身障害児就学 指導委員会」の存在と内容について、周知に努めます。 

○ 就学相談員の質を高め、専門的な相談として、内容の充実を図ります。 

 

②  進路指導の充実 

○ 小学校・中学校の修了時には、児童・生徒の教育的ニーズと、本人・保護者 の希望等を総合的に判断し、適正な進路の選択ができるよう、就学相談、特 殊学級や養護学校の見学を行うなど指導の充実を図ります。 

○ 児童・生徒の進路先の学校、福祉関係機関、事業所等との情報交換・連携を とり、進学・就職後の障害児の状況把握に努めます。 

 

(4)交流教育の推進 

 

  現状と課題のまとめ    

 

障害児と障害のない子どもとの交流や障害児を包む地域の活動は、障害児の経 験を広め社会性を養う活動として、また障害のない児童・生徒をはじめとする市 民一人ひとりが障害と障害児を理解するための機会として、とても重要です。障 害児はこれまで、とかく家の中だけに、あるいは障害児の集団の中だけに、閉じ こめられがちでした。しかし、障害者の社会参加を促すことが障害者自身と障害 のない人の双方にとって大切だ、という考えが次第に一般化する中で、その一環 としての「交流教育」の重要性が明確に認知されるようになってきました。 

本市では、特殊学級設置校を中心に、特殊学級に通う障害児と通常学級の児 童・生徒との日常の交流や、催し物等の機会を利用した交流活動を積極的に行っ てきています。また、公民館等を利用した障害児同士及びその保護者同士の交流 や障害者団体独自の活動にも側面から協力しています。 

近年、障害のある人にも「開かれた」社会になりつつあるとはいえ、障害者と その家族は、まだまだ社会に対して遠慮をし、閉じこもりがちです。障害者自身 が自信を持って社会に出て市民活動に参加し、市民全体でそれを温かく迎えられ る状態をめざすためには、今後も教育の場での交流だけでなく、さまざまな機会 をとらえて交流の実現を図っていく必要があると言えます。 

 

  具体的な施策    

 

①  学校での交流教育の推進 

○ 特殊学級と通常学級の児童・生徒の日常的交流を基盤にし、個々のニーズに 応じて、教科等の交流を積極的に推進します。 

○ 特殊学級と通常学級の担任教員の交流、共同研修等を通して、教職員全体の 障害と障害児に対する理解を促進し、学校全体で障害児を支える体制の拡充 を図ります。 

 

②  地域との交流の推進 

○ 自治会と学校が相互に催し物の開催等を通じ、障害児を含む児童・生徒を地 域全体で見守るようなまちづくりを図ります。 

○ 障害児やその家族、また、障害者団体等の交流活動等に対して、側面的支援 に努めます。 

ドキュメント内 浦安市障害福祉計画(素案) (ページ 87-93)