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地域生活支援事業の充実

ドキュメント内 浦安市障害福祉計画(素案) (ページ 74-78)

④  手話通訳者・要約筆記者派遣制度の充実 

○ 手話通訳者、要約筆記者の養成に努め、派遣制度の充実を図ります。 

 

⑤  デイサービス事業の充実 

○ デイサービス事業の地域活動支援センター事業への移行をめざし、サービス 提供体制のあり方を検討します。 

 

⑥  障害児保育の充実 

○ 保育園における障害児保育事業の充実を図ります。 

 

⑦  ショートステイ事業の充実 

○ 地域においてレスパイト的サービスが受けられるよう「一時ケアセンター」

の活用を推進し、事業者との連携および側面的支援を行います。 

 

⑧  一時介護委託料等助成の継続 

○ 一時介護委託料、一時預かり委託料、療育事業参加費用の各助成事業につい ては、他の制度との調整を行いつつ、これを継続します。 

 

⑨  生活施設の整備 

○ 身体障害者、知的障害者、精神障害者の団体が生活ホーム、グループホーム 等を開設する際には側面的支援を行います 

 

 

(4)施設サービスの充実 

 

  現状と課題のまとめ    

 

障害者も、住み慣れた身近な地域で暮らすことがいちばん望ましい、という「地 域生活移行」の考え方が主流になるにつれて、いわゆる「脱施設化」が唱えられ るようになり、入所施設の占める割合は相対的に小さくなっていっている、とい うのが現状です。しかし、障害の程度や家族の状況により自宅で生活できない障 害者を長期に預かって生活訓練や作業訓練を行うために、入所施設は今でも欠か すことはできません。また、自宅での生活は一応可能でも一般事業所等で働くこ とは困難な障害者が、毎日通って訓練や作業を行う通所施設も重要です。 

アンケート調査においては、希望する施設等の入所サービスの利用意向状況は 次のようになっています。 

利用希望(施設等入所) 

(身体障害者) 

11. 7 42. 9 11. 4 34. 0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

( 計: 935人)

利用したい

利用したくない、または利用する必要がない わからない

無回答

 

(知的障害者)

18. 4 48. 5 17. 6 15. 4

0% 20% 40% 60% 80% 100%

( 計: 136人)

利用したい

利用したくない、または利用する必要がない わからない

無回答

(精神障害者)

12. 8 48. 7 12. 8 25. 6

0% 20% 40% 60% 80% 100%

( 計: 78人)

利用したい

利用したくない、または利用する必要がない わからない

無回答

今後、施設サービスにおいては通所施設機能を活かした日中活動系サービスや 入所施設機能を活かした居住系サービスを主とした在宅福祉サービス提供への 移行が中心になっていくと思われますが、いずれにせよ、ニーズを把握するとと もに優先度等を考慮して整備を進めていく必要があります。 

また、施設サービスについても平成 18 年度より、「施設入所支援」の名目で「自 立支援給付」への移行が実施されているので、制度が円滑に実施できるよう利用 者へのサービス情報の提供に努めていく必要があります。 

 

  具体的な施策    

 

①  「障害者福祉センター」の充実等 

○ 市の「障害者福祉センター」の通所更生施設および授産施設等の機能のさら なる充実を図り、障害者就労に向けた整備について検討します。特に就労支 援事業の充実について検討します。 

○ 旧第二福祉作業所を精神障害者の活動拠点として利用し、ソーシャルクラブ の憩い・交流のプログラムを継続するとともに、相談窓口としての役割を拡 充し、就労支援の場とします。 

○ 精神障害者地域活動支援センター事業の開設に向けた検討を進めます。 

○ 身体障害者の更生、授産施設等については、今後必要に応じて検討します。 

 

②  入所施設の支援 

○ 『もくせい園』(鎌ケ谷市)、『やまぶき園』(市川市)の運営の充実のための 支援を継続します。 

 

③  サービス情報の提供 

○ 利用者がサービスを選択しやすいよう、施設や県等と連携を図り、サービス 内容の情報提供に努めます。 

誰かに相談したいと思う悩みごと 身体 知的 精神

特にない 40.2 33.8 6.4

自分の健康・治療のこと 33.9 16.2 50.0

経済や生活費のこと 16.6 11.8 37.2

介助・介護のこと 10.4 10.3 5.1

家事(炊事・掃除・洗濯)のこと 6.4 2.9 17.9

住宅のこと 6.1 5.1 15.4

外出・移動のこと 8.0 12.5 10.3

就学・進学のこと 1.8 16.2 1.3

仕事や就職のこと 8.2 17.6 28.2

防犯・災害時のこと 9.8 8.1 6.4

話し相手がいないなど 3.5 5.9 20.5

家族のこと 7.7 5.1 23.1

人間関係のこと 3.1 5.9 23.1

異性・恋愛・結婚のこと 1.9 5.9 17.9

その他 1.8 2.2 3.8

無回答 10.1 8.8 10.3

合計 100.0 100.0 100.0

 

(5)生活安定への支援 

 

  現状と課題のまとめ    

 

障害者が安心して生活するために、経済的に安定していることは最も重要な条 件の1つです。アンケート調査の結果でも、悩み・相談ごとの上位に「経済や生 活費のこと」という回答が多くあげられています。 

                     

ところが、障害者の中には、就業が難しかったり、たとえ就業できても不利な 条件を強いられる人たちが少なくありません。そうした状況に対応するため、

国・県・市が各種の年金、手当、助成のシステムを設けています。本市では、各 種の経済的支援システムの周知の徹底を進め、障害者の、個々の状況に応じた利 用の促進を図ってきました。 

しかし、コミュニケーション上の障害ゆえにその周知が十分ではなかったり、

障害者自身の遠慮からその利用に滞りが生じる例も少なくありません。今後とも、

障害のある人たちの生活の実態をできるだけ把握し、そのニーズをとらえ、場合 によっては国や県にシステムの改善を要望し、また必要に応じて既存のさまざま な施策を活用しながら、障害者の生活の安定をめざした努力を続けていく必要が あります。 

 

  具体的な施策    

 

ドキュメント内 浦安市障害福祉計画(素案) (ページ 74-78)