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保健・医療の充実

ドキュメント内 浦安市障害福祉計画(素案) (ページ 79-85)

 

(1)障害の早期発見・早期対応等の促進 

 

  現状と課題のまとめ    

 

障害には、遺伝子・染色体の異常や妊娠・出産期の母体等の環境などによる「先 天的」なものと、出生後のいずれかのライフステージにおける疾病や事故等によ る「後天的」なもの(=中途障害)があります。近年これらのうち「中途障害」

の占める割合がますます大きくなってきていることを考えれば、疾病や事故の予 防は非常に大切な課題であると言えます。また、障害の早期発見、早期対応によ ってその影響を最小限(軽度)におさえたり、リハビリテーション等によって機 能を回復したり障害を補う能力を育てたりすることも、場合によっては可能とな ることがあります。 

本市では、妊婦(母体)の健康と安全な出産をめざして、妊婦や新生児、乳幼 児に対する健康診査や保健指導を積極的に行う一方、中途障害を予防する観点か ら、生活習慣病等の予防のための健康診査や健康指導も積極的に実施しています。 

  また、心身の発達上心配のある子どもについて、早期療育事業により行ってい ます。 

また、保健医療体制のより一層の充実を図ることが、大きな課題です。 

  具体的な施策    

 

①  障害の早期発見体制の充実 

○ 低体重等での出生を少なくするために、ハイリスク妊産婦保健指導・訪問指 導等に力を入れ、市川健康福祉センター(保健所)での遺伝相談等の充実を 図ります。また、「障害者の早期発見・早期対応等の促進」の視点での取り 組みを各事業に当てはめて再検討します。 

○ 乳幼児健康診査の充実を図ります。また、市川健康福祉センター(保健所)

では、低体重出生児、慢性疾患のある乳児に対する相談・指導に力を入れま す。 

○ 生活習慣病等による障害の発生を予防するために、成人に対する健康診査、

健康相談、健康指導等の充実を図ります。特に健診事後指導に力を入れてい きます。 

 

②  療育等、障害への早期対応の促進 

○ 幼児健康診査(1歳6か月児健康診査・3歳児健康診査)でことばや情緒面 の発達の遅れが発見された子どもに対し、子育て相談や「のびのびクラス」

(1歳6か月児等事後指導教室)で発達をうながすための支援を行い、特に 早期療育が必要な子どもについては、「のびのびクラス」から「簡易マザー ズホーム」や「こども療育センター」につなげていくよう努めます。 

○ 「簡易マザーズホーム」、「こども療育センター」での障害児、発達遅滞児に 対する療育事業の充実を図ります。特に「簡易マザーズホーム」と「こども 療育センター」の機能を統合した「こども発達支援センター」の設置を検討 します。 

     

○ 治療や障害の軽減のための医療機関や訓練機関等の紹介に努めます。

サービス利用意向(機能訓練) 身体 知的 精神

毎日利用したい 47 7 2

週に4〜6日利用したい 23 2 1

週に2〜3日利用したい 116 8 4

週に1日くらい利用したい 92 16 4

利用したくない、または利用する必要がない 265 59 29

わからない 83 18 11

無回答 309 26 27

合計(人数) 935 136 78

サービス利用意向(生活訓練) 身体 知的 精神

毎日利用したい 40 13 3

週に4〜6日利用したい 16 3 2

週に2〜3日利用したい 48 19 6

週に1日くらい利用したい 34 28 12

利用したくない、または利用する必要がない 346 37 22

わからない 103 18 13

無回答 348 18 20

合計(人数) 935 136 78

 

(2)リハビリテーション事業の充実 

 

  現状と課題のまとめ    

 

障害の程度を維持または軽減する目的で、あるいは障害を補うための別の能力 を高めるために、さらには日常生活を豊かにするために、機能訓練・生活訓練は 重要です。 

本市では、通所が困難な人に対しては在宅リハビリテーションのサービスを、

精神疾患の方に対してはソーシャルクラブを実施しています。そのほか、(1)

[前項]でもふれたように、「簡易マザーズホーム」と「こども療育センター」

では 18 歳未満の障害児に対して必要に応じた機能訓練を行っています。さらに、

本市にある機関では実施できない高度な機能訓練や生活訓練が必要な人につい ては、適切な医療機関や訓練機関を紹介しています。 

アンケート調査の結果によると、身体障害者では機能訓練を、知的障害者と精 神障害者では生活訓練を受けてみたいと考えている人が多くなっています。 

                       

このような障害者のニーズに応えていくために、リハビリテーション事業の充 実に向けての体制の検討が必要になっています。特に障害児が「こども療育セン ター」を出る年齢になった後、つまり 18 歳以上のリハビリテーションの必要性に ついては市としても認識しており、今後検討を行い課題の解決に向けて努力して いきます。 

 

  具体的な施策    

 

①  地域リハビリテーション事業の充実 

○ 市「総合福祉センター」における身体障害者福祉センターについて、地域活 動支援センターへの移行を含め、事業の充実を図ります。 

○ 「簡易マザーズホーム」での生活指導、機能訓練等の事業の充実を図ります。 

また、「こども療育センター」との統合について検討します。 

○ 「こども療育センター」における療育相談、ことばの相談、機能訓練(理学 療法・作業療法・摂食指導)等の事業については、対象年齢の生活に合わせ 充実を図り、そのニーズに沿ったサービスを提供できるよう努めます。また、 

「簡易マザーズホーム」との統合について検討します。 

○ 市としてその必要性について強く認識している 18 歳以上のリハビリテーシ ョンについて、検討課題として捉えていきます。 

 

②  ソーシャルクラブの充実 

○ 今後、市が実施しているソーシャルクラブを、地域活動支援センター支援事 業へ移行し、その機能を充実します。 

 

③  生活訓練事業等の充実 

○ 障害者の日常生活の自立を図る各種生活訓練事業の周知と充実に努めます。 

○ 高度な医学的リハビリテーションが必要な障害者に対する的確な医療機関、

訓練機関の紹介に努め、それら機関との連携強化を図ります。 

 

(3)保健・医療サービスの充実 

 

  現状と課題のまとめ    

 

障害者にとっての医療とは、自立支援医療などをはじめとする、障害の原因と なっている疾病そのものの治療・軽減を図るためのものと、一般的な医療という 2つの側面があります。 

障害者にとって前者が重要なものであることは言うまでもありませんが、障害 ゆえに医療を受けにくかったり病気がちだったりする例が少なくないことから、

後者についてもしっかりとした配慮が必要です。 

本市では、保健・医療サービスとして訪問診査、訪問指導等の在宅保健サービス や在宅医療支援事業、在宅歯科訪問診療事業、訪問看護ステーション事業等の在 宅医療サービスを行ってきました。また、いわゆる難病患者も対象に含め、各種 の医療費助成を行っています。 

アンケート調査の結果をみると、精神障害者では選択肢「心の病気で病院に通 っている」が約8割となっており、それに伴って、「現在困っていること」とし て「自分の健康・治療のこと」の選択肢が多くなっています。また、「治療を受 ける上で困ること」の質問では、「医療費の負担が大きい」が最も多い回答にな っています。 

これらのニーズに応える形で、保健・医療サービスの充実に一層積極的に取り 組む必要があります。 

 

通院・入院の状況について教えてください 

(精神障害者) 

79. 5 7. 7

1. 3

3. 8 7. 7

0% 20% 40% 60% 80% 100%

( 計: 78人)

心の病気で病院に通っている 心の病気で入院している

通院も入院もしていない その他

無回答

 

あなたは悩んでいることや、誰かに相談したいことがありますか 

(精神障害者) 

( 計: 78人)

5. 1 1. 3

23. 1

17. 9 17. 9

37. 2

50. 0

23. 1

3. 8

15. 4 20. 5

10. 3

28. 2

10. 3 6. 4

6. 4

0 20 40 60

自分の健康・治療のこと 経済や生活費のこと 仕事や就職のこと 家族のこと 人間関係のこと 話し相手がいないこと 家事(炊事・掃除・洗濯)のこと 異性・恋愛・結婚のこと 住宅のこと 外出・移動のこと 防犯・災害時のこと 介助・介護のこと 就学・進学のこと 特にない その他 無回答

%

 

治療を受ける上で困っていることはありますか 

(精神障害者) 

( 計: 78人)

9. 0

17. 9

15. 4 3. 8

29. 5

43. 6

14. 1

0. 0 6. 4

20. 5

0 10 20 30 40 50

医療費の負担が大きい 通院が不便 専門的な治療をする病院が近くにない 夜間や休日にあいている病院がない 気楽に往診を頼める医師がいない 薬についての説明が不十分 その他 困っていることはない 治療を受けていない 無回答

%

 

 

  具体的な施策    

 

①  在宅保健サービスの充実 

○ 保健師、看護師による訪問指導等の保健事業の充実を図ります。 

○ 保健師と介護ボランティア等との連携を強化します。 

 

ドキュメント内 浦安市障害福祉計画(素案) (ページ 79-85)