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一石川 丹・ 福井一←鳥亟]
(B)
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Mg2+イオン沈着量経月変化
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腎塞誓賢要蟹蟹署霧等雷竃
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図5.13−2Mg2+イオンの濃度及び沈着量の経月変化 (2000年7月〜2001年6月)
一70一
(A)
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(B)
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5 0
Mg2÷イオン沈着量経月変化
警冨霧賢響紅雲晋零撃留署
L三斑 ・…萩尋一福岡
図5.13−3Mg2+イオンの濃度及び沈着量の経月変化 (2000年7月〜200壌年6月)
一71一
5 3.2 nss・SO42一、 NO3一、 NH:4+の経月変化
図5.14−1、図5.14−2、図5.14−3にnss・SO42一イオンの濃 度及び沈着量の経回変化(2000年7.月〜2001年6月)を示す。
nss−SO42一イオンの濃度は、降水中に含まれるNa+量がすべて 海塩起源であるとし、さらに海門由来の成分濃度の比率は、降水 中でも変化しないと仮定(SO42…/Na+モル比=0.0606)して、下 に示す計算式
nss{SO42「=降水中の[SO42一]一〇.121×降・水中の【Na+]
によって求めた。[ ]は当量イオン濃度を表す。
nss・SO42一イオンの濃度(A)は、9月以降上昇し始め、3月〜4 月にピークを示している。福岡や萩では、11月〜12月の濃度が 他の地域に比べて高くなっている。
nss−SO4『イオンの沈着量(B)は、1,月〜3,月にかけて大きい。
1,月は福井〜福岡にかけての地域、3月は米子〜秋田にかけての 地域が大きい。これらの日本海側の地域は、nss−SO42一イオンの 人為発生源が少ないことから、1月〜3.月にかけてnss・SO42一イ オンが中国大陸から越境汚染をしていると考えられる。あとで述 べるように、nss・SO42一イオンの多いときにpH:が低くく、また、
NH4+イオンが多いので、この中国大陸から飛来するnss−SO42一 イオンは、雲や雨粒の凝結核である(NH4)2SO4や(NH4)HSO4な どの硫酸塩という形で飛来したと考えられる。
また、1,月〜3月の沈着量(B)の経月変化は、nss−SO42一イオン の飛来範囲が西日本から東日本の地域へ広がっていることを示し ている。あとで述べるが、これは越境汚染物質の飛来をもたらす 高層の大気の流れ(ジェット気流)のコースの変化と結び付けて考
えることができる。
一72一
(A)
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(B)
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図5.14−1nss−SO42一イオンの濃度及び沈着量の経月変化 (2000年7月〜2001年6月)
・73・
(A)
300
nss−SO42一Cオン濃度経月変化
250
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3
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50 0
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(B)
30
nss−SO42}Cオン沈着量経月変化
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讐留蟹蟹讐蟹堅警署響馨署
一石川 ・…福井一←鳥取
図5。14−2nss−SO42一イオンの濃度及び沈着量の経月変化 (2000年7月〜2001年6月)
一74一
(A)
300 250
ヂ騨」200 彗
9150
3
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nss−SO42一Cオン濃度忌月変化
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,口 口、
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響奮霧賢要賢零署讐響密馨
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(B)
30
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nss−S◎42願Cオン沈着量経月変化
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腎冨警窒署賢零讐霧竪讐留
一米子…・…萩一←福岡
図5.14−3nss−SO42一イオンの濃度及び沈着量の経月変化 (20◎O年7月〜2001年6月)
・75・
図5.15−1、図5.15−2、図5.15−3にNO3一イオンの濃度及び沈 着量の経月変化(2000年7.月〜2001年6月)を示す。
NO3一イオンは、 nss・SO4『イオンに比べると、濃度(A)や沈着量
(B)の値はば小さいが、ほぼ同じ傾向を示している。本研究室の岡 田(1999)(10)や池内(2000)(11)の研究でも、鳥取地区でNO3 イ オンの沈着量が冬季に増加することが報告されている。
今回の調査でも、鳥取をはじめとする日本海側各地でNOゴイオ ンの濃度や沈着量が冬〜春にかけて増加していることが確認された。
図5.16−1、図5.16−2、図5.16−3にNH:4+イオンの濃度及び沈 着量の経月変化(2000年7月〜2001年6月)を示す。
N且4+イオンの濃度(A)や沈着量(B)の経月変化は、nss−SO42一イ オンと同じ傾向を示している。農村地帯では、肥料の散布や家畜な
どの排泄物によりM{4+イオンの発生が予想される。しかし、1月
〜3,月にかけてのNH4+イオンの沈着量の増加がnss−SO42一イオン の増加とよく対応していることから、中国大陸から飛来した雲や雨 粒の凝結核である(NH4)2SO4、(NH4)且SO4として、 nss−SO427オ
ンとともにN且4+イオンの沈着量も多くなったと考えられる。
一76・
(A)
2◎0
180
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9100
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