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動作設定

ドキュメント内 帳票Webサービス機能編 (ページ 84-88)

第8章 トラブル情報採取について

A.6 動作設定

互換のための帳票Webサービスを使って帳票を出力する場合の動作設定の指定方法について説明します。

A.6.1 【Windows版】の動作設定

●動作設定ファイル

動作設定は、動作設定ファイルで指定します。

動作設定ファイルは、以下に格納されています。

名前 格納フォルダ

Web.config 帳票Webサービスインストールフォルダ\inetpub\LCWebSvc配下

●設定方法

動作設定ファイル(以後、Web.configファイルと呼ぶ)の<appSettings>要素の中の子要素であるadd要素で動作設定を指定してくださ い。

add要素の形式は以下のとおりです。

<add key=“キー値” value=“設定値” />

キー値と設定値に指定できる項目については“●設定項目”を参照してください。

動作設定を変更する場合は、帳票Webサービスに添付のWeb.configファイルの<appSettings>要素の中に、以下のように設定例を記 述してありますので、Web.configファイルをテキストエディタなどで編集して設定を変更してください。

注意

・ Web.configファイルの編集前に、必ずファイルのバックアップを取ってください。

・ Web.configファイルは、UNICODE(UTF8)で記述されています。編集後の文字コードをUNICODE(UTF8)から変更しないでくだ さい。

<!-- 帳票Webサービス 動作設定 開始 -->

<appSettings>

<!-- PDFデータをメモリ渡しで復帰する場合の復帰可能な最大バイト数。

key:"MAXSIZE_RET_DATA_BY_MEM"

value:1~50000000。数字のみ指定可能。

・帳票出力で生成したPDFファイルが、このパラメタのvalue項目で 指定されたバイト数を超える場合はエラーで復帰する

(エラーコード:29506 メモリ復帰データサイズが条件を超えた)。 ・省略時は、50000000が指定されたと見なす(約50Mバイト)

・値が指定可能な値では無い場合は、エラーで復帰する (29401 PDF復帰最大サイズの指定が不当)。 -->

<add key="MAXSIZE_RET_DATA_BY_MEM" value="100000" />

<!-- ログレベルの指定。

key:"LOGLEVEL"

value:1,2,3のいずれか。

1: エラー発生時のみ、エラーだけをログ出力する (省略時のデフォルト)。

2: エラーと主要イベントをログ出力

3: エラーと主要イベント、デバッグ用メッセージをログ出力する。

数字のみ指定可能。valueが1,2,3のいずれでも無い場合は、

1が指定されたと見なす -->

<add key="LOGLEVEL" value="1" />

</appSettings>

<!-- 帳票Webサービス 動作設定 終了 -->

【留意事項】

Web.configファイルを編集する場合は、<appSettings>要素以外の情報を編集しないでください。誤って編集した場合は、帳票Webサー

ビスが動作しなくなる可能性があります。

●設定項目

帳票Webサービスの動作設定で設定可能な項目の一覧を示します。

キー値 説明 設定可能値 省略値

MAXSIZE_RET_DATA_B Y_MEM

出力したPDFをメモリ復帰する場合の、復帰可能なPDFデータの最 大バイト数。

・ 数字のみ指定可能。

・ 帳票出力で生成したPDFデータが、このパラメータのvalue項目 で指定されたバイト数を超える場合はエラーで復帰する (エラー

コード:29506 メモリ復帰データサイズが条件を超えた)。

・ 省略時は、50000000が指定されたと見なす(約50Mバイト)

・ 値が指定可能な値ではない場合は、エラーで復帰する(29401 PDF復帰最大サイズの指定が不当)。

1~50000000の範 囲の数字

50000000

LOGLEVEL ログ出力の出力レベル

・ 1,2,3のいずれかの値

1

エラー発生時のみ、エラーだけをログ出力する。

1,2,3のいずれか 1

キー値 説明 設定可能値 省略値 2

エラーと主要イベントをログ出力する。

3

エラーと主要イベント、デバッグ用メッセージをログ出力する

・ 省略時は1が指定されたと見なす。

・ 指定値が1,2,3のいずれでもない場合は、1が指定されたと見な

す。

【Windows版】のみ(注) DEBUG_DELETE_TEMP_

FILE

帳票Webサービス機能が動作時に作成する一時ファイルの削除設 定

・ 値はtrueまたはfalse true

一時ファイルを削除する。

false

一時ファイルを削除しない。

・ 省略時はtrueが指定されたと見なす。

・ 指定値が、trueまたはfalseのどちらでもない場合は、trueが指定 されたと見なす。

trueまたはfalse true

注:【Windows(x64)版】を含みません。

注意

DEBUG_DELETE_TEMP_FILEについては、トラブル調査時に使用するため、通常は指定しないでください。

値をfalseとした状態で帳票出力を行った場合、エラーとなる場合があります。

エラーとなった場合、“A.7.1 【Windows版】と【Solaris版】共通の注意事項”の“一時ファイルについて”を参照してください。

A.6.2 【Solaris版】の動作設定

●設定方法

帳票Webサービスの動作設定は、帳票Webサービスが動作するワークユニット“LCWebService”の[ワークユニット設定]の[JavaVMオ プション]に、-D オプションを使ってプロパティとして指定します。

-Dオプションを使ったプロパティの指定形式は、以下のとおりです。

-D≪プロパティ名≫=≪設定値≫

複数のプロパティを指定する場合は、それぞれを半角空白文字で区切って指定します。

指定可能なプロパティ名と設定値については、“●設定項目”を参照してください。

[ワークユニット設定]の[JavaVMオプション]の設定手順は、“A.3.2 セットアップ”の“手順3:ワークユニットの設定”を参照してください。

●設定項目

帳票Webサービスの動作設定で設定可能な項目は以下のとおりです。

PDFファイル、Excelファイル所有者ユーザID [必須項目]

プロパティ名

com.fujitsu.systemwalker.outputassist.webs.username 意味

LCWebSvcクラスのprprintメソッド、およびprprintWithFormDataメソッドでPDFファイル、またはExcelファイルを出力したときの、

ファイルの所有者となるユーザIDを指定する。

省略値 なし 指定例

-Dcom.fujitsu.systemwalker.outputassist.webs.username=someuser.

留意事項

本プロパティが指定されない場合は、エラーで復帰する(エラーコード:29403 ユーザIDが指定されていません)。

システムに存在しないユーザIDが指定された場合は、エラーで復帰する(エラーコード:29402 指定されたユーザIDがシステム に存在しません)。

PDFメモリ復帰最大メモリサイズ [省略可]

プロパティ名

com.fujitsu.systemwalker.outputassist.webs.maxsizepdf 意味

出力したPDFをメモリ復帰する場合の、復帰可能なPDFデータの最大バイト数。1~50000000の範囲の数字を指定可能。

省略値 50000000 指定例

-Dcom.fujitsu.systemwalker.outputassist.webs.maxsizepdf=50000000 留意事項

帳票出力で生成したPDFデータが、このパラメータのvalue項目で指定されたバイト数を超える場合はエラーで復帰する (エラー コード:29506 メモリ復帰データサイズが条件を超えた)。

値が指定可能な値ではない場合は、エラーで復帰する(エラーコード:29401 PDF復帰最大サイズの指定が不当)。

ログレベル [省略]

プロパティ名

com.fujitsu.systemwalker.outputassist.webs.loglevel 意味

ログ出力の出力レベル。以下を指定可能。

1

エラー発生時のみ、エラーだけをログ出力する。

2

エラーと主要イベントをログ出力する。

3

エラーと主要イベントのログ出力、およびトレース出力を行う。

省略値 1 指定例

-Dcom.fujitsu.systemwalker.outputassist.webs.loglevel=1 留意事項

指定値が1,2,3のいずれでもない場合は、1が指定されたと見なす。

ドキュメント内 帳票Webサービス機能編 (ページ 84-88)