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労働安全衛生・福利厚生

ドキュメント内 CSR 44 CSR CSR (ページ 131-135)

 高齢化や都市化、企業活動のグローバル化が急速に進む中、雇用・就業形態が大きく変化 し、働く人の心身両面における安全や健康に影響する要因も複雑化しています。

 日立は、働くすべての人の安全と健康を最優先事項とし、心身ともに安心して仕事に従事 できる環境を整備することは企業にとって重要な責務であると考えています。グローバル で共通した安全衛生施策の導入や日本国内のグループ会社の安全衛生管理状況を共有でき るシステムを構築するとともに、主要指標(KPI)として労働災害度数率を設定し、労働災害 の発生防止に日立全体で取り組んでいます。

2014年度の活動総括・主な成果

 世界中の日立グループの会社を対象に、「安全と健康を守ることは全てに優先する」という 基本理念の共有、災害発生時の報告基準やグローバル共通の統計などの安全衛生状況を的 確に把握するための仕組み 、さらに日立グループ共通の安全基準などを導入し、グループ 全体で継続的な安全衛生水準の向上に向けた活動を開始しました。また、日本国内の法改正 に対しても対応を進めています。

 福利厚生制度においては、「カフェテリアプラン(選択型福利厚生プラン)」や確定拠出年金 制度、確定給付年金制度などを継続的に運用し、従業員の多様なニーズに応えています。

日立グループ全体の労働災害度数率は0.271

労働災害防止の徹底に向け、執行役社長兼COO 東原敏昭以下、日本国内の日立グループ各社の 安全管掌役員、担当部課長など約120人が出席した「日立グループ臨時安全会議」を開催

*1 労働災害度数率=(死傷者数/延実労働時間数)×1,000,000

日立のアプローチ

方針

 日立では「安全と健康を守ることは全てに優先する」ことを基本理念とする「日立グループ安全 衛生ポリシー 」を全世界のグループ会社に展開し、グループ一丸となって災害のない安全・安心 な職場づくりに努めています。

労働安全衛生

労働安全衛生の基本理念

日立グループ安全衛生ポリシー

基本理念 安全と健康を守ることは全てに優先する

基本方針 日立グループは「優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する」という創業以来の企業理念に基づき、全て の事業活動において『安全と健康を守ることは全てに優先する』との不変の基本理念の下、安全・健康な職場づくり に取り組んでいきます。

1 安全衛生を経営の最重要課題の一つと位置付け、グループ一体となって常に一段高いレベルをめざした安全衛生活動に取り組ん でいきます。

2 関係法令並びに各社(所)の自主管理基準を遵守し、基本に忠実な安全衛生活動を実行していきます。

3 一人ひとりが積極的に安全衛生活動に取り組み、全員一丸となって、快適な職場づくりと安全文化の醸成に努めます。

4 関係会社等との連携強化に努め、事業活動に関わる全ての人の安全と健康の確保に取り組んでいきます。

5「安全・健康」を最優先とした基本理念に基づく全ての事業活動を通じて、安心・快適な社会の実現に貢献していきます。

201311月改定)

0 0.5 1.0 1.5 2.0

2010 2011 2012 2013 2014

1.61

0.20 0.49 0.98

1.62

1.05

0.44 0.15

1.59

1.00

0.39 0.19

1.58

0.94

0.41 0.14

1.66

1.06

0.41 0.27

 日立は、グループ一丸となって、従業員のけがなど労働災害を未然に防止するため、グローバ ル共通施策の一環として、製造拠点を対象とした日立独自の最低限遵守する基準の設定・運用や 各社の実情に応じた取り組みなどの各種安全衛生活動に取り組んでいます。万が一、災害が発 生した場合は即時対応するとともに、事例をもとに安全衛生の管理水準向上を目的とするさま ざまな改善施策を講じています。

2011

年度からは、重大な労働災害が発生した日本国内のグループ会社や事業所を重点安全 管理会社・事業所に指定する「日立グループ重点安全管理指定制度」を導入。指定された会社・

事業所は、経営トップをリーダーとして、トップダウン、ボトムアップの両方向から具体的な改善 計画の策定・推進に取り組んでいます。事故原因の究明をはじめ、リスクアセスメントの見直しに よる災害ポテンシャルの低減や、安全衛生について高い知見をもつ第三者による安全診断など、

全社的な安全管理体制の再整備と重点的な安全対策に取り組んでいます。また、日本国内で義 務化されるストレスチェック制度(

2015

12

月施行)や化学物質のリスクアセスメント(

2016

6

月施行)への対応も進めています。

労働安全衛生の推進体制 体制

主要指標

労働災害度数率の推移

(年)

全産業  製造業  電機  日立グループ*1

*1 2011年までは日立グループ国内主要90社(日立製作所を含む)

2012年は日立グループ国内175社(日立製作所を含む)

2013年は日立グループ国内195社(日立製作所を含む)

2014年は日立グループ国内251社(日立製作所を含む)

労働安全衛生・福利厚生

2014

年に労働災害が増加したことを受け 、労働災害防止を徹底するために

2015

2

月、

執行役社長兼

COO

東原敏昭以下、日本国内の日立グループ各社の安全管掌役員、担当部課長 など約

120

人が出席し、「日立グループ臨時安全会議」を開催しました。本会議では、

2015

年度 におけるさらなる取り組み強化やグループ活動方針、優良活動事例などについて議論・発表が 行われ、それらに基づきグループ各社が労働災害防止のための活動計画を策定しました。

2014年グローバル安全統計

地域 発生率*1

日本以外 2.51

日本 0.53

グローバル計 1.23

*1 従業員(直接雇用者)1,000人当たりの死傷災害(死亡・休業1日以上)の発生率

 日立製作所では、日立製作所労働組合と労働協約を締結し、安全衛生の措置、安全衛生委員会 の設置、教育訓練や健康診断などについて定めており、労使が協力し合いながら、職場の安全衛 生水準の向上に努めています。

 日本国内のグループ会社共通の安全衛生管理システムとして、

2012

年に「日立グループ安全 衛生ポータルシステム」を構築し、安全衛生管理状況をグループ会社が共有できる環境整備を行 いました。

 すべての労働災害情報をこのシステムに登録することにより、発生した災害事例の原因や対策 をグループ会社が共有しています。また、災害の型別統計なども提供しており、類似災害の発生 防止に努めています。また

2014

年からは日本国外のグループ会社の災害件数を取得し、結果を フィードバックするなど、グローバルでの災害の発生状況に関する情報共有に取り組んでいます。

 また、日立グループの安全衛生担当者が参加する「日立グループ安全衛生研究発表会」を年

1

回開催しています。

2014

11

月に開催した第

58

回発表会には、約

150

人が参加し、活動事例 報告や外部講師の特別講演などを通じて得た新たな知見を各事業所の安全衛生活動に役立てて います。

2015

1

月に開催した「第

14

回日立グループ産業保健研究会」には、産業医や保健師 など産業保健スタッフ約

70

人が参加し、専門的な研究成果の発表や各事業所における産業保健 活動の質的向上と産業保健スタッフの人財育成についての情報共有を行いました。

安全衛生水準の向上へ労使の協力

安全衛生ポータルシステムなどによる情報共有 方針

主な取り組み

労働安全衛生・福利厚生

 日立システムズでは、メンタルヘルスの不調によって休職した従業員の復帰時訓練支援の一環 として、疲労度を可視化することで体調をコントロールする「疲労・ストレス検診システム」の活用 を開始しました。このシステムは東日本大震災の被災地住民や自治体職員のメンタルヘルスケア を目的に、

2012

年度に大学との産学連携により開発したものです。自律神経測定器を用いて疲 労やストレスを早期に発見できるクラウド型のシステムで、疲労の客観的な評価技術の研究成果 が活用されています。

「疲労・ストレス検診システム」の導入 主な取り組み

方針/体制 疲労・ストレス検診システム

 従業員の自助努力や自立を支援する福利施策として、独身寮や社宅、住宅手当などの住居支 援策をはじめ、財形貯蓄や従業員持株制度、団体保険、見舞金制度といった各種施策に加え、

2000

年度から「カフェテリアプラン制度(選択型福利厚生プラン)」を導入しています。

 「能力開発」「育児」「介護」「健康づくり」「寄付金」など、個々のライフスタイルやニーズに対応 した利用メニューを会社が準備し、従業員は自分の持ち点(カフェテリアポイント)に応じて必要な

支援を必要な時に受けることができます。

 また、高齢期におけるライフスタイルの多様化や雇用形態の変化、法制度の改正に対処するた め、退職金・年金制度を抜本的に見直し、グループ共通の制度基盤として確定拠出年金や確定給 付年金を導入し、多様化する従業員のライフプラン・サポートに努めています。

 確定拠出年金制度では、資産運用や投資に関する教育などを通じて、退職後の生活設計に従 業員が主体的に取り組めるよう支援しています。また、確定給付年金制度では受給の選択肢を拡 大し、従業員の多様なニーズに対応しています。

福利厚生

福利厚生の推進

 日立では日本国内のグループ会社を対象とした「日立グループ安全衛生表彰制度」を導入し、

無災害記録を更新したり、安全衛生に関して外部機関の表彰を受けた会社を表彰したりしていま す。その一つ 、日立製作所情報・通信システム社通信ネットワーク事業部(横浜市戸塚区)は、

2014

1

月に休業無災害記録

1

5,000

万時間を達成。約

37

年間、休業災害を発生させないこ とで、グループ会社の安全衛生を牽引しています。

日立グループ安全衛生表彰制度を導入 主な取り組み

労働安全衛生・福利厚生

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