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ri&3・72 ▲介入後居場所イメージ

やんが待っているのであるラ。小屋からはAのすぐ側までつづく道が描かれて おり,いつでも帰ることができそうである。このことはAが,自分一人ていて も他者とつながっている関係が意識できるところに居場所を見出したことを示 唆しているのではないかと考えられる。

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。. 一価一居場所感

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齊ノ一充実感 E1ト・自己肯定感 黶ィ←一安心感 pre         post       fol■ow−up

Fig.3・73 事例I, A個人の「心理的居場所感」尺度得点の変化

ありふれた ぼやけた 暗い 浅い 嫌いな

あっさりした 単純な 厳しい 静的な っまらない 陰気な 冷たい おとなしい 感情的な かたい 悪い 重々しい 粗野な 弱い 空想的な

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個性的な はっきりした 明るい 深い 好きな 濃厚な 複雑な 優しい 動的な 面白い 陽気な 暖かい 活発な 理性的な 柔らかい 良い 軽やかな 繊細な 強い 現実的な

Fig.3.74 事例I, A個人の印象分析プロフィール

60

■介入前 8介入後

続筆描色明彩色遠回奇は説陰視 合圧線彩度度相近面妙み明影点

性の数  感のさだ書づ

  と       使  しきけ   ぎ       用

  れ

 Fig.3・75 事例I,A個人の形式分析得点の変化

■介入前 ■介入後

釣カ地消給人人運コ協被加非延人人表 りプ面去のの物動ミカ虐虐現長数物情

合セの  中節の性エレ性性実物  の いル描  の■各紙  ニベレレ的   向  化写  言化か  ケルベベ描   き

    葉さ1ルル写

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Fig.3・76 事例I,A個人の形式分析得点の変化つづき

 (2)事 優皿

E 〈内的作業型タイフ〉

居場所イメージ(介入前)

 Eの『屠場所イメージ」は,自分の家でペットの犬と友人と遊んでいる様子 であり,題名は「友達と私で犬と遊んでいるところ』であった。Eも友人も表 情は笑顔であり暖かい内容の絵にも関わらず,画面に白い部分が多いためか,

やや寒々しく寂しい印象を受ける。遠近感の付け方が完壁に近く,ひとつ ひとっのものがかなり丁寧に描かれて

いる。しかしながらその丁寧さが,逆 に窮屈な印象を生み出してしまってい るようにも思える。自分を絵の中に移 してみたところ,しっかりと囲われた 壁に守られた室内では,安心感よりも 閉塞感を感じるようであった。

 形式分析では筆圧が弱く,繭面の使 用がやや狭いことが示唆されており,

ややエネルギー不足である可能性がう

㍊ゑ三后丁

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ri8.3・77

 二冊κ ニダ.〃

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Eの介」入前居場所イメージ

かがえる。しっかりと枠で囲われたEの部屋は,友達とふたりきりで安心なr居 場所』なのであろう。しかしながら囲われた窮屈で寒い室内から勇気を出して 一歩外に出れば,そこには元気いっぱいで遊べる新たな『居場所』が待ってい

るようにも感じられる。

第1回:作品の題名『私の景色』

 絵の内容について,『色々な風景が映されているところ。」としており,「色ん なものがあるところが気に入っている。』と記述していた。第1回のEの作品の 特徴として,r程の景色』という自分自身の内的世界を投影していることを示す 題名をつけていることが挙げられる。「色々な風景が映されている』とは,自分

の色々な側面が映されているとも解釈し得る。絵の中央部には,最も強い筆圧 で濃い黄色の太陽が描かれているが,その太陽は上からオレンジ色の線=で覆わ れている。ごめ一番奥に潜む,金色にも見える大腸は,隠されたEのエネルギ

62

一源のように感じられる。その上に描かれたオレンジ色の線は嵐のようにも見 え,外に向かう強いエネルギーが存

在する可能性のように思える。また 全体的に明るいオレンジ色の世界に,

最後に書き加えたと思われる黒い空 が印象的である。その黒い空からは 雨のしずくが落ちてきており,側に は濃い筆圧で描かれた傘が開いてい る。この黒い空はこの絵の世界観に そぐわないようにも感じられるが,

かなり濃い筆圧で描かれていること

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   〃〆    岬・・、

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回&3−78Eの第1回のなぐり描き からも,この世界になくてはならないものであると予想される。そこから降る 爾のしずくも瓦にとってネガティブな存在でありながらも必要なものであり,

それを受けとめるために開かれている傘はEの強さの現れであるとも考えられ る。以上のように,この絵からはエネルギーや強さが随所から感じられる。一 方でこの絵は上下左右がぐるぐるとなぐり描きの腺で枠付けされており,Eの

「居場所』イメージ同様,囲われて外に出て行けない窮屈な印象が残っている ように感じられた。

 第一回の絵のフィードバックとして,色づかいが明るく,楽しい印象の絵で あること。太陽が金色で美しいこと。筆者はこの絵の中で傘に最も心惹かれた たことを伝えた。皿はそれに関して,「自分の絵をほめてくれたので,とても嬉

しかった。』と記述していた。なぐり描き渚動の体験について,r最初は何を描 いたら良いのかわからなかったけど,描いていくうちにだんだんいっばいイメ ージが浮かび,絵が描けた。』と記述していることから,Eが音楽を刺激として

自己の内面を表現し得た可能性が推察される。

第2回:作品の題名「草原の虹』

 第2回の作品は,画面の真ん中上部に,他よりも濃い筆圧で空を飛んでいく 赤い風船が描かれており,これが作品の中心であると考えられる。絵の内容に ついてr雨だった草原が晴れになって,蚊が出て,それを祝うかのように風船

が飛んでいる。』とし,『虹の上に風船が飛んでいるところが気に入っている。j と記述していることからも,この風船

が重要なアイテムであることがうかが える。絵の説明にr爾だった草原が…」

とあるが,これは前回の「私の景色」

の中で降っていた雨があがったのでは ないかとも考えられる。また,『それを 祝うかのように風船が飛んでいる』と あるが,この赤い風船は,心の中の雨 があがって自由に空を飛んでいくE自 身ではないかとも推察される。この絵

      ■         一      一 

       一

     一.一一一.〃■

眈甘3−79Eの第2回のなぐり描き の第一印象は,穏やかで爽やかなものであった。前回のエネルギーが狭い枠の 中で暴れている感じから一伝,自由で解き放たれた感覚であり,自分をこの絵 の中に映してみても,ほっとするよラな,草原で寝そべって虹や風船を眺めて いたいような,とても安心できる感じを受けた。「居場所」イメージ,第一回の なぐり描き,と囲われていた枠がぽずれ,降っていた雨があがった今回の描画 には,Eに何らかの変化が訪れていることを示唆されているのではないかと推

定される。

第3回:作品の題名「光の天使』

 絵の内容は「1年に1度だけ,海の 中に光として出てくる天使。jと記述 されており,『まわりの海が気に入っ ている。」としていた。E自身はrま わりの海が気に入っている。」として いるが,この絵の最も日を引く部分 は画面中央に大きく描かれた「光の 天使」である。筆者がこの絵を受け 取って初めに感じたことは,この光 の天使に出会えて壊しい,といった

・町一

ri8.3−80

ノ 一

〆 ! 1々イ鶉

Eの第3回のなぐり描き

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ものであった。この天使は1年に1度のこの日を,とても嬉しい気持ちで迎え ているように感じられ,またその嬉しい気持ちでいっぱいの光の天使がE自身 のようにも思え,それに出会えたことで筆者自身もそのような感情を抱いた。

また,絵が何枚も描かれた場合には,重ねて光に透かしてみると何かを見いだ せることがあるとの指摘があることから(GreggM.Fmrt止,1988),第2回のな

ぐり描きと本描画を重ねてみた。その結果,第2回の風船と本描画の光の天使 がちょうど同1二位置,同じ角度に重なった。このことからも,光の天使はEの

自己像である可能性があるのではないかと推察される。全3回の介入の経遺と して,たくさんのエネルギーが枠内でくすぷっている第1回日の絵から,自己 像と思われる赤い風船が虻の出た空を飛んでいく第2回の絵を経て,第3回の 絵で,海の底から光となって,ついにEは外の世界に出てきたのではないか,

という解釈がされ得るのではないかと考えられる。『1年に1度しか現れてこな い天使に1度会ってみたいな!と思いました。」「天使がすごくきれかった。」と いった,天使に関する肯定的なフィードハックが行われた。それについてEは,

「発表(シェアリング)のとき言ったことを『すごい』とか,『天使がきれい』

とか書いでいてくれて,嬉しかったです。」と記述していた。また,すべての介 入を振り返って,『毎回音楽を聴いて絵を描くのがとても楽しかったです。先生 が自分の絵に対していつも手紙をくれるので嬢しかった!」と記述していた。

居場所イメージ(介入後)

 介入後の「居場所イメージ」は,

理と姉が愛犬の散歩をしている様 子であり,題名は「犬と散歩jで あった。介入前には薄かった筆圧 も濃くなり,しっかりした描線で 描かれている。また介入前には白 い部分が多く寒々しかった絵も,

画面全体に色が塗られ,暖かみが 増したように感じられる。一 サして 何よりも腺できっちりと囲われて

一漠・

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