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冷〔○○○〕

ドキュメント内 方言研究法の探索 (ページ 173-192)

福井市およびその周辺地域におけるアクセントの年齢差,偲人差,調査法による差 171

    裏19福i鉢南寓隼暦 駆者8f〈A式〉

    〈単語〉       〈文節〉(文中)

3A

△△△△△ △△△△△

 △△  △△△ △

△△今△△ △△△△△

2A  令△△   O △  9△ △ △ ○ △△△ △ 4△

△△△△△

 △△   △ △今 △

lA

△△△△ O △△△△▽

△ △ △△△△ O △ △ △

︑   ︑   ︑   ︾   ︑カ  ・カ ふ〃 ・か 力風顔庭細水︑   ︑   ︑   ︑   ︑・カ ・カ カ  ・カ カ音胸夏帯冬︑   ︑   ︑   ︑   ︑・カ カ  ・カ カ  ・力山池足鼎耳︑    ︑    ︑    ︑    ︑・刀  カ  カ  ・刀  ・刀蜜蝋箸編集ががががが  象雨音蜘春鶴

3A

l     i     l     一     一1        −        1       −       11       −       1       一        一一     一     一     −     一

2A

i       −        一       1       一〜   一   一   ︵   一一     一     i     −     1一       i       −        −        一一       一       i       −       −

1A

−       一       −       一       1一    1    1    f    一l       t       一       一       一−       一       一       一       一1       −       1       一       一

風顔庭純水 音胸夏石冬 山池博戦耳 歯並霞網海

  蛛   春樹重留  蜘

H

W

V

Q〔○δ〕    

△〔○徹う} ▽〔050〕

172

褻20 櫃井市高年層 酷者17納〈A式〉

〈単語〉      〈文節〉(文中)

3A△ △ O O O△ △ O O OO O O O OO O O O 9△ O O O O

2A△ △ O O9O △ O △ △O O O △ △

O △ O O9

︽ 9 0 0 0

1A△ 冷 △ △ △

△△△△△

△ △ △ △△

◎ △△△今 △今△今△

︑    ︑    ︑    ︑    ︑・刀  カ  カ  カ  カ風顔庭鳥水︑   ︑   .ミ    ︑   ︑カ  カ  カ  ゐ岬 力音胸夏春冬︑   ︑   ︑   ︑   ︑カ  カ  ・刀  カ  甲山池足犬型︑   ︑   ︑   萬   ︑カ  カ  カ  ・カ ・力単糸耳蝉海ががががが書聖春思

3A

i    r    一    一    一◎・r ◎・◎・一9 9 1 f lf ◎ r f 一 ◎・r r l

2A一 9 1 0・1l l r O・1

f ⑤ r−r

r O r − rl   f   ︹   f   一

1A一 O・一 一 i1    −    r    r    l

9◎・r −Q

◎・◎・一 一 iO・f l l 一

風顔庭鳥水 音胸離石冬 山羊足機甲 屑糸箸針葉

  蛛   春鶴雨鮒  蜘

1

11

W

V

e (oo)

そのほかの符号は表3・表19に同じ。

福弁市およびその周辺地域におけるアクセントの年齢差,個人差,調査法による差 173          表21橿井市高隼層 it者IOf〈A式〉

        〈単語〉      〈文節〉(文中)

3A△ △ △ △ △△ △ △ △ △   △ △△△    △  △ △△ △ △ △ △

△ρ△△△

2A

△△△△△ △△△O△

△ △ △ △ △△ △ △ △ △

1A△ △今△ △△ △ △ △ △

△△△△△

r△ △ △今

△今△冷△

︑    ︑    ︑    ︑    ︑・刀  カ  カ  カ  冷風顔海鳥水︑    .・︑    ︑    ︑    ︑カ  ・刀  カ  カ  カ罪科夏石蟹︑    ︑    ︑    ︑    ︑・カ  カ  ・刀  力  ・力崩池足犬耳︑   ︑   ︑   ︑   ︑カ  カ  カ  カ  ・力肩糸置針海ががががが露鰯意

3A

一       一       −       一        −1一○・ O l   一 Q− O     一  一 6Yi O f − i1   −   r   r   i

2A一 一 一 Q 一

91r O 一

一 O l 一 〜一 O・一 − 一

1A

r   ;   一   一   一1       −       −       一       1一 9 − − 一一    f    −    1    一i       −        −       一        −

風薬庭細水 難解離石冬 山導足犬耳 肩糸置針海

  蛛平鮒   春風  蜘

1

H

W

V

凡例は表3(143ページ)ほかに【司じ。

Z74

表22 福#市高年層 語者14f〈A式〉

〈単語〉       〈文節〉(文中)

3A

A △r今r

O O △ O △△ △ △ O △△f△ △ △一 ◎ △1今

2AO △ △今一

△△△△△ △△△△△ Q今O△ △ l O △r O

1A△ 今O O △△ △ O △ △△ O △ △ △

一今△r O

︑   ︑   f   ︑   ︑カ  ・ヵ ・力 訊〃 ・力風勢庭鳥水︑   ︑   ︑   ︑   ︑・カ ム〃 カ  カ  ・力音胸壁石田︑   ︑   ︑   ︑   ︑・カ ・カ ム〃 カ  ・力山下足四丁︑   ︑   ︑   ︑   ︑・カ カ  ム〃 カ  玉植糸箸針海ががががが露繋鶴

3AO − O −1O O O O OO O − I O  OQ   r − 1 一O 一 ◎ l O

2AO 一 一 f r

O ◎ r99

 OO   O O ◎ ;r − 9 1 一一 一 ◎・一 1

1A◎ l O 9一9 0 0 f O     O◎・O l 一    一9 −9 0 一1 一 一 一 O

風解庭樹水 音聯弾宿駅 山雪足押耳 贋糸箸針海

  蛛   隅隅爾鮒  蜘

1

H

N

V

凡例は表3(143ページ〉ほカ・に岡じ。

橿井市およびその周辺地域におけるアクセントの年齢差,個人差,調査法による差 175

褒23蕊滅罪アクセント度(窩錐履・A式)

話 者 単 文 話 者 単 文 話 者 単 文

4m(04) 0 2 10f(11) 19 一 1 23f(16> 15 3 11f(05) 3 20f(11) 4 3 7f(18) 10 10 14f(08) 38 一28 15m(15) 1

一7

18f(20) 22 一11

13m(09) 16 5 17m(15) 11 一10 8f(21> 3

一7

!f(10) 12 4 19葦(15)

一2

0 3蛋(22) 0 10

2f(ll) 13 一 2 12f(16) 15 一 1

 これらの話者の〈A式〉における「三国式アクセント度」を個別(年齢順)

に示すと表23のとおりである(表の「話者」の欄には話者符号および,話者 の生年《括弧内に西暦の下2桁を示す》を記す。また,「単」は「単語言い切

t) 」,「文」は「文節」の略である)。

 仮にm(三国式アクセント度)の値が20以上の者を三国式アの傾向ありと 認めると「14f」「18f」の2人目それに該当し,それに準ずる者は「10f」の話 者である。

 以上,〈A式〉の結果について述べたが,〈B式〉(比較発話〉でも,高年層 話者の発音はきわめて無型的であり,どの組み合わせでも,ほとんどを中高 相(〔○δガ〕など)に発音するか,たまたま,たとえば〔ヤマガ・アメガ〕

のように一見三国式に発音することがあっても,4回目発音の中には〔ヤマ ガ・ア7ガ〕が混り,4圓とも安定して三国式アの型の区別が認められた例 は皆無であった。すでに述べたように,福井市において三国式アの片鱗が認 められることがあるのは「単語雷い切1) 」の形で発音した場合に限られてい

るから,「文節」の単位のみを調査した〈B式〉で三国式アの徴候が見られな かったのは,いわば当然のことである。

 なお,第1回調査で,目語言い切り」の形での「比較発音」を行わなかっ たことは反省材料の一つとなった。これは,筆者が,これまでに行ってきた 仙台市周辺,山形市周辺,埼玉県の一部などの「曖昧アクセント地帯」にお ける調査結果から,「単語言い切り」よりも「文節」(さらに「短文」)の形で

176

      注13 調査した方が型の区別を引き出しやすいという知見を得ていたためであり,後 述する「第2回調査」で明らかにされたように,福井市の話者の大部分が「単 語言い切り」の単位にのみ型の区別の認められるアクセントをもつことを予 想していなかったためであった。したがって,F第2圃調査」では「単語計い 切り」の形での「比較発音」を調査方式の一つに加えた。

 〈B式〉の結果の一例として,話者13m(1909年=明治42年生れ)と話者11 f(1905年=明治38年生れ)の結果を表24・表25に掲げる。話者によって,ま た,同一の話者でも「文」の形での発話と「文節言い切り」の形の発話とで は著しく音相の異なることが分かる。

 なお,高年層話者の中に1名だけ〈B式〉において東京式アクセントの傾 向をわずかに示した者が存在した。先に述べた話者14fがそれである(表26)。

表26に示したように,この話者は「短文」の形での発音の場合,「風が〜・雨 が〜」と「山が〜・雨が〜」の組み合わせで,4圃の発音を通して安定した 東:京式アの型の対立(雰三国式)を示し,「風が〜・音が〜」「風が〜・出が

〜」の組み合わせでも,それに準ずる対立(1回のみユレ)を示した。また,

「文節順い切り」の場合,「風が。・雨が。」の組み合わせで同様の対立を示し

た。

 以上に述べたように,当初の予想に反して,福井市内の高年層話者の大部 分は著しく無心ア的であり,ごく一部の話老に三国式ア,あるいは東京アの 片鱗が認められたにすぎなかった。

 しかし,それでは杉藤氏の調査結果(冒頭の表1>と矛盾すると考え,杉 藤氏と連絡をとって,氏が調査された5人の高年層話者の住所を教えていた だき,それらの話者に面接することにした。結局5人のうちの3人に会うこ

とができたが,そのうちの2人は生育地が松隅町であった(松岡町であれば 三国式アクセントを示しても不思議ではない)。残る1人は福井市出身の人m 話者24fであった。

 話者24f(1903年二明治36年生れ)は福井市の中心部(豊島町)で生育し,

   福井市およびその周辺地域におけるアクセントの年齢差,假入差,調査法による差 177

市外の居住歴は22歳から1年間,隣接する足羽郡に住んだだけである。幼少 から祖父母に育てられたが,この祖父母も福井甫内の人であったという。

 話者24fのくA式〉における結果を表27に示す。「文節」の形では,「風が」

と「耳が」が3園とも平板相に発音されているものの,全体として,かなり 無型ア的である。しかし,ド単語書い切り」の形では,一部に「ゆれ」がある

ものの,II III類が/○○/型, I IVV類が/50/型という三国式アの傾向が明 瞭である(F三国式アクセント度」は75)。

 ところで表27に見られるように,「単語言い切り」でも3回の発音を通じて

「ゆれ」の認められる語が藩干ある。そこで,調査法を少し工夫し,三国式で 対立する型を示す2つの単語(たとえば1類対II類, HI類対V類)を,「風と 音」「音と風」「山と雨」「雨と山」のように,相互に比較する形で発音しても

らったところ,〔副堤トオト〕〔オトト中背〕,〔ヤマトアメ〕〔アメトヤマ〕の ように,助詞が付かない形では,すべての単語についてII III類が〔○○}(一 部〔○○〕),HVV類が〔○○〕となり,〈A式〉で見られた「ゆれ」はほと んど消えた(「○○と」の部分はどの類もほとんど〔○○ト〕と〜型になった)。

 上の結果から,助詞が付かない形にのみ区別がある話者にあっては,短文 一単語一短文一単語の順に発音させる〈A式〉よりも,単語のみを比較させ る方式の方が安定して型の区別を引き出せるのではないかと考え,次に,「風・

音」「音・風」のような単語雷い切りの「比較発音」を試みた。すると,何回 発音しても〔カゼ・オト〕〔オト・カゼ]のように,IIVV類を〔○○), II HI類を〔○○〕と発音した。さらに,〔カゼ〕と〔オト〕はどのように違うか と質問してみると,当初はとまどっていたが,やがて話者自身が「風」は「下 がる感じ」,「音」は「上がる感じ」と意識するようになった(ただし,「下が る」「上がる」という表現は筆者の誘導による)。そこで,一つ一つの単語に ついて「下がる感じ」か「上がる感じ」かをたずねたところ,すべての語に ついて,IIVV類を「下がる感じi,夏HH類を「上がる感じ」と判別した。

 以上に述べたように,話者24fによって,福井市内に有型ア(三国式ア)の 話者が存在することが確認された。また,福井市方書の話者から型の区別を 引き出すためには,調査法(質問法)を改善する必要のあることが分かった。

178

    表24 福…拝窃認錐層  く文節〉(文巾〉

正顧〉   (逆順)

謡者13m〈比較発音〉

       〈文節〉(言い切り)

       (韮順)   (逆順)

B1 B2 B3

沿婆

B1 B2 B3 84

風が〜

△r △○ △E Or

風が。

ケが。

△△ O白 OY ゑ川

風が〜

oが〜

o△ △o O魚 △○

風が。

oが。

9︻ △△ oo Yo

風が〜

△△ ムギ Qo o◎

風が。

魚△ ︸亡 YY YY

風が〜

△⁝

△1今

△○ △△

風が。

O白 ○白 Y¥ Y白

由が〜

△△ △△ 1△ ⁝△

音が。

Rが。

YO 99 Yゑ ¥ρ

△r △△ ︸△

lo o

音が。

Y魚 Yo YY 右Y

音が〜

Jが〜

r△ △△ △△ △今 rY Yr ︸¥ △昏

山が〜

o△ o草 △今 △△

山が。

f虚 rY Y⁝ oY

山が〜

Jが〜

○△ o△ △△ △△

山が。

Jが。

魚魚

x

o⁝ △Y △白

蘭が〜

Jが〜

△1 Oo △△ 今△

Jが。

窃︸ Y︻ Y︻ ol

fi (ooo)

そのほかの符号は表ユ0(154ページ)に同じ。

福井箔およびその周辺地域におけるアクセントの年齢差,緬人差,調謹法による差 179     表25 福井斎趨庫騒 護養者1

 〈文節〉(..文中)

Cf狂 ill頁〉      (逆 擁頁〉

f〈比較発音〉

    〈.文節〉 (露い切り)

    (蕉順)    (逆順)

B1 B2 B3 B4 Bl B2

猪3

B4

風が〜

ケが〜

△△ oo 99 90

風が。

ケが。

傘今

今今 今今 冷令

風が〜

oが〜

oo 99 99 99

風が。

Rが。

今今 今今 起工 冷9

瓜が〜

△△ OO 9f 99

風が。

冷f fr r冷  ︻

風が〜

︻1 99 9r 9︸

風が。

f⁝ ︻︸ ︻冷 If

山が〜

99 9Q 99 99

2山が。

今上 今今 今今 f今

9

99 99 99 99

一肩が。

冷冷 冷今 今今 r今

99 99 99 99

音が。

9f 冷f ⁝令 E︻

1⊥1が〜

C

99 99 99 99

山が。

今f 5ヒ 冷冷 令玉

出が〜

99 Q9 9Q 99

山が。 } 【 戟@l

E  rr f9

9今 99 99 99 f⁝ ︸︻ ff ff

凡例は表10(154ベージ)1こ問じ。

180

    袈26  福井市歪塞零三層  醤舌者14f

 〈文節〉(文中〉

(工E 跨贋)      G重 )II頁)

〈比較発音〉

   〈文節〉

   (正順)

(言い切り)

   (逆順)

B1 B2 B3 B4 Bl B2 B3 B4

風が〜

ケが〜

o△ o△ OO O△

風が。

ケが。

△1 △r o今 O今

風が〜

Rが〜

or o△ o△ O△

風が。

Rが。

o△ o△ o△ △○

風が〜

福ェ〜

黶@.」

o△ o△ Oo O△

風が。 O O

「△

o△△

o△ o△

風が〜

Jが〜

o  ○︻ Ol ol

風が。

Jが。

or Or o︻ ◎1

音が〜

Rが〜

△△ O△ ◎△ O△

音が。

Rが。

o△ ○△ △△ ◎△

音が〜

C

o△ o△ O△ ◎△

音が。

C

o△ o△ ○△ O△

音が〜

Jが〜

o︻ ol Ol ol

音が。

Jが。

oE o︸ ◎△ ◎1

磁が〜

齟?が〜

△Q △△ △○ △o

山が。

黶@.巾 島

cが。

△o △O △△ △△

山が〜

Jが〜

△︸ △1 △1 △1

山が。

Jが。

09 △  △△ △i

肩が〜

Jが〜

△︸ △  △i △1

肩が。

Jが。

05 o︻ △  △︻

凡例は表lo(154ページ)に鍔じ。

ドキュメント内 方言研究法の探索 (ページ 173-192)