M605101群
2.7.6.5 健康成人における皮膚感作性試験/海外( - )(添付資料5.3.3.1-2)(参考資料)
用量及び投与方法:
(1)
スクリーニング期間(-2週目~0週目)治験実施計画書に記載した選択基準及び除外基準に適合した被験者を選択した。
(2)
感作誘導期/皮膚刺激(1週目~3週目)各治験薬約200 mgを塗布した半密封パッチ(大きさ1.8 cm× 1.8 cm、Johnson & Johnson
Health Care Division)をあらかじめ指定された上背部に貼付し、Scanpor surgical tape(Bard Home Health Division)を用いて固定した。治験薬は3週間貼付した。月曜日、水曜日及び金
曜日に治験薬を貼付し、48時間(週末は72時間)後に治験薬を除去し、除去の20~30分後 に貼付部位の皮膚状態を観察した。(3)
休薬期(4週目~5週目)14日間、半密封パッチは貼付しなかった。
(4)
チャレンジ期/感作性(6週目)チャレンジ期は、各被験物質が過敏症を誘導するかどうかを判断するため、最終誘導パ ッチ貼付から17日後にチャレンジパッチを誘導期に貼付した部位とは対側に当たる背部未 貼付部位に単回貼付し、48時間後に除去し、皮膚状態を観察した。遅延性の反応を評価す るために、貼布72及び96時間後(除去24及び48時間後)に皮膚状態を観察した。
(5)
再チャレンジ期チャレンジ期で観察されたアレルギー反応と皮膚刺激反応を区別するために、基剤溶液 に溶解した1%過酸化ベンゾイルゲルを用いて検証的再チャレンジ試験を実施した。この目 的のために、反応陽性例25例(チャレンジ期、貼布96時間後の評価が++又は+++)及び反応 陰性例5例(対照)を対象とした。治験薬約200 mgを2 cm× 2 cmの不織布からなる密封性の 低いパッチ(Webril cotton pad)に塗布し、パッチの4辺にScanpor tapeを用いて皮膚に貼布し た。再チャレンジ期のスケジュールは、チャレンジ期(6週目)と同様とした。パッチを除 去した直後、除去24及び48時間後に全部位を評価した。
調査・観察項目:
表 2.7.6-59 の評価スケジュールに従い、接触刺激性/感作性に関する被験部位のスコア及び有害 事象を評価した。各パッチ貼付48時間(週末は72時間)後にパッチを除去し、皮膚刺激性/感作性 を評価した。遅延型反応の追加評価は、パッチ貼付から72及び96時間後に実施した。
被験部位のスコアは、国際接触皮膚炎研究班(International Contact Dermatitis Research Group)の 勧告に基づく表 2.7.6-60 の評価スケールを用い、皮膚科医の監督下でスコア化した。被験物質の 初回適用に先立って、被験部位のグレードを判定し、ベースライン時点でのスコアが0であった被 験者に対してのみ被験パッチを貼付した。
被験部位の評価スコアからの刺激性/感作性の評価の方法は、チャレンジ期の96時間時点で「++」
又はそれ以上の皮膚反応がみられた場合、遅延型接触感作性の感作誘導が成立したと判断した。
更に、チャレンジ期の48から96時間時点にかけてグレードが増大又は不変であった「++」は接触 アレルギーの証拠とみなした。96時間時点でみられた他の反応はすべて一次刺激と判断した。
また、感作誘導期の1週目にみられた、丘疹及び/又は浮腫を伴う持続性(96時間以上)の皮膚 反応は、以前から存在する遅延型接触感作性と判断した。感作誘導期の後期にこの種の持続反応 がみられた場合は、接触感作性の感作誘導が成立したと判断した。
表 2.7.6-59 評価スケジュール スクリー
ニング期 -2週~
感作誘導期
無処置期 第4~5週
チャレン ジ期 第6週
再チャレ ンジ期 第1週 第2週 第3週
同意取得 ○
医師診察(既往歴等調査) ○
妊娠検査 ○*1
適格性確認 ○
被験者登録 ○
ランダム化・盲検化 ○
治験薬の貼付 ○*2 ○*2 ○*2 - ○ ○
接触刺激性/感作性評価 ○*3 ○*3 ○*3 (○*4) ○*5 ○ 有害事象調査
*1 必要に応じて実施した。
*2 治験薬貼付は、月曜日、水曜日及び金曜日に実施した。
*3 パッチ貼付48時間(週末は72時間)後にパッチを除去し、20~30分後に皮膚科医が診察し、刺激性/感作性を スコア化した。
*4 感作誘導期に1回不在だった被験者は、4週目の月曜日に追加(make-up, MUと略)誘導を実施し、MUのスコ ア評価来院時に48時間後のグレードを評価した。
*5 パッチ貼付48時間(週末は72時間)後にパッチを除去し、除去直後、24及び48時間後に皮膚科医が診察、刺 激性/感作性をスコア化した。
表 2.7.6-60 皮膚反応のグレード
グレード 判定基準
0
反応は認められない±
わずかに反応が認められる(わずかな紅斑)+
明らかに紅斑が認められる++
浮腫を伴う紅斑が認められる+++
紅斑、浮腫、水疱形成が認められる解析方法:
(1)
接触刺激性/感作性試験被験部位の評価スコアの内訳を集計した。
(2)
安全性有害事象名は、
MedDRA/J Version 16.0を用いて基本語に読み替え、発現例数及び件数を集
計した。2.7.6.5.2 被験者の内訳とその取扱い (1)
被験者の内訳被験者の内訳を図 2.7.6-12 、本登録後に中止となった被験者の中止理由の内訳を表 2.7.6-61 に示した。治験参加に同意した被験者のうち、本登録となった241例がランダム化 され、全例に治験薬が貼付された。中止例は32例であり、完了例は209例であった。
図 2.7.6-12 被験者の内訳
治験薬が投与されなかった被験者:
0
例 本登録された被験者:241例治験薬が投与された被験者:241例
グループ1
185例
グループ2
56例
中止:32例
完了:
209
例表 2.7.6-61 中止理由の内訳(本登録後の中止例)
被験者数
本登録例
241
完了例
209
中止
32
有害事象により、治験の継続が困難となった
3
原疾患以外の疾患が発現した
3
治験薬以外の薬剤を使用した
2
患者の都合により、治験の継続が困難となった(治験中止の申し出、転居、
日程上の不都合、不来院等)