第 5 章 [ 監視ポリシー ] 以外のポリシーの設定
8. 無視されるIMPORTS定義
5.4 ノードを監視する
5.4.3 MIBを監視する
5.4.6.1 仮想ノードの検出 - IPCOM の場合-
以下の負荷分散装置(SLB)では、業務を構成するサーバ群の情報の抽出から、仮想ノードとそれを構成する実ノードとの関連付けま でを自動的に行います。
・ IPCOM 150
・ IPCOM 300
・ IPCOM 310
仮想ノードを新規に検出・登録する
仮想ノードを新規に検出し監視マップ上に登録する場合には、以下の2とおりの方法があります。
・ すべての負荷分散装置(SLB)を対象に、仮想ノードの検出を行う
・ 負荷分散装置(SLB)を指定して、仮想ノードの検出を行う
また、仮想ノードを検出するためには、以下の条件を満たす必要があります。
・ 検出対象となる負荷分散装置(SLB)が、基本ツリー上に1つ以上存在する。
・ 検出対象となる負荷分散装置(SLB)に対するノードの[Rコミュニティ名]、およびSNMPエージェントのバージョンが正しく設定され ている。
・ 運用管理サーバから、検出対象の負荷分散装置(SLB)に対して、MIB取得ができる。
・ 仮想ノードを構成するすべての実ノードが、基本ツリー上に存在する。
・ 仮想ノードを構成する実ノードのプロパティに、すべての物理インタフェースが登録されている。
すべての負荷分散装置(SLB)を対象に、仮想ノードの検出を行う
1. [Systemwalkerコンソール[編集]]の[ツリー選択]コンボボックスから[業務管理]を選択します。
2. [検出]メニューの[仮想ノードの検出(全体)]を選択し、表示されるダイアログから検出を行います。
3. 表示されるダイアログから、仮想ノードを検出します。
IPCOMに登録されているファーム名が日本語の場合は、検出される仮想ノードの表示名はファームの仮想IPアドレスとなりま す。
5.4.6.2 仮想ノードの検出 -他のロードバランサの場合-
IPCOM 150、およびIPCOM 300/310以外のロードバランサや一般の業務単位の関連情報を仮想ノードとして監視する場合、ノード検
出による仮想ノード情報の自動登録はできません。
対応している負荷分散装置については、“Systemwalker Centric Manager 解説書”の“必要なハードウェア資源”を参照してください。
IPCOM 150、およびIPCOM 300/310以外のロードバランサ、および一般の業務単位の関連情報を仮想ノードして、監視マップ上に登
録する場合の詳細な手順を以下に示します。
他のロードバランサの登録
ここでは以下の3つのインタフェースで構成されるロードバランサとの場合を例に説明します。
ホスト名 IPアドレス ネットマスク
Bal 123.30.120.10 255.255.255.0
Bal1 192.168.10.101 255.255.255.0
Bal2 192.168.10.102 255.255.255.0
Bal:代表インタフェース
フォルダ構成情報の登録
サブネットの情報をフォルダ構成情報CSVとして作成します。
例えば、ノード一覧ツリーの表示名が“server”で、ロードバランサが自部門に所属する場合、フォルダ構成情報CSVファイルは以下の ように作成します。
"FOLDER","\server\自部門
\123.30.120.0",,3,,,,"123.30.120.0","255.255.255.0","public"
"FOLDER","\server\自部門
\192.168.10.0",,3,,,,"192.168.10.0","255.255.255.0","public"
フォルダ構成情報CSVファイルを指定して、構成管理情報のCSV入出力コマンドを実行します。
mpcmcsv -m ADD -f <フォルダ構成情報CSVファイル名>
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-ノード構成情報の登録
ロードバランサのノード情報をノード構成情報CSVファイルとして作成します。今回の例では、以下のように作成します。
"NODE","bal",,,,"SLB",,,,,,,,,,,,,,,1,"bal","123.30.120.10","255.255.255.0",,,,,
"NODE","bal",,,,"SLB",,,,,,,,,,,,,,,,"bal1","192.168.10.101","255.255.255.0",,,,,
"NODE","bal",,,,"SLB",,,,,,,,,,,,,,,,"bal2","192.168.10.102","255.255.255.0",,,,,
ノード構成情報CSVファイルを指定して、構成管理情報のCSV入出力コマンドを実行します。
mpcmcsv -m ADD -f <ノード構成情報CSVファイル名>
これらの操作により、[Systemwalkerコンソール[監視]]の[ノード一覧]ツリーにロードバランサのノードおよびその所属するセグメントフォ ルダが登録されます。
mpcmcsv(構成管理情報のCSV入出力コマンド)の詳細については“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照し てください。
仮想ノードの登録
フォルダ構成情報の登録コマンドおよびノード構成情報の登録コマンドを実行した後、仮想ノードの登録コマンドを実行することで、仮 想ノードを含めた監視マップの作成および「仮想ノードの監視」ポリシーによる監視を行うことができるようになります。
ここでは前述のロードバランサに、以下の業務ごとの仮想IPと実構成する実サーバが登録されている場合を例に説明します。
仮想ノードの例
仮想ノード名 仮想IPアドレス ネットマスク
業務-1 192.168.20.101 255.255.255.0
業務-2 192.168.20.102 255.255.255.0
サーバの例
ホスト名 代表IPアドレス ネットマスク 業務
Host-1 192.168.20.111 255.255.255.0 業務-1
Host-2 192.168.20.112 255.255.255.0 業務-1
Host-3 192.168.20.113 255.255.255.0 業務-1,業務-2
Host-4 192.168.20.114 255.255.255.0 業務-2
Host-5 192.168.20.115 255.255.255.0 業務-2
仮想ノードと関連情報の登録
ロードバランサに登録されている仮想ノードと業務を構成するサーバの情報を仮想ノード構成情報CSVファイルとして作成します。
今回の例では、以下のように作成します。
"VIRTUALNODE","192.168.20.101","255.255.255.0","業務-1"
"VIRTUALNODE","192.168.20.102","255.255.255.0","業務-2"
"SLBLINK","192.168.20.101","123.30.120.10"
"SLBLINK","192.168.20.102","123.30.120.10"
"VIRTUALLINK","192.168.20.101","192.168.20.111"
"VIRTUALLINK","192.168.20.101","192.168.20.112"
mpnmvnc -m ADD -f <仮想ノード構成情報CSVファイル名>
mpnmvnc(仮想ノード登録コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
5.4.6.3 仮想ノードの構成変更
運用中に仮想ノードに実ノードを追加/削除した場合、Systemwalkerコンソール上の監視マップに構成変更を反映する必要がありま す。
IPCOMの場合
IPCOMによる負荷分散先の変更や追加を行う場合、以下の手順により構成情報を変更します。
なお、仮想ノードの追加、および削除を同時に行った場合は、各手順にあるポリシー配付は、最後に一度行うようにしてください。
仮想ノードの追加する
1. IPCOM上の設定で、仮想ノード(ファーム)の追加、および関係するサーバ(実ノード)の追加を行います。(注)
2. [Systemwalkerコンソール[編集]]で、[ツリー選択]コンボボックスから[業務管理]を選択します。
3. “仮想ノードを新規に検出・登録する”の手順に従って、1.で設定を行ったIPCOMノードに対して、仮想ノード検出を行います。
4. “仮想ノードの監視ツリー/監視マップの作成”の手順に従って、仮想ノードを追加し、監視マップを更新します。
5. “監視ポリシーの設定”の手順に従って、仮想ノード監視のポリシーの設定を行います。
6. ポリシー配付を行います。
注)
複数のIPCOMが存在する場合は、それぞれのIPCOM設定を行う必要があります。IPCOMの設定方法は、IPCOMのマニュアルを 参照してください。
仮想ノードの削除する
1. IPCOM上の設定にて、仮想ノード(ファーム)の削除を行います。(注1)
2. [Systemwalkerコンソール[編集]]で、[ツリー選択]コンボボックスから[ノード一覧]を選択します。
3. 1.で削除した仮想ノードを選択し、メニューの[オブジェクト]-[削除]を選択して削除します。(注2)
4. ポリシー配付を行います。
注1)
複数のIPCOMが存在する場合は、それぞれのIPCOM設定を行う必要があります。IPCOMの設定方法は、IPCOMのマニュアルを
参照してください。
注2)
仮想ノードを削除した場合、仮想ノードとの依存関係を示す矢印も削除されます。仮想ノードを削除した場合、業務管理ツリーの監 視マップに表示されていた仮想ノード、および仮想ノードとほかのノードの依存関係を示す矢印も削除されます。
実ノードの追加する
1. IPCOM上の設定にて、実ノードを追加します。(注)
2. [Systemwalkerコンソール[編集]]で、[ツリー選択]コンボボックスから[業務管理]を選択します。
3. “仮想ノードを新規に検出・登録する”の手順に従って、1.で設定したIPCOMノードに対して、仮想ノード検出を行います。
4. “仮想ノードの監視ツリー/監視マップの作成”の手順に従って、1.で追加した実ノードを、監視マップに追加します。
5. “監視ポリシーの設定”の手順に従って、1.で設定を行った実ノードと関連を持つ仮想ノードのポリシー設定画面を表示し、そのまま [OK]ボタンをクリックし、ポリシーの再設定を行います。
6. ポリシー配付を行います。
137
-注)
複数のIPCOMが存在する場合は、それぞれのIPCOMで設定を行う必要があります。IPCOMの設定方法は、IPCOMのマニュアル を参照してください。
実ノードの削除する
1. IPCOM上の設定にて、実ノードを削除します。(注1)
2. [Systemwalkerコンソール[編集]]で、[ツリー選択]コンボボックスから[業務管理]を選択します。
3. “仮想ノードを新規に検出・登録する”の手順に従って、1.で設定を行ったIPCOMノードに対して、仮想ノード検出を行います。
4. Systemwalkerコンソール[編集]から、1.で削除した実ノードを選択し、メニューの[オブジェクト]-[削除]を選択して削除します。(注
2)
5. ポリシー配付を行います。
注1)
複数のIPCOMが存在する場合は、それぞれのIPCOMで設定を行う必要があります。IPCOMの設定方法は、IPCOMのマニュアル を参照してください。
注2)
仮想ノードを削除した場合、仮想ノードとの依存関係を示す矢印も削除されます。実ノードを削除した場合、監視マップに表示され ていた実ノードとのほかの依存関係を示す矢印も削除されます。
他のロードバランサの場合
負荷分散装置で仮想ノードに依存する実ノードの構成情報が変更された場合、以下の手順により構成情報を変更します。
1. 構成管理情報のCSV入出力コマンドで登録したフォルダ構成情報およびノード構成情報を構成管理情報のCSV入出力コマンド (mpcmcsv)を使用して構成情報を更新します。
2. 更新(追加/削除/変更)後の構成情報を、仮想ノード登録コマンドで反映します。
3. “監視ポリシーの設定”の手順に従って、1.および2.で設定を行った仮想ノードのポリシー設定画面を表示し、ポリシーの再設定 を行います。
4. ポリシー配付を行います。
mpnmvnc(仮想ノード登録コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
5.4.6.4 仮想ノードの監視ツリー / 監視マップの作成
検出した仮想ノードを監視するには、業務管理ツリーおよび業務を作成し、仮想ノードを業務に追加して、監視マップを作成する必要 があります。
監視マップの作成手順を説明します。
業務管理ツリー/業務を作成する
仮想ノードを監視するには、最低1つの業務管理ツリー、および業務が必要です。業務管理ツリーや業務が作成されていない場合に は、業務管理ツリーと業務を作成してください。業務管理ツリーと業務の作成手順については、“[業務管理]ツリーを作成する”を参照 してください。
仮想ノードを業務に追加する
1. [Systemwalkerコンソール[編集]]で、[ツリー選択]コンボボックスから[業務管理]を選択します。
2. 業務管理ツリーが複数存在する場合は、[ファイル]メニューから[監視ツリーの選択]を選択し、[監視ツリーの選択]ダイアログボッ