7 0 弁舌
0 以 上
た︒
﹁釈尊の尊い御諭しを重ねて賜ったからには︑
︹わ
れ
ら一
同 ︺
一生懸命教えを身につけ︑その教えの通りに
仏道を歩み︑間違っても疑いを懐くようなことはいた
しま
せん
︒﹂
0
以 上無量 寿 経 巻 下 四分
1義山﹃随開講録﹂
(浄
全
一四
四00
・上 )を 参照
︒
2原文は﹁遡向︑
3造罪に対する抑止のニュアンスを加えた︒
4ここは法然﹃選択本願念仏集﹄第四章段による︒以下︑中輩・下
輩についても同様に対応した︒
5ここでの文脈は上輩について︑その特質を説き明かすところと解 した い
︒
そのため己を補った
︒以下︑中輩・下輩についても同
様に対応した︒
6原文は﹁次如上輩者也﹂であり︑本経における﹁次如﹂の用例は
三輩段以外では下巻の﹁次如弥勅者也﹂のみ︒この用例は恐らく
先行訳である﹃大阿弥陀経﹄と﹃平等覚経﹂
を受 けた もの であ り︑
意味的には﹃大阿弥陀経﹄でいえば﹁次当復如上第一
輩﹂ (大 正
蔵
一 二
・コ 二
0・上)と同義と思われる︒
7便宜上︑偶頒名を付しておく︒なお往貌備︑東方偏ともいうが︑
ここ では
﹁浄土宗経偶集﹄
に従 った
︒
8原文は﹁無量担︒
9﹁動容発欣笑﹂以下︑ここまでは授記の定型的な表現といえる︒
川原文は
﹁ 一
切天 人衆
﹂
︒義山﹃随開講録﹄
(浄
全
一四
・四
二一
・下
)
によれば菩薩・声聞・天人衆とする︒
日原 文は
﹁八 音﹂
︒義山﹃
随開 講録
﹂
(浄
全
一四
四
一一二・上)によれ
ば︑最好声・易了声・柔軟声・和調声・尊慧声・不誤声・深妙声・
不女声の八種とする︒
ロ原 文は
﹁彼
﹂
︒
この
﹁彼﹂をどのように理解するかは︑本経におけ
る讃重傷の位置"つけ存含め︑今後の研究課題としたい︒
日巻上の記述を前提とすれば︑極楽における住人の毎朝の日課とな
る︒
H原 文は
﹁本 空﹂
︒
日原文は﹁仏世﹂︒義山﹁随
開講 録
﹄
(浄
全
一四
・四
一八・下)によれ
ば︑正像末に通ずとする︒
国原 文は
﹁不 可計 無生 法忍
﹂
︒こ
の用 例は 他に なく
︑﹁ 不可 計﹂ を﹁ 数
え切れない﹂と解する限り無生法忍という境地に複数の種類があ
ると考えなければならないが︑それは馴染まない︒義山﹃随開講録﹂
(浄
全
一四
・四 二二
・上
)は︑﹁不可数の法に於いて無生忍を得るが
故に不可計という﹂とし︑また﹁その智慧が広大であるから不可
計という﹂とする︒実際のところこの経文の意味するところは判
じ難く︑ひとまず﹁広大﹂という説を当てておく︒
口上巻(聖典一・二四
二 で は
三法忍はすべて獲得されるべきものと
して説かれているので︑ここではその整合性を鑑みて訳出した
︒
日義
山
﹃ 随
開講録﹂
(冷
全
一同
凶
二二
・上 )を 参照
︒
日義 山
﹃随
開講 録﹂ (滞 全
一四
四
二二
・下
)を参照︒
却原 文は
﹁百 千﹂
︒このように数学が並んでいる表現は掛け算と捉え
るべきであるが︑ここでは後文との整合性を鑑みて︑このように
訳出
てし お
く︒
目覚りを得るための心的状態を整える実践項目で択党支
・精 進党
支・
喜党 支・ 軽安 党支
・定 党支
・ 捨 党支
・念 覚支 のこ と
︒七菩提分に同じ︒
n義山﹃随聞議録﹂
(浄
全
一四
・四
二七
・上
)を
参一
昭一
︒
n原
文は
﹁志
山田 市仏 道﹂ で︑
﹁志 崇﹂ の用 例は 少な いも のの
︑信 一仏 念が
多用する︒
剖原 文は
﹁消 白之 法﹂
︒
ここ では 白排
﹁無量寿経集解﹂
(続
浄
一・三
六五
・
下)を参照︒
お観 徹
﹃純益寿経A
日 讃
﹄下a
ど安
否
T
表を参照︒回観 徹
﹃無量寿経合讃﹄
4本下 ・
三二
1表
を参
両⁝
︒
町一
観徹
﹁鈍 ⁝
n m品
寿経
An讃﹂下之本
三二
丁表を参照︒
担原 文は
﹁六 和敬
﹂
︒本経においては術語としての定義が不明である
ため
︑使 宜上
︑
﹃大乗義章
﹂一
一一
(大 正蔵 四四
・ 七
一二
・下
)を参
照して訳した︒
四一 律卓 上︑ 付し てお く
︒
却ここからは﹁勧人往生﹂(聖典一・二六O参照)といって︑弥勅に
呼びかける形で人々に極楽往生を勧める場面になるとされている
︒
幻原 文は
﹁坐 椛砕
﹂
︒撚砕はくじく︑打ち填すの意であるが︑塑山内訓
読ではこれを名詞にとる︒義山﹃随開講録﹂
(浄
全
一四
・四
四0・
下)
は﹁怨家﹂の意に読み取り︑ここではそれを参考とした︒
担原 文は
﹁安 所須 待﹂
︒
﹁待
﹂に は﹁ 待つ
﹂︑
﹁留 住﹂ や﹁ 求め る﹂ あ
るいは﹁拠り所とする﹂などその怠は多岐にわたる︒
﹁待 つ﹂ や﹁ 留 住﹂の意を採れば訳文の如くとなり︑﹁求める﹂の意で採れば︑世 俗の営みから何が期待できるのかとの文脈になり︑﹁拠り所﹂と採
れば︑やはり世俗の蛍みがどうして拠り所となるのか︑という文
脈になる︒どれを採っても怠は通じるが︑ここではひとまず訳文
の通りとした︒
目ここでいう﹁先後﹂については︑空間︑時間のいずれにおいても
成立するが︑異訳の﹃大阿弥陀経﹄︑﹁平等党経﹂では時間の意で
用いられている
︒ ﹃ 値 筑
間 半 世 対
経
﹄における文脈の意図は︑現時点の研
究班ではいずれか不明︒訳文としてはひとまず異訳を参照するこ
とと する
︒
却原 文は
﹁遠
﹂慮
︒義
山
﹃随開講韮(浄全一四回凶九・下)を参照︒
括原 文は
﹁其 普﹂
︒文
脈は﹁
t
覚り へと つな がる もの
﹂と 思わ れる が︑ 義山
﹁随開講録﹄
(浄
全
一凶
・凹
五
三
・下 )で は﹁ ただ
三毒微薄に
なるほど云うや﹂としている︒
8 2
研究成果報告
お義 山
﹃随開講録﹂
(浄
全
一四
・四 五四
・上 )存 参照
︒
町原 文は
﹁在 人後 也﹂
︒ただし﹁人後﹂が明確ではないものの︑ここ
ではひとまず義山﹃随開講録﹄
(浄
全
一四
・四 五四
・上 )を 参照 した
︒
却原 文は
﹁長 得度 脱﹂
︒本経には﹁度脱一切﹂の用例があり︑利他行
として理解する可能性も検討に値する︒なお異訳では続けて﹁若
得更生﹂とある︒
羽原文は﹁煽動之塑︒乙こではひとまずこのように訳した︒
叫原 文は
﹁空 ﹂
︒古来︑空性のことと解釈される︒ここでの訳文とし
てはそこまで読み込まなかった︒
原 文は
﹁関 入泥 沼﹂
︒﹃大阿弥陀経﹄の﹁貫入泥湿﹂も含め︑仏典
に限 らず
﹁開 入﹂
﹁賞 入﹂ とい った 用例 は管 見の 限り 他に 類を 見な い
o
u原 文は
﹁教 授典 撹﹂
︒﹁
典撹
﹂については仏典に限らず管見の限り
他に類を見ない︒ただし本経後出に﹁興債智慧﹂とある︒
これ
に 対応 する
﹁大阿弥陀経
﹂ ﹃ ﹄﹂平等覚経では﹁典総智慧
とあ り︑ こ
の用例から類推してひとまずこのように訳しておいた︒なお義山
は﹁
山内 撹智
慧﹂を﹁能解経典撹知衆義﹂(浄全一四
・四 五七
・上 ) と解 する
︒
相原文は﹁無量寿仏声﹂︒
義山
﹁随開講鐸﹂
(浄
全
一四
・四 五五
・下
1
四五六・上)参照︒
制原 文は
﹁慈 敬﹂
︒慈について目下の者から目上の者に用いる場合も
あるが︑そのまま
﹁ 慈
しむ
﹂といった訳語を用いることは馴染ま
ないと判断し︑ひとまず訳文の通りとした︒
必原文は﹁聞無量寿仏﹂︒﹁大阿弥陀経﹂の﹁聞阿弥陀仏声﹂と﹃平
等 覚 涯 の
﹁聞豊島平埜露仏声﹂
を参 照し
︑前 出
﹁関
無量 寿仏 声﹂
のことと解した︒
岨義 山
﹃随開講録﹄
(浄
全
一四・四五八・上)では︑弥勅はすでに生 死を離れた存在と位置づけ︑﹁生死老病痛苦﹂を厭うのは衆生という見方を示す︒ただし原文に対し︑直接そうした解釈の訳文を施
すことは困難と判断した︒
︒便宜上︑付しておく︒
研究成果報告生命倫理の諸問題研究
再生医療の進展とその倫理的問題
はじ
めに
二再生医療の技術動向(担当・
今岡
達雄
)
三再生医療に関する各国の動向
1
海外全般(担当
・ 水 益
還 ) 2
日本国内(担当・坂上雅翁)
四
再生医療をめぐる宗教界の対応
l
主要
宗教
の見
解と
対応
(担
当・
粛藤
知明
・戸
松義
晴)
2
圏内宗教界の対応状況│アンケート調査をもとに
ー(担当・吉田淳雄・名和清隆)
生命倫理・再生医療に関するアンケート│設問と回答
五 および集計結果│
おわりに│再生医療の生命倫理上の問題点│
8 4
はじめに
再生医療とは︑病気やケガによって機能不全に陥つ
た組織や臓器の機能を再生するための治療であり︑今
後の発展への期待が大きいと共に︑進展の可能性が高
い医療分野です︒とりわけ
ipS
細胞を使用した再生
医療には大きな期待が集まっており︑国内・海外を問
わず激しい研究開発競争が繰り広げられています︒
本研究は︑再生医療に関する浄土宗教団の見解・対
応の方向性を検討するためになされたものです︒まず
基礎作業として︑各方面における現状および今後の動
向を把握するために調査研究を行いました︒具体的に
研究活動報告
は ︑
E
S
細胞・
ipS
細胞に代表される先端的再生医療技術の動向︑および国内外の公的機関(メディア)
や宗教団体の対応・
反応などです
︒その作業を通して︑
再生医療に関する生命倫理上の問題点を抽出し︑浄土
宗としてどう対応すべきか︑その方向性を検討してき
ました︒
この成果報告では︑まず再生医療の技術動向につい
て概説し︑続いて再生医療をめぐる各国の動向(海外
全般/日本国内)と宗教界の対応(主要宗教の見解と
対応/国内宗教界の対応状況)をまとめました︒とく
に囲内宗教教団に対しては独自にアンケート調査を行
ぃ︑その結果をふまえて現状を分析しています︒そし
て最後に︑再生医療の生命倫理上の問題点を列挙し
これらにどう対処すべきかについて現段階での考えを
まとめました︒
再生医療の技術動向
再生医療とは何か
イ モ リ や プ ラ ナ リ ア な ど の 動 物 で は 組 織 や 器 官 を 失っても再生することが知られています︒
たとえば無
脊椎動物のプラナリアは動物の中で最も高い再生能力
を持っており︑たとえば一匹のプラナリアを切り刻む
と切片の数だけのプラナリアになります︒
また
︑
リは脊椎動物の中で最も再生能力に高い生き物です︒
尻尾や手足はもちろん︑顎︑脳︑眼︑心臓といった組
織 や 臓 器 の 部も 再 生 す 能る 力を 持っ
て すま
イモリやプラナリアとは異なりますがヒトも再生
能 力 を 持 っ て い ま す
︒たとえばヒトの皮膚は表皮︑
真皮︑皮下組織の三層構造になっており︑さらに表皮
は角質層︑透明層︑頼粒層︑有腕層︑基底層の五層か
ら構成されています︒新しい皮崩細胞は基底層で生成
され︑生まれた新しい細胞は︑次に生まれる細胞に押
し上げられて順次角質層まで行き︑最終的に表面から
イ モ