項番 ファイル名 内容
2 /opt/jp1ajs2/usrtools/converterin JP1/AJS3 がこのファイルにメールを格納したあと,メール
フィルターアプリケーションを起動する。
3 /opt/jp1ajs2/usrtools/converterout 出力ファイル。
メールフィルターアプリケーションで変換したメールを格納す る。
メールフィルターアプリケーションが正常に終了すると,JP1/
AJS3 がこのファイルに格納されているメールを取り出し,監 視条件の判定をする。
メールフィルターアプリケーションの名称には,表の項番 1 に示すファイル名を使ってください。また,
メールフィルターアプリケーションの入力ファイルには表の項番 2 に示す名称を,変換後のメールの出力 ファイルには項番 3 に示す名称を使用してください。
論理ホストを使用している場合,ファイル名は次のようになります。
(例)論理ホスト名が「HOSTNAME1」の場合
• メールフィルターアプリケーション名:
/opt/jp1ajs2/usrtools/converter
HOSTNAME1• 入力ファイル名:
/opt/jp1ajs2/usrtools/converterin
HOSTNAME1• 出力ファイル名:
/opt/jp1ajs2/usrtools/converterout
HOSTNAME1注 「
/opt/jp1ajs2/usrtools/converter
」と論理ホスト名の間,「/opt/jp1ajs2/usrtools/
converterin
」と論理ホスト名の間,および「/opt/jp1ajs2/usrtools/converterout
」と論理ホスト名 の間には,空白文字は入れません。(2) メールフィルターアプリケーションに設定する戻り値
メールフィルターアプリケーションでの変換の終了時,メールフィルターアプリケーションから JP1/AJS3 に戻り値を渡すように設定してください。
JP1/AJS3 は渡された戻り値によって異なる処理をします。メールフィルターアプリケーションに設定す る戻り値と,それに対応する JP1/AJS3 の処理を,次の表に示します。
表 2‒10 戻り値と戻り値に対応する JP1/AJS3 の処理
戻り値 意味 JP1/AJS3 の処理
0 正常終了 メールフィルターアプリケーションの出力ファイルに格納されたメールを取り出し,監
視条件で判定する。
また,メールフィルターアプリケーションで次のメールを変換する。
0 以外 異常終了 メッセージを出力し,メールシステム連携機能を休止状態にする。
また,変換が異常終了したメールを障害用メールファイルに保存する。
次のメールは,JP1/AJS3 が再起動されてから変換する。
メールフィルターアプリケーションから戻り値を渡す方法は,メールフィルターアプリケーションを作成 した言語によって異なります。それぞれ,次に示す方法で設定してください。
• シェル言語の場合:
exit
コマンド• C 言語の場合:
exit()
システムコール2.5.2 文字コード変換に関する仕様
漢字などのマルチバイト文字が使われているメールを,JP1/AJS3 メールシステム連携で使用できるよう に変換するメールフィルターアプリケーションの仕様を説明します。
メールシステム連携で漢字などのマルチバイト文字が使われているメールを扱いたい場合は,文字コード の変換が必要です。変換をしないと,メールで使用している文字コードと JP1/AJS3 が動作している言語 の文字コードが一致しないため,メール受信監視ジョブの条件を満たさなくなります。JP1/AJS3 が動作 している言語の文字コードは,デフォルトでは次のようになっています。
• OS が Solaris の場合:EUC
• OS が Solaris 以外の場合:シフト JIS
これらの文字コードに変換する仕様で,メールフィルターアプリケーションを作成してください。
なお,JP1/AJS3 では,文字コードを変換するシェルスクリプトをサンプルとして提供しています。メー ルフィルターアプリケーションを作成する際,このサンプルを参考にできます。このサンプルのシェルス クリプトについては,「2.5.4 メールフィルターアプリケーションのサンプルシェルスクリプト」を参照し てください。
2.5.3 MIME などのデコードに関する仕様
MIME 形式などのエンコードされているメールを,JP1/AJS3 メールシステム連携で使用できるように変 換するメールフィルターアプリケーションの仕様を説明します。
MIME 形式などのエンコードされているメールを受信した場合,受信したメールに含まれるエンコードの 形式の判別と,それに対応したデコード処理が必要です。
これらの変換をする仕様で,メールフィルターアプリケーションを作成してください。また,デコード処 理をしたメールが,JP1/AJS3 が動作している言語の文字コードと一致しない場合は,さらに JP1/AJS3 が 動作している言語の文字コードへ変換するように,メールフィルターアプリケーションを作成する必要が あります。
2.5.4 メールフィルターアプリケーションのサンプルシェルスクリプト
メールフィルターアプリケーションのサンプルとして,文字コードを変換するシェルスクリプトを用意し ました。このシェルスクリプトでは,受信したメールの文字コードだけを変換し,MIME などのエンコー ドについては変換しません。
ファイルの名称は,
/opt/jp1ajs2/tools/converter
です。このサンプルシェルスクリプトで変換される文字コードは,OS によって次のように異なります。
• OS が Solaris および Linux の場合:JIS から EUC に変換します。
• OS が Solaris および Linux 以外の場合:JIS からシフト JIS に変換します。
なお,OS が Solaris 11 の場合は,サンプルシェルスクリプトは対応していません。Solaris 11 の環境で,
メールフィルターアプリケーションを使用する場合は,受信するメールに記述されている言語の文字コー ド,および JP1/AJS3 が動作している言語の文字コードに従って,シェルスクリプトを作成してください。
2.5.5 メールフィルターアプリケーションのセットアップ
メールフィルターアプリケーションのセットアップ手順を次に示します。
1. メールフィルターアプリケーションを別途用意する。
メールフィルターアプリケーションの仕様に従ったプログラム・シェルスクリプトを用意します。この とき,ファイル名は「
converter
」としてください。2. /opt/jp1ajs2/usrtools ディレクトリを作成する。
3. 手順 2 で作成したディレクトリに読み取り/書き込み権限を与える。
4. 用意したメールフィルターアプリケーションを手順 2 で作成したディレクトリに置く。
5. メールフィルターアプリケーションに実行権限を与える。