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Memory Settingsのタブでは、システムに特定のメモリ・デバイス及びデバイスの動

作周波数を選択することができます。 General Settingsでは、デバイス・ファミリ、ス ピード・グレード、およびクロック情報を選択できます。ページの中央(左側)で は、Memory Presetsダイアログ・ボックスの右側に記載された利用可能なメモリ・

デバイスをフィルタすることができます。詳しくは、図 3–1を参照してください。 使 用している正確なデバイスを検出できない場合、最も近い仕様を持つデバイスを選 択して、次にSelected memory presetフィールドの横にあるModify parametersをク リックすることによって、手動でパラメタを変更し、実際のデバイスを合わせます。

表 3–1は、ALTMEMPHY MegaWizardインタフェースのMemory Settingsページで提供 されているGeneral Settingsを説明しています。

表 3‒1. 一般的な設定 

パラメータ名 説明

Device family ターゲット・デバイス・ファミリ(例: Stratix III) 1–3ページの 表 1–2に、サポートさ れるデバイス・ファミリを示します。 ここに選択されたデバイス・ファミリは

MegaWizardページ2aで選択されたデバイス・ファミリと一致する必要があります。

Speed grade デバイスの特定のスピード・グレードを選択します(例: Stratix IIIデバイス・ファミリ

の場合は2、3、または4)。

PLL reference clock frequency

外部入力クロックからPLLへのクロック周波数を決定します。 周波数は166.667 MHzま

たは100 MHzぐらいではない場合、動作検証のシミュレーションおよびPLLロック問

題を回避するために、3つの小数点を使用するのを確認します。

Memory clock frequency

メモリ・インタフェースのクロック周波数を決定します。達成可能な最大周波数より 下にあるメモリ・デバイスを動作している場合、メモリ・デバイスでサポートされる 達成可能な最大周波数ではなく、実際の動作周波数を入力することを確認します。 ま た、周波数は333.333 MHzまたは400 MHzぐらいではない場合、動作検証のシミュ レーションおよびPLLロック問題を回避するために、3つの小数点を使用するのを確 認します。

Controller data rate メモリ・コントローラ用データ・レートを選択します。メモリ・インタフェース周波

数(フル・レート)またはメモリ・インタフェース周波数の1/2(ハーフ・レート)に 等しいコントローラの周波数を設定します。

Enable half rate bridge このオプションは、HPC IIにのみ使用できます。

メモリ・クロック・ドメインにコントローラを維持するためにオンされると、メモリ・

クロック・スピードの半分でローカル・サイドが実行できます。したがって、レイテ ンシを削減することができます。

Local interface clock frequency

この値はメモリ・クロック周波数、コントローラ・データ・レート、およびEnable

Half Rate Bridgeオプションをオンしているかどうかによって異なります。

Local interface width この値はメモリ・クロック周波数、コントローラ・データ・レート、およびEnable

Half Rate Bridgeオプションをオンしているかどうかによって異なります。

第 3 章 : パラメータの設定 3–3 ALTMEMPHY パラメータの設定

表 3–2は、表示されるMemory Presetsをフィルタするのに使用できるオプションを 説明しています。このオプションのセットは、DDRまたはDDR2 SDRAMのいずれか を作成しているかを示すところです。

カスタム・メモリ・プリセットを作成するための Preset Editor の使用 使用している実際のメモリ・デバイスに最も近いまたは同じであるデバイスを Memory Presetsリストで選択します。 次に、Modify Parametersボタンをクリックし て、Preset Editorダイアログボックス内の以下の設定をパラメータ化します。

メモリ属性— これらはDQ、DQストローブ(DQS)、アドレスとメモリ・クロッ ク・ピンのシステム数を決定する設定です。

メモリ初期化オプション—これらの設定は初期化プロセスの一部としてメモリ・

モード・レジスタに格納されます。

メモリ・タイミング・パラメータ—これらは、PHYを作成して、時間制約するパ ラメタです。

1 使用しているデバイスはMemory Presetsに記載されていますが、一部のパラメータが メモリ・デバイスのデータシートで更新されいる可能性があるので、Preset Editorダ イアログ・ボックスの中の設定が正確であることを確実します。

システムを反映するために、背景が白いパラメータを変更することができます。ま た、デバイス・パラメータは使用しているデバイスに一致するように、背景がグ レーのパラメータで変更することができます。 背景がグレーのパラメータは選択され たメモリ・デバイスの特性であり、これらを変更すると新しいカスタム・メモリ・

プリセットが作成されます。 Save As(ページの左下側の部分)をクリックして、

<quartus_install_dir>\quartus\common\ip\altera\altmemphy\lib\ ディレクトリに新しい設定 を保存すると、この新しいメモリ・プリセットをソフトウェアの同じバージョンに 作成した他のQuartus IIプロジェクトで使用できます。

Saveをクリックすると、新しいメモリ・プリセットはMemory Settingsタブで、

Memory Presetsリストの下部に表示されます。

1 デフォルト・ディレクトリ以外のディレクトリに新しい設定を保存する場合、

Memory Settingsタブ内でLoad Presetをクリックして、Memory Presetsリストに設定 をロードします。

図 3–2に、DDR2 SDRAMに対するPreset Editorダイアログ・ボックを示します。

表 3‒2. メモリのプリセット・リスト 

パラメータ名 説明

Memory type 表示するメモリの種類をフィルタすることができます(例: DDR2 SDRAM)。 ALTMEMPHY

メガファンクションはDDR SDRAMおよびDDR2 SDRAMをサポートします。

Memory vendor ベンダによってメモリの種類をフィルタすることができます。 JEDECもオプションの1

つで、JEDEC規格を選択できます。 選択されたベンダがリストされていない場合、DDR

およびDDR2 SDRAMインタフェースにJEDECを選択できます。そして、選択したデバ

イスと同様な仕様のあるデバイスを選択して、各パラメータの値をチェックします。 デ バイス仕様を合わせるために、各パラメータ値を変更することを確認します。

Memory format フォーマットによってメモリの種類をフィルタすることができます(例: ディスクリー

ト・デバイスまたはDIMMパッケージ)。

Maximum frequency 最大動作周波数によってメモリの種類をフィルタすることができます。

3–4 第 3 章 : パラメータの設定 ALTMEMPHY パラメータの設定

AdvancedオプションはArria II GXおよびStratix IVデバイスにのみ利用できます。 この オプションでは、FPGAによってキャリブレートされたメモリ仕様のパーセンテージ を示します。 パーセンテージ値はアルテラのプロセス・バリエーションに基づいて見 積もられます。

表 3–3~表 3–5にメモリ属性、メモリ初期化オプション、およびメモリ・タイミン グ・パラメータに使用できるDDR2 SDRAMパラメータを説明しています。 DDR

SDRAMには同じパラメータがありますが、値の範囲はDDR2 SDRAMと異なります。

図 3‒2. DDR2 SDRAM のプリセット・エディタ

第 3 章 : パラメータの設定 3–5 ALTMEMPHY パラメータの設定

表 3‒3. DDR2 SDRAM 属性の設定 ( その1 )

パラメータ名 範囲 (1) 単位 説明

Output clock pairs from FPGA 1~6 ペア FPGAからメモリにドライブされる差動クロック・

ペアの数を定義します。 複数のデバイスにインタ フェースするとき、クロック・ペア数が多くなる ほど、各出力の負荷が減少します。 Arria IIGX、

Stratix III 及び Stratix IVデバイスの差動信号では、

メモリ・クロック・ピンは信号スプリッタ機能を使 用します。

Memory chip selects 1、2、4、また は8

ペア メモリ・インタフェースでチップ・セレクトの数 を設定します。 チップ数の点ではメモリの深さで

す。 ローカル・サイド・バイナリはチップ・セレ

クト・アドレスをエンコードするので、示された 範囲に制限されます。 範囲が仕様を満たしていな い場合は、この値をより大きい数に設定できます。

しかしながら、ALTMEMPHYメガファンクションの 最上位のアドレス・スペースは実際のメモリ・ア ドレスのいずれにもマップされません。

ALTMEMPHYメガファンクションは複数のチップ・

セレクトと連携して、すべてのチップ・セレクト

(mem_cs_n信号)に対してキャリブレーション します。

Memory interface DQ width 4–288 4–288 メモリ・インタフェースのDQピンの総数を定義

します。 複数のデバイスにインタフェースする場

合、デバイスあたりのDQピンの数とデバイスの 数を掛けます。GUIでは288ビットDQ幅を選択で きますが、インタフェース・データ・幅がデバイ スでピンの数によって制限されます。最高性能を 達成するために、インタフェース全体をデバイス の1つのサイドに維持します。

Memory vendor JEDEC、 Micron、

Qimonda、

Samsung、

Hynix、 Elpida、

Nanyaなど

— サポートされるすべてのメモリ規格用にメモリ・

ベンダの名称をリストします。

Memory format ディスクリー

ト・デバイス、

バッファなし DIMM、レジス

タ付きDIMM

— デバイスまたはモジュールにインタフェースする かどうかを指定します。 SODIMMはバッファなし DIMMまたはレジスタ付きDIMMでサポートされ ています。

Maximum memory frequency メモリ・デバ イス・データ シートを参照

MHz メモリでサポートされる最大周波数を設定します。

Column address width 9~11 ビット インタフェース用にカラム・アドレス・ビット数

を定義します。

Row address width 13–16 ビット インタフェース用にロウ・アドレス・ビット数を

定義します。

Bank address width 2または3 ビット インタフェース用にバンク・アドレス・ビット数

を定義します。