4.1 Oracle BPA メソッドの概要
4.1.1 BPMN モデルの作成
4.1.1.4 ビジネス ルール
ビジネスプロセスの動作を定義します。ビジネスルールエンジンは、ビジネスルールを管理 および実行するシステムです。通常、ビジネスルールシステムは、ルールリポジトリ、ルー ルオーサーおよびルールエンジンで構成されています。ルールオーサーでは、アプリケー ションコードとは個別にビジネスルールを指定できます。コードとビジネスルールを分離す ることによって、ビジネスアナリストは、グラフィカルツールを使用してビジネスポリシー を迅速に変更できます。ルールエンジンでは、ビジネスルールが評価され、ビジネスプロセ スで使用される決定またはファクトが戻されます。通常、ルールは、データベースまたはファ イルシステム内のルールリポジトリに格納されます。
ビジネスルールのプロパティは次のとおりです。
標準のプロパティ: ビジネス ルール機能
■ Name: ビジネスルールの名前を入力します。
■ Rules: ビジネスルールセットを定義する説明を入力します。
注意: これによって定義されるBPELセンサーを使用して、実行時のBPEL プロセスのアクティビティ、変数および障害を監視できます。センサー定義 は、実行可能なビジネスプロセス内のプローブとなり、Business Activity
Monitoringのダッシュボードにデータを送信します。
標準のプロパティ: センサー定義
■ When to watch: 「At the Beginning」、「At the End」または「Exception」から選択します。
■ What to watch: どの業務データ項目を監視する必要があるかの説明(フリーテキスト)を
入力します。
■ Action: 監視条件が満たされた場合にこのBPELセンサーによって実行されるアクションの
説明を(フリーテキストで)入力します。
拡張プロパティ: ビジネス ルール機能
■ Description/Definition: ビジネスルール機能の説明を入力します。
4.1.1.5 XSD からのデータ構造のインポート
Oracle BPAのデータ構造は、XSDファイルからインポートできます。
1. 「Designer」ペインの「Explorer tree」内のデータベースノードの下にあるフォルダを選択
します。
2. メインメニューで「SOA」→「Import data structures」を選択します。
「Import data structures - Specify source and location」ページが表示されます。
3. 「Source」フィールドに、データ構造の定義を含むソースのXSDファイルを指定します。
「Location」フィールドには場所を示す値が自動的に入力されることに注意してください。
4. 「Next」をクリックします。
「Import data structures - Select XSD elements」ページが表示されます。
5. 技術用語を作成するXSD要素を選択します。
6. 「Finish」をクリックします。
4.2 BPEL プロセスへのビジネス プロセスの変換
Oracle BPAでEPC図またはBPMN図を表示または編集する場合にOracle JDeveloperのブ
ループリントエディタでブループリントを使用可能にするには、「SOA」→「Share Blueprint with IT」を選択します。
これで、JDeveloperでブループリントを使用してBPELプロセスを作成できるようになります。
JDeveloperでのブループリントエディタの使用方法の詳細は、第7章「JDeveloperでのプロセ
スブループリントの使用」を参照してください。
BPEL変換によって、プロセスブループリントおよび関連するBPELコードのスケルトンが生 成されます。IT開発者は、ランタイムエンジン(BPEL Process Manager)にデプロイできる実 行可能プロセスにBPELコードを変換する場合、BPELコードに実装の詳細を追加する必要があ ります。
BPELプロセスへのビジネスプロセスの変換では、次の処理が実行されます。
■ BPEL変換時に、通知サービスがビジネススコープに変換されます。ビジネススコープ内 には、対応する通知サービス、および通知サービスを起動するためのBPELアーティファ クトが作成されます。
■ BPEL変換時に、ヒューマンタスクがヒューマンワークフローのビジネススコープに変換 されます。タスクサービスが自動的に生成され、タスクサービスを起動するためのBPEL
注意: これによって定義されるBPELセンサーを使用して、実行時のBPEL プロセスのアクティビティ、変数および障害を監視できます。センサー定義 は、実行可能なビジネスプロセス内のプローブとなり、Business Activity
Monitoringのダッシュボードにデータを送信します。
アーティファクトも生成されます。「Notification/Reminder」の注意が、ビジネス注釈に 変換されます。
■ BPEL変換時に、自動アクティビティがビジネススコープに変換されます。
■ BPEL変換時に、ビジネスサービスがPartner Linkに変換されます。具体的なWSDLに関 連付けられているビジネスサービスの場合は、具体的なPartner Linkに変換されます。そ うでない場合は、抽象的なPartner Linkに変換されます。「Represented by」が「Invoke」 に設定されている場合は、ビジネススコープ内に起動アクティビティが作成され、Partner Linkに関連付けられます。「Represented by」が「Receive」に設定されている場合は、ビ ジネススコープ内に受信アクティビティが作成され、Partner Linkに関連付けられます。
センサー定義がビジネス注釈に変換されます。
■ BPEL変換時に、XOR、ANDおよびORゲートウェイがswitch文とcase文に変換されま す。
■ BPEL変換時に、ビジネスプロセス図内のすべての業務データが変数に変換されます。業 務データがXSDに関連付けられている場合は、XSDがエクスポートされ、生成された BPELスケルトンプロセス内の変数がXSDタイプに設定されます。そうでない場合は、変 数が文字列タイプに設定されます。
■ ビジネスルールが決定サービスに変換されます。「Rules」フィールドのフリーテキストが ビジネス注釈に変換されます。
5
BPA Suite クイック スタート サンプルの使用
この章では、BPAクイックスタートサンプルの使用方法について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
■ 5.1項「クイックスタートサンプルBPAプロジェクトの理解」
■ 5.2項「OBPAリリース11クイックスタートサンプルの設定」
■ 5.3項「BPAクイックスタートサンプルプロジェクトの開始」
■ 5.5項「Oracle BPA Architectでのサービスの関連付け」
■ 5.6項「プロセスモデルのシミュレーション」
■ 5.7項「将来のプロセスのモデル化」
■ 5.8項「シミュレーション実験の実行」
■ 5.9項「BPELプロセスへのビジネスプロセスの変換」