通常、ビジネスプロセスモデルの改良は継続的に行われているため、対応する実行可能BPEL プロセスとの同期を取る必要があります。改良は、開発中に頻繁に行われますが、プロセスが 本番環境に移行されると頻度が低くなります。IT開発者は、BPA Repository Serverに接続する ことによって、現在使用している既存のBPELプロセスと新しいバージョンのブループリント プロセスモデルをマージできます。マージされたモデル内のすべてのアクティビティの実行の 詳細は、マージ前のものと同じであり、ITによって行われた実装の変更は保存されます。
3.9 BPA リポジトリへの BPEL 実行可能プロセスの保存
IT開発者は、Oracle JDeveloperからBPAリポジトリに実装の詳細を追加した後、BPELプロセ スを保存できます。IT開発者は、構造全体に対して最小限の変更を行うことができます。既存 のスコープ間に新しいスコープを追加することはできますが、業務ユーザーによって作成され たスコープを削除することはできません。削除を試行すると、Oracle Business Process
Architectで改善提案として業務ユーザーに示されます。業務ユーザーは、これらの提案を承認
または拒否できます。
3.10 継続的なプロセスの展開
IT開発者とのビジネスプロセスモデルの共有は、一回限りのハンドオフではなく、本質的に 反復されます。共有メタデータ(プロセスブループリント)によって業務とITの提携を保持 すると同時に、業務はプロセスモデルを継続的に改良および拡充します。プロセスの全ライフ サイクルにわたり、実行可能なプロセスはビジネスプロセスモデルと同時に進行します。IT 開発者は、新しいバージョンのプロセスブループリントの作成時にリアルタイムで警告を受け
取り、Oracle SOA SuiteのBPEL Process Designerコンポーネントを使用しながらプロセスを参
照および変更できます。実装されるプロセスが業務ユーザーの予想に確実に一致するように、
業務レベルの変更は開発者によって行われたすべての変更に自動的にマージされます。ITに よって行われた有意義な実装作業は、マージプロセス中に保持され、迅速な開発とプロトタイ プの作成を促進します。また、IT開発者はブループリントビュー内でビジネスフローに変更 を加えることができ、これらの変更はビジネスリポジトリに実行可能なBPELモデルが保存さ
れる際にBusiness Architectツールに反映されます。業務ユーザーは、これらの変更を参照し
て、新しいバージョンを作成するためにビジネスプロセスモデルに組み込むことができます。
3.11 デプロイおよびテスト
IT開発者は、Oracle BPEL Process Manager上で実行可能プロセスをデプロイおよびテストで きます。
3.12 監視および管理
デプロイ済で実行中のプロセスは、Oracle Application Server Controlを使用して管理し、
Oracle BAMを使用して監視することができます。Oracle BAMは、可視性を確保しパフォーマ
ンスを分析するために、リアルタイムの可視性を提供し、ビジネスプロセス、システムおよび 他のソースからリアルタイムにビジネスメトリックを取得します。これによって、企業幹部 は、実際のパフォーマンスを定期的に測定し、企業の様々なサービスおよびビジネスプロセス にわたる品質保証契約(SLA)を監視できるようになります。このツールによって、必要に応 じて、キーパフォーマンスインディケータ(KPI)に実際のビジネスプロセスにドリルダウン するオプションを関連付けることができます。業務管理者は、ダッシュボードを使用してプロ セスのボトルネックおよび遅延を効率的に把握し、業務環境が変化した場合に修正措置を取る ことができます。
図3-8に、BPAモデルの監視方法および管理方法を示します。
図3-8 BPAモデルの監視および管理
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Oracle BPA メソッド フィルタ
この章では、Oracle BPAメソッドフィルタについて説明します。
この章の内容は次のとおりです。
■ 4.1項「Oracle BPAメソッドの概要」
■ 4.2項「BPELプロセスへのビジネスプロセスの変換」