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デスクトップの複製

第6章 デスクトップの準備

6.7. デスクトップの複製

6.7.1. デスクトップの複製方法 (Oracle VDI Hypervisor)

複製は、プールに内容を追加するもっともすばやく効率的な方法です。プールでの複製を有効にするには、次の手順 に従います。

始める前に

テンプレートを複製する前に、デスクトップをインポートする必要があります。詳細については、「「デスクトップ のインポート方法 (Oracle VDI Hypervisor)」」セクションを参照してください。

Oracle VDI Manager の手順

• 既存のプールで複製を有効にするには、次の手順に従います。

1. Oracle VDI Manager で、「プール」に移動します。

2. プールを選択します。

3. 「複製」タブに移動します。

デスクトップの複製方法 (VMware vCenter)

4. 「テンプレート」メニューからテンプレートを選択します。Oracle VDI および Microsoft Hyper-V デスクトップ プロバイダの場合は、選択したテンプレートのマスターリビジョンからすべてのデスクトップが複製されます。

5. 複製を開始するには、「自動複製を有効にする」をチェックしてから「保存」をクリックします。

• プールの作成中に新規プールウィザードで複製を有効にするには、次の手順に従います。

1. デスクトップテンプレートを選択し、「自動複製を有効にする」を選択します。

2. 「完了」をクリックしてプールの作成を終了し、自動複製を開始します。

1 分以内に複製が開始し、複製が開始すると「ジョブ」ウィンドウに複製ジョブが開始したことが表示されます。

「ジョブ」ウィンドウにアクセスするには、Oracle VDI Manager の左上にある「実行中ジョブ」リンクをクリックし ます。複製ジョブが正常に完了すると、新しいデスクトップがプールのプロファイルの「デスクトップ」タブに表示 されます。ページの更新が必要な場合があります。

CLI の手順

• プールでの自動複製を開始します。

# /opt/SUNWvda/sbin/vda pool-start pool name

例 - プールでの自動複製を開始する

example% /opt/SUNWvda/sbin/vda pool-start MyPool

6.7.2. デスクトップの複製方法 (VMware vCenter)

複製は、プールに内容を追加するもっともすばやく効率的な方法です。プールでの複製を有効にするには、次の手順 に従います。

Oracle VDI では VMware リンククローンがサポートされています。Oracle VDI でリンククローンを使用できるように する方法については、「「VMware リンククローンを有効にする方法」」を参照してください。

始める前に

テンプレートを複製する前に、仮想マシンをインポートする必要があります。詳細については、「「デスクトップの インポート方法 (VMware vCenter)」」セクションを参照してください。

Oracle VDI Manager の手順

1. Oracle VDI Manager で、「プール」に移動します。

2. 「リソース」タブに移動します。

3. 新しく複製される仮想マシンの優先ストレージを選択します。

デフォルトでは、すべての使用可能なストレージを利用できます。それぞれの複製について、使用可能なディスク 容量が最も多いストレージが Oracle VDI によって選択されます。

4. 「複製」タブに移動します。

5. 「テンプレート」メニューから優先テンプレートを選択します。

メニューには、VMware vCenter で使用可能なすべてのテンプレートが一覧表示されます。

6. 「システムの準備を適用」を選択し、使用するカスタマイズ仕様を指定します。

7. 「自動複製を有効にする」を選択し、「保存」をクリックすると、複製が開始されます。

1 分以内に複製が開始し、複製が開始すると「ジョブ」ウィンドウに複製ジョブが開始したことが表示されます。

「ジョブ」ウィンドウにアクセスするには、Oracle VDI Manager の左上にある「実行中ジョブ」リンクをクリックし ます。複製ジョブが正常に完了すると、新しいデスクトップがプールのプロファイルの「デスクトップ」タブに表示 されます。ページの更新が必要な場合があります。

VMware リンククローンを有効にする方法

CLI の手順

• プールでの自動複製を開始します。

# /opt/SUNWvda/sbin/vda pool-start pool name

6.7.3. VMware リンククローンを有効にする方法

Oracle VDI では VMware リンククローンがサポートされています。VMware リンククローンを使用すると、複数の 仮想マシンが仮想ディスクを親の仮想マシンと共有して、同じソフトウェアインストールを使用できるようになり ます。リンククローンは、各仮想マシンの差異を差分ディスクに格納することでディスク容量を節約します。また、

リンククローンは、完全クローンよりも短い時間で作成されます。VMware リンククローンについては、VMware の Web サイトを参照してください。

VMware リンククローンはプールごとに適用されます。

始める前に

VMware リンククローンは、次の条件を満たす場合にのみ使用できます。

• VMware ESX 4.0 以降を使用している。

• テンプレートに 1 つ以上のスナップショットがある。

Oracle VDI Manager の手順

1. Oracle VDI Manager で、「プール」に移動します。

2. プールを選択します。

3. 「複製」タブに移動します。

4. 「リンククローン」チェックボックスを選択します。

5. 「保存」をクリックします。

CLI の手順

• プールでのリンククローンを有効にします。

# /opt/SUNWvda/sbin/vda pool-setprops -p linked-cloning=enable pool name

次の例では、リンククローンを MyPool という名前のプールで有効にしています。

# /opt/SUNWvda/sbin/vda pool-setprops -p linked-cloning=enabled MyPool

次の例では、リンククローンを MyPool という名前のプールで無効にしています。

# /opt/SUNWvda/sbin/vda pool-setprops -p linked-cloning=disabled MyPool

6.7.4. デスクトップの複製方法 (Microsoft Hyper-V)

複製は、プールに内容を追加するもっともすばやく効率的な方法です。プールでの複製を有効にするには、次の手順 に従います。

始める前に

テンプレートを複製する前に、仮想マシンをインポートする必要があります。詳細については、「「デスクトップの インポート方法 (Microsoft Hyper-V)」」セクションを参照してください。

Oracle VDI Manager の手順

• 既存のプールで複製を有効にするには、次の手順に従います。

複製のカスタマイズについて

1. Oracle VDI Manager で、「プール」に移動します。

2. プールを選択します。

3. 「複製」タブを選択し、複製パラメータを指定します。

4. 最小限として、複製元のデスクトップテンプレートを定義し、「自動複製を有効にする」を選択します。

• プールの作成中に新規プールウィザードで複製を有効にするには、次の手順に従います。

1. デスクトップテンプレートを選択し、「自動複製を有効にする」を選択します。

2. 「完了」をクリックしてプールの作成を終了し、自動複製を開始します。

1 分以内に複製が開始されてから、「ジョブ」ウィンドウに、複製ジョブの表示が開始されます。「ジョブ」ウィン ドウにアクセスするには、Oracle VDI Manager の左上にある「実行中ジョブ」リンクをクリックします。複製ジョブ が正常に完了すると、新しいデスクトップが「プール」ページの「デスクトップ」タブに表示されます。ページの更 新が必要な場合があります。

CLI の手順

• プールでの自動複製を開始します。

# /opt/SUNWvda/sbin/vda pool-start pool name

次の例では、自動複製を MyPool プールで有効にしています。

# /opt/SUNWvda/sbin/vda pool-start MyPool

6.7.5. 複製のカスタマイズについて

Oracle VDI には、複製プロセスで Windows デスクトップをカスタマイズする方法として、Active Directory 環境 で使用されることが多い Microsoft システム準備 (Sysprep) と、Oracle VDI 高速準備 (FastPrep) の 2 つがありま す。Oracle VDI FastPrep は、Microsoft Sysprep の代替ツールです。Sysprep は Oracle VDI Manager 内から起動でき ます。

Sysprep を使用すると、必ず、各デスクトップの複製にそれぞれ一意のセキュリティー識別子 (SID) が割り当てられ ます。対応するテンプレートリビジョンは、準備が完了すると自動的に「Sysprep 適用済み (Sysprepped)」という マークが付けられます。

FastPrep は、各デスクトップの複製時間を短縮することを目的としています。FastPrep は Sysprep を利用して、各 複製のコンピュータ名を変更し、それをドメインに追加し、必要に応じてカスタマイズ後のスクリプトを実行できま す。

6.7.6. 高速準備の問題をデバッグする方法

Fastprep で複製が失敗した場合、通常、エラーコードが返されます。一般に、返されるエラーコードは、複製がドメ インへの参加を試みた際に、デスクトップまたはドメインコントローラから返される Microsoft Windows システムエ ラーコードです。エラーコードについては、次を参照してください。

http://msdn.microsoft.com/en-us/library/ms681381%28v=vs.85%29.aspx

さらにデバッグが必要な場合は、次のコマンドを実行して、障害の発生した複製の自動クリーンアップを無効にでき ます。

# /opt/SUNWvda/sbin/vda settings-setprops -p cloning.cleanup.failures=disabled

この設定を無効にすると、障害の発生した複製はすべて Oracle VDI によって削除されなくなるため、複製を調査して エラーが発生した原因を特定できます。

ドメインへの参加を試みる際に発生した問題が解決していない場合は、C:\Windows\Debug\netsetup.log にある複製の Windows netsetup.log を調べて、試みた参加操作のデバッグ出力を確認してください。

Windows テンプレートによる Oracle VDI 高速準備を有効にする方法 (Oracle VDI Hypervisor および Microsoft Hyper-V)

問題が解決したら、次のコマンドを実行して、障害の発生した複製の自動クリーンアップを有効にします。

# /opt/SUNWvda/sbin/vda settings-setprops -p cloning.cleanup.failures=enabled

自動クリーンアップが無効になっている間に複製に障害が発生したのであれば、その複製はプロバイダホストに残っ ています。これらの複製は、Oracle VDI Manager またはコマンド行を使用して手動で削除する必要があります。

6.7.7. Windows テンプレートによる Oracle VDI 高速準備を有効にする方法 (Oracle VDI Hypervisor および Microsoft Hyper-V)

Windows デスクトップでは、Oracle VDI による複製を正常に行うにはカスタマイズが必要です。Microsoft システム 準備とは異なり、高速準備 (FastPrep) では使用前にテンプレートの特別な準備は必要ありません。

始める前に

1. 高速準備用のテンプレートを準備します。

a. カスタマイズ後のスクリプトが必要な場合、複製前にそのスクリプトをテンプレートにコピーするようにして ください。

b. テンプレートがドメインのメンバーでないことを確認してください。テンプレートはワークグループのメン バーである必要があります。

2. 仮想マシンテンプレートを Oracle VDI Manager にインポートします。

詳細については、次のセクションを参照してください。

• 「デスクトップのインポート方法 (Oracle VDI Hypervisor)」

• 「デスクトップのインポート方法 (Microsoft Hyper-V)」

Oracle VDI Manager の手順

1. Oracle VDI Manager で、「プール」に移動します。

2. プールを選択します。

3. 「複製」タブ、または新規プールウィザードの「テンプレートを選択」画面に移動します。

4. 「システムの準備」の横にある「作成」をクリックします。

5. テンプレート OS のドロップダウンから、適切な高速準備オプションを選択します。

6. 「システム準備ファイルを作成する」ダイアログが表示されます。

• Windows ドメイン - Windows ドメインの FQDN (例: my.domain.com)。

• ドメイン管理者 - コンピュータアカウントの作成とドメインへの参加に必要なアクセス権を持つドメイン管理 者。必要に応じてドメインを前に付けることもできます (例: my.domain.com\Administrator)。

• ドメイン管理者パスワード - ドメイン管理者のパスワード。

• コンピュータ コンテナ DN - 新しいコンピュータアカウントを配置するための DN (例: OU=Accounting,OU=VDI Center,DC=my,DC=domain,DC=com)。空白のままであれば、デフォルトのコンピュータコンテナ

(ou=Computers,DC=my,DC=domain,DC=com) が使用されます。

• 読み取り専用ドメインコントローラ - Windows 2008 Server で、セキュリティー保護のない場所に配備する際に ドメインコントローラ (DC) を読み取り専用に設定できます。コンピュータが読み取り専用 DC を介してドメイ ンに参加する場合、アカウントがすでに存在し、特別な読み取り専用フラグが必要になります。

• デスクトップ管理者 - コンピュータ名の変更、ドメインへの参加、必要に応じたカスタムスクリプトの実行を行 うためのアクセス権を持つテンプレートの管理者アカウント。Windows Vista/7 では、「管理者」アカウントを 有効にして使用する必要があります。