第6章 デスクトップの準備
6.2. デスクトップについて
「デスクトップ」という用語は、仮想化ホスト上で実行されるオペレーティングシステムのインスタンスを指しま す。デスクトップはユーザーに提供され、デスクトップアクセスクライアントを介してアクセスされます。Oracle VDI は、次のいずれかの仮想化プラットフォームでデスクトップを管理します。
• Oracle VM VirtualBox
• VMware Infrastructure
• Microsoft Hyper-V
• Microsoft リモートデスクトップ
デスクトップはユーザーごとに 1 つずつ作成することもできますが、同じアプリケーションを必要とするユーザーグ ループがいくつかあるという状況が一般的です。Oracle VDI を利用するとデスクトップテンプレートの準備および使 用ができ、テンプレートから必要な数のデスクトップを複製できます。テンプレートについては、「「テンプレート とリビジョンについて」」セクションを参照してください。
6.2.1. サポートされるデスクトップオペレーティングシステム
次の表に、デスクトッププロバイダタイプごとにサポートされるデスクトップオペレーティングシステムを示しま す。特に、この表の下に記載されている注記にはご注意ください。
デスクトップオペレーティングシステム Oracle VDI Hypervisor VMware vCenter Microsoft Hyper-V
Windows 7 (32 ビットと 64 ビット) ✓ ✓ ✓
Windows Vista Enterprise ✓ ✓ ✓
Windows XP SP2/SP3 (32 ビットと 64 ビッ
ト) ✓ ✓ ✓
Windows 2000 SP4 ✓ (VRDP のみ)
Oracle Linux 5.6 ✓ (VRDP のみ)
Oracle Solaris 10 (2009 年 10 月リリース以
降) ✓ (VRDP のみ)
Ubuntu 11.04 (Natty Narwhal) ✓ (VRDP のみ) Ubuntu 10.04 (Lucid Lynx) ✓ (VRDP のみ)
Microsoft リモートデスクトッププロバイダでサポートされるデスクトップは、「「Microsoft リモートデスクトップ サービス」」で説明されています。
仮想デスクトップで使用できる機能は、プールに対して選択した RDP プロトコルや Oracle VDI へのアクセスに使用 される方法によって異なります。詳細については、次のセクションを参照してください。
• 「VRDP と MS-RDP の比較」
• 「デスクトップへのアクセス方法について」
6.2.2. デスクトップで選択可能な操作
プラットフォームによっては使用できない操作もあります。VMware には VMware vCenter という独自の管理ツール があるため、Oracle VDI はデータにアクセスするだけです。Microsoft リモートデスクトップはほかと異なり仮想化プ ラットフォームではないので、デスクトップをインポートしたり個人的に割り当てたりできません。
アクション 詳細 Oracle VDI Manager での場所 vda サブコマンド デスクトッププロ バイダ
デスクトップのイ
ンポート Oracle VDI に仮想マシ ンをインポートします。
その後、デスクトップ を任意のユーザーに割 り当てられます。Oracle
「デスクトップ」タブ → 「インポー
ト」(ボタン) pool-vb-import pool-vb-import-unmanaged
• Oracle VDI
• Hyper-V
• VMware
デスクトップで選択可能な操作
アクション 詳細 Oracle VDI Manager での場所 vda サブコマンド デスクトッププロ バイダ
VM VirtualBox および Microsoft Hyper-V でホ ストされるマシンは、共 有フォルダからインポー トできます。さらに、仮 想マシンは Oracle VM VirtualBox ホストから 直接インポートできま す。VMware vCenter の場合、仮想マシンは VMware vCenter の管 理下に置かれたままに なりますが、ユーザー 割り当てと実行時管理 は Oracle VDI で行いま す。
詳細については、次のセ クションを参照してくだ さい。
• 「デスクトップのイ ンポート方法 (Oracle VDI Hypervisor)」
• 「デスクトップのイン ポート方法 (Microsoft Hyper-V)」
• 「デスクトップのイン ポート方法 (VMware vCenter)」
pool-vc-import pool-hv-import
• 汎用
デスクトップの複
製 任意のデスクトップと同
一の複製を作成します。 「デスクトップ」タブ → 「複製」(メ
ニュー) desktop-duplicate • Oracle VDI
• Hyper-V デスクトップ名の
変更 デスクトップ名を変更し
ます。複数のデスクトッ プがユーザーに割り当て られている場合、この名 前はエンドユーザーにも 表示されます。
「デスクトップ」タブ → 「名前の変
更」(メニュー) desktop-setprops • Oracle VDI
• Hyper-V
• 汎用 デスクトップのエ
クスポート 選択したデスクトップを ディスクにエクスポート します。このデスクトッ プは仮想マシンのプロ パティーについて記述し た XML ファイルと、デ スクトップのハードドラ イブの内容について記述 した .vdi ファイルで構 成されています。エクス ポートしたデスクトップ を格納して Oracle VDI 以外から使用できるよう になります。
「デスクトップ」タブ → 「エクス
ポート」(メニュー) desktop-export • Oracle VDI
デスクトップで選択可能な操作
アクション 詳細 Oracle VDI Manager での場所 vda サブコマンド デスクトッププロ バイダ
デスクトップの削
除 必要に応じて、デ
スクトップは停止さ れます。Oracle VM VirtualBox および Microsoft Hyper-V でホ ストされるデスクトッ プの場合、iSCSI ディ スクがストレージから 削除されます。VMware vCenter デスクトップの 場合、VMware vCenter で仮想マシンを利用可 能な状態にしておくとい う選択も可能です。デス クトップへのすべての参 照は、Oracle VDI デー タベースから削除されま す。
「デスクトップ」タブ → 「デスク
トップの削除」(メニュー) desktop-delete • Oracle VDI
• Hyper-V
• VMware
• 汎用
デスクトップをテ
ンプレートに変換 デスクトップをプールの テンプレート管理に移動 して最初のリビジョンを 作成します。
「デスクトップ」タブ → 「テンプ
レートに変換」(メニュー) desktop-template • Oracle VDI
• Hyper-V 複製のリセット リサイクルポリシーにか
かわらず、複製されたす べてのデスクトップ (現 在使用されていないも のまたは個人に割り当て られていないもの) を削 除して新しいデスクトッ プが複製されます。この 操作を実行すれば、すべ てのデスクトップを同一 のテンプレートまたは最 新のマスターリビジョ ンから確実に複製し、命 名規則や Windows シス テム準備などの「Pools-Cloning」タブの最新の 設定を使用できます。
「デスクトップ」タブ → 「複製のリ
セット」(メニュー) • Oracle VDI
• Hyper-V
• VMware
デスクトップの割
り当て ユーザーとデスクトッ
プの間に持続的な関係を 作成します。このデスク トップは、そのユーザー の個人用のデスクトップ として予約されます。
「デスクトップ」タブ → 「割り当
て」(ボタン) user-personaldesktop • Oracle VDI
• Hyper-V
• VMware
• 汎用 ユーザーの削除 ユーザーとデスクトップ
間の永続的な関係を破棄 します。
「デスクトップ」タブ → 「ユーザー
の削除」(メニュー) user-unassign • Oracle VDI
• Hyper-V
• VMware
• 汎用 ユーザーのログア
ウト ユーザーを RDS セッ
ションからログアウト 「デスクトップ」タブ → 「ユーザー
のログアウト」(ボタン) desktop-logoff • MS Remote
デスクトップで選択可能な操作
アクション 詳細 Oracle VDI Manager での場所 vda サブコマンド デスクトッププロ バイダ
し、セッションを破棄し ます。
切断 ユーザーを RDS セッ
ションから切り離しま す。ただし、セッショ ンは RDS セッションホ ストに引き続き存在し、
ユーザーはあとで再接続 できます。
「デスクトップ」タブ → 「切断」(ボ
タン) desktop-disconnect • MS Remote
デスクトップの起
動 同じホストでデスクトッ
プを再起動します。ホス ト上でデスクトップが登 録されていない場合、空 きメモリーに基づいてデ スクトップが選択されま す。その後、デスクトッ プは登録されて起動しま す。
「デスクトップ」タブ → 「起動」(ボ
タン) desktop-start • Oracle VDI
• Hyper-V
• VMware
デスクトップの終
了 ACPI の終了信号をテン
プレートに送信します。 「デスクトップ」タブ → 「終了」(メ
ニュー) desktop-stop
(「-p」オプションなし)
• Oracle VDI
• Hyper-V
• VMware デスクトップの再
起動 同じホストでデスクトッ
プを再起動します。PC の再起動ボタンを押した 場合と同様に、ファイル が開いている場合はデー タが失われる可能性があ ります。
「デスクトップ」タブ → 「再起動」
(ボタン) desktop-restart • Oracle VDI
• Hyper-V
• VMware
デスクトップの電
源切断 ただちにデスクトップ
の電源を切り、Oracle VM VirtualBox または Microsoft Hyper-V の 仮想化ホストから登録 解除します。VMware vCenter 仮想化ホストの 場合、デスクトップの電 源を切るだけです。
「デスクトップ」タブ → 「電源切
断」(メニュー) desktop-stop -p (「-p」オプションを指 定)
• Oracle VDI
• Hyper-V
• VMware
デスクトップの中
断 デスクトップの状態を
ディスクに保存します。
デスクトップを再開する と、一時停止前と同じ状 態になります。
「デスクトップ」タブ → 「中断」(メ
ニュー) desktop-suspend • Oracle VDI
• Hyper-V
• VMware デスクトップコン
ソールを開く 新しいウィンドウを開い て、ブラウザからデスク トップに直接アクセスし ます。
「デスクトップ」タブ → 「コンソー ル」タブ → 「ウィンドウで開く」(ボ タン)
• Oracle VDI
ISO をマウントま たはマウント解除 する
仮想マシンに対して ISO イメージをマウントまた はマウント解除します。
「デスクトップ」タブ → 「ISO イ メージのマウント」、または「ISO イメージのマウント解除」(メニュー)
desktop-mount-iso desktop-unmount-iso
• Oracle VDI
• Hyper-V デスクトップの有
効化 一部のエラー状況
で、Oracle VDI はデス クトップの「応答のな
「デスクトップ」タブ → 「有効にす
る」(メニュー) desktop-activate • Oracle VDI
• Hyper-V
テンプレートとリビジョンについて
アクション 詳細 Oracle VDI Manager での場所 vda サブコマンド デスクトッププロ バイダ
い」レンダリングをデ スクトップが使用できな いものとしてマークしま す。デスクトップを以前 の状態に戻すには、「有 効にする」をクリックし ます。