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● 企業の上流で操業する各サプライヤーを特定するのは困難な場合がある。企業 は、ボックス3の勧告を適用することが奨励される。

企業の操業の害悪の中止、防止または緩和

● 企業はセクターまたはサブセクターに対して、「利用可能な最良の技術基準文書」

に定義される、利用可能な最善の処理技術(BAT)を実行することが奨励される

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● 環境への害悪のリスクがある場合に、人の健康と安全を考慮し、リスクに関す る科学的・技術的な理解に基づきつつ、費用対効果のある防止・緩和措置の導 入を後ろ倒しする理由として、完全な科学的根拠がない旨の言及を避けること が奨励される。

● 繊維生産、皮なめし及び綿花栽培で、企業は、水使用の効率化の推進や真水へ の依存を減らす方法について、既存の手引きに頼ることができる。方法の例は、

節水機器への投資、水の再使用、染色等における水使用の削減である。方針と 研修は、水の管理計画を支援すべきである。

企業のサプライチェーンにおける害悪の防止または緩和の努力

● 企業は、例えば、サプライヤーの節水推進や真水に依存するプロセスの削減等 を通じて、水資源が逼迫する地域から責任ある調達が可能か判定すべきである。

企業が拡張を考える場合、水需要の純増加への取組方法も考慮すべきである。

● 水資源が逼迫する地域から責任ある調達ができない場合、企業は水ストレスの ない地域へサプライヤーを変えるべきである。

67 IPPC(2003)を参照。

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● 水資源が逼迫する地域から調達可能と判定する場合、企業は、サプライヤーに よる水使用の効率的計画を開発・実施し、真水へのプロセス依存縮小を支援す ることが奨励される。

● 企業は、節水が地域社会と彼らのビジネスに重要である理由を、サプライヤー に伝えるべきである。

汚染と廃水の管理

企業とそのサプライチェーンにおける潜在的及び実際の害悪の特定

スコーピング

● 企業は、水質汚染の高リスクがあり、適切な廃水管理を要するサプライチェー ンの段階を特定すべきである。衣類・履物セクターでは、これは綿花栽培と染 色仕上工程(繊維と皮革)に見られる。

● 企業は、高リスクの国で染色仕上工程を行うべきか判定すべきである。考慮の 要素は次を含む。

- その国(または生産集団)は適切な廃水インフラを有するか。

- その国は廃水規制を十分実施しているか(信用できる検査があるか)。

● 上記の事項を判定する際、国によるデータは不十分なことがある。現地の状態 を考慮に入れるべきである(例えば土壌と帯水層への漏出のリスク、希釈能力 及び放流水域の耐性)。

● 綿花に関しては、企業は綿花が上部集水域で栽培され、従って流域汚染の高リ スクをもたらすかどうかを判定すべきである68

68 UNEP、健康に危険な水、持続可能な開発における廃水管理の中心的役割、迅速な応答性評 価、UNEP、ジュネーブ

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● 企業は、綿花栽培が化学物質使用(例えば肥料と殺虫剤)の規制と執行がぜい弱な 国で行われているかどうか判定すべきである。

サプライヤー評価

● 企業は、高リスク段階と高リスク国または高リスク地域(例えば上部集水域)で操 業するサプライヤー評価を優先すべきである。衣類・履物セクターで操業する多く の企業の場合、これは高リスク国または高リスク場所での綿花生産、皮なめし及び 繊維生産を評価するという意味である。

● 企業が上流で操業する各サプライヤーを特定するのは困難かもしれない。企業は、

ボックス3の勧告を適用することが奨励される。

企業自体の操業の害悪の中止、防止または緩和

● 企業はセクターまたはサブセクターに対して、「利用可能な最良の技術基準文書」

に定義される利用可能な最善の処理技術(BAT)を実行することが奨励される 69

● 環境への害悪のリスクがある場合に、人の健康と安全を考慮し、リスクに関す る科学的・技術的な理解に基づきつつ、費用対効果のある防止・緩和措置の導 入を後ろ倒しする理由として、完全な科学的根拠がない旨の言及を避けること が奨励される。

● 企業は既存の手引きに頼ることもできる。以下にその幾つかを述べる。是正措 置計画の一般的な構成要素は次を含む。

綿花栽培

- 肥料と殺虫剤に関する責任ある化学物質の管理

- 水使用の最適化、灌漑の実践

- 利用可能な最良技術の実施(実行可能な場合)

69 統合的IPPC(2003)を参照。

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- 農民の指導と能力向上

染色仕上工程(繊維と皮革)

- 責任ある化学物質の使用についてはモジュール8.有害な化学物質を参照の こと。

- 効果的な廃水管理-廃水処理プラント(ETP)の効果的な運営と管理

- 工場内の基底流水、廃水処理手順の機能、廃水の測定及びサンプル収集と 分析に関するETPの運営と保守に関する技術研修

- 液体放出ゼロまたは水のリサイクル(実行可能な場合)となるような水管 理の支援。

選択された国際協定書と基準

• OECD Guidelines for Multinational Enterprises, Chapter VI. Environment.

• OECD Principles on Water Governance 資料

• OECD (2015), Stakeholder Engagement for Inclusive Water Governance, OECD Studies on Water, OECD Publishing, Paris.

• OECD (2015), “Securing Water, Sustaining Growth”, Report of the GWP/OECD Task Force on Water Security and Sustainable Growth, OECD, Paris.

• IPPC (2003), Best Available Techniques Reference Document for the Textiles Industry, European Commission.

• IPPC (2013), Best Available Techniques Reference Document on the Tanning of Hides and Skins, European Commission.

• UNGC (2010), The CEO Water Mandate, Guide to Responsible Business Engagement with Water Policy, UNGC, Geneva.

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