スタンバイモードというのは待機状態のことで、人工呼吸は行いませんが、設定条 件を維持するとともにバッテリーの充電を行います。
警告
• 酸素に接続したままの状態で装置をスタンバイモードにする場合は、
室内空気中の酸素濃度が上昇しないよう、適切な換気を行ってくださ い。人工呼吸器を直ちに使用する予定がない場合は、酸素の接続を外 してください。
• 患者に人工呼吸器をつないだ状態でスタンバイモードにしないよう 注意してください。人工呼吸器の作動が停止して患者が障害を受ける 恐れがあります。スタンバイモードにする時は、装置が患者につなが れていないことを必ず確認してください。
注:
スタンバイモードにする場合も、バッテリーを充電することができるよ う、装置はAC電源に接続して電源スイッチもONにしてください。
スタンバイモードにする場合は次の手順に従ってください。
1. 人工呼吸器の電源をONにしてください。人工呼吸動作を行っている場合は、
いったん電源スイッチをOFF にしてから、再び電源をONにしてください。
この時人工呼吸器の作動は開始させません。これでスタンバイモード・メ ニューにアクセスすることができます。
2. メニューキーを押します。
3. ノブを回してスタンバイモードを選択します。
4. 入力キーを押してください。ディスプレイに次のメッセージが表示されます。
カンジャヲキリハナシテイマスカ ? ニュウリョクキーデツギニススミマス
5. 患者に装置が接続されていないことを確認し、入力キーを押してください。( このメッセージが表示されている間に入力キーを押さないと装置をスタンバ イモードにすることはできません。)
...3
人工呼吸器の始動
700 シリーズ人工呼吸器
...
3-10
6. 次のメッセージが表示されて、スタンバイモードになったことを知らせます。
スタンバイモード
カイジョキーデモトニモドリマス
AC/バッテリー充電 ON、内蔵バッテリー残量、安全弁開放の 3 つのインジ ケーターが点灯します。スタンバイモード中は他のキーもすべて点灯し、ディ スプレイは OFF になります。またスタンバイモードでは、ファン不良、バッ テリー未充電、AC 電源低下、電源低下の 4 つのアラームを除き、アラーム は発動しません。
スタンバイモードを解除して人工呼吸器を作動させるときは次の手順にしたがっ てください。
1. 解除を押してください。
2. 次のメッセージが表示されます。
ジコシンダンチュウ ...
3. 数秒後に POSTが終了し、前回の最終有効設定にしたがって人工呼吸動作が スタートします。
...4
SECTION
...
4-1 4
自己診断テスト
(SSTと
EST)700 シリーズ人工呼吸器は、いずれも以下の自己診断テスト機能を搭載していま す。
• ショートセルフテスト(SST) は、短時間(約 2 ~ 3 分) で実行できる簡単な テストです。このテストにより、人工呼吸器の作動確認、患者回路のリークの
チェック、および回路のコンプライアンスの測定を行います。起動時の自己診 断テスト(POST) は SST の一部です。
• 拡張セルフテスト(EST) は、人工呼吸器の電子回路とガス回路の両方が完全に 作動することを確認するための総合的な運転テストです。EST には POST と SST のテスト内容も含まれています。
注意
EST は弊社のサービスエンジニアもしくは、弊社によるトレーニングを受 けた資格のある技術者のみが行えます。通常の使用の範囲では EST を行う 必要はありません。詳しくは弊社 TSC までお問い合わせください。
警告
• SST または EST を実行するときは、患者から人工呼吸器を外してくだ
さい。人工呼吸器を患者に取り付けたまま SST や EST を実行すると、
患者に障害を与える恐れがあります。
• SSTもしくは EST で不良が確認された場合は、人工呼吸器本体または
付属部品に不具合が発生しています。該当する不具合が患者の障害に はならないことが明らかな場合、あるいは該当する不具合が他の障害 に起因するリスクを増大させるものではないことが明らかな場合を 除き、装置本体または付属部品の不具合の修理が終わるまで装置の使 用を控えてください。
700 シリーズ人工呼吸器
...4
自己診断テスト
(SSTと
EST)700 シリーズ人工呼吸器
...
4-2
注意
SST と EST を正確に実行するには、人工呼吸器の電源スイッチを ON にし てから 10 分間以上経過した後の室内空気(酸素濃度 21 %) 中でテストを 実行します(EST の場合は、酸素供給源も必要です)。
表 4-1 に SST と EST の内容を示します。
表 4-1: 700 シリーズ人工呼吸器自己診断テスト
テスト名 目的 実施時期
ショート セルフ テスト (SST)
EST の縮小版です。オペレーターが最初に実行す るテストであり、ガス回路と電子回路が綿密に点 検されます。また、呼吸の供給時に補正するため に、システムリークとシステム/チュービングコ ンプライアンスもチェックします。POST は SST の一部として実行されます。
人工呼吸器を患者に取り付け る前、または患者回路や加湿 器を交換した後
拡張セルフ テスト (EST)
人工呼吸器の電子回路とガス回路の両方が完全に 作動することを確認するための総合的な運転テス ト。POST と SST は EST の一部です。
• 人工呼吸器の点検修理時
• 人工呼吸器の動作確認の一 環として
• 人工呼吸器が作動しなく なった場合
注:
通常のご使用に際しては SST を実施してください。EST は、弊社のサービスエ ンジニアもしくは、弊社によるトレーニングを受けた資格のある技術者のみが 行えます。通常の使用の範囲では EST を行う必要はありません。詳しくは弊社 TSC までお問い合わせください。
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自己診断テスト
(SSTと
EST) 4700 シリーズ人工呼吸器
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4-3