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シミュレータを使用したデザインのシミュレーション

ドキュメント内 Intoroduction to Quartus IIマニュアル Ver. 4.2 (ページ 132-139)

Quartus II シミュレータを使用して、プロジェクトの任意のデザインをシミュレー

ションすることができます。必要な情報のタイプによって、機能シミュレーション を実行してデザインのロジック機能をテストするか、タイミング・シミュレーショ ンを実行してターゲット・デバイスにあるデザインのロジック機能およびワースト・

ケース・タイミングの両方をテストできます。

Quartus II開発ソフトウェアでは、デザイン全体でもデザインの一部でもシミュレー

ションできます。プロジェクトの任意のデザイン・エンティティをトップレベルの デザイン・エンティティとして指定することができ、トップレベルのエンティテイ とすべての下位デザイン・エンティティをシミュレーションすることができます。

実行するシミュレーションの種類、シミュレーションを行う時間、スティミュラス、

および Settings ダイアログ (Assignments メニュー) の Simulator ページまたは Simulator Toolウィンドウ (Toolsメニュー) にある他のシミュレーション・オプショ ンを指定することができます。128 ページの図 3に、Simulatorページを示します。

Quartus IIシミュレータを使用して、PowerPlay Power Analyzerで使用するSignal Activityファイルを作成することができます。Signal Activityファイルはデザインの トグル・レートおよびスタティック確率データを含みます。シグナル・アクティビ ティ・ピリオドの制限をしたり、またグリッチ・フィルタリングの動作も指示する ことができます。

関連情報 参照先

タイミング・シミュレーション・ライブラリ Quartus IIヘルプの「Altera Postrouting Libraries」

機能シミュレーション・ライブラリ Quartus II ヘ ル プ の「Altera Functional Simulation Libraries」

ModelSimまたはModelSim-Alteraソフトウェア を使用したシミュレーションの実行

アルテラWebサイトのQuartus II Handbook、Volume 3のChapter 1「Mentor Graphics ModelSim Support」

VCSソフトウェアにおけるシミュレーションの 実行

アルテラWebサイトのQuartus II Handbook、Volume 3のChapter 2「Synopsys VCS Support」

NC-VerilogおよびNC-VHDLソフトウェアによる シミュレーションの実行

アルテラWebサイトのQuartus II Handbook、Volume 3のChapter 3「Cadence NC-Sim Support」

第 7 章: シミュレーション

Quartus IIシミュレータを使用したデザインのシミュレーション

シミュレーションを開始する前に、タイミング・シミュレーションの場合はデザイン をコンパイルし、機能シミュレーションの場合は Generate Functional Simulation Netlistコマンド (Processingメニュー) を選択して、機能シミュレーション用ネットリ ストを生成します。 さらに、ベクタ・ソース・ファイルを作成して、シミュレーショ ンの入力ベクタのソースとして指定しなければなりません。 Simulator は、ベクタ・

ソース・ファイルに格納されている入力ベクタを使用して、シミュレーションの入力 ベクタのソースとして指定しなければなりません。

Quartus II 開発ソフトウェアで機能シミュレーションまたはタイミング・シミュ

レーションを実行する基本的なフローを下記に示します。

1. シミュレータ設定を指定します。

2. 機能シミュレーションを実行する場合は、Generate Functional Simulation

Netlist コマンドを選択します。タイミング・シミュレーションを実行する場

合は、デザインをコンパイルします。

3. ベクタ・ソース・ファイルを作成および指定します。

4. Start > Start Simulationコマンド (Processingメニュー)、Simulator Toolウィ ンドウ、またはquartus_sim実行コマンドを使用して、シミュレーションを実 行します。

第 7 章: シミュレーション

Quartus IIシミュレータを使用したデザインのシミュレーション

図 3. Simulatorページ

Status ウィンドウに、シミュレーションの進行状況および処理時間が表示されます。

ReportウィンドウのSummaryセクションに、シミュレーション結果が表示されます。

第 7 章: シミュレーション

Quartus IIシミュレータを使用したデザインのシミュレーション

波形ファイルの作成

Quartus II Waveform Editorにより、波形フォーマットのシミュレーションの入力 ベクタを作成および編集できます。Waveform Editorを使用して、デザインのロジッ クの動作を記述する波形ファイルに入力ベクタを追加できます。図 4を参照してく ださい。

図 4. Quartus II Waveform Editor

quartus_sim実行コマンドの使い方

quartus_sim実行コマンドを使用して、シミュレータをコマンド・プロンプトまたはスクリプトから個

別に実行することができます。

quartus_sim実行コマンドでは、任意のテキスト・エディタを使用して表示可能なテキスト・ベースの

レポート・ファイルが個別に作成されます。

quartus_sim実行コマンドのヘルプを参照する場合は、コマンド・プロンプトで次のいずれかを入力し

ます。

quartus_sim -h

quartus_sim --help

quartus_sim --help=<トピック名>

第 7 章: シミュレーション

Quartus IIシミュレータを使用したデザインのシミュレーション

Quartus II開発ソフトウェアは、ベクタ波形ファイル (.vwf)、ベクタ・テーブル出力 ファイル (.tbl)、ベクタ・ファイル (.vec)、およびベクタ・テーブル・シミュレータ・

チャネル・ファイル (.scf) フォーマットの波形ファイルをサポートしています。

Waveform Editorでシミュレータ・チャネル・ファイルまたはベクタ・ファイルを

編集することはできませんが、ベクタ波形ファイルとして保存することは可能です。

Simulator Tool

Simulator Toolコマンド (Toolsメニュー) を使用して、シミュレータの設定を行っ たり、シミュレータの開始と停止を指定したり、現行プロジェクトに対するシミュ レーション波形を開いたりすることができます。 Simulator Tool ウィンドウは、

MAX+PLUS IIシミュレータに類似しています。 シミュレーションを実行するには、

機能シミュレーションの場合は最初に Simulator Tool の Generate Functional Simulation Netlistボタンを使用して、タイミング・シミュレーションを実行してい る場合にはデザインをコンパイルして、シミュレーション・ネットリストを生成す る必要があります。図 5に、Simulator Toolウィンドウを示します。

図 5. Simulator Toolウィンドウ

タイミング解析

8章の内容:

はじめに 132

Quartus II開発ソフトウェアにおける

タイミング解析の実行 133

Early Timing Estimateの実行 140

8

8

第 8 章: タイミング解析 はじめに

はじめに

Quartus®IIのタイミング・アナライザは、デザインの全ロジックのパフォーマンス

を解析することができ、デザインのタイミング要求値に合致するようフィッタを行 うのに有効です。 タイミング・アナライザは、デフォルトでフル・コンパイルの中 で自動的に実行され、デザインに関するセットアップ・タイム (tSU)、ホールド・タ イム (tH)、Clock to Output遅延 (tCO) および最小tco、ピン間遅延 (tPD) および最小

tpd、最大クロック周波数 (fMAX)、およびその他のタイミング特性などのタイミン

グ情報を解析し、レポートします。また、タイミング制約が与えられた時またはデ フォルトが適用された時にタイミング・アナライザはスラック・タイムもレポート します。タイミング・アナライザで生成された情報を使用して、デザインのタイミ ング・パフォーマンスの妥当性を解析およびデバッグできます。 また、高速タイミ ング・モデルを使ってタイミング解析を実行することができ、オフチップでドライ ブする信号のClock to Pad遅延の検証に対しベスト・ケースのタイミング結果をレ ポートすることができます。図 1に、タイミング解析のフローを示します。

図 1. タイミング解析フロー

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第 8 章: タイミング解析

Quartus II開発ソフトウェアにおけるタイミング解析の実行

Quartus II 開発ソフトウェアにおけるタイミ

ドキュメント内 Intoroduction to Quartus IIマニュアル Ver. 4.2 (ページ 132-139)