・デバイスコレクションの作成
あとの手順で作成する「ストリーム配信仮想マシン」のデバイスを保存するデバイスコレクションを新た に作成します。 以下の手順にしたがって新しいデバイスコレクションを追加してください。
1)「XDFarm→サイト→XDSite→デバイスコレクション」をクリックします。
2)「右クリック→デバイスコレクションの作成」をクリックします。
3)「デバイスコレクション プロパティ」が表示されます。以下のように設定して、「OK」ボタンをクリッ クします。
-「全般」タブ
名前:XDCollection2
説明:ストリーム配信仮想マシン用
-「セキュリティ」タブ
1)デバイス管理者グループの「追加」ボタンをクリックします。
2)「xendesktop.example.com/Users/Domain Admins」にチェックマークをつけます。
3)「OK」ボタンをクリックします。
・ストリーム配信仮想マシンの作成
ストリーム配信仮想マシンをウィザードを使って作成します。ストリーム配信仮想マシン自体はテンプレ
ート化したディスクレスクライアントをクローンしたものになります。
「ストリーム配信仮想マシンウィザード」によって複数仮想マシンが配備され、Provisioning Services の デバイスコレクションにデバイスとして登録されます。ハイパーバイザーホストとは MAC アドレスにより ひも付けされますが、これらの設定はウィザードにより自動的に行なわれます。
それでは早速、「ストリーム配信仮想マシンの作成」を行ないましょう。
1)PVS サーバーで「Provisioning Services コンソール」を実行します。
2)「XDFarm→ストア→XDStore」をクリックします。
3)vDisk(pvs-vDisk)を「右クリック→プロパティ」をクリックします。
4)「vDisk のプロパティ」でアクセスモードを「標準イメージ」に変更して「OK」ボタンをクリックしま す。
5)「XDFarm→サイト→XDSite→右クリック→ストリーム配信仮想マシン セットアップウィザード」をク リックします。
6)「ストリーム仮想マシンセットアップウィザード」が起動します。「次へ」ボタンをクリックします。
7)「ハイパーバイザーコネクション」では以下のように設定して「次へ」ボタンをクリックします。
-「VMware vSphere/ESX」を選択
ハイパーバイザー:172.18.5.13 (vCenter Server の IP) ユーザー名:XENDESKTOP\Administrator
パスワード;(ドメイン管理者のパスワード)
8)「次へ」ボタンをクリックすると、ハイパーバイザーへ接続確認が行なわれます。
9)ハイパーバイザーとの接続にエラーがなかった場合、「ハイパーバイザークラスター」の選択画面が表示 されます。「次へ」ボタンをクリックします。
10)「仮想マシンテンプレート」で前の手順で作成したディスクレスクライアントを選択して「次へ」ボタ ンをクリックします。
11)「コレクションと vDisk」の選択を行ないます。以下のように設定して「次へ」ボタンをクリックしま す。
コレクション:XDCollection2
-デバイスを登録するコレクションを選択
標準モードの vDisk:XDStore¥pvs-vDisk -vDisk の保存領域を設定
12)「仮想マシン」の構成を設定します。以下の設定を行なって「次へ」ボタンをクリックします。
作成する仮想マシンの数:2 vCPU 数:1
メモリ:2048MB
Active Directory コンピューターアカウント
・新しいアカウントを作成する
※ここで指定する割り当てメモリは、元となるテンプレートで設定されているメモリ容量「以上」の値を 指定してください。
テンプレートより小さな値を設定した場合、ディスクレスクライアントの複製に失敗してしまいます。
13)「Active Directory のアカウントと場所」の構成を設定します。以下の設定を行なって「次へ」ボタン をクリックします。
Active Directory コンピューターアカウントと場所 ドメイン:xendesktop.example.com
xendesktop.example.com/XENDESKTOP
アカウント名前付けスキーム:pvsxd56user###
※この設定により、xendesktop.example.com ドメインの XENDESKTOP という OU 配下にコンピュー ターが作成されます。
14)「概要」で作業内容を確認して「完了」ボタンを押すと仮想マシンが複製されます。 本ガイドの例で は 2 つの仮想マシンがテンプレートを元に作成されます。
15)vCenter Server 上に二つの仮想マシンが追加されていることを確認します。
16)Active Directory の「XENDESKTOP OU」に二つのコンピューターが追加されていることを確認しま す。
17)Provisioning Services コンソールの「XDCollection2」に二つのデバイスが追加されていることを確 認します。
以上で PVS サーバー上での設定は終了です。
■DDC サーバーの構築編
最後にディスクレスクライアントを DDC サーバーの「Desktop Studio」に登録します。 次の図をご覧く ださい。
スタンダードな仮想デスクトップ環境ではクライアントから仮想マシンに直接アクセスしていましたが、
PXE ブート型の仮想デスクトップへの接続は図のようにディスクレスクライアントに接続する形になりま す。
ディスクレスクライアントは vDisk 上のマスターイメージと XenApp などによる公開アプリケーションに アクセスして、DDC サーバーの Web Interface などを経由してクライアントからアクセスできるように なります。
それでは早速登録しましょう。
17.カタログを登録