次に、アプリケーションの公開設定を行い、Web Interface からアプリケーションを起動できるように設 定しましょう。 このガイドでは例として「ペイント」を公開アプリケーションにする流れを説明します。
ガイドの手順に従って、そのほかのアプリケーションを公開してみてください。
1)「App Center」を起動します。
2)「App Center」左サイドメニューから「XenApp→XenApp65」ファームをクリックして展開します。
3)XenApp65 内の「アプリケーション→右クリック→アプリケーションの公開」を選択します。
4)「XenApp アプリケーションの公開ウィザード」が表示されます。[次へ]をクリックします。
5)アプリケーションの表示名とアプリケーションの説明を入力します。 ここで入力した説明は、Web Interface に表示されます。アプリケーションを識別しやすい名前を入力しましょう。
表示名:絵描きツール
アプリケーションの説明:XenApp で公開した初めてのアプリ「ペイント」です。
6)「絵描きツール」を選択したときに実行する「アプリケーションの種類」を選択します。「インストール 済みアプリケーションをサーバーで実行する」ように設定して「次へ」ボタンをクリックします。
7)「絵描きツール」がインストールされている「アプリケーションの場所」を入力します。 「コマンドラ
イン」にアプリケーションがインストールしている場所を選択してください。「作業フォルダ」はアプリケ ーションの場所を指定すると自動的に設定されます。「次へ」ボタンをクリックします。
Windows Server 2008 R2 では、ペイントは以下のパスにあります。
C:\Windows\system32\mspaint.exe
8)「サーバー」画面で「追加」ボタンを押して、アプリケーション「絵描きツール」を配信するサーバー を追加します。
9)「追加」ボタンを押すと「サーバーの選択」ウインドウが表示されますので、「ワーカーグループ」をダ ブルクリックします。
10)前の手順で作成したワーカーグループ「XenApp6.5-ogin」をダブルクリックして「選択した項目」に 追加したら「OK」ボタンを押します。
11)「絵描きツール」はワーカーグループ「XenApp6.5-ogin」上で実行するように設定できました。「次 へ」ボタンをクリックします。
12)「ユーザーまたはグループの選択」で公開アプリケーションの実行を許可するユーザーを設定します。
今回は以下のユーザーを許可します。
設定されているユーザーの接続のみを許可する
設定済みユーザー:XENDESKTOP\\user
これにより、XENDESKTOP ドメインの user のみが Web Interface へログインして公開アプリケーショ ンを実行できるようになります。必要に応じて他のユーザーを追加してください。
13)ショートカットとアイコンの設定を行います。必要に応じてそのほかの設定を行なってください。「ク ライアントのデスクトップにショートカットを追加する」をクリックして選択したら「次へ」ボタンをク リックします。
14)すべて設定を終えたら「完了」ボタンをクリックします。引き続き詳細設定を行うこともできます。
15)設定が終わると以下のように公開設定したアプリケーションがコンソールに登録されます。
これで「App Center」による XenApp の構成は終了です。