デバイス「Master-Windows7」を作成したら、「PVS マスター」を起動してください。 これまでの設定 が正しく行なわれていれば、「PVS マスター」は PXE ブートを試みようとするようになります。
起動した Windows7 にログインして「マイコンピューター」を開いてみてください。 二つのハードディ スクが表示されるはずです。下記例では C ドライブがローカルディスク、E ドライブが vDisk です。
プロビジョニングを行なう前に正しくコンポーネントがインストールされているか確認してみましょう。
Provisioning Services コンソールで作成したデバイスが正しく認識されているか、以下の手順で状態を確 認します。
・マスターイメージ
1)通知領域内の「仮想ディスク」アイコンに X 印がついていないこと
2)「仮想ディスクの状態」がアクティブになっていること
・PVS サーバー
1)「XDFarm→XDSite→サーバー」の「PVS」サーバーの接続にチェックマークが入っており、接続が 1 になっていること
2)「ファーム→ストア→XDStore」で vDisk「Windows7」にカギマークが入っており、接続が 1 になっ ていること
3)「XDFarm→デバイスコレクション→XDCollection」の「Master-Windows7」にチェックマークが入 っており、IP アドレスがとれていること
IP アドレスがとれていない、PXE ブートできていない場合は以下の点を確認してください。
・仮想デスクトップは DHCP で IP を取っているか(固定アドレスだとリンクできません)
・PVS サーバーで作成した vDisk はアンマウントされているか
・作成したターゲットデバイスに設定した MAC アドレスは正しく設定されているか
14.vDisk へ Windows7 環境をコンバート
Citrix Provisioning Services 6.1 では簡単にストリーム配信仮想マシンの作成ができるようになりました。
今回は Provisioning Services 6.1 で実装された新しい方法を使って、「ストリーム配信仮想マシン」を作 成してみましょう。
ハイパーバイザーとして XenServer を選択した場合においてもこの方法を用いることでストリーム配信 仮想マシンを作成できます。
◆XenConvert 環境の事前準備
vDisk へのマスターイメージのコンバートは、XenConvert 2.4.1 を利用して行ないます。 XenConvert 2.4.1 をマスターターゲットデバイスに導入します。 XenConvert 2.4.1 の実行には.Net Framework 4 の導入が必要ですので、以下からダウンロードしてインストールしてください。
.Net Framework 4
http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?FamilyID=0a391abd-25c1-4fc0-919f-b21f31ab88b7&displaylang=ja
XenConvert 2.4.1 は Citrix のサイトからダウンロードします。 コンバートする環境に合わせて 32 ビッ ト版、64 ビット版のいずれかをダウンロードしてください。
XenConvert 2.4.1
http://www.citrix.com/English/ss/downloads/details.asp?downloadId=2318170&productId=68 3148
◆XenConvert のインストール
ダウンロードしたインストーラーを実行して、XenConvert 2.4.1 をインストールしてください。
XenConvert 2.4.1 の実行には.Net Framework 4 が必要です。