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● 透析センター

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透析センター

1. 概要・スタッフ構成

腎臓病センターの機能は、大きく「腎臓病外来」と「透析センター」のふたつに分けられ、一般 的な外来診療を行なう「腎臓病外来」は、腎機能に異常疑いのある患者さんから腎臓機能低下、保 存期腎不全までの患者診療を行なっている。また、在宅での透析「腹膜透析」をする患者さんの定 期診療をする「CAPD 外来」の専門外来がある。「透析センター」では保存期から末期腎不全とな り、透析治療が必要となった患者さんが定期的に通院をしています。

腎臓病となられた患者さんのうち、主に腎不全となった方の保存期、(透析)導入期、維持透析の 患者さんの治療・看護を行っています。腎不全保存期は腎臓病外来での通院診療、透析導入後は入 院を挟んで透析センターでの通院透析治療となります。

このように腎臓病センターは、保存期腎不全診療から透析導入、透析導入から維持透析の管理ま で一貫した診療・治療を行い、また各専門外来には指導室や栄養相談室が隣接し、スタッフが協力 して個別指導を行っています。

当センター腎臓病外来では、月間平均で 330 名の患者さんの診察を行い、透析センターでは常時 210 余名の患者さんが外来通院での維持透析を受けています。さらに、急性期病院であることから、

腎臓内科の入院透析患者さんを含めた他の診療科で透析療法が必要な患者さんや他施設から検査・

治療に来られた方、また、旅行などで松本周辺に来られた患者さんの透析についても実施していま す。

現在、腎不全保存期、透析導入前、透析導入期、透析維持期の患者さん・ご家族の生活の質を維 持、継続できるための看護を実践することを目標に掲げ、また安全な透析療法を提供することを基 本的な責務とし、看護目標を設定して日々取り組んでいます。

スタッフ

科長 1 名

主任 1 名

看護師 19 名(内パート 6 名)

事務員 3 名

看護アシスタント 9 名(内パート 7 名)

代行入力パート事務員 2 名

勤務体制

日勤 8:30〜17:10

但し、月・水・金のみ 早出 7:30〜16:10/遅出 9:30〜18:10 を併用したスライド

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勤務体制をとる

夜間 月・水・金(15:00〜23:40)

火・木・土(12:30〜21:10)

日曜日と上記以外の時間帯は、日替わりの宅直待機制で 24 時間対応しています。

透析通院患者数

外来血液透析患者数 210 名 腹膜透析(CAPD)患者数 6 名

平成 21 年度 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月

外来透析導入開始患者数 2 2 0 0 0 0 1 2 1 3 2 1

外来透析転院開始患者数 0 2 0 3 0 1 0 1 1 1 1 0

外来透析転院・死亡者数 0 1 1 5 1 2 1 1 4 1 0 3

外来透析患者数 207 210 209 207 206 205 205 207 205 208 211 209

外来 CAPD 患者数 6 5 5 5 6 6 6 6 6 6 6 6

治療体制(2 クール)昼間と夜間での透析

昼間 月〜土 (9:20〜16:00)

*月・水・金のみ:午前枠(8:00〜13:00)と午後枠(13:00〜18:00)での 昼間 2 クールを実施

夜間 月・水・金(16:30〜23:00)

火・木・土(14:00〜20:30)

2. 今年度の取り組みと成果

今年度も看護師の部署目標としている「現場における看護の質向上に向けた日常療養支援を含め た看護ケアの充実、そして、チーム医療の中で看護師がコーディネーターとして活躍できる人材育 成と実践」を踏まえ、次に挙げる 2 点について今年度取り組みをしました。

1) 慢性腎臓病:CKD(腎不全)の継続的療養支援を含めた患者ケアの充実

① 透析センターでは、昨年度に引き続いて「重症化させない」を目標にして、継続的な看護ケ ア:フットケアの実践に取り組みました。高齢者の増加、糖尿病性腎症による導入の増加、透 析歴の長期化、高脂血症合併症など下肢閉塞性動脈硬化症(ASO)の強力な危険因子を備えてい る患者さんが年々増加しています。重症化すると下肢の壊疽を引き起こし、最終的には下肢切 断という悲劇的な転帰をたどります。これらの患者さんに対し、特に危険因子の多い糖尿病合 併者を主に定期的なフットスクリーニングと継続的な記録記載、必要時には専門医への紹介打 診や専門看護師から技術講習を受けて継続的フットケアの実践を行いました。

② 腎臓病外来では、慢性腎臓病:CKD(腎不全)の保存期にあたる患者さんへの早期介入によ り、末期腎不全(透析や移植治療の段階)に至るまでの経過を少しでも長くできるよう、医師・

看護師・コメディカルが関わるチーム医療実践に向けた、担当看護師の育成と運用や基準の整 備を行った。具体的には、①透析治療選択の説明運用規定作成②療養生活背景(情報)ツール 作成との聴取と記録実践、③シャント造設患者指導パンフレット作成を行いました。看護師は 必要最小限のスキルを統一させるため、自他評価や勉強会を行い実践活動ができるよう、必要 な資料やツールの作成を行いました。今後は、コメディカルの早期介入で患者さん自身のセル フケア意識が更に向上できるような連携体制の整備をして行きたいと考えています。

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2) 部署年間取り組み

腎不全(透析含む)看護業務(療養支援介入)における看護提供の仕組みを再構築し、患者さんへ の看護実践(説明・教育・指導・援助)が行える。

必要な環境(看護提供体制・仕組み)設定について見直し再構築を行った。看護提供の仕組みに ついて現状の業務体制及び人員配置、また、看護実践状況についてアンケート用いて評価分析し、

その結果から、日替り患者担当者の配置、患者基本情報や透析経過定期サマリーの作成等々、実践 可能な看護提供の体制を再度考え、看護スタッフ全体で共有し実践を行いました。

3. 学術・研修

学会発表

第 55 回日本透析医学会学術集会(平成 22 年 6 月 18 日〜6 月 20 日、神戸市)

「腎代替療法における患者の意識調査」 丸山貴代

施設見学・実践研修受入

ボタンホール穿刺、長期留置ブラッドアクセスカテーテル管理の実践研修、CAPD 管理 受入れ施設:佐久総合病院・松塩クリニック透析センター・諏訪中央病院

(宮島 誠)

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心臓病大動脈センター

2002 年、当院に心臓血管外科が開設され、循環器内科ととともに心臓病大動脈センターが設立され ました。以来、心臓病大動脈センター長兼心臓血管外科統括医長として当センターの発展に貢献して くださった藤松利浩先生が、2010 年 7 月に帯広の北斗病院副院長としてご栄転になりました。それに 伴い、心臓血管外科の大澤肇先生、鈴木博之先生も退職なさったため、一部の患者さんには大変ご心 配をおかけすることとなり、申し訳なく思っています。心臓血管外科の後任として、以前、松本協立 病院の心臓血管外科に勤務していた恒元秀夫先生が、医局の後輩である山浦一宏先生とともに赴任 し、OPCAB や僧房弁形成術など、高度の技術を必要とする手術を精力的に行っており、急性大動脈 解離などの緊急症例にも迅速に対応しています。循環器内科:櫻井がセンター長、心臓血管外科:恒 元医師が副センター長という新体制のもと、以前にもまして内科−外科のコミュニケーションをとり ながら、患者さんにとって最良の治療が提供できるよう、診療を行っています。

(櫻井 俊平)

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