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● 消化器内科

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消化器内科

1. 概要・スタッフ構成

消化器内科は広く消化管・肝・胆・膵の領域の診療を行っております。

1. 入院診療体制

入院施設は消化器病センターとして 3S 病棟に病床(61 床)が完備されています。

消化管疾患では大腸腺腫、大腸・胃・食道早期癌(それぞれ内視鏡的切除を施行しています)、

出血性胃・十二指腸潰瘍などの治療をおこなっています。また、超音波内視鏡・NBI 拡大内視鏡 などの検査も積極的に行っております。

肝臓疾患に対しては、急性肝炎の治療から、慢性肝疾患として慢性肝炎から肝硬変・肝臓癌の 治療(局所治療としてのラジオ波凝固治療・肝動脈塞栓術など)まで当科で積極的に行っており ます。

2. 外来診療体制

消化器病センターとして月曜日から金曜日まで午前・午後に専門外来診療を行っております。

慢性疾患の外来診療は病診連携下に地域の登録医の先生のもとで行っていただくことを基本と して、紹介による紹介による定期的な検査・診療などをおこなっております。

また、地域がん疾患拠点病院の認定を受け、消化器系悪性腫瘍に対する外来化学療法を積極的 に行っております。

肝疾患については慢性肝疾患患者さんの定期診察、C 型慢性肝炎のインターフェロン治療など のほか、紹介により、登録医の先生のもとで治療を受けられている慢性肝疾患患者さんの画像診 断(肝臓癌の早期発見を目指して)を行っています。さらに肝臓癌が発見された際には登録医の 先生と今後の治療方針について検討し、患者さんにインフォームドコンセントを行い、治療を決 定するようにしています。

また長野県肝疾患診療専門医療機関に登録されたことを受け、肝臓病センターを立ち上げ、毎 週月曜日・火曜日・金曜日の午前に外来診療を行っています。

スタッフ

現在のスタッフは消化器病センターとして常勤医師 13 名であり、信州大学医学部消化器内科か ら肝臓専門外来(肝臓病センター)に小松医師が専門医として派遣されており、膵臓外来には信州 大学医学部保健学科より川教授が派遣されています。

当院は日本内科学会認定医制度教育病院・日本消化器病学会専門医制度審議委員会認定施設・日 本消化器内視鏡学会専門医制度指導施設・日本超音波医学会認定超音波専門医研修施設・日本がん 治療認定医機構認定研修施設・日本緩和医療学会認定研修施設として登録されております。

(日本消化器病学会指導医 2 名、専門医 6 名。日本消化器内視鏡指導医 1 名、専門医 5 名。日本肝 臓学会専門医 1 名。消化器内科研修医 4 名)

2. 今年度の取り組みと成果

診療実績

B 型慢性肝炎には抗ウイルス剤として核酸アナログ製剤(ラミブジン・アデホビル・エンテカビ ル)・インターフェロンを使用した治療を、C 型慢性肝炎に対してはインターフェロン治療(ペグイ ンターフェロン・リバビリンを併用)を主体に行っております(平成 22 年度には 22 名にインター

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フェロン治療が行われました)。

肝臓癌については腹部血管造影・肝動脈塞栓術(TACE)(平成 22 年度 TACE 33 例)、局所治療 としてラジオ波凝固治療(RFA)を行っています(平成 22 年度 RFA 4 例)。

胆・膵疾患としては急性膵炎、膵臓癌、胆道系疾患(胆石・胆嚢炎・胆管結石・胆道系悪性腫瘍)

に対して入院治療を行っております。

急性期病院として緊急内視鏡的治療(緊急止血術・緊急胆管ドレナージ)のほか、緊急の血管造 影・血管塞栓術・緊急の胆汁ドレナージにも対応しており、消化管出血で内視鏡的止血術が困難な 症例の緊急止血・肝臓癌破裂の症例に緊急血管塞栓術を施行しています。

緊急の胆汁ドレナージ(PTCD・PTGBD)については内視鏡的なドレナージが困難な症例に施行 しております。(平成 22 年度に年間 26 例施行)

救急医療や地域医療の取り組み

救急医療としては緊急内視鏡的治療(緊急止血術・緊急胆管ドレナージ)や緊急の血管造影・血 管塞栓術・緊急の胆汁ドレナージに対して即座に対応しております。

肝疾患地域連携診療を推進すべく、地域連携診療計画書を作成し、運用を開始しました。

1) 肝細胞癌診療については以下の 2 つの連携クリニカルパス

・肝動脈塞栓術地域連携診療計画書(平成 22 年度実績:13 例)

・ラジオ波焼灼治療地域連携診療計画書(平成 22 年度実績:3 例)

2) 慢性肝疾患診療については以下の 2 つの連携クリニカルパス

・インターフェロン治療地域連携診療計画書(平成 22 年度実績:8 例)

・肝生検地域連携診療計画書(平成 22 年度実績:5 例)

・平成 22 年度長野県後期研修医確保・養成支援事業の協力

「長野県厚生農業協同組合連合会鹿教湯三才山リハビリテーションセンター三才山病院」へ の診療協力(上部消化管内視検査)

3. 学術・研修

講演

登録医の医療機関を対象とした病診連携勉強会

「2010 年 C 型慢性肝炎治療ガイドラインと最新治療〜肝疾患地域連携診療について〜」

5 月 19 日(水)(ブエナビスタ:19:00〜)

公開市民講座の開催

・第 11 回 中信がん治療セミナー講演 7 月 10 日(土)「切らない肝がんの治療」

・健康お役立ち講座

8 月 10 日(火) 第 1 回 肝臓病教室「肝臓病教室始めに ウイルス肝炎の助成制度について 肝臓病の食事について」

8 月 24 日(火) 第 2 回 肝臓病教室「B 型肝炎について(急性肝炎・慢性肝炎)」

9 月 14 日(火) 第 3 回 肝臓病教室「C 型慢性肝炎について」

9 月 28 日(火) 第 4 回 肝臓病教室「肝臓癌について(治療法)」

第 8 回 IBD Club Jr. Kyushu「妊娠・出産における IBD 治療」久保田大輔

学会

第 47 回 日本消化器病学会甲信越支部例会・第 69 回 日本消化器内視鏡学会甲信越地方会合同地

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方会

「入院数からみた潰瘍性大腸炎、クローン病患者の QOL DPC データによる解析」

久保田大輔

論文

TS-1 により DIC 及び microangiopathic hemolytic anemia の改善を認めた胃癌播種性骨髄癌症 の 1 例

海野洋1),白津和夫1),關伸嘉1),小見山祐一2),樋口佳代子2)

* 1)相澤病院消化器内科,2)相澤病院病理科

ENDOSCOPIC FORUM for digestive disease, 26(1) : 33-60, 2010.

下部胆管原発印環細胞癌の 1 例

海野洋1),白津和夫1),關伸嘉1),宮田和信1),笹原孝太郎2),田内克典2),小見山祐一3), 樋口佳代子3)

* 1)相澤病院消化器内科,2)相澤病院外科,3)相澤病院病理科 ENDOSCOPIC FORUM for digestive disease, 26(1) : 77, 2010.

上腸間膜静脈-下大静脈シャントによる肝性脳症に対し,手術加療が有効であった一例 關伸嘉1),西条勇哉1),山本智清1),海野洋1),薄田誠一1),梶川昌二2)

* 1)相澤病院消化器内科,2)諏訪赤十字病院外科

ENDOSCOPIC FORUM for digestive disease, 26(1) : 89, 2010.

急速な増悪を認めた AFP,PIVKA-2 産生胃癌の一例 西条勇哉,關伸嘉,海野洋

* 相澤病院

ENDOSCOPIC FORUM for digestive disease, 26(1) : 100, 2010.

(薄田 誠一)

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腎臓病センター

1. 概要・スタッフ構成

腎臓病センターは、検尿異常や腎障害の精査・加療から、透析導入・維持管理まで、腎臓の専門 的治療を行うための部門です。腎臓病外来と透析センター、入院病棟(4S 病棟)で構成され、腎臓 内科医師、看護師、臨床工学技士、事務員、看護アシスタント、栄養士が診療を担っています。検 尿異常や腎機能障害のある患者さんを地域の医療機関からご紹介いただきました。

また、主に ER からの要請を受け、緊急透析には 365 日 24 時間体制で対応しました。整形外科疾 患、脳血管疾患、循環器疾患などのため、当院の各科に紹介された維持透析患者さんの周術期の入 院透析を行いました。

さらにバスキュラーアクセス関連の手術やインターベンション治療も積極的におこなっていま す。透析患者の高齢化、糖尿病患者さんの増加と共にシャントトラブルも増加しており、他施設か らシャント不全のご紹介を数多くいただきました。

当院は日本腎臓学会認定施設および日本透析医学会認定制度認定施設です。

2. 今年度の取り組みと成果

腎臓内科および透析センターの項に記載しました。

3. 学術・研修

学会発表

第 55 回 日本透析医学会学術集会(平成 22 年 6 月 18 日〜6 月 20 日、神戸市)

「320 列 CT による新規透析導入患者の冠動脈スクリーニング」 小口智雅

「血液透析導入後エリスロポエチン製剤未使用の腎性貧血患者に対する Darbepoetin alfa 投与時 の有効性と安全性」 小口智雅

「コラーゲン性大腸炎を合併した 1 症例」 白鳥勝子

「腎代替療法における患者の意識調査」 丸山貴代

「人工血管使用皮下動静脈瘻の管理に静的静脈圧の測定が有効であった 1 症例」 片桐 和 第 58 回長野県透析研究会学術集会(平成 22 年 10 月 3 日、佐久市)

「高齢者における小膜面積透析器使用による臨床評価」 中島士斉

「災害時救急透析における長野県透析医会の活動と取り組み」 山下雅弘

「透析患者に合併した腎出血に対し、腎動脈塞栓術を施行した 1 症例」 白鳥勝子 信州バスキュラーアクセス研究会(平成 22 年 11 月 28 日、松本市)

「血清腫の症例検討」 白鳥勝子

講演

長野県慢性腎臓病対策協議会<松本版>(平成 23 年 3 月 12 日、松本市)

「CKD 患者への病状説明は十分ですか?」 小口智雅

座長

第 3 回 信州フットケア研究会(平成 22 年 5 月 22 日、諏訪市) 小口智雅 第 58 回 長野県透析研究会学術集会(平成 22 年 10 月 3 日、佐久市) 小口智雅

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