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機に,市販のデータベースソフト

(マイクロソフト社・アクセス)を 用いて独自に作成,以降幾度かの改 修を重ねながら,登録医情報および 紹介患者情報を一元的に管理してき た。その後,平成18年5月のカルテ 完全電子化(電子カルテ導入)によ り紹介患者情報のリアルタイムな院 内共有が実現,これを機に従前の登 録医データベースに入力する項目か ら紹介患者情報を削除し,以降は登 録医情報に絞ったデータベースを構 築・運用していた。

【目  的】

 登録医数および紹介患者数の増加(図3)で業務 量も増加の一途をたどり,スタッフ増員や電子化推 進等で適宜対応してきたが,これにともない「登録 医データベース」の情報量も膨大となり,最新情報 への更新が追いついていなかった。また,データベ ースに登録する情報の内容についても,一連の医 療・介護保険制度改定に対応した修正などが行えて おらず,MSW が個別のケースワークで得た登録医 に関する「生きた」情報を目に見える形でデータベ ースに反映できていなかった。加えて,DPC 導入 を機に,これまでにも増して急性期に特化した医療 の実践が求められるなか,登録医との後方連携をよ り強化する必要があり,登録医に関する情報の整理

が急務と考えられた。そこで,今回,従来の「登録 医データベース」を大幅に見直し,登録医情報管理 システムの再構築に取り組むこととした。

【方  法】

1.見直すべき登録医情報の検証

 改定する登録医情報として必要な事項を選定する ため,日々行われている登録医との連携の中で,今 後更に促進すべき後方連携の現状をふまえ,以下2 つの視点から検証を行った。

1−1.外来逆紹介の事例から

 はじめに,外来逆紹介のさらなる推進の可能性を 探るため,予約外来の実態を調査し た。外来診療を担当する全常勤医29 名の予約枠を対象に再診率を算出,

その結果,専門外来への特化を目指 す当院としては予想外に高い事実が 判明した。それらをふまえ,次に再 診率上位3名の医師にヒアリング調 査を行った。その結果,共通して

「半数以上の患者が急性期病院へ通 院する必要性無し」との意見が出た。

「それら患者をなぜ逆紹介しないの か」の質問に対しては,患者の強い 希望や患者の多様性を挙げ,さらに,

「逆紹介が可能となる要件とは何 図4

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図3

か」の質問に対しては,専門医の治 療継続,生活指導や栄養指導中心の フォロー,あるいはプライマリ全般,

など,各患者への個別的な配慮を求 める意見が多く寄せられた(図4)。 1−2.退院調整の事例から

 一方,退院調整の事例においては,

平成18年に行った退院実態調査をも とに,退院援助を必要とする患者の 特性を改めて整理した。その結果,

「十分な ADL が備わっていない」,

「医療処置の継続が必要である」と いった患者が多くを占める実態を把 握した。連携室では日々,種々ある 在宅移行への課題をふまえ,退院 後も地域社会において安心して在 宅療養ができるよう,医療・介護 両面から様々な社会資源を導入し,

療養環境整備を行っている。中でも,

後方連携先となる登録医の選定は非 常に重要な要素の1つであり,登録 医に関するより個別的・具体的な情 報をいかに完備しておくかが鍵を握 ると考えられた(図5)。

2.登録医情報再収集,データベー ス更新

 1−1,1−2の検証結果をふま え,登録医情報の再収集,データベ ース更新を実施した。

2−1.基本情報の更新

 はじめに,医師会の情報誌やホー

ムページから各登録医の診療時間や標榜科目等の基 本情報を改めて取り寄せ,380名分をすべて更新し た。

2−2.アンケート調査による具体的情報の収集  次に,各登録医へ FAX によるアンケート調査を 実施し,後方連携に焦点を絞った在宅医療に関する より具体的な情報(逆紹介可能な診療科目,往診・

ターミナル患者の対応可否,リハビリテーション実 施状況や担当職種等)を収集した。また,返信のな かった登録医へは,スタッフが個別に電話による聞 き取り調査を行い,必須データに漏れが生じないよ う配慮した。

2−3.ケースワーク記録等からの情報抽出  さらに,MSW 各自の日常業務や過去のケースワ ーク記録を振り返りながら,各登録医に関する当院 MSW 独自の「生きた」情報(治療経験の豊富な疾 患,往診の件数や対応可能エリア,各種在宅介護サ ービスとの連携状況等の情報)を抽出した(図6)。 2−4.レイアウトの刷新,新たに得た情報の入力  2−1から2−3で収集した内容を取りまとめ,

検索,閲覧等,活用しやすい形式にすべく,レイア ウトを刷新した。その上で,今回新たに得た情報を 入力した(図7)。

 従来あった診療時間帯一覧,標榜科目一覧に加え,

図5

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図6

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登録医自身が選択した逆紹介可能な診 療科目一覧を網羅し,また,在宅療養支 援診療所の届出状況や,往診,ターミナ ル患者の対応の可否,人工呼吸器や IVH 等の管理の可否が一目で分かるようにし た。また,タブを展開すると,診療所で 行える検査の一覧や,リハビリ通院の逆 紹介時に必要な情報,すなわち実施可能 なリハビリ内容,担当職種の一覧が確認 でき,さらにタブを展開すると,日ごろ のケースワークで得た「生きた」情報,

例えば,懇意にしている訪問看護ステー ション,医療機器の契約業者等の具体的 情報が確認できる仕組みとした(図8)。 3.登録医情報管理システムの活用促進  こうして新たに完成した登録医情報 管理システム(登録医データベース)を 連携室のみならず院内全スタッフがより 容易に活用できるよう,電子カルテと同 じライン上にあるグループウェアへ掲載 した(図9)。

【ま と め】

 今回の取り組みにより,登録医との後 方連携に必要な「生きた」登録医情報が 収集・整理され,既存のデータベースを 大幅に改良することで,実用性・利便性 の高い登録医情報管理システムが完成 した。また,グループウェアへ掲載する ことで,連携室のみならず院内全スタッ フが利用可能となり,より病院全体で登 録医との後方連携に取り組める基盤が整 った。今後,急性期病院としての役割を さらに追求していくなか,登録医とのよ りよい後方連携の在り方について,継続 して模索していきたい。

図9

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Ⅰ.はじめに

 一昨年までの看護研究で,子どもに理解を得られ るような説明=インフォームド・アセントが必要で あることがわかった。その為,子ども自身が検査・

処置を理解し,受け入れるために,心理的準備段階

(プレパレーション)を実施している。病棟内にお いて,頻度の高い処置などを優先に,媒体を作成・

実施し,有効な効果を得てきた。

 しかし,病棟外にて受ける検査については,媒体 はなく,看護師個々の手法で説明を行っている。子 どもが納得のうえ検査に降りるが,環境の変化,見 慣れない医療機器・見知らぬスタッフに囲まれ,恐 怖心を抱き啼泣する子どもが多くみられていた。

 なかでも,レントゲン検査は,頻度が高く,覚醒 時に行われ,安全で確実な撮影を行う為に,子ども は抑制されることも多い。撮影回数を重ねた子ども であっても,恐怖心で啼泣する事が多く,病棟での プレパレーションが,子どもにとって全く活かされ ていない現状であった。原因として,検査前に受け るインフォームド・アセントの方法に問題があるの ではないかと考えた。

 プレパレーションが特に必要とされる年代の子ど も(3〜7歳児)は,認知能力から見ると,一度理

解出来た事を,自分のこととして捉え続けることが 出来ない。

 そこで,今回,病棟で受けるプレパレーションを,

検査終了まで途切れる事なく持続させることができ たなら,子どもは自分なりに,検査の目的を理解す ることができ,環境の変化にも,惑わされないので はないかと考えた。検査室にて撮影終了までプレパ レーションを持続させるには,放射線科スタッフの インフォームド・アセントへの理解とプレパレーシ ョンへの協力が必要不可欠になる。今回,放射線科 に協力を得て,子どもにとって良い結果が得られた ので報告する。

Ⅱ.倫理的配慮

 研究の意義について紙面にて説明する。研究への 参加は自由であり,アンケートで知り得た情報は,

研究以外には使用しない事を伝え協力を得る。

Ⅲ.対  象

 平成19年8月1日〜平成20年1月24日に入院し,

レントゲン検査を受けた患児とその家族。(2歳後

第5 8回日本病院学会  推薦演題

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