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(1)

J2X1-7510-02Z0(00)

2010年2月

Solaris/Linux

Symfoware Server V10.0.0

(2)

まえがき

本書の目的

本書は、“Symfoware Server”を使用する方のために、“Symfoware Server”のインストール後のセットアップ方法について 説明しています。

“Symfoware Server”およびオプション製品には、以下の製品があります。本書では、以下の製品を“Symfoware Server” と呼びます。

Symfoware Server Enterprise Extended Edition

Symfoware Server Enterprise Edition

Symfoware Server Standard Edition

Symfoware Server Advanced Backup Controller

本書の読者

本書を読むためには、以下の知識が必要です。また、あらかじめ“解説書”を読んでいただくことをお勧めします。

業務についての知識

リレーショナルデータベースについての基礎的な知識

Solarisの場合 Solaris(TM) オペレーティングシステムに関する一般的な知識

Linuxの場合 Linuxに関する一般的な知識

本書の構成

本書の構成と内容は以下のとおりです。 第1章セットアップ前の準備 セットアップ前に必要な知識および作業について説明しています。 第2章 WebAdmin/WebDBtoolsによるセットアップ WebAdmin/WebDBtoolsによるSymfoware Serverのセットアップ方法について説明しています。 第3章コマンドによるセットアップ コマンドによるSymfoware Serverのセットアップ方法について説明しています。 第4章 Symfoware/RDB運用パラメタの定義 Symfoware/RDBを運用するために必要なパラメタの定義について説明しています。 付録A WebAdmin/WebDBtoolsのセットアップ/アンセットアップ WebAdminおよびWebDBtoolsのセットアップ方法およびアンセットアップ方法について説明しています。 付録B 定量制限 Symfoware/RDBの定量制限値の一覧を示しています。 付録C 資源の見積り式 Symfoware/RDBで使用する各資源の見積り式について説明しています。 付録D メモリの見積り式 Symfoware/RDBで使用するメモリの見積り式について説明しています。 付録E Symfoware/RDB資源のディスク配置 Symfoware/RDBで使用する資源のディスク配置について説明しています。

(3)

付録F 自動起動停止スクリプトのアンセットアップ

自動起動停止スクリプトのアンセットアップ方法について説明しています。 付録G セットアップ時の省略値

セットアップ時の省略値について説明しています。

Copyright

Copyright 2004 FUJITSU LIMITED

Licensed under the Apache License, Version 2.0 (the "License"); you may not use this file except in compliance with the License. You may obtain a copy of the License at

http://www.apache.org/licenses/LICENSE-2.0

Unless required by applicable law or agreed to in writing, software distributed under the License is distributed on an "AS IS" BASIS,

WITHOUT WARRANTIES OR CONDITIONS OF ANY KIND, either express or implied. See the License for the specific language governing permissions and

limitations under the License.

平成22年 1月 初版 平成22年 2月 第2版

(4)

目 次

第1章セットアップ前の準備...1 1.1 Symfoware/RDBの動作環境...1 1.1.1 動作環境...1 1.1.2 ファイル構成...2 1.1.3 プロセス構成...4 1.1.4 RDBシステム名の命名...5 1.1.5 スケーラブルログ環境...5 1.1.6 監査ログ環境...6 1.2 セットアップの流れ...7 1.3 準備作業...10 1.3.1 資源の見積りと配置...10 1.3.2 カーネル編集...10 1.3.2.1 Solaris(TM)の場合...10 1.3.2.2 Linuxの場合...16 1.3.3 環境変数の設定...18 1.3.4 ローデバイスの作成...21 1.3.4.1 Solaris(TM)の場合...22 1.3.4.2 Linuxの場合...22 1.3.5 ネットワークファイルの設定...26 第2章 WebAdmin/WebDBtoolsによるセットアップ...28 2.1 WebAdmin/WebDBtoolsによるセットアップとは...28 2.1.1 WebAdminとは...28 2.1.2 WebAdminのGUI画面の流れ...28 2.1.3 WebDBtoolsとは...31 2.1.4 WebDBtoolsのGUI画面の流れ...31 2.2 WebAdmin/WebDBtoolsの注意事項...33 2.2.1 WebAdmin/WebDBtoolsの注意事項...33 2.2.2 WebAdminの注意事項...33 2.2.3 WebDBtoolsの注意事項...34 2.3 ブラウザの設定...34 2.4 WebAdmin/WebDBtoolsのセットアップについて...35 2.5 トップURL画面の表示...35 2.6 WebAdminを用いたSymfoware/RDBのセットアップ...37 2.6.1 ログイン...37 2.6.2 機能選択...39 2.6.3 RDBシステムの作成...40 2.6.4 RDBシステムの設定...41 2.7 WebDBtoolsを用いたデータベースのセットアップ...42 2.7.1 ログイン...42 2.7.2 機能選択...45 2.7.3 利用者の制御...45 2.7.3.1 利用者登録の使用宣言...45 2.7.3.2 利用者の登録...47 2.7.4 データベースの作成...49 第3章コマンドによるセットアップ...50 3.1 RDB構成パラメタファイルの編集...50 3.2 システム用の動作環境ファイルの編集...50 3.3 ポート番号の定義...50 3.4 ロググループ管理ファイルの作成...51 3.5 ログ管理ファイルの作成...51 3.6 テンポラリログファイルの作成...51 3.7 RDBディクショナリの作成...52 3.8 監査ログデータベースのセットアップ...53

(5)

3.8.1 監査ログデータベースのログ管理ファイルの作成...53 3.8.2 監査ログデータベースのテンポラリログファイルの作成...54 3.8.3 監査ログデータベースの作成...54 3.8.4 監査ログの取得範囲の選択...56 3.9 アーカイブログファイルの作成...57 3.10 パフォーマンスモニタのセットアップ...58 3.11 自動起動停止スクリプトのセットアップ...58 3.12 ユーザロググループのセットアップ...60 3.12.1 ユーザロググループ用のログ管理ファイルの作成...61 3.12.2 ユーザロググループ用のテンポラリログファイルの作成...61 3.12.3 ユーザロググループ用のアーカイブログファイルの作成...62 3.12.4 ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの作成...63 3.13 Symfoware/RDBの起動と停止...63 3.13.1 起動...63 3.13.2 停止...63 3.14 利用者の制御...64 3.14.1 利用者登録の使用宣言...64 3.14.2 ユーザ属性の設定...64 3.14.2.1 ユーザパラメタ一覧...64 3.14.2.2 ユーザパラメタのチューニング指針...67 3.14.2.3 ユーザパラメタのチューニング...70 3.14.3 利用者の登録...70 3.14.4 運用系コマンドに対するロールの使用宣言...71 3.15 データベースの作成...72 第4章 Symfoware/RDB運用パラメタの定義...73 4.1 RDB構成パラメタファイルによる定義...73 4.2 システム用の動作環境ファイルによる定義...93 付録A WebAdmin/WebDBtoolsのセットアップ/アンセットアップ...112 A.1 WebAdmin/WebDBtoolsのセットアップ...112 A.1.1 WebAdminのセットアップ...112 A.1.2 WebDBtoolsのセットアップ...113 A.1.3 WebAdminの起動と停止...116 A.1.4 WebDBtoolsの起動と停止...116 A.1.5 WebDBtoolsの注意事項...117 A.2 WebAdmin/WebDBtoolsのアンセットアップ...119 A.2.1 WebAdminのアンセットアップ...119 A.2.2 WebDBtoolsのアンセットアップ...119 付録B 定量制限...120 B.1 Symfoware/RDBの定量制限...120 B.2 Textアダプタの定量制限(Solarisの場合)...126 B.3 XMLアダプタの定量制限...127 付録C 資源の見積り式...128 C.1 RDBディクショナリの容量見積り式...128 C.2 RDBディレクトリファイルの見積り式...132 C.2.1 RDBディレクトリファイルの見積り式...132 C.2.2 運用別RDBディレクトリファイルの見積り式...133 C.3 ログ量の見積り式...135 C.4 ロググループ管理ファイルの見積り...139 C.5 ログ管理ファイルの見積り...139 C.6 テンポラリログファイルの見積り式...139 C.7 アーカイブログファイルの見積り...142

(6)

C.11 退避データ量の見積り式...152 C.12 パフォーマンスデータ格納ファイルの見積り式...153 付録D メモリの見積り式...155 D.1 初期量...155 D.2 RDB構成パラメタファイルの指定で変動するメモリ量...155 D.3 RDBシステムの構成で変動するメモリ量...157 D.3.1 RDBディクショナリのオブジェクト情報の使用メモリ量...158 D.3.2 RDBディレクトリファイル情報の使用メモリ量...162 D.4 共用メモリサイズ...165 D.5 共用バッファサイズ...166 D.6 デフォルトバッファサイズ...167 D.7 rdbresidentコマンドによるDSIのメモリ常駐サイズ...168 D.8 アプリケーションの使用メモリ量...168 D.9 データベースアクセスの使用メモリ量...172 D.10 ファンクションルーチンのプロセスの使用メモリ量...174 D.11 ロードシェア運用の使用メモリ量...175 D.12 データベースの容量に比例するメモリ量...177 D.13 パフォーマンスモニタの使用メモリ量...178 D.14 監査ログ運用の使用メモリ量...179 D.15 XMLアダプタの使用メモリ量...180 D.16 Textアダプタの使用メモリ量(Solarisの場合)...181 付録E Symfoware/RDB資源のディスク配置...183 E.1 スケーラブルログ運用およびスケーラブルディレクトリ運用を行う場合...183 E.2 スケーラブルログ運用およびスケーラブルディレクトリ運用を行わない場合...186 E.3 監査ログ運用を行う場合...188 付録F 自動起動停止スクリプトのアンセットアップ...192 付録G セットアップ時の省略値...194 G.1 Symfoware/RDB...194 索引...198

(7)

1

セットアップ前の準備

本章では、セットアップ前に必要な知識および作業について説明します。

1.1 Symfoware/RDB

の動作環境

Symfoware/RDBのセットアップを行う前に必要な知識について説明します。

1.1.1

動作環境

Symfoware/RDBの動作環境の構成を、以下に示します。また、OS資源とSymfoware/RDB資源の役割を、“表1.1 OS資 源およびSymfoware/RDB資源”に示します。

1.1 OS

資源および

Symfoware/RDB

資源

種類 役割 OS資源 共用メモリ、セマ フォ、メッセージ キュー RDBプロセスと外部との情報交換に使用します。 Symfoware/ RDB資源 RDBディクショ ナリ 利用者が作成したデータベースの定義情報を保持します。 RDBディレクトリ ファイル データベースアクセスのためのデータ配置情報、運用情報 などを保持します。 ロググループ管 理ファイル ログ管理ファイルの配置の情報を保持するためのファイルで す。 ログ管理ファイ テンポラリログファイルやアーカイブログファイルの配置位置

(8)

種類 役割 テンポラリログ ファイル ダウンリカバリ、ロールバックに備えたログ情報を保持しま す。 アーカイブログ ファイル メディアリカバリに備えたログ情報を保持します。 データベース ユーザが定義するデータベースです。 監査ログデータ ベース 監査ログ表によって構成されるデータベースです。 パフォーマンス データ格納ファ イル 性能の統計情報を保持します。 RDB構成パラメ タファイル Symfoware/RDBの動作環境を規定する各種情報を保持し ます。 動作環境ファイ ル アプリケーションの実行時の動作環境のチューニングに使 用します。 退避ディスク データベースの退避データを保持します。 作業域 アプリケーションの実行、RDBコマンドの実行時に使用する 作業領域です。 コアファイル Symfoware Serverのプロセスで異常が発生した場合に出力 するSymfoware Serverプロセスのコアファイルです。 上記で示すファイルの集まりが、Symfoware/RDBの1つの動作環境です。 Symfoware/RDBでは、動作環境に名前を付けて運用します。動作環境に名前を付けることによって、それぞれの環境を 区別することができ、1つのシステム上に、複数の動作環境を作成して運用することができます。動作環境を区別するた めに付けた名前を、RDBシステム名といいます。この運用を、マルチRDB運用といいます。 1つのシステム上に1つだけSymfoware/RDBの動作環境を作成する場合に限り、動作環境に名前を付けなくても運用す ることができます。この運用を、シングルRDB運用といいます。

1.1.2

ファイル構成

Symfoware/RDBは、データベースを制御および格納するため、以下のファイルから構成されています。1つのRDBシス テムにおける、これらのファイルの数や配置位置などの関係を、以下に示します。

1.2 1

つの

RDB

システムにおけるファイル数と配置位置

ファイル種別 必須 個数 配置位置 配置ファイル域 RDBプログラム ファイル ○ 複数 Solarisの場合 インストール時に指定 Linuxの場合 /opt配下 UNIX系ファイル RDBディレクトリ ファイル ○ 2 (注1) WebAdminによるセットアップまたは RDB構成パラメタファイルで指定 スケーラブルディレクトリ運用を行う場 合は、rdbscldirコマンドで指定 UNIX系ファイル RDBディクショナ リ ○ 1 WebAdminによるセットアップまたは rdbcrdicコマンドで指定 ローデバイスまた はUNIX系ファイ ル データベース ○ 複数 WebDBtoolsによるセットアップまたは 物理構造の定義時に指定 ローデバイスまた はUNIX系ファイ ル

(9)

ファイル種別 必須 個数 配置位置 配置ファイル域 退避ディスク ○ 複数 rdbdmpコマンドまたはrdbmrdmpコマ ンド(注2)で指定 ローデバイス(注3) またはUNIX系 ファイル 作業域 ○ 複数 WebAdminによるセットアップ、コマン ドまたは動作環境ファイルで指定 UNIX系ファイル ロググループ管 理ファイル - 1 WebAdminによるセットアップまたは RDB構成パラメタファイルで指定 ローデバイスまた はUNIX系ファイ ル ログ管理ファイル ○ 1 (注4) WebAdminによるセットアップまたは RDB構成パラメタファイルで指定 ローデバイスまた はUNIX系ファイ ル テンポラリログ ファイル ○ 1 (注4) WebAdminによるセットアップまたは rdblogコマンドで指定 ローデバイスまた はUNIX系ファイ ル アーカイブログ ファイル - (注5) 複数 (注4) WebAdminによるセットアップまたは rdblogコマンドで指定 ローデバイスまた はUNIX系ファイ ル 監査ログデータ ベース - 複数 WebAdminによるセットアップまたは rdbauditコマンドで指定 ローデバイスまた はUNIX系ファイ ル パフォーマンス データ格納ファ イル - (注6) 複数 WebAdminによるセットアップまたは RDB構成パラメタファイルで指定 UNIX系ファイル コアファイル ○ 複数 WebAdminによるセットアップまたは RDB構成パラメタファイルで指定 UNIX系ファイル RDB構成パラメ タファイル ○ 1 Solarisの場合 インストール時に指定 Linuxの場合 /opt配下 UNIX系ファイル 動作環境ファイ ル - (注7) 複数 WebAdminによるセットアップまたは RDB構成パラメタファイル、環境変 数、動作環境ファイルで指定 UNIX系ファイル ○: 必須 -: 選択 注1) スケーラブルディレクトリ運用を行っている場合は、さらにユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルがユー ザロググループ数分必要です。

注2) rdbmrdmpコマンドは、Symfoware Server Advanced Backup Controller利用時に使用できます。

注3) Symfoware Server Advanced Backup Controller利用時の、退避データベーススペースのみ、ローデバイスに配置で きます。

注4) スケーラブルログ運用を行っている場合は、ロググループ数(システムロググループ+ユーザロググループ)分必要で す。

注5) 障害発生時のリカバリに備えてアーカイブログ運用を推奨しています。 注6) 性能チューニングのためパフォーマンスモニタの利用を推奨しています。

(10)

注意

データベーススペースをネットワーク上のストレージデバイスに作成する場合を除いて、Symfoware/RDBで使用する UNIX系ファイルには、NFSを使用しないでください。

PRIMECLUSTER GDSを使用している場合、PRIMECLUSTER GDSのディスククラスがルートクラスに対して、 Symfoware/RDBの以下の資源を配置することはできません。 ローカルクラスまたは共用クラスに配置してください。

RDBディレクトリファイル

RDBディクショナリ

データベーススペース

退避ディスク

作業域

ロググループ管理ファイル

ログ管理ファイル

テンポラリログファイル

アーカイブログファイル

監査ログデータベース

パフォーマンスデータ格納ファイル

1.1.3

プロセス構成

Symfoware/RDBは、以下に示すようなプロセス、通信バッファを構成要素として動作します。Symfoware/RDBのプロセス を構成する要素は、以下のとおりです。 Symfoware/RDBのプロセス Symfoware/RDBのすべての機能はここで動作します。 Symfoware/RDBのプロセスは、Symfoware/RDBプロセスとして、サーバシステム上に存在しています。Symfoware/RDB のプロセスは、Symfoware/RDBの起動時に生じ、Symfoware/RDBの停止により消滅します。 通信バッファ Symfoware/RDBのプロセスとアプリケーションやRDBコマンドなどの間での情報交換を行うためのメモリです。通信 バッファは共用メモリに獲得されます。

(11)

共 用 メ モ リ の 獲 得 方 式 に は 、 以 下 の 2 つ が あ り ま す 。 獲 得 方 式 は 、 RDB 構 成 パ ラ メ タ フ ァ イ ル の“RDBEXTMEMMULTI”で指定します。

一括獲得方式

分割獲得方式

なお、分割獲得方式および“RDBEXTMEMMULTI”の指定は、Symfoware Server Enterprise Extended Editionを利 用した場合のみ有効になります。 一括獲得方式 Symfoware/RDBに接続するアプリケーションやRDBコマンドの最大同時接続数を考慮して、共用メモリを連続領域とし て一括獲得します。 分割獲得方式 Symfoware/RDBに接続するアプリケーションやRDBコマンドごとに共用メモリを獲得します。

1.1.4 RDB

システム名の命名

RDBシステム名は、8バイト以内の先頭が英字で始まる半角英数字で命名します。なお、RDBシステム名に“RDBII”を 命名することはできません。

1.1.5

スケーラブルログ環境

スケーラブルログ環境は、1つのシステムロググループおよびユーザが追加定義した複数のユーザロググループから成 り、合わせて最大100個のロググループが定義できます。 スケーラブルログ環境を作成している場合の構成を、以下に示します。 ここでは、スケーラブルディレクトリ環境もあわせて作成している場合の構成を示しています。

(12)

DIR_FILE : ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイル スケーラブルログ環境およびスケーラブルディレクトリ環境で必要なファイルを、以下に示します。

1.3

スケーラブルログ環境およびスケーラブルディレクトリ環境で必要なファイル

各種ログファイル スケーラブルログ運用 を行わない場合 スケーラブルログ運用 を行う場合 RDB構成パラメタファイル 必須 必須 ロググループ管理ファイル - 必須 ログ管理ファイル 必須 必須 (注1) テンポラリログファイル 必須 必須 (注1) アーカイブログファイル 必須 (注2) 必須 (注2) RDBディクショナリ 必須 必須 ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイ ル(DIR_FILE1) 必須 必須 RDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイル (DIR_FILE2) 必須 必須 ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイ ル(DIR_FILE) - 必須 (注3) (注4) 作業域 必須 必須 退避ディスク 必須 必須 パフォーマンスデータ格納ファイル 必須 (注5) 必須 (注5) 注1) ロググループ数(システムロググループ+ユーザロググループ)分必要です。 注2) アーカイブログ運用を行う場合に必要です。 注3) スケーラブルディレクトリ運用を行う場合に必要です。 注4) ユーザロググループ数分必要です。 注5) パフォーマンスモニタを利用する場合に必要です。

1.1.6

監査ログ環境

監査ログ環境では、監査ログ用の資源を専用のロググループに配置するため、スケーラブルログ環境を採用します。 監査ログ環境におけるスケーラブルログ環境は、1つのシステムロググループ、1つの監査ログ用ロググループおよびユー ザが追加定義した複数のユーザロググループから成り、合わせて最大100個のロググループが定義できます。

参考

監査ログ用ロググループとは、監査ログ専用に作成するロググループです。 監査ログ用ロググループは、RDBシステム内で1つ存在します。監査ログ用ロググループには、監査ログ用のログ管理 ファイル、テンポラリログファイルおよび監査ログデータベースがあり、監査用のログが蓄えられます。 なお、このロググループ内にユーザデータベースは作成できません。 監査ログ環境を作成している場合の構成を、以下に示します。

(13)

注) スケーラブルディレクトリ運用時に必要となる資源です。

1.2

セットアップの流れ

Symfoware Serverの環境のセットアップを行う方法について説明します。

セットアップの手段

Symfoware Serverをセットアップする手段として以下の2つがあります。

WebAdmin/WebDBtoolsによるセットアップ

コマンドによるセットアップ 以下にそれぞれのセットアップ手段の特長を示します。

1.4

各セットアップ手段の特長

セットアップ方法 特長 WebAdmin/WebDBtoolsに よるセットアップ WebのGUIで、標準的なセットアップの手段を提供して います。 GUIが示す手順に従って、必要な項目を設定するだけ で、自動的に最適な環境を設定するため、簡単にセッ トアップすることが可能です。 コマンドによるセットアップ セットアップのためのRDBコマンドを提供しています。 セットアップの手順に応じて、各ファイルの編集やRDB コマンドを実行することにより、詳細な定義内容でのセッ

(14)

セットアップの手順

(15)
(16)

注1) スケーラブルログ運用を行う場合に必要。また、監査ログ運用を行う場合に必要。 注2) 監査ログ運用を行う場合に必要。標準セキュリティ運用の場合、監査ログ運用は必須。 注3) アーカイブログ運用を行う場合に行ってください。 注4) パフォーマンスモニタを利用する場合に行ってください。 注5) 自動起動停止スクリプトを利用する場合に必要。 注6) スケーラブルログ運用を行う場合で、新たなロググループを作成する場合に必要。 注7) XMLアダプタ機能を利用する場合に必要。 注8) Textアダプタ機能を利用する場合に必要。 WebAdmin/WebDBtoolsによるセットアップの詳細については“第2章 WebAdmin/WebDBtoolsによるセットアップ”を参 照してください。

1.3

準備作業

Symfoware/RDBをセットアップする前に行う準備作業の手順について説明します。

1.3.1

資源の見積りと配置

Symfoware/RDBで使用する各資源を見積もってください。 見積り式の詳細は、“付録C 資源の見積り式”を参照してください。

参照

データベースの容量見積りの詳細については、“RDB運用ガイド(データベース定義編)”を参照してください。 また、“付録E Symfoware/RDB資源のディスク配置”を参照して、資源の配置先を決定してください。

1.3.2

カーネル編集

Symfoware/RDBを動作させるには、Symfoware/RDBの動作環境の定義に応じたカーネル資源を確保しておく必要があ ります。 Symfoware/RDBを動作させるために設定が必要なカーネル資源には、以下のものがあります。

共用メモリ資源

セマフォ資源

メッセージキュー資源 これらのカーネル資源の設定方法について、OS別に説明します。

1.3.2.1 Solaris(TM)

の場合

プロジェクトデータベース(/etc/projectファイル)または、カーネル構成ファイル(/etc/systemファイル)のどちらか一方に設定 します。システム全体で設定するファイルを統一することを推奨します。

プロジェクトデータベース(/etc/projectファイル)を利用する場合

カーネル構成ファイル(/etc/systemファイル)を利用する場合

注意

Solaris 9では、プロジェクトデータベース(/etc/projectファイル)を利用することはできません。

(17)

プロジェクトデータベース(/etc/projectファイル)または、カーネル構成ファイル(/etc/systemファイル)に値が設定されて いる場合は、値を確認し、追加や変更を行ってください。プロジェクトデータベースおよび、カーネル構成ファイルに 値が設定されていない場合は、OSのデフォルト値が使用されています。この場合には、OSのデフォルト値を基準に してシステムで使用する構成ファイルへ追加や変更を行ってください。OSが使用している値は、sysdefコマンドまたは prctlコマンドにより表示できます。 sysdefコマンドまたはprctlコマンドの詳細については、OSのmanコマンドで確認してください。

各パラメタの説明で、“最大値”とあるパラメタについては、すでに設定されている値またはデフォルト値と比較して大 きい方の値を設定し、“加算”とあるパラメタについては、すでに設定されている値またはデフォルト値に加算した値 を設定してください。

“一括獲得方式”と“分割獲得方式”の選択基準については、“1.1.3 プロセス構成”を参照してください。

クラスタ環境の場合、クラスタシステムが推奨しているカーネルの編集方法で設定してください。

クラスタ環境は、global zoneで動作可能です。

プロジェクトデータベース

(/etc/project

ファイル

)

を利用する場合

プロジェクトデータベースを利用する場合は、system、user.rootおよび、defaultプロジェクトすべてに値を設定してくださ い。なお、すでにユーザ定義のプロジェクトを作成している場合は、同様にユーザ定義のプロジェクトへも値を設定してく ださい。また、プロジェクトデータベースを使用する場合は、以下を参照し、projmodコマンドを使用して値を設定してくだ さい。 Project名 概要 system OS起動時のデーモンやcronのプロセ スが属するプロジェクト user.root rootユーザが属するプロジェクト default プロジェクトが未定義の一般ユーザが 属するプロジェクト

参照

プロジェクトデータベース内のパラメタの詳細は、システムベンダのドキュメントを参照してください。 共用メモリ資源 共用メモリ資源の設定について説明します。 共用メモリの獲得方式を一括獲得方式にする場合 プロジェクトデータベース内のproject.max-shm-memory、project.max-shm-idsに以下の値をコマンドで設定してくださ い。 パラメタ名 必要数 備考 project.max-shm-memory RDBEXTMEMの値 × 1024 (注1) 加算 project.max-shm-ids (ファンクションルーチン多重度 + 10) × 同時起動 RDBシステム数 (注2) 加算 注1) RDBEXTMEMの詳細は、“4.1 RDB構成パラメタファイルによる定義”を参照してください。 注2) ファンクションルーチン多重度は、ファンクションルーチンを同時に実行するアプリケーションのコネクション数で す。

(18)

プロジェクトデータベース内のproject.max-shm-memory、project.max-shm-idsに以下の値をコマンドで設定してくださ い。 パラメタ名 必要数 備考 project.max-shm-memory COMMUNICATION_BUFFERの値 × 1024 + 16384 (注1) 加算 project.max-shm-ids (クライアント多重度 + 10 + ファンクションルーチン 多重度) × 同時起動RDBシステム数 (注2) (注3) 加算 注1) COMMUNICATION_BUFFERの詳細は、“4.2 システム用の動作環境ファイルによる定義”を参照してください。 上記の計算式で算出された値が物理メモリ量の1/4より小さい場合は、物理メモリ量の1/4以上の値を指定してくださ い。 注2) クライアント多重度は、同時に実行するアプリケーションおよびRDBコマンドの数を規定する値となります。この 値の概算方法は以下のようになります。 クライアント多重度 = 同時にローカルアクセスを行うすべてのアプリケーション のコネクション数の合計値 + 同時に実行するRDBコマンド数 注3) ファンクションルーチン多重度は、ファンクションルーチンを同時に実行するアプリケーションのコネクション数で す。 セマフォ資源 セマフォ資源の設定について説明します。 共用メモリの獲得方式を一括獲得方式にする場合 プロジェクトデータベース内のproject.max-sem-ids、process.max-sem-nsemsに以下の値をコマンドで設定してくださ い。 パラメタ名 必要数 備考 project.max-sem-ids 同時起動RDBシステム数 × 300 加算 process.max-sem-nsems (RDBCNTNUM + 3) / 15 (注1) (注2) 最大値 注1) RDBCNTNUMの詳細は、“4.1 RDB構成パラメタファイルによる定義”を参照してください。 注2) 割り切れない場合は、小数点以下を切り上げて設定してください。ただし、上記の計算式で算出された値が512 より小さい場合には、512以上の値を設定してください。 共用メモリの獲得方式を分割獲得方式にする場合 プロジェクトデータベース内のproject.max-sem-ids、process.max-sem-nsemsに以下の値を設定してください。 パラメタ名 必要数 備考 project.max-sem-ids (クライアント多重度 × 2 + 300) × 同時起動RDB システム数 (注) 加算 process.max-sem-nsems 512 最大値 注) クライアント多重度は同時に実行するアプリケーションおよびRDBコマンドの数を規定する値となります。この値の 概算方法は以下のようになります。 クライアント多重度 = 同時にローカルアクセスを行うすべての アプリケーションのコネクション数の合計値 + 同時に実行するRDBコマンド数

(19)

メッセージキュー資源 プロジェクトデータベース内のprocess.max-msg-qbytes、project.max-msg-ids、およびprocess.max-msg-messagesに以 下の値をコマンドで設定してください。 パラメタ名 必要数 備考 process.max-msg-qbytes 65536 最大値 project.max-msg-ids 2 × 同時起動RDBシステム数 加算 process.max-msg-messages クライアント多重度 × 同時起動RDBシステム数 (注) 加算 注) クライアント多重度は同時に実行するアプリケーションおよびRDBコマンドの数を規定する値となります。この値の 概算方法は以下のようになります。 クライアント多重度 = 同時にローカルアクセスを行うすべてのアプリケーション のコネクション数の合計値 + 同時に実行するRDBコマンド数 設定例 以下にprojmodコマンドを使用して、user.rootプロジェクトに共用メモリの獲得方式を一括獲得方式にする場合の設定 例を示します。

1.

共用メモリ資源のパラメタproject.max-shm-memoryに2G、project.max-shm-idsに1Kを設定します。

# projmod -s -K 'project.max-shm-memory=(privileged,2G,deny)' user.root # projmod -s -K 'project.max-shm-ids=(privileged,1K,deny)' user.root

2.

セマフォ資源のパラメタproject.max-sem-idsに1K、process.max-sem-nsemsに512を設定します。

# projmod -s -K 'project.max-sem-ids=(privileged,1K,deny)' user.root # projmod -s -K 'process.max-sem-nsems=(privileged,512,deny)' user.root

3.

メッセージキュー資源のパラメタprocess.max-msg-qdbytesに65536、project.max-msg-idsに1K、process.max-msg-messagesに10Kを設定します。

# projmod -s -K 'process.max-msg-qdbytes=(privileged,65536,deny)' user.root # projmod -s -K 'project.max-msg-ids=(privileged,1K,deny)' user.root # projmod -s -K 'process.max-msg-messages=(privileged,10K,deny)' user.root

4.

上記で設定した値が正しいか以下のコマンドで確認してください。 # projects -l user.root user.root projid : 1 comment: "" users : (none) groups : (none) attribs: process.max-msg-messages=(privileged,10000,deny) process.max-msg-qdbytes=(privileged,65536,deny) process.max-sem-nsems=(privileged,512,deny) project.max-msg-ids=(privileged,1000,deny) project.max-sem-ids=(privileged,1000,deny) project.max-shm-ids=(privileged,1000,deny) project.max-shm-memory=(privileged,2147483648,deny) #

5.

上記手順1.~4.をsystemおよび、defaultプロジェクトへも実施してください。また、ユーザ定義のプロジェクトが 作成されている場合は、同様に実施してください。

(20)

参照

プロジェクトデータベースの設定方法およびprojmodコマンドの詳細については、使用しているシステムベンダのドキュ メントを参照してください。

カーネル構成ファイル

(/etc/system

ファイル

)

を利用する場合

カーネル構成ファイル(/etc/systemファイル)に設定します。

注意

カーネル編集が完了したら、システムを再起動してください。

Solarisのリリースによりカーネル構成ファイル内のパラメタが廃止されたり、デフォルト値が変更されることがあります。 廃止されたパラメタについては設定は不要です。 カーネル構成ファイル内のパラメタの詳細については、使用しているシステムベンダのドキュメントを参照してくださ い。

non-global zoneでカーネル構成ファイル(/etc/systemファイル)を使用する場合は、各non-global zoneの値を加算し、

その合計値をglobal zoneのカーネル構成ファイルに設定してください。

以下のような構成の場合は、non-global zone A,B,C の合計値をglobal zoneのカーネル構成ファイルへ加算してくだ さい。 共用メモリ資源 共用メモリ資源の設定について説明します。 共用メモリの獲得方式を一括獲得方式にする場合 カーネル構成ファイル内のshminfo_shmmax、shminfo_shmmniに以下の値を設定してください。 パラメタ名 必要数 備考 shmsys:shminfo_shmm ax RDBEXTMEMの値 × 1024 (注1) 最大値 shmsys:shminfo_shmm ni (ファンクションルーチン多重度 + 10) × 同時起動 RDBシステム数 (注2) 加算 注1) RDBEXTMEMの詳細は、“4.1 RDB構成パラメタファイルによる定義”を参照してください。 注2) ファンクションルーチン多重度は、ファンクションルーチンを同時に実行するアプリケーションのコネクション数で す。 共用メモリの獲得方式を分割獲得方式にする場合 カーネル構成ファイル内のshminfo_shmmax、shminfo_shmmniに以下の値を設定してください。 パラメタ名 必要数 備考 shmsys:shminfo_shmm ax COMMUNICATION_BUFFERの値 × 1024 + 16384 (注1) 最大値

(21)

パラメタ名 必要数 備考 shmsys:shminfo_shmm ni (クライアント多重度 + 10 + ファンクションルーチン 多重度) × 同時起動RDBシステム数 (注2) (注3) 加算 注1) COMMUNICATION_BUFFERの詳細は、“4.2 システム用の動作環境ファイルによる定義”を参照してください。 上記の計算式で算出された値が20480より小さい場合は、20480以上の値を指定してください。 注2) クライアント多重度は、同時に実行するアプリケーションおよびRDBコマンドの数を規定する値となります。この 値の概算方法は以下のようになります。 クライアント多重度 = 同時にローカルアクセスを行うすべてのアプリケーション のコネクション数の合計値 + 同時に実行するRDBコマンド数 注3) ファンクションルーチン多重度は、ファンクションルーチンを同時に実行するアプリケーションのコネクション数で す。 セマフォ資源 セマフォ資源の設定について説明します。 共用メモリの獲得方式を一括獲得方式にする場合 カーネル構成ファイル内のseminfo_semmni、seminfo_semmns、seminfo_semmnuおよびseminfo_semmslに以下の値 を設定してください。 パラメタ名 必要数 備考 semsys:seminfo_semmn i 同時起動RDBシステム数 × 300 加算 semsys:seminfo_semmn s 同時起動RDBシステム数 × (400 + RDBCNTNUM) (注1) 加算 semsys:seminfo_semmn u クライアントプロセス多重度 (注2) 加算 semsys:seminfo_semmsl (RDBCNTNUM + 3) / 15 (注3) 最大値 注1) RDBCNTNUMの詳細は、“4.1 RDB構成パラメタファイルによる定義”を参照してください。 注2) クライアントプロセス多重度は、同時に実行するアプリケーションおよびRDBコマンド数を規定する値となります。 この値の概算方法は以下のようになります。 クライアントプロセス多重度 = 同時にローカルアクセスを行うアプリケーション のプロセス数 + 同時に実行するRDBコマンド数 注3) 割り切れない場合は、小数点以下を切り上げて設定してください。ただし、上記の計算式で算出された値が25 より小さい場合には、25以上の値を設定してください。 共用メモリの獲得方式を分割獲得方式にする場合 カーネル構成ファイル内のseminfo_semmni、seminfo_semmns、seminfo_semmnuおよびseminfo_semmslに以下の値 を設定してください。 パラメタ名 必要数 備考 semsys:seminfo_semmn i (クライアント多重度 × 2 + 300) × 同時起動RDB システム数 (注) 加算 semsys:seminfo_semmn (クライアント多重度 × 4 + 300) × 同時起動RDB 加算

(22)

パラメタ名 必要数 備考 semsys:seminfo_semmn u クライアントプロセス多重度 (注) 加算 semsys:seminfo_semmsl 25 最大値 注) クライアント多重度およびクライアントプロセス多重度は同時に実行するアプリケーションおよびRDBコマンドの数 を規定する値となります。この値の概算方法は以下のようになります。 クライアント多重度 = 同時にローカルアクセスを行うすべての アプリケーションのコネクション数の合計値 + 同時に実行するRDBコマンド数 クライアントプロセス多重度 = 同時にローカルアクセスを行う アプリケーションのプロセス数 + 同時に実行するRDBコマンド数 メッセージキュー資源 カーネル構成ファイル内のmsginfo_msgmax、msginfo_msgmnb、msginfo_msgmni、およびmsginfo_msgtqlに以下の 値を設定してください。 パラメタ名 必要数 備考 msgsys:msginfo_msg max 128 最大値 msgsys:msginfo_msg mnb 4096 最大値 msgsys:msginfo_msg mni 2 × 同時起動RDBシステム数 加算 msgsys:msginfo_msgt ql クライアント多重度 × 同時起動RDBシステム数 (注) 加算 注) クライアント多重度は同時に実行するアプリケーションおよびRDBコマンドの数を規定する値となります。この値の 概算方法は以下のようになります。 クライアント多重度 = 同時にローカルアクセスを行うすべてのアプリケーション のコネクション数の合計値 + 同時に実行するRDBコマンド数

参照

カーネル資源の設定方法についての詳細は、使用しているシステムベンダのドキュメントを参照してください。

1.3.2.2 Linux

の場合

/etc/sysctl.confを編集し、パラメタ値を変更します。変更後は、“sysctl -p /etc/sysctl.conf”を実行するか、システムを再起 動してください。 /etc/sysctl.confファイル内のパラメタの指定形式を以下に示します。 パラメタ名 = 値

注意

/etc/sysctl.confに値が設定されていない場合は、OSのデフォルト値が使用されています。この場合には、OSのデフォ ルト値を基準にして追加や変更を行ってください。OSが使用している値は、sysctlコマンドのaオプションにより表示で きます。sysctlコマンドの詳細については、OSのmanコマンドで確認してください。

(23)

各パラメタの説明で、“最大値”とあるパラメタについては、すでに設定されている値またはデフォルト値と比較して大 きい方の値を設定し、“加算”とあるパラメタについては、すでに設定されている値またはデフォルト値に加算した値 を設定してください。

“一括獲得方式”と“分割獲得方式”の選択基準については、“1.1.3 プロセス構成を参照してください。

共用メモリ資源

共用メモリ資源の設定について説明します。 共用メモリの獲得方式を一括獲得方式にする場合 /etc/sysctl.confファイル内のkernel.shmmax、kernel.shmall、kernel.shmmniパラメタに以下の値を設定してください。 パラメタ名 必要数 備考 kernel.shmmax RDBEXTMEM × 1024 (注1) 最大値 kernel.shmall kernel.shmmax / メモリのページ長 (注2) 加算 kernel.shmmni (ファンクションルーチン多重度 + 10) × 同 時起動RDBシステム数 (注3) 加算 注1) RDBEXTMEMの詳細は、“4.1 RDB構成パラメタファイルによる定義”を参照してください。 注2) メモリのページ長は、4キロバイトです。 注3) ファンクションルーチン多重度は、ファンクションルーチンを同時に実行するアプリケーションのコネクション数で す。 共用メモリの獲得方式を分割獲得方式にする場合 /etc/sysctl.confファイル内のkernel.shmmax、kernel.shmall、kernel.shmmniパラメタに以下の値を設定してください。 パラメタ名 必要数 備考 kernel.shmmax COMMUNICATION_BUFFERの値 × 1024 + 16384 (注1) 最大値 kernel.shmall kernel.shmmax / メモリのページ長 (注2) 加算 kernel.shmmni (クライアント多重度 + 10 + ファンクションルー チン多重度) × 同時起動RDBシステム数 (注 3) (注4) 加算 注1) COMMUNICATION_BUFFERの詳細は、“4.2 システム用の動作環境ファイルによる定義”を参照してください。 上記の計算式で算出された値が20480より小さい場合は、20480以上の値を指定してください。 注2) メモリのページ長は、4キロバイトです。 注3) クライアント多重度は、同時に実行するアプリケーションおよびRDBコマンドの数を規定する値となります。この 値の概算方法は以下のようになります。 クライアント多重度 = 同時にローカルアクセスを行うすべてのアプリケーション のコネクション数の合計値 + 同時に実行するRDBコマンド数 注4) ファンクションルーチン多重度は、ファンクションルーチンを同時に実行するアプリケーションのコネクション数で す。

セマフォ資源

セマフォ資源の設定について説明します。 共用メモリの獲得方式を一括獲得方式にする場合

(24)

kernel.sem = para1 para2 para3 para4 para1、para2、para3、para4に以下の値を設定してください。 パラメタ名 必要数 備考 para1 (RDBCNTNUM + 3) / 15 (注1) 最大値 para2 同時起動RDBシステム数 × (400 + RDBCNTNUM) (注2) 加算 para3 すでに設定されている値 (注3) para4 同時起動RDBシステム数 × 300 加算 注1) 割り切れない場合は、小数点以下を切り上げて設定してください。ただし、この値が25より小さい場合には、25 以上の値を設定してください。 注2) RDBCNTNUMの詳細は、“4.1 RDB構成パラメタファイルによる定義”を参照してください。 注3) 値が設定されていない場合は、OSのデフォルト値を設定してください。 共用メモリの獲得方式を分割獲得方式にする場合 /etc/sysctl.confファイル内のkernel.semパラメタに以下の形式で指定します。

kernel.sem = para1 para2 para3 para4

para1、para2、para3、para4に以下の値を設定してください。 パラメタ名 必要数 備考 para1 25 最大値 para2 (クライアント多重度 × 4 + 300) × 同時起動RDB システム数 (注1) 加算 para3 すでに設定されている値 (注2) para4 (クライアント多重度 × 2 + 300) × 同時起動RDB システム数 (注1) 加算 注1) クライアント多重度は同時に実行するアプリケーションおよびRDBコマンドの数を規定する値となります。この値 の概算方法は以下のようになります。 クライアント多重度 = 同時にローカルアクセスを行うすべての アプリケーションのコネクション数の合計値 + 同時に実行するRDBコマンド数 注2) 値が設定されていない場合は、OSのデフォルト値を設定してください。

メッセージキュー資源

/etc/sysctl.confファイル内のkernel.msgmax、kernel.msgmnb、kernel.msgmniパラメタに以下の値を設定してください。 パラメタ名 必要数 備考 kernel.msgmax 128 最大値 kernel.msgmnb 4096 最大値 kernel.msgmni 2 × 同時起動RDBシステム数 加算

1.3.3

環境変数の設定

RDBコマンドおよびmanコマンドを使用するのに必要な環境変数を設定します。

(25)

参照

クラスタシステムでの運用を行う場合は、“クラスタ導入運用ガイド”を参照し、環境変数の設定を行ってください。

Solaris

の場合

環境変数LANGに、以下のSymfoware/RDBのロケール(OSのデフォルトロケール)を設定します。

ja

ja_JP.PCK

ja_JP.UTF-8

C OSのデフォルトロケールと異なるロケールをLANGに指定した場合、RDBコマンドはエラーになります。なお、 Symfoware/RDBやRDBコマンドが出力するqdgメッセージを英語で出力するには、環境変数LANGにCを指定して ください。

ロケールを指定する環境変数には、LANGのほかに、LC_ALL、LC_MESSAGES があります。これらの環境変数が 複数設定されている場合、LC_ALL、LC_MESSAGES、LANGの順で有効となります。

環境変数PATHに/opt/FSUNrdb2b/binを追加します。

環境変数LD_LIBRARY_PATH_64に/opt/FSUNrdb2b/libを追加します。

環境変数LD_LIBRARY_PATHに/opt/FSUNrdb2b/libを追加します。

環境変数RDBNAMEにRDBシステム名を設定します。ただし、RDBシステム名を付けない運用の場合は、本設定は 不要です。

環境変数MANPATHに/opt/FSUNrdb2b/manを設定します。

参照

アプリケーションを実行するのに必要な環境変数については、“アプリケーション開発ガイド(埋込みSQL編)”および“ア プリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”を参照してください。

Linux

の場合

環境変数LANGに、以下のSymfoware/RDBのロケール(OSのデフォルトロケール)を設定します。

ja_JP.UTF-8

C OSのデフォルトロケールと異なるロケールをLANGに指定した場合、RDBコマンドはエラーになります。なお、 Symfoware/RDBやRDBコマンドが出力するqdgメッセージを英語で出力するには、環境変数LANGにCを指定して ください。

Cロケールを使用する場合は、環境変数LESSCHARSETに“utf-8”を設定します。

ロケールを指定する環境変数には、LANGのほかに、LC_ALL、LC_MESSAGES があります。これらの環境変数が 複数設定されている場合、LC_ALL、LC_MESSAGES、LANGの順で有効となります。

環境変数PATHに/opt/FJSVrdb2b/binを追加します。

環境変数LD_LIBRARY_PATHに/opt/FJSVrdb2b/libを追加します。

環境変数RDBNAMEにRDBシステム名を設定します。ただし、RDBシステム名を付けない運用の場合は、本設定は 不要です。

(26)

参照

アプリケーションを実行するのに必要な環境変数については、“アプリケーション開発ガイド(埋込みSQL編)”および“ア プリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”を参照してください。

環境変数の設定例

以下にRDBコマンド使用時の環境変数の設定例を示します。 Solarisの場合 例1 bash、BシェルおよびKシェルの場合

$ LANG=ja ; export LANG (注1)

$ PATH=/opt/FSUNrdb2b/bin:$PATH ; export PATH

$ LD_LIBRARY_PATH_64=/opt/FSUNrdb2b/lib:$LD_LIBRARY_PATH_64 ;export LD_LIBRARY_PATH_64 $ LD_LIBRARY_PATH=/opt/FSUNrdb2b/lib:$LD_LIBRARY_PATH ; export LD_LIBRARY_PATH $ RDBNAME=rdbsys1 ; export RDBNAME (注2)

$ MANPATH=/opt/FSUNrdb2b/man:$MANPATH ; export MANPATH

注1) ここでは、Symfoware/RDBのロケールとして“ja”を設定しています。実際に設定するときは、対象となる環境 に合わせて設定してください。 注2) ここでは、RDBシステム名として“rdbsys1”を設定しています。実際に設定するときは、対象となるRDBシステムの RDBシステム名を設定してください。 例2 Cシェルの場合 % setenv LANG ja (注1)

% setenv PATH /opt/FSUNrdb2b/bin:$PATH

% setenv LD_LIBRARY_PATH_64 /opt/FSUNrdb2b/lib:$LD_LIBRARY_PATH_64 % setenv LD_LIBRARY_PATH /opt/FSUNrdb2b/lib:$LD_LIBRARY_PATH % setenv RDBNAME rdbsys1 (注2)

% setenv MANPATH /opt/FSUNrdb2b/man:$MANPATH

注1) ここでは、Symfoware/RDBのロケールとして“ja”を設定しています。実際に設定するときは、対象となる環境 に合わせて設定してください。 注2) ここでは、RDBシステム名として“rdbsys1”を設定しています。実際に設定するときは、対象となるRDBシステムの RDBシステム名を設定してください。 Linuxの場合 例1 bashの場合

$ LANG=ja_JP.UTF-8 ; export LANG (注1) $ PATH=/opt/FJSVrdb2b/bin:$PATH ; export PATH

$ LD_LIBRARY_PATH=/opt/FJSVrdb2b/lib:$LD_LIBRARY_PATH ; export LD_LIBRARY_PATH $ RDBNAME=rdbsys1 ; export RDBNAME (注2)

$ MANPATH=/opt/FJSVrdb2b/man:$MANPATH ; export MANPATH

注1) ここでは、Symfoware/RDBのロケールとして“ja_JP.UTF-8”を設定しています。実際に設定するときは、対象 となる環境に合わせて設定してください。

(27)

注2) ここでは、RDBシステム名として“rdbsys1”を設定しています。実際に設定するときは、対象となるRDBシステムの

RDBシステム名を設定してください。

例2

TCシェルの場合

% setenv LANG ja_JP.UTF-8 (注1) % setenv PATH /opt/FJSVrdb2b/bin:$PATH

% setenv LD_LIBRARY_PATH /opt/FJSVrdb2b/lib:$LD_LIBRARY_PATH % setenv RDBNAME rdbsys1 (注2)

% setenv MANPATH /opt/FJSVrdb2b/man:$MANPATH

注1) ここでは、Symfoware/RDBのロケールとして“ja_JP.UTF-8”を設定しています。実際に設定するときは、対象 となる環境に合わせて設定してください。 注2) ここでは、RDBシステム名として“rdbsys1”を設定しています。実際に設定するときは、対象となるRDBシステムの RDBシステム名を設定してください。

1.3.4

ローデバイスの作成

Symfoware/RDBの運用に必要なローデバイスを確保します。RDBディクショナリ、ロググループ管理ファイル、ログ管理 ファイル、テンポラリログファイル、アーカイブログファイル、データベースおよび監査ログデータベースを格納するローデ バイスを作成します。ローデバイスは、資源ごとに作成する必要があります。 アーカイブログファイルを格納するローデバイスと、データベースを格納するローデバイスは、異なるディスク上に作成し てください。同じディスク上に作成した場合に媒体破壊が発生すると、データベースをリカバリすることができなくなりま す。 以下のファイルは、同じローデバイスに作成することができます。

ロググループ管理ファイル

ログ管理ファイル システムロググループのログ管理ファイルは、ロググループ管理ファイルと同一のローデバイスに作成することはでき ません。

テンポラリログファイル ログインデックス域は、ログ管理ファイルと同じローデバイスに作成することができます。 AIログ域とBIログ域は、ログインデックス域と同じローデバイスに作成することができます。 使用可能なログファイルの配置構成を以下に示します。 例 Solarisにおいて、スライス0にロググループ管理ファイル、ログ管理ファイルおよびテンポラリログファイルを作成しま す。Linuxの場合は“スライス0”を“パーティション1”に読みかえてください。

(28)

1.3.4.1 Solaris(TM)

の場合

ローデバイスの作成方法について説明します。 ディスクから必要な大きさのパーティションを切り出してローデバイスを作成します。ローデバイスの作成は、formatユー ティリティで、パーティションを切り出すディスクの番号を入力したあと、“partition”を選択し、メニューの指示に従って行 います。 なお、ローデバイスに対して初期化を行う必要はありません。

注意

ローデバイス作成時に、シリンダ0は指定しないでください。

スライス2は、ディスク全体を表すため、ローデバイスとして使用しないでください。

Symfoware/RDBで使用するローデバイスは、formatユーティリティで作成したものを使用してください。Symfoware/RDB の運用に必要なローデバイスに対してリンクを作成しないでください。

マルチパスディスクやPRIMECLUSTER GDSを使用する場合は、マルチパスディスク制御やPRIMECLUSTER GDS で作成した文字型特殊ファイル名を使用してください。それらの文字型特殊ファイル名に対してリンクを作成しない でください。

OSのユーティリティでパーティションを切り出す場合、ユーティリティで指定したサイズと、実際に切り出されるサイズ が若干異なることがあります。また、複数のパーティションを切り出す場合に、OSのユーティリティにそれぞれ同一の サイズを指定しても、実際に切り出されるパーティションによってサイズが異なることがあります。そのため、実際に切 り出されたパーティションのサイズについては、OSのユーティリティで確認してください。

参照

ローデバイスの作成方法およびformatユーティリティの詳細については、使用しているシステムベンダのドキュメントを参 照してください。 アクセス権の設定 アクセス権の設定方法について説明します。 複数の動作環境を作成する場合は、ほかのSymfoware/RDB環境とローデバイスを二重に使用しないよう注意が必要 です。ローデバイスの作成後に、各システムの起動ユーザしかアクセスできないようにchownコマンドおよびchmodコ マンドを使用して、アクセス権の設定を行ってください。

参照

chownコマンドおよびchmodコマンドの詳細については、使用しているシステムベンダのドキュメントを参照してくださ い。

1.3.4.2 Linux

の場合

ローデバイスの作成方法について説明します。

RHEL-AS4の場合

RHEL5の場合

RHEL-AS4

の場合

ディスクから必要な大きさのパーティションを切り出してローデバイスを作成します。ローデバイスは、rawコマンドで設定 して使用します。以下に作成手順を示します。

(29)

1.

以下の機能を利用してパーティションまたはボリュームを作成します。

OS機能のpartedコマンド

PRIMECLUSTER GDS

2.

/etc/sysconfig/rawdevicesを編集します。 OS機能で作成したパーティションの場合、デバイス名としてudevにより作成される固定のデバイス名を指定してく ださい。 ETERNUSのディスクに対してローデバイスを作成する場合: by-id名を使用してください。 ETERNUS以外のディスクに対してローデバイスを作成する場合: by-path名を使用してください。 PRIMECLUSTER GDSのボリュームの場合、ブロック特殊ファイルを指定してください。 例 修正例を以下に示します。 /dev/raw/raw12 /dev/disk/by-path/pci-0000:09:01.0-scsi-2:0:0:19p1 /dev/raw/raw13 /dev/disk/by-path/pci-0000:09:01.0-scsi-2:0:0:19p2 /dev/raw/raw30 /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0001 /dev/raw/raw31 /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0002

3.

udevによりローデバイスのアクセス権が正しく設定されるように、/etc/udev/permissions.d/ディレクトリにある追加パー ミッションルールファイルを必要に応じて編集します。

4.

ntsysvコマンドを実行し、“rawdevices”を選択します。すでに“rawdevices”が有効になっている場合は、以下のコ マンドを実行して/etc/sysconfig/rawdevicesファイルの変更内容を反映してください。

$ /sbin/service rawdevices restart

なお、ローデバイスに対して初期化を行う必要はありません。

注意

udevのブロックデバイスはパーティションを指定してください。パーティション番号のないハードディスクデバイスは、 ディスクラベル(パーティションテーブル)を含んでいるため、使用しないでください。

Symfoware/RDBで使用するローデバイスは、rawコマンドで作成したものを使用してください。Symfoware/RDBの運 用に必要なローデバイスに対してリンクを作成しないでください。

OSのユーティリティでパーティションを切り出す場合、ユーティリティで指定したサイズと、実際に切り出されるサイズ が若干異なることがあります。また、複数のパーティションを切り出す場合に、OSのユーティリティにそれぞれ同一の サイズを指定しても、実際に切り出されるパーティションによってサイズが異なることがあります。そのため、実際に切 り出されたパーティションのサイズについては、OSのユーティリティで確認してください。

参照

partedコマンド、rawコマンド、ntsysvコマンド、udevおよびシステムファイルの編集の詳細については、使用している システムベンダのドキュメントを参照してください。

PRIMECLUSTER GDSの詳細については、“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”を参照してください。

(30)

複数の動作環境を作成する場合は、ほかのSymfoware/RDB環境とローデバイスを二重に使用しないよう注意が必要 です。ローデバイスの作成後に、各システムの起動ユーザしかアクセスできないようにchownコマンドおよびchmodコ マンドを使用して、アクセス権の設定を行ってください。

参照

chownコマンドおよびchmodコマンドの詳細については、使用しているシステムベンダのドキュメントを参照してくださ い。

注意

デバイスのアクセス権はudevによって設定されます。udevの設定ファイルにより、ローデバイスのアクセス権を設定し てください。 例 Symfoware/RDBの起動ユーザをsymfo、グループをrdbとし、ローデバイスとして /dev/raw/raw10を使用する場合、 以下の内容で、/etc/udev/permissions.d/48-raw.permissions ファイルを作成します。 raw/raw10:symfo:rdb:0660 udevの詳細については、使用しているシステムベンダのドキュメントを参照してください。

RHEL5

の場合

ディスクから必要な大きさのパーティションを切り出してローデバイスを作成します。ブロックデバイスに対してシンボリック リンクを設定することで、ローデバイスとして使用できます。なお、PRIMECLUSTER GDSを使用する場合は、GDSのブ ロックデバイスを直接使用します。以下に作成手順を示します。

1.

以下の機能を利用してパーティションまたはボリュームを作成します。

OS機能のpartedコマンド

PRIMECLUSTER GDS PRIMECLUSTER GDSを使用している場合は、上記の作業でローデバイスの作成は完了となります。 以降の作業は、PRIMECLUSTER GDSを使用していない場合に実施してください。

2.

ディスクのパーティションに対応するudevのブロックデバイス名を特定します。 udevのブロックデバイス名には、by-id名とby-path名があり、接続されているディスク装置により、使用するデバイス 名が異なります。なお、特定したudevのブロックデバイスとディスクパーティションの情報は対応表などを作成する ことを推奨します。 ETERNUSのディスクに対してローデバイスを作成する場合: by-id名を使用してください。 ETERNUS以外のディスクに対してローデバイスを作成する場合: by-path名を使用してください。 例 ETERNUS以外のディスク(/dev/sda5)に対するudevのブロックデバイス名の特定をする場合の例を以下に示し ます。 なお、/dev/sda5のudevのブロックデバイス名は、/dev/disk/by-path/pci-0000:00:10.0-scsi-0:0:0:0-part5となりま す。 $ cd /dev/disk/by-path $ ls -l

lrwxrwxrwx 1 root root 9 12月 17 10:42 pci-0000:00:10.0-scsi-0:0:0:0 -> ../../sda lrwxrwxrwx 1 root root 10 12月 17 10:42 pci-0000:00:10.0-scsi-0:0:0:0-part1 -> ../../sda1

(31)

lrwxrwxrwx 1 root root 10 12月 17 10:42 pci-0000:00:10.0-scsi-0:0:0:0-part2 -> ../../sda2 lrwxrwxrwx 1 root root 10 12月 17 10:42 pci-0000:00:10.0-scsi-0:0:0:0-part3 -> ../../sda3 lrwxrwxrwx 1 root root 10 12月 17 10:42 pci-0000:00:10.0-scsi-0:0:0:0-part4 -> ../../sda4 lrwxrwxrwx 1 root root 10 12月 17 10:42 pci-0000:00:10.0-scsi-0:0:0:0-part5 -> ../../sda5 lrwxrwxrwx 1 root root 10 12月 17 10:42 pci-0000:00:10.0-scsi-0:0:0:0-part6 -> ../../sda6 lrwxrwxrwx 1 root root 10 12月 17 10:42 pci-0000:00:10.0-scsi-0:0:0:0-part7 -> ../../sda7

3.

udevのブロックデバイスへシンボリックリンクを作成します。 シンボリックリンクの作成先は、/dev_symfowareディレクトリを作成後、/dev_symfoware配下に作成します。 /dev_symfowareディレクトリのアクセス権は、データベース管理者からアクセス可能なようにchownコマンドおよび chmodコマンドを使用してアクセス権の設定を行ってください。 例 udevのブロックデバイス(/dev/disk/by-path/pci-0000:00:10.0-scsi-0:0:0:0-part5)へシンボリックリンク(raw1)を作 成する場合の例を以下に示します。なお、/dev_symfoware/raw1をローデバイス名と呼びます。 $ cd /dev_symfoware $ ln -s /dev/disk/by-path/pci-0000:00:10.0-scsi-0:0:0:0-part5 raw1 $ ls -l

lrwxrwxrwx 1 root root 10 12月 17 10:42 raw1 -> /dev/disk/by-path/pci-0000:00:10.0-scsi-0:0:0:0-part5

なお、ローデバイスに対して初期化を行う必要はありません。

注意

OSのユーティリティでパーティションを切り出す場合、ユーティリティで指定したサイズと、実際に切り出されるサイズが若 干異なることがあります。また、複数のパーティションを切り出す場合に、OSのユーティリティにそれぞれ同一のサイズを 指定しても、実際に切り出されるパーティションによってサイズが異なることがあります。そのため、実際に切り出された パーティションのサイズについては、OSのユーティリティで確認してください。

参照

partedコマンド、udev、chownコマンドおよびchmodコマンドの詳細については、使用しているシステムベンダのドキュ メントを参照してください。

PRIMECLUSTER GDSの詳細については、“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”を参照してください。

アクセス権の設定

アクセス権の設定方法について説明します。 PRIMECLUSTER GDSを使用している場合

“PRIMECLUSTER Global Disk Services説明書”の“注意事項”を参照して設定してください。 PRIMECLUSTER GDSを使用していない場合 ローデバイスへのアクセス権の設定ルールを記述します。 設定ルールは、“/etc/udev/rules.d/99-symfoware.rules”を作成して記述します。 設定ルールは、すべてのローデバイス分記述します。 ETERNUSのディスクに対してルールを設定する場合 /dev/disk/by-id/scsi-SFUJITSU_MAN3367MC_UFD8P2602PTJ-part1 に ア ク セ ス 権 ( オ ー ナ :symfo 、 グ ル ー プ:symfogrp、アクセス権:0600)を設定する場合の例を以下に示します。

KERNEL=="*[1]", ENV{ID_BUS}=="scsi", ENV{ID_SERIAL}=="SFUJITSU_MAN3367MC_UFD8P2602PTJ", OWNER="symfo", GROUP="symfogrp", MODE="0600"

(32)

/dev/disk/by-path/pci-0000:00:10.0-scsi-0:0:0:0-part5にアクセス権(オーナ:symfo、グループ:symfogrp、アクセス 権:0600)を設定する場合の例を以下に示します。 KERNEL=="*[5]",ENV{ID_PATH}=="pci-0000:00:10.0-scsi-0:0:0:0",OWNER="symfo",GROUP="symfogrp", MODE="0600"

参照

udevの詳細については、使用しているシステムベンダのドキュメントを参照してください。

1.3.5

ネットワークファイルの設定

データベーススペースを、ネットワークファイル上のストレージデバイスに作成する場合には、以下の操作を行ってくださ い。 なお、Symfoware Serverが動作するマシンをNFSクライアント、NFSによる接続先をNFSサーバと呼びます。

NFS

サーバ側の操作

NFSサーバ側でマウントされるディレクトリに対し、NFSクライアントのスーパユーザが読込みおよび書込みを行えるように アクセス権限の設定を行います。 Solarisの場合 以下に例を示します。 $ share -F nfs -o rw=NFSクライアント名,root=NFSクライアント名 ディレクトリ名 備考. ディレクトリ名には、NFSサーバ側でマウントされるディレクトリ名を絶対パス名で指定してください。上記のコマンドは、 スーパユーザ権限で実施してください。 Linuxの場合 /etc/exportsファイルを編集します。 以下に例を示します。 ディレクトリ名 NFSクライアント名(rw,no_root_squash) 備考. ディレクトリ名には、NFSサーバ側でマウントされるディレクトリ名を絶対パス名で指定してください。ファイルの編集 は、スーパユーザ権限で実施してください。

NFS

クライアント側の操作

NFSクライアント側からNFSサーバ側のディレクトリをマウントします。 Solarisの場合 以下に例を示します。 $ mount -F nfs -o soft NFSサーバ名:ディレクトリ名 マウントポイント 備考. ディレクトリ名には、NFSサーバ側でマウントされるディレクトリ名を絶対パス名で指定してください。マウントポイントに は、NFSクライアント側でマウントするディレクトリ名を指定してください。上記のコマンドは、スーパユーザ権限で実施 してください。

(33)

Linuxの場合 以下に例を示します。 $ mount -t nfs -o soft NFSサーバ名:ディレクトリ名 マウントポイント 備考. ディレクトリ名には、NFSサーバ側でマウントされるディレクトリ名を絶対パス名で指定してください。マウントポイントに は、NFSクライアント側でマウントするディレクトリ名を指定してください。上記のコマンドは、スーパユーザ権限で実施 してください。

注意

NFSマウントの方式はソフトマウントを指定してください。ハードマウントにすると、ネットワークまたはNFSデーモンの問題 によりアクセス不能になっても、NFSサービスによってアクセスが成功するまで繰り返し再試行されます。したがって、ネッ トワーク上のデータベーススペースにアクセスするアプリケーションは無応答状態になる可能性があります。 ハードマウント時にSymfoware/RDBが無応答状態になった場合は、ネットワークまたはNFSデーモンが正常に動作して いるか確認してください。異常が発見された場合には、その原因を取り除いてください。

参照

NFSサービスの詳細については、使用しているシステムベンダのドキュメントを参照してください。

参照

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