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メッツラーの陶税理論について

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Academic year: 2021

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(1)

∵   叫 は し が 普  

関税峰渡税の目的により財政関税と保護乃至育成関税とに大別することがで馨る︒日由貿易と警凡して述べられ  

る保護関税に関しては︑古典学沢以塞︑幾度か論議蔓れて準た︒元来︑白由貿易弁護論にはそれ白休心体系をなす  

透徹した理論が見られる︒然る匿保護主義に紘︑自由貿渇論に見られる棟な統叫した議論がない︒或者は経済的立  

場より︑他の者は経済外的立場より論拠づ抄る︒経済外的保護関税給者にも観防上の見地から︑余り好外観に依存  

するととむ避けねぼならないとするもの︑国民的特性の維持という非合理的な許債からするもの︑叉ある人民階級  

及び職染藤ゐ維持上いう見地よりするもので︑とれが維持は人口改発上及び敢金主ゐ姦由からして必要であるにも  

かかわら・ず︑無制限な自由貿易下躍於て按︑その段落を意督される様に息はれるというのである︒他方経済的関税  

弁護諭に於七も︑必ずしも二琴的ではない︒然しこの論者0多くはヾ圃見所得︑祀金生産物の増加牢三重せんとす  

る︒更に叉︑かかる蘭属総研緒の絶対由太いさではなくして︑各固民経済内の所謂分配枝式む債値規準として招い  

る議論がある︒然しこれらのいわゆる経済関税弁護諭の多くは︑何等かり歯科学的な理論的に基礎づけることの出 へ  1︶  誰孜い懐胎判断から出発する︒ここ匿われわれが紹介せんとするメッツラー0関税論は保護関税を問題とするめで  

ト   

メッツラーの闘税理論について    メッツラーの陶税理論について  

丸  田    作  

(2)

二   第二十三葛 第敬   計るが必ずしも関鞄弁証論に終始するものではない︒経済的経験稗学分野に於て称学的考察に拳誓︑関税誓︑易條  

笠に国民所得分配笈ぼサ教典数分新し︑関税賦練薗め醜出品に対する外讐撃痴力性並に由税収入支出む如     −      ︵2︶   何によつて保護関税の目的匿反する場合のあることを論証している︒   

託    ︵  ︵2︶LA・Me落ミ→ariぎーhe→旨s毘ゴade壱d−訂穿註utiOne芸atiOn≡宍Omeコつhe冒r邑0蝿  

ぎ崇5一瓢cO篭my>くOL LノJ−∵石島﹁Z9−︶︶  

L.A.MetN訂㌔つari巾冴Hnte3a計na岩2ma邑andDOm2賢苫ce㌔︵さeすrn巴拘cOnOmy﹀宣・L≦ニ冨V  

署0●ムニ    メッツラーの右つの論文の中︑前者が主で後者ほ補充的役割を果して︑い逐︒従ってここにほ主として前者が紹介きれてい㌔   

な鱒以下に鞠げる婁合雑誌名を省略する︒  

題  こ 課  

メッツラ−の関税論は︑古典学派乃至新宙典学派の関税論を癖とし︑ヘツクシヤ→及びオーリン其他近代的理論  

を経として織り也されている︒従つてメッツラーの理腐に入る前に︑これらの論者の理論的根拠を必要なる限度に  

放て概富することは︑メッツラーの礫論の理解に便宜であらう︒患ハ派及び′新苗典派が観際貿易の利益を棋班づけ  

るものは云うまでもなく︑比較生産費優位の原理でぁる︒これは各囲が図際分業と交換から∵名園の朗輿の資源を  

最大限に清岡し︑より多くの消費を可能ならしめるということを論談する︒この貿易による潜在的利益が︑貿易当   

\  

(3)

重囲聞に如何に配分されるか取次定する原理は∵︑︑ルの国際横倍諭である︒これ墜式うまでもなく貿易匿よる国際   的利得が各国笹如何に分配されるか畝決定する理論言って︑それは相互幣欝基く交易條件覧つ芸濃る︒  

要する佐この原理は各囲が特化によつて如何疫−図会体として︑利益をケけるかを充分に盆明してくれるが︑各国  

内における実質所緒が生産要素尚に如何に配分される.かを説明L絡ない︒従つて関税の貿易に及ぼす教典を諭ずる   場合笹も︑﹁いまわが由は︑をのぬ出するラシヤには課税せず︑その輸入するリンネルに淡税すると仮定せよ∵⁚′⁝  

⁝焉にラシャ及びリン︑ネルの貿易は全く破壊され︑両闊は今空で亮の両国の交易によつて得ていた利益をすべて失       ﹁l︶   ぅこととなるであらう⁝⁚⁝・⁚︒﹂と述べ︑保韓関税が闘際貿易の利益を随峯するこ′とむ主張すると同時に関税が各   国め貿易利益の分配に及ぼす影響について次の如く云う︒﹁・・⁝⁝・この枚の蒜は大ていわが物品㌢・給費する外国  

人の負組とがる︒この点法を以昔れば︑−︑園注諸観鳩Q物品交易から生ずる世慧労働・資本讐般生産力の檜 ハ  2︶   加の分け前をば︑他国に少なぐ白開成多からしめ得るやである︒﹂   

また新古典学派の殿婿たるタクシツグ粧ついて見よう︒﹁⁝⁝⁚︹保護関税によつて︺輸入は節減される︒それは偵   格が騰瓜己︑且は消費がより少くなる為ぼなりではなく︑見以蹄輸入された貨物が閣内において生産されるが璃で   ぁる︒貯貨は財政関税下におけるよりも︹保護国税下にぬいては︺より大なる桂皮において︑その閻に流入する︒  

物倍及び貨髄所篠はその周内に率いて益と騰貴し︑対物交易候件は︑なお﹁屠その固の有利鱒変更される︒続いて      ︵  3︶   入り来る輸入品⁝⁚・・・⁝・はよりよ脅條件において捗得されるであらう︒﹂   

以上の引用句から見られる検に︑ミルにしても︑またクウシツグにしても︑関税が各頗全体としての団居旋済的 利賢至芸針改善島警1各閣内に菅生蓋問の所得晶にべ孟㌢る蓬が盗み  

か︑時として香淀するに空つた︒即ち﹁嵩餐鉄琴は慮菜の高い生産力︑の結典であるという主張は明白に否定し緒は    メッツラーの閑投理翰について   ≡   

\ノ  

(4)

以上の如く彼等は摘草腎勢威埋を関税が如何にして︑山閣の交易條件む改善するか董−臨出偵格に比敬しで︑輸  

入慌棒針減少せしめる1崇誠明に適用したが︑この同じ原理を関髄の結兆たる実質桝待①増加を如何躍労働︒資  

人5.︶   本・土地の問拓配分するかの説明に適用しようとはしなや︒  

︵7︶   

︵6︶   メッツラーの腰論を根拠づける他の詮は︑ヘツクシヤー及びオー月ン︑e詭である︒   

メ︑ツアラー匿よれぼ︑園際貿易む別品を生産黎京間に分徹する説明原理拭︑ペックシヤー及びオーリンによつて  

此駿的近代においてなされた研究成典で一あかという︒今メッツラーに従ってへツクシヤー所説の概要む見よう︒ヘ  

ックサヤーも古典学汲b如く︑諸国間の貿易の説明原理として比較生産費詭の仮定む以て彼の論をはじめる︒然し  

古典学沃と異り︑ヘツクシヤーは生産費索の相対的稀少性如何が比較生産費匠影響するととを憩調する︒即ち因数  

異にするに従心︑生應要凛の相対的稀少性が異なると共誓叉商品の異なる忙従ひ︑必要とする生産要素の割合︵生  

産係数︶が異な渇から︑自然各圃吃ぉける此敏生應費の比率が選ってくる︒由へばA固がB観に比較し二労働者  

当り多くの土地を有すると仮定する︒然る時は︑質鋏と地代との比率腺A圃由方がB固より低い︒  

三園における二商品︑即ち小麦と綿布の比較生産費を考察Lてみよう︒小麦披綿布よりも叫労働老当り多くの土  

地む要するから︑小麦ご単位の貨幣生産費は絹布に比較し︑A固の方がB固より低い︒′換言すればA閲は豊富な生  

産要素を此敬的多く要サや小麦生産匿︑B囲は棉布生産瓜それ¢l此戟的優位むもつのである︒  

今これらの二観が封鎖状態より貿易を開始し︑それt′ふ1比腰鶴優位産業近時化したと仮窟しよう︒即ち低地代・の  ︵4︶   後難なこれらの問題は﹂全く関税論の外にある︒﹂   囲   第ニ.十三容 第二軒  

いことである︒・⁝・ご⁚疑洩なく更に因雛な問題がある︒高い生絃カはW何なる経路を通じ︑叉如何なる椒構により  

馬賃鋭敏もたらすか︒・而も︑稔生産の多少む決定し配分するものは何か 然し恐らく経済学申分野にぉいて︑︑最も  

(5)

A圃は小壷栽培匠特化して小麦を輸出し︑低質銀のB固は紬′珊狼通好特化して財布を締出する佐奈る︒この貿易の  

開始は貿易観隠士弛及び労働雲間畢匠影響を及ぼす︒関係園における生産要素の需紫状況は︑輸出産堂握増加し︑  

討取入歌学踵柴に減少することになる︒然し︑輸出産米に必要である生産費索の割合は︑対翫入戟寧崖共催おい  

て︑解放せられた生産費素¢割合と全く︼致するこどはない︒目下の場合においてはA閥における小麦栽窺ゐ粗大  

に土地ニューカ㍉当り少数の労働虜を必要どする︒然るに外囲から①覇寧の圧迫の下禁裏徴せみ綿布実は︑此硬的  

多数め労働索と︑鱒かの少数土地のみが解放される︒かくの如く飾布柴から︑小麦栽増への安城q推移は永釆此敬  

庖多ぺ①・生底質索の供給を有してかたA固において︑土地の相対的鎗少性を均し︑労勧の稀少性絃減少する佐吉  

るひ諒つてA陸lにぉいて地代箪階嚢し貸銀政低下する︒換言すれ・ば囲際貿易によつてもたらされた生産0推移0焉  

Å団に比敬酌鼻寓な生産勢素︑即ぢ土地は︑全所得のより多くの分漁を得る︒これ歓轟から見ると間際貿あの制限  

は相対的砺少他生麗質素に和琴乾輿えるとい.うことになる︒換言すれば閲盤を賦課し︑又は高めることばよつて怒  

らざれぼ外痛からの親寧にはる庄迫卑琴貯兜であ息うところの此聴的劣位0魔琴を維持し︑相対的稀少低生産要素  

¢利益む保護するということ讐仏る\︒この点︑オーブン0閣僚貿易分析紅海いても全く同一であつて︑関税の薗民  

所得分配笹及獄ず栄華を巧み匿説明したも.のである︒然るに彼等は古典学派及び新古典学派がなした貿易①固隙間  

に挙げる朋符分配匠及ぼす親展︑即ち交易條件打つ一いて諭しょうとはしない︒ヘツクシヤーは﹁保護政策によつて  

成商品の福肇供給関係恕変威し︑それによつて関税〇一部︑或は全部む外聞人むして文殊はしめることによ\つて達  

成し細る利㌫について拭︑何等注意が彿はれていない︒これはここ匿恕ける問題と関係0な皇室であるからして︑  

︑8︶   それ社論ずるこ 

び刺青の間轡駆ら︑むしろ分離Lてい︑る︒  

一  

メッツラーの関税埋諭について  

五   

(6)

第二+立志甘 磨聖一班   六   

以上見た如く︑古典学派及び新古典学派においては︑ミル0園際慣低論に塞く相互籍要によつて貿易蘭係閣の交  

易條件①変軍従つて・計堅固重体としての実質所得の増減を問題とする湛対し︑ヘクシヤ㌔オーブン等比おい  

て妹︑貿易或はそ①障害たる関税が各国内¢産柴間佐ぉける資濾の推移︑それに基く生産要素間の相対的稀少性と  

・限界生産力Q変化︑従つてまた︑それら要素間¢所得分配について0分析が中心むなしている︒即ち瀞者は︑各図  

に分配され・た所得が各要素間に如何に分配されるかを閉経ず︑後者は前者の顧みなかつた問題を狙上に取りあげた  

が︑反対隻肌着の分析の中心をなす交易傭件については省みない︒いづれも政策の理論としては不充分といはぬば  

ならない︒今︑後説匿つぃて見るに彼等の貿易叉蜂関税がサ関内の所得分配に及ぼす影響に関する結論は︑特定生  

産要素の相対的地位のみ歓考慮したに退きず︑稀少低生産要素の絶対的報酬が関税によつてその相対的嘩位老改尊  

した慧還すら劣つているという場合のあることを認めていないからである︒如ち関税が資瀕の計由な割当を妨省  

し︑叫国全体としてQ実質所得が減少した場合︑そご減少の大部分を︑仮令獲得するに至つても︑それは何等稀少  

要素Q実質所得む均す所以ではない′からである︒    釘  

ところがぎ賢りあげるメッツラーは︑理翰的に分離せる両設を綜合し︑流言る理論を導き出さんとしてい ︵  9︶   去こと町警身近べて富ところである︒尤も彼以前︑既望寸ルパー及びサ三言リン賢つて︑こ野実質  

的並践に相対的報酬の分裂む統合する企てが放きれて富︒彼等に従えば︑関税が労働者階級0捗侍する園屈新怨  

①割合︑即ち相対的報酬む増加せしむる羞ハに︑叉労働者の実質桝得をも増加するであらう︒即ち特定の生産翠素  

の実質報酬と相対朗報酬按同︷方向巌くも冨解する如くで透る︒即ちストル六−及びサミニルソン宗論ほ   次の二つの仮定に基くも阻である︒   

第言関税賦課によつて輸入品慣格が拓くなり1従つて園内の輸入品と餅零する産菜が拡張されるに至るから輸   

(7)

出産菓から資頭が移歎する︒今その図の対輸入敷革産業がJ栄⁚茹く撃産係数に労いて労働が多発を占むると仮定  

する︒然るときはヘツクシヤ及びオトリン等の埋給から推測される如く︑輸出産琴︵盛業︶が︑他の生発雷葉︵土  

地︶蒜比率して少数じ労働む要求する︒生産螢索恨梼に変化な蚤限・リ︑課税によつてもたらさ姓る生産費素の移稗  

は労働0稀少と土地供給の過剰に導くこ之になるから︑貸鉄琴は地代忙比較し騰潰する︒すれぼすべてや産米にぉ  

いて労働佐対する土地心代替が起るpここに第二の仮定が必常になる︒それは生産常素の限界生産力拭︑或る産業  

に率いて使用されてレる他の忍柴㌍比較し︑当該馨寒心比率が増加するに従って減少するという仮定である︒今0   例では資源¢移軸①結兼︑土地の限界生巌力が低†レ︑労励︺それは商怠る︒かくてと逮心如くすべての産米にお   ゃて土地が労働に代替するに至る︒ぐの疎にして労働の土地に対する割合が︑いづれの産業にも行われること匠な  

ると︑労働○限界生産力は以前の均衡状顧忙比較してすべ・ての鳶葉に仙段と高遠る︒かくてまた︑労働の異質貸銀 ︵10︶ 率は増加する︒すなわち保護結党に多貴を占め  る生産嬰索の相対的並に翠質的報酬恕増すと結論するのである︒   

これに射しメッツラー嫁攻め如く批評する︒ストルパー及びヰミ:ルソンは︑関税による国内輸入品P鱒対債   格を高めるという直接的教典のみに基き対輸入競軍産繋が放火され︑資通ゎ移痛が行われると解するが︑関税は外  

囲において輸入品相対倍頼む低下せしめ︑その園の交易傑作に影潜を及ぼすもPで・める︒国内空路る産米の盛衰   は勿論︑それの園内横棒①相対的変化によるものであるが∵そわ相対的鞠内偵格は︑外囲や交易傭伸を考察に入れ  

てはじめて決定される︒然るに彼等はこ0交易條薙が関税膚より影撃きれないと仮定しているらというのである︒  

こ揖故に最近¢ストルパー及びサミ≡︑ルソゾ0研究に・浄いても︑開魂にょる交易條件0変化が藤根されてい  

る︒メッツラーは交易催件の変化と︑闘内覧還る所得分配ひ変化を同時に海察することによつて︑関税魂論の完   成む期そうとしている︒  

メッツラーの関税雄編掟ついて  

トJ   

(8)

三 ゲラ\フ的証明  

上記から既に察せられる様に︑メツツラーの関税理論些ろの支柱からなつている︒それは関税が輸√入品低格貯  \  

及∬す結臭から︑輸入品と輸出品との交易條件を明か.にする点と︑この交易條件から輸出品虔発と対抽入品戟啓静  

発との問把生産の扱大と縮・小を惹起し︑それに僻う賓瀕の移動︑従つて叉園内に恕ける所柊分配状態を明かにせん√  

とする点とである︒    鱒二十≡巷′第二批  

︵l︶ 戸田正雄訣ミル′鱒関学應鞘5 二じ竿Tふ些貢  

︵2︶ 同   叫〇五罠  

︵3︶ F・W−Taussigこnte昌邑Ona−Trade−忘Nごp●−会  

︵4︶ Taussig−F岩eTr註eニheTar雲andRecip3Cityこ諾? p.Ⅲふ.  

︵5︶ Me邑2ごTa琵冴th2T2rmSO﹃ゴad♂andth2Dis−rib象On亀Na−iO邑叫ncOme︶ p・N  

︵6︶ ヘツクyヤーについては︑メッツラー論文所故による︒以下同じ︒See︶M認Nier︸ibid.p.N訂OtnOte−A  

︵7︶ P Oh−iぎ訂叶ere瞥︒na−andInte岩ati︒na−Trade−−諾∽﹀ C訂p・∴iandp諾Sm.  

︵8︶ Me什z雷こbid・p・か  

︵9︶ Irid・p・︺  

︵10︶ W・句・S邑per琶d句・AトSamue︸s8㌔増量ec﹇i︒nandRea=ぎges︸√︵ReくiewOfEcO㌢m訂studi針一穴六︼富−︶﹀︶  

∽00・詔 メッツラー前記所故による○  

(9)

劃般的には輸入歯競技︑課硬閻においてその観の輸出品慣終に対し輸入品横格を戯潰せしめるQで︑関碗は輸出  

産業匠不利匿︑対輸入競寧産米粧有利となる七とは白劇であるとされている︒然るにメッツラーに依れば︑後述の  

如く関税による第剛攻的及び第二次的慣格変動が共匿考慮された場合躍︑決して自明な問題せ絃恵ふ︒関税は直接  

輸入品債格を園際債格以上些閣内債格を臨貸せし掛︑対輸入品兢零度先に利益をもたらす︒然し他方に労いて国税 

は輸出品の観際横路匿此し︑輸入品の国際憤格を低下Ⅰ交易傑件つ改善−−せしめる原因でもある︒従つて資源  

の.移動を確言すノるため佐はーこ申開硯の直接的教具たる園内輸入品慣格0胎盤と︑国際横棒における輸出品に比較  

しての輸入品0低下とを差引相殺し︑プラスの紙数県の革つた場合にの.み︑輸出品産業かふ対輸入品親寧産菜へ賓  

淑が移動す畠︒若しこの発表的及び鍔二次的横路の変動ひ紙数典がマイナスの場合應︑︑対輸入品競争産業へ輸出  

品産柴−即ち保護産米の資源移動が見られないのみか︑反対現象が生ヰる低空る︒若し後者由如く保護産菜から輸  

出品産業へ資源が移動した場合には関税0国民朗得分配に及ぼす教典は保護関税の目的に反するものとなる︒即ち  

対輸入品磯年産発狂患いて抜術係数上重要な割合を占凝る当該周の稀少性生産費素接︑園民所得の分前に患いて絶  

対的托も実質的にも︑草花当該国¢取出應柴の生産係数監乳質な役割を果す紫富な生産要素と①比敵においても︑  

不利藍家ることになる︒それでは︑こ0様な相反する結典は如何にして起るか︒それ抹全く敢入品及び輸出品粧対 

する国際的需要に依存する︒勿論︑供給0面を無税すべ尊ではない︒メッツラーは注意深くミル及びマーシャルの  

相互需要①方式を適用するのである︒   

要するに関税による国内所得.の分配問題は輸出厨業と対輸入競争産業との問における資源シフト0間遠と冬色  

資締やシフトは両産業の盛衰笹因る︒それ抹鯛内の両替−1r.〇相対的倍格変動匿帰着する︒をのためには輸出と輸入  

む決定する密教と供給の債格膵力性が吟味されぬばならない︒かくてメッツラーは先づ慣格数典を吟味し次に関税    九    メッツデ︑−の関税理論について  

(10)

欝二十三尊第壁  仙○   栗滴の孟即ち桝得箕㌢掛に及ぶ︒次に被れに従つて諾しよう︒孟宗ち篭に撃る仮琶二苧  

A囲と診困︑こ商品;小麦と綿布︑而してA図は小麦の生産に︑B廃は綿布生産灯それ′で比較的優位をもつ︒   

第一ケースー1輸出晶匿対する外聞需要澤力的であり︑関税収入が輸出品に支出される場合︒   

第仙図にぁいてABの二曲顔蕗自由貿易下に好て︑A図とB固0それぐl輸入する小麦と綿布の相互寓要義を  

得せしめる寄を斎昧する︒由首すれば綿布の閥際慣格︷関税む除き︶は小麦の閥際憤格に比較して低下する牒か  

くて交易條件はA圃転有利となる︒    よやも大であるから︑   A囲は以繭の自由貿易下にあつたよりも仙定の小麦風位に対し︑より多くの綿布箪位む接  

三・∴ ̄  

。_−。_サ..二=ここ∵「.仙_.一 _._」−.」_】._.−.  

で T    MetzleI・,  

示す︒今A観が輸入綿布に五〇%の従慣税を課すと仮定するい   

関税の麓∴攻約数果は︑輸入紙布0餞内債粛を脂質せしめ︑そ   

の薦︑A園0綿布需要表をAから却に低下せしめる︒塑呂すれ   

ば︑A囲の綿布輸入貴賓はB周の輸出業常に対し綿布ゐOT匠  

削対し小麦のTS冊単位だけ輿えようとする︒即ちA観の住民がS  

十Pに等しい附加盈の貨幣慣値を︑以静にはお囲掟輿えていたが  

澗今や硯としてA閲政府に晩酌する︒このSアがTSわ五〇%︑   8   ≠或緑TSがTPの旦3である零を意味する︒関税蹴誅後躍   

/ 於る取引盈の漸均衡点はPである︒との点はA圃が小麦のOW  

単位を輸出し︑綿布のOT盟位む輸入する寄を示す︒第仰図は 毘がA牒の芸條件を改善する蓋多義す︒即ち謎は蒜  

(11)

′  

′ト ● 泉 __.._.…_.…−・㌔   然しメッツラーは︑関税がA閣内0所得分配匿如何なる・影響を及ぼすかを考察する食め担は園際横棒よりも国  

内債格を見なけれぼならないと小っている︒こぎとは綿布甲国際磯路に関税を包含せしめねばならないこと紅  

意味する︒今A固の輸出品小麦0タームで測るならば︑︑悔入綿布匿対するA囲の  

めるとOW  

比較し綿布の偶絡む騰潰せしめる番になる︒それ故に︑土地と労働は小麦栽培より綿布生産匠移る︒この事は囲       ︵ 

1︶ 民新得に潜ける労働の実質的︑並佐相対約分蹄共踪増加した尊皇風味する︒  

第二ケース 一輪出品ぬ対する外囲需要非弾力的であり   さで蒜絃OT   

メッツラーの関税冊撃前について   

・J一靡A   ヽヽ で紘なくて︑・OWよりも菅0%より大であ  

OWよりも小セあえから︑翌需芸を以つて慧ば︑関税はA瀾①囲潤慣格にぁいて小麦慣格に  

仏布叩   γ   Ⅰ  

く)  

MeとZler,p.9(界二田)  

関税収入が輸出品粒支出される場合︒   

第二図挽A困の輸出品匿対するB問0需要が︑弾力的でな  

い場合の小麦と祁布との交易僚僻む描写するも0である︒   

記号扶は第剛図と同株である︒始源的均衡はP点に︑課税  

\後0貿易砲術はP点にある︒P点はA開がOT箪位一①綿布と  

交換にOW罫位や小麦を断念する︒交易條件はA周に有利と   ーー   なる︒︒れ遇OWは︒T  

よって示されておる︒  

われ/\が第二図から数えられることは︑著しA図輸出品  

に対するB圃需要が非弾力的であり︑政府の関税収入が齢入  

一一    る0仰で警︒それ故些園内交換比率は研  

OW′念りもより大で慧とぃう事実正   住民の支彿稔額は関税玄孫を含  

OW である0  

(12)

叫   第十三懸 軍こ架  

品慧冨に支出されない仮定の下に潜心て拭︑A観匿ぉける稀少性生産要素−討取入品競争倭柴に比較的多量む  

要する1は︑関税賦課により絶対的にも相対的にも所得の分覇が減少するというこ.とである︒換言すれば︑そ0  

囲の輸出品に対するB観の寓要が野力的であるに非ざれば︑関税によつて稀少怪生産車索の利益を傑護せんとする  

︵2︶   所期①自的は達せられないのみか︑却って不利となることを示す︒  

入の Ⅰ−k は直接︑間接輸出品の購買に費消されると仮定す  

る︒こゝには関税収入が他の蘭0摩滅を通じて裁縫済的に間接に費消されると仮定したが︑厳密には関税牧入が  

︵3︶   直接救府にょつて饗瞥蒜る場合と区別さるべきで一ある︒然し︑幾何学的説明匿訊いては無税して差支えない︒   

Metzler,p..14(第三国)  

第三ケース 一助出品甫要非弾力性︑関税収入が輸出  

品及び輸入品の耐諸に支現される場合︒   

第一及び第二のケ︑−スは酵税収入金額が︑輸出品に消費され  

た場合を仮定した︒然しかくの如き場合は︑非現実的である︒  

むしろ関粉牧納苗む国内品と輸入品と0間にある割合で分割し  

て費消すると考えた方が合理的で一あり︑現実的であらう︒今関  

税牧入に裁き所得税0螢滅が行はれ︑それによる附加的私経済  

的所得が輸入品及び団円品︵輸出品︶に使用されるものとする  

ならば︑私経済的限界輸入性向kは︑すべての関税収入につい  

て︑そのkが輸入品に費消されたとみなすことが出来るであら  

う︒減税即ち私経済的附加所得①勉め残りの部分︑或ほ関税牧  

\  

(13)

第三図においてP点は︑開墾削p相互福袋の均衡点であること前図と同様である︒なお弟三園終A囲匿おける   幽椀の直接的放免が交易條件の改蓉と正しく相殺され︑輸出品と輸入品との園内憤格比率が不変である按匹︑限  

界腰入性向呈A観輸出品鱒対す早耳圃需尊撞力性差が決定され蒜かれてゐる︒この枝な結典むもたらす︑紅  

必要な限界輸入性向と慣魔弾力性との間の関係につ等メ㌻‖ラーの説明を見ることにする︒\その前に国の三つ  

の相互露草衆A︑A及びA匿ついて流べ竃︒A線は課税給の輸入品に対するA闘0学芸を︑か級は課税後①輸  

入品虻対する私的需要︵直接︑間接の関税収入の支出を含まない︶む示す︒UP問の距離は課税額︵例えば五〇  

竺竪琴︒A級は著し関税牧入躍よる附加的衛要が輸入品に向げられなかつたならば︑′A線︑に落ちるのである  

が︑今そ①Hが輸入品附加的需要として仮定したからA線に落ちないでA繰となることむ示す︒   

二商品の国際交換比率︵関税を除外して︶絃0㌣の斜線で示される︒関税支出を考えなけれぼ︑A観め取引糞  

藩政び拘費濱は︑こ望父換比率で綿布のOT箪位恕魔入し︑小麦OUで箪位を輸出する︒関税牧入む関税観の輸  

出品小麦温位で測ればUPである︑︒この盈は減税の形でA囲住民の附加的所得を形成する︒この附加的所得Q血  

+   部︑  或孝甘毒し追加細君得る︒それは鱒税収入の変出がA傲上告点から舎攣東首長へ均衡点が移動した   

ことによつて示をれる︒′A閻輸出品掟対するB観の福要表紘一定と仮定するならば︑課税後︑現実に輸出入の盟   

約傑件での両国間の均痴点はPからPへ移る︒  

上図から推察される如く︑交易條件はÅ観覧者しく有利化する︒即ちA園は課税緬︑小麦bOW翠位敬輸出し︑  

綿布のOT追使む輸入していたが︑今やA観は小麦b少畳︵OW︶を輸出七︑それと交換により多量︵OT︶の綿  

布を輸入するからである︒   

メッツラーの関税理論について   二ニ   

(14)

∴   

心四    第二十三懸 軍二耽  

然るに今︑蹄税を含めたA蘭0園内慣祐比率を見ると︑課税紹に恕ける比率と撃bない?これ抵課税摘たるA閣  

に早ける関税0直接効果允る輸入品綿布0憤絡騰斑が他方の間倭教典たる問際慣格の変化忙よつて正しく相殺され  

るからである︒これむ囲によつて説明すれば︑蹄硯を除外した新し心外観比率は02斜線によつて示される︒A閻  

の国内債終止率は関税叡だ一け外囲比率と異るに過ぎないから︑OT軸からゆ垂直距離にぉいてそれ軋叫致する垂直  

距灘五〇%上の原点を通る斜線︵図堅不されていない︶にはって示されるであらう︒即ちOm軋射線を2点0蔽ぐ  

下のじで切り︑叉原のA線はÅ級鼠○%上にあるからA囲の新関打偵格比率櫨︑原の均衡点Pによつて示されるこ  

とになる︒換言すれ絃A図における二商品の消費者により文雄れ︑生産濱により受取られる相対慣路拭︑関税によ  

り何ら①変更を見ないのである︒   

こつ様に小麦と綿布の相対的国内債格が変らないから︑A闊む小麦及び綿布生産濱は共に課税前と同畳の二商ふ  

む生産しっゞけることになや︑二窪党閥紀何ら資源の移動綻起り得なぃ︒  

それではA図0交易傑件の改蓉︑即ち以前よ・りも少畳の小麦を取出し多盈心綿布を輸入し得ることほ二体如何︒  

これは兜に併発した如く︑関税収入に基く附加的朗得のHが鞄鳶琵︑l−吾は輸出品に′静拘される︒従って′図  

における胎入の増加︵で′で︶と輸出の減少︵WW︶拭︑関税収入に塞く附加的購買力の間接0結果によるものであ  

る︒即ち関税収入が上ひ棟に費消されなけれぼ︑放出されたであらうとこみゐ財α購買と散人最の増加に費消され  

るのである︒  

︵4︶   

これはミル以来︑関税論上知られてゐる﹁外国人如税を負担す﹂という表現に通するものがある︒  

ヽ  第三国は︑はじめ仮定した如く諜戯における凝出入品0図四倍篠比率が不変ぬ維持される棟な方法で︑両国の相  

互籍要ま︑及びA困J限界輸入性向が決定蔓れ描かれてゐる︒従つて醜税が園内産糞を撹乱することがない︒然し   

(15)

.   

へ5︶   これは︑可能なる両つひ場合好過ぎな心︒メッツラーは代数式竺般化している︒  

註   

T︶ Me邑erこbid pp・平戸  

︵2︶ 置id.p㌣㌣−○   

︵3︶ メツ∵ツラーはこの鮎につき彼の論文→a誌s盲ternatiOna−・トDemand壱dDOmeSt⁝rices︸において詳しく運べてい  

る︒その概要灯ついては︑本稿第四節証︵2︶を参照されたい︒ 

  

内 代数的.認\阻   \  

︵4︶ Se¶﹀e・的・㌣S・MiHもrincip訂○−ノ苦li−ica−由cOnOmic00・pp・00竿∽   

︵ち︶ 2訂芯e﹃−→a註ぎべermsO=rade︸an︵−寄付iO邑IncOmeu pp・−㌣−か  

メッツラーは上記0幾何的説明を代数的説明によつてT濃化している︒  

r=関 税り率   

″=課税観たるA閣に飽ける限鼻輪入性向  

誓甘埜圃輸出品に閲するB薗の慧蒜力性堅不す︒   

メッツラlは党づ第三図において示した如く︑関税が鈍祝園の園内煩格比率を不変ならしめるためには︑これら  

空包教閥庭如何なる関係が存しなければならないかを考察せんとするのである︒この間題に対する答は彼によれは ●  

外・圃忙恕ける輸入晶笛恕僚格強力性︑即ちち閲における憤格弾力性と課税園Åの限界敏入性向の二つの函数泣伏る   

仙五    メッツ与−の開舵理論について  

(16)

となす︒  

顔祝園内の相対憤格が関税ぬよつて何ら影響をうけないためには︑既迦の如くそれはA園における園内穐入憤格  

に及ぼす関税P第二攻約数臭が国際慣格或は交易條件に及ぼす関税Q第二次約数県によつて正しく相殺されなけれ  

Vぼならない︒  

次に新国際慣格此挙が均衡比率であるためには︑需要及び供給が如何なる條件の下になければならないかが考察  

○  

︵1︶   \       されなければならない︒この場合彼は相互縮嬰表敬考えているから便宜上綿布軍需穿と供給とむ考察する1   

さてA囲の国内慣格比率拭不変で傷るから流布輸入に対する当該囲の縮要は関税収入の支出のみによつて影響叡  

ぅけるに過ぎない︒A閥における輸入品腎要哲量あ郎︒そこで問題はA囲の増加缶要がB聞からの同額の痍潜増  

加によつてつ打合うか香か︑又如何なる條件の下佐つり合うれにある︒A観①輸出品に対する愚図の需要薩非弾力  

的であると仮定されているや改姓閲魂が蹴課せらノれ食場合に捻B囲の交易條件が不利となり︑少盈の小麦Q欝聾拓   対し多鳶慧畏給しな㌢濡らない︒茜雲函の掌晶いると・︑晶からの莞相対的増加駄誓あ  

る︒結局これ按−も︵葛篭\○宅︶に等しい︒β波打圃の相互轟罫表わ暗力怯であり︑宅宅\○宅はA囲における  

輸出品たる小麦の粁加的治安嘗不す︒而してこの附加的煮出拉全ぐ関税収入匠よるノもので 葦ほ輸入品に窮余の  

︵丁エ↓は附加的小麦に資治され.る︒かくて宰宅\○宅拭︵丁去ヤりに番しい︒叉締布の附加的供給は一党丁  

エ1で表される︒仮定によつて附加的綴要が酪知的供給に等しいから次式となる︒  

雪=−︵−﹁エT?⁝⁝・︵−︶  

或はr籠て両辺を除すと  

貪=−︵−﹂エ?⁝・㌻︵沌︶    第二十三虚 飾二独  

(17)

この式は関税戯課後その層内の慣格比率従つて藍た蹄祝園内における要素間への所得分配む不変ならしめるた賜  

には︑その囲の輸出品に対する外敵望買弾力性が壷位と課税駒Q限鼻輪入性向との差に等し五.らねばならない︒  

例えば限界輸入性向〇三であるならば∵外囲の寓妥弾力性が〇・七でな掛れぼ︑園内にぉける相対憤格比率が変動  

することになる︒外国籍要弾力性〇・七かり小である場合には胎入品の国内債格が輸出品0国内債格に此餃して下  

落する︒反対に外囲需要弾力性が○︒七より大である場合には︑輸出品園内慣絡転比較して︑輸入品閣内債格が聴  

衆する︒   

先に掲廿た第・二凶︑及び第二図において抵関税収入p全部が輸出品に費拘されると仮定した︒従つて限界転入性  

向絃零であるから外囲の需要弾力性が−よりも大でなけれぼ園内にねける輸入品の相対的櫓格を高めないごとが判  

る0   

これらのととからわれノ1は次の棟うに推論することができる 

する産菜が払張され他方の縮少密集より資瀕が移執す渇ことに怒る︒従つて縮少産莞に比較的多盈を聾する生産費  

︵針︶   索は絵所得について絶対的にも相対的にもそP報酬が減少すること時なる︒  

●  

右の式は関税図における国内偵格が関税によつて影響をうけないための條俳聖訴す方法竺であるが︑メッツラ  

ーは実用上便宜なためラーナ十匿雄三て次の祓に改変するノ︒それはβの代り豊田通の貨幣欝要表の鐸力性甲を用   芝︒即ち冨峯蓄代入すれば︑  い  貪= 

監  

\   

㌦   

メッツラーの関税理論についで   −︵−−ヱ︵−−︶⁝⁝   ぷ   簡単にして竃丁字・∵:︵e  

︵∽︶  

(18)

ご∧  第二十三巷 第二翫  

︵1︶ 相互裔要表は両商品に対する需要と他の搭品の供給の 

る需袈供給とのいづれかを考察すれば充分である︒即ち仙つ㌘お場の均衡は他の市場の均衡を含む︒故に二つを考うるこ   

とは不安である︒・メッツラー慮莫際上容易な綿布辟場についてその需要供給を考察している︒  

︵2︶ M告已erこbidi什.pp.︼㌣−や  

なおここに導き出した或はメッツラーによれぼ︑多くめ目的に対し充分利用の慣値があるけれども︑国内債絡に及ぼす力欄  

現実に相互に菅酢す條件を碑碓に寮はし得甘い︒先づ第言問紀挙が比嘩的に低いという暗︑々裡の暇定に基いている︒静  

二に而も更喝雷雲なことは関税収入が政府にょつて直接費滑される場合と私人にょって費消きれる揚合とを区別しない︒  

然るにある健件下においては区別が蜜穿である 

或は問按忙私人忙よつて質されるかに依り閥除需要の絵教訓が著しく変るからである︒かくて彼は叫層稗密な式を導き出  

している︒誘導の騒過を省き結論のみを次に記しておく︒  

鳶=−1・舞∵⁚⁝︵こ   

普‖丁人絹紺︶三・・い︵N︶  

て使用きれた歩合の精密空前す︒ 

∵   mは;り臭で雷他方  ︵二︶ 或は関稔収入が政貯にょつて使用された場合の精密な條件を戻したもの/であり︑︵三︶ 或は開放収入が個人によつ   き=㍗よ  

計坤引﹂刊射コ   上記はいずれも関税が国内債絡の比率を不変に保つための條件を戻しだものであるが︑︵  

が明らかである︒換言すれば著し閑寂が政府によつて使用されるならば︑近似的或は閣内個格割合を不変ならしむるに必    ー十︵−−ノ市︶↓   ;・⁝︵∽︶   

は一より小であるから均衡カの近似的傑件は二つの精密條件の中間にある串   ︶ 或は近似的條件である︒  

(19)

メッツラーによる関税の経済的教典分析掻確に最もよく熟考された関税論の山つである︒それは純粋に静態的な  

分胡であり︑均衡からわ背離︑理論的長期を超える.発展的現象に立つもので 

︵1︶   監間の短期的な函数関係を問題とする︒   

従楽園税の作用む取扱う場合に︑その理論的基礎をなす目的定立按︑大体二㌧つ上することが出釆る︒︵1︶は国民  

所得への影響と︑︵2︶園戌所得の分配への影響とである¢   

メッツラーの関税教典分析においても︑この二つの点が考察におかれてぃる︒苗興波及び新古典学派は︑比掛生  

産費詭により︑鵬定の賛汲を最大限に利用し︑それ︑により国際的敦盛物︑従つてまた実質所得の最大化を理論づけ 

ると共に︑他方かかる世界的所得の国際的配分即ち交易條件の説明虚埋として︑相甘蒜村費詭による︒ところが奴等  

は︑壁芯点である団居所得分配については願る研がない︒これに反し近代的山つ0流れで為るへツクシヤi及び 

オーダン軋よれば︑第﹁の点につい.て否定的態度むとる打である︒例へぼオー.リンは苗典学派む批評しー彼等が国  

際賞身による各国の利益拭︑その周0輸入品と触出品との交換制合︑即を交易條件匿よつて声望るとなすが︑貿易   

メッツラーの関説迦論にンついて   鵬九    夢な︑外囲等質弾力性の大きさを超過する︒他方関税が個人業者によつて使用された場合︑或は通巻な需要弾力性の僻値   として余り小き過ぎる︒以上三つの式ほ市=−或はう=︒である場合にのみ二致する︒最も解職由来熟な館野弾力性を考   ぇるならば︑また更に精密に相互裔罪の表を決定する竺困雅を考えるならば︑/人こ 式にょつて表はきれた近似式は多く   の実際目的にとり︑恐らく滞足すべきである︒︵See︸Me邑eごノTa註fsこntern鼠Ona−ロemand忘ndDOmeStic淳ice∽﹀  

ヽ  

五 結  

(20)

欝二十三巷一第二取   ニ○   上の利嘗得失は単に交易俵件のみを以て決定し得るものではない︒要するに貿易は金閣属①経済生活を基本的に変  

1 更せしめるものであるから︑貿易の利審得失の分析佗あたつても︑これら全休につ営利断すべきでい笹に輸出入晶  

へ小一︶ の交換割合のみによつてこれを判定せんとすることは充分でない︒茹かる見地から近代的なこれらの翰濱によつ  

て︑第二に焦点がぉかれている︒∴ツクシヤー及びオーリン①詠を相承し︑これ新二啓発巌せしめたストルパー及  

びサミュエルソ▼シ笹於て実質所得を問題にしてはいるが︑メッツラーの批評する如く︑彼等の理論む追求する時そこ ︵  3︶   忙は交易條件の変化を認め得な℃ 彼等の理論0基礎的原盤としては各国における隻躍諸要素間の相対的腐少  

佐︑従つて限界生産力の相対変化である︒関税はごれらの変化を通じて︑生産要素の実質的並びに相対的報酬に如  

何に作用するかを考察するのである︒   

メッツラーはこれら両見解を瞼討して︑その理論的欠陥む創出す牒方泳とLてこの雨読を繚合するのでかる︒わ  

れくは既に彼に従ってその所説を見て禿たのであるが︑ととに彼の説教次の如く要約することができるであらう︒   

彼の理論は山方に損真田要に基く交易條件が叫つ空風要な支柱となつていることから︑一国全体としての実質所  

得をそれに含むことは当然考えられるのであるが︑蔓点はむしろ叫国内の所得分配にぉかれている︒関税が所得分︑  

配匿如何なる影響を及ぼすか風間題ほ︑彼によれぼ︑﹁︵1︶資濾が準業から他産業への移韓に及ぼす教典につい  

ての論証で解決される︒ 

︵4︶   合には︑相対的横路の勝負し食商品む弘彦する産東ば移韓するであらうことは認められるからである︒﹂  

 かくて彼絃国内債格にあける輸出品と輸入品と①相対町慣格変掛を考察する︒関税竺方に直接輸入品債終車向  

める︒他方輸入品匿対する需要減少の結琴由際慣終における輸入品の輸出品に対する相対的下落∵−︵交易條件故  

誉−となる︒それ故k﹁園内に潜抄る輸入品と輸出品との相対慣柊に及ぼす関税の純効果はこれらのカの中何れ   

(21)

Tゎ︶    が強いかに依存す㌃ことになる︒﹂  

■\︑  

r∴メ㌻ラー芸笠れば︑近代監論纂いては︑関税め直鹿の数奥のみむみてJ訟大濠発と縮少産発とを断じ︑ 

芝野纂淑の移動を推論する︒然る佐関税の第二次約数衆むも固時壕察するならば︑彼等の結論は扱ったもの   

となつて釆る七いうのである︒   

なほ彼は倍格変動に及ぼす雷賓な條件とし七︑鱒税収入が敢人品に費はれるか︑輸出品に費はれるか︑それとも   

鵬    二者に分割されて費はれるかを問題とする︒この際どちらかカにのみ支出されると考えることは︑非現実的であ    りとして︑両方躍支出される場合を措定し︑関税が輸出品と輸入品との相対憤格を不変に保つ庭件撃フーナ1に解    って誘導する︒かくの如く関税が園内の相対倍格藍不変に保?には.その囲の輸出品常対する外囲の需翠弾力性が   ー一穴︵″は限界輸入性向︶と劃致しなけれぼならない︒若し外囲の官費嘘力怪が∵よ:与り小であれば︑関税は反  って輸入品の相対的瀾−内噸絡む低下させ︑保護関税の所期の目的に反する結典となるであらうと云うのである︒か    くて彼は叫九二九年発刊のオーストラリヤ首相の諮問に対する関税⁝慧皆の結論匿反対するのである︒勿論該′答申    棟数治的目的む含むものであらうが︑経済的Q領域内で静学的方洪を以て彼は批評している1オーストラリヤは土  

∵地が塵富で労働に稀少性をもつとり壱を特色として・いるっ従つて生産技術上︑土地む多く要する産業忙比較的優位を   

もつのである︒tころが委員会昭関税が低められたならば︑オースとフリヤのエ柴が退歩し︑賓淑がエ発から農発  

︵6︶   

把向う︒かくて土柴の義鎮︑ひれて抵労働者の所得分配上の不利ということが関税低下の影響で軋るとなし篭  

然る匿メッツラーによれば農産物特隼小麦の国際的常勢緑︑非弼力的であるから︑関税はエ柴を︑従つてまた労   

働者由所得分配を増すこせにはならないというのである︒﹁何となれば前述の如く︑外国籍要が非弾力的である場   

食に交易健倖に及.ぼす関税︑の間接の教典が︑国内債格に及鱒す直接の教具を相殺する以上広大となる可能性が混  

メッツラーの開設理論について   一   

(22)

メッツう﹂の視線は眈軋見た如く︑表内匿診ける所得分配に論点が集中し︑山国全体の所得が牽祓されてい  

る︒勿論彼れは仙固全体の所得の国際的配分を無税しているので 

等がその貿易理論にぉいて囲際的利益配分む意味する交易條件を無祓する態度を批難し︑彼れ自身をの理論中に交  

易傑件を振放している︒然しかかる相対的低格水準変動を通じての国際間の利益配分紘︵ロッドの用語によれは︑  

質的︵方向︶なものであつて最的なものではない︒メッツラーは他の箇所において貿易理論の系統聖二大別し︑彼眉  

身の分析はそひ墾この部類である﹁実質所得水準の圃際的状態への依存性を考察せんとする︒﹂理論の接近匿属  

︵8︶   するも心であることむ述べている︒叉彼れは関税の教典を分析するに当て︑丁:・保護関税が重囲民の異質所得忍  

減少した場合にその減少レた掩最の大部分敏捷持するに至つて′臥それは稀少生産霹素︵保護産業に多農を占める生  

︵9︶   慶安索︶匿は何らの代償4なり膚ない︒﹂と述べ一関全体としてゐ所璧凰の分析の必要を論じている軋も拘らず交  

易傑作以上匿愚約分析の発展を見られないのは関税教典分析方法を静態的考察に限つガからでもあらう︒  

掩囲居所得を課題とする立場は鵬般的に雇用の最そのものを考慮に入れ︑そゐ部面匿おける所得の問題として発展  

せしめる.︒即ちか1る立場は不尭沓雇用を翰掟としている︒シラフーが関税による国民所得に及ぼす議論において  

二国全体としてや闘民所得b檜加むもたらす場合として︑僚格の産後な騰資の下に︑生産の著しrい増加がもたらさ  

れる場合であるとし︑こ0場合に揉関税は有益である︒慣路の凝枚な隋思の下に生産を払張し得る馬には†遊休賓  

︵10︶  

源のあることむ仮定しているので優る︒然るにメッツラー匿おいて披繁藤の遊休即ち不完全塵傭を前提にtている  

か否や明瞭でないか彼の理論から推論すれば資源が新興であると解すべきである︒怒らざれば資源の産葉間移縛が  

理論通りにならないからである︒叉琴業から他敵業への移動は︑ハーバラー甲主張する如く生産上負となる部分    第二十三令 弟二壁  

︵7︶   い︒﹂と反駁する︒  

■−■−  

二ニ  

(23)

︵11︶  

がある︒この点も絵国民所得を問題にしていない点から無税されている︒  

この楼賢ツツラー喧嘩獣に完全雇用を前放としているとみられる写あるが不完全雇用を前提し関税の同氏新  

得匿及癒す教具を分析する︑に空つたのは割に新しい︒   

ハロッドは像護は国内の雇傭盈を増加せしめるカを持つとの主張に対し関税が導入され挺場合に国内における生 \  

産要素に対する貨幣報酬が保護され兜商品の園内慣格胎丑を慣ひ︑なぉ且つ従釆の雀清水準を椎持す棒に足るだけ  

高働ちれるか香かに應じて厳密な区別を設けねばならぬと訝して︑著し報酬が拓められるとすれぼ関税は恐らく特      ︵㍑ 

′ 究が見られるに至つたのであるかストルパーもその二人である︒r彼は関税が閻民所得に及ぼす影響匠ついて考察す ヽ   ︶   殊の.場合む除いては雇僻農を増加しないであらう︒と述べてゐる︒最近関税の効果訂考察する分野において患的研  

るに当り貿易乗数方法を適用する︒元革質易乗数分析は拘費効果が 

であらうと言う事を主張する︒ところがストルパーによれば﹁外囲貿易稔畳①均衡的増加はそれ自体稔平均消費性  

︵13︶  

向を高める︒﹂と言うのである︒かくて彼は輸入と輸出との同時的胎贋︵下落︶は消費又は投資に対す卑苧均滑資  

/   性向の増加︵減少︶となると見る︒か1る見解から関税の影響む一般的に爽Q棟に述べる︒  

︵イ︶一晩出が不変で輸入の減少を通じて輸出超過がもたらされる′ならば園内品佐対する窄均河資性向が増加した場   

合にのみ刺戯的効果を持つ︒  

︵こ 輸出超過が輸出よりも輸入の方が早く減退した寄実によるならば蘭円品の総平均滑恕性向が輸出の減退より  

︷ハ︶ 輸出増加と輸入増加とが叫定であつて輸出超過が︑生じた場合にのみ鬼平均拘資性向が拡張的劾典を持つ︒   

ここに掻これ以上詳論する余白はない︒とれを要する払メッツラーは古典派乃至新古典次の理論と近代理論とむ  

メッツラーあ関訟理論に?いて  

ヽ   

も早く増加する場合にQみ扱張約数異教持つ︒  

︵14︶  

(24)

綜貪﹂関税放炎を分析することにより貿易政策原理の條件を究明している点は︑敢近に卦ける関税理論上新分野を  

開拓した憤れた労作というべきであるり   

琵    ∴1︶ く○︼−G●Habeユer−Der internatiO琵訂Hande−﹀︼諾∽−SS.−嵩・00  

メッツラー自身リストの動態的発展的研究方法に対し自分は評感的考察にょり主として経搾的論証に限定すると述べて   第二十ニー巷 鰐二取  

(   〆 (     ( 8 7 6  

\_′    )  、 )  

︵3︶ See予昭●ノヂF・St︒首era已ワA.Samue訂昌−〝竜rOteCti昌andRea=ぎge℃㌦︵Reまe宅OfEcOnOmicStudies﹀  

Ⅰ㍍富き︶・︶軍記なお本論文の要鮎はメッツラーによって造べられ批評して小る︒︵See﹀Me邑erこbid・pq・∽よ︶  

︵4︶ Me邑eごibidi叶V p・00  

︵5︶ LOCトCit●   いる︒︵SeeuMe邑eごibid.p・Nか︶   .  

︵2︶ 谷口雷告ガーリンの貿易理論血七!入貢参照  

Hbid・p・㌍  

買d・p・NN  

LA岳e邑er㌔Un︵訂e3p㌻ymen−Equi−ib旨miロInteユna賢na−T⊇de㌔︵EcO㌻mit訃aApさ一望N.︶  

メッツラーは貿易理論里こつの部炉に大別している︒︵1︶主として慣格水準︑利子率︑悠替相場の御節を問題とするも  

の︒︵2︶鐸簡約騰乱力移翰が資源の分配︑貿易差額に及ぼす影響を力説するもの︒︵3︶莫臥所得水準の陶際状勢への依  

存性を考癖せんとするものである︒  

M2邑2rこheT2rmSO叫Tr已e・and Dis︷︻詳u−iO且○叫Na−iOna=ncOm2﹀p・ふ  

R・Sch誉まc訂賢undFreiトa已e=苫小・Sら00池本豊吉訳シネラー保諮開放畠崩貿易︑昭和二十蒜八大貰  

′    /  

(25)

メッツラーの関税理論について    ︵n︶ Hpber−eごa・a.〇.S・−讐11笥   \   ︵12︶ R.F●H胃rOdこn冨迂許n已Ec呂Omics﹀−器ひ・聴井茂訳ハロド国際経酵学こ四二貢以下参照   ︵13︶一喝.F.StO官r−︒The苫−mの○叫FOr息nTradeandthe訂邑○=nc︒mP︑二丁官9−a吉r−y冒urna−︒fEc︒nmi  

cs−く○−L舛︻−︼翌ヨしウすしp.誌00  

︵14︶ S冨首er−ibid・pp■N課︑1相当  

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写真⑦ 焼成中 写真⑧ 焼き上がり 高崎市

ないであろう。それも当然である。『論語』における各人の登場回数を見れば、すぐ分かる。 子路:43

そもそも動物実験から引き出された〈三法則〉とされているが,実験方法論に問題はないのかと

に相即的な未来だからである。ところが,予測がつかないということはその関係がズレてしまって

このような彼の法に対する態度は、 当時の法学者について抱いた彼の理想によく現われている。