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設計ガイド

EMC VSPEX

要約

この設計ガイドでは、VMware vSphere に対応した適切な EMC® VSPEX 証済みインフラストラクチャ上で、仮想化されたOracle Database リソー スを設計する方法について説明します。また、このドキュメントでは、 VSPEX で Oracle をサイズ設定する方法、ベスト プラクティスに従ってリ ソースを割り当てる方法、VSPEX がもたらすすべてのメリットを活用す る方法についても説明します。 2013 年 4 月

仮想化

ORACLE DATABASE 11

g

OLTP 用

(2)

Copyright © 2013 EMC Corporation. All rights reserved. EMC Corporation は、この資料に記載される情報が、発行日時点で正確である とみなしています。この情報は予告なく変更されることがあります。 この資料に記載される情報は、現状有姿の条件で提供されています。EMC Corporation は、この資料に記載された情報に関していかなる種類の表明または 保証をするものではなく、特に市場性の暗黙の保証や特定の目的の適合性を保 証していません。この資料に記載される、いかなるEMC ソフトウェアの使用、 複製、頒布も、当該ソフトウェア ライセンスが必要です。

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仮想化Oracle Database 11g OLTP 用 EMC VSPEX 設計ガイド

(3)

仮想化Oracle Database 11g OLTP 用 EMC VSPEX

目次

1 章

概要 ... 11

このガイドの目的 ... 12

ビジネス バリュー ... 12

対象範囲 ... 13

対象者 ... 13

用語 ... 14

2 章

始める前に ... 15

ドキュメント化のワークフロー ... 16

必ず読んでおくべき資料 ... 16

ソリューションの概要 ... 16 Oracle Database 11gの実装ガイド ... 16 VSPEX 実証済みアーキテクチャ ... 16 バックアップ/リカバリ ... 16

3 章

ソリューション概要 ... 17

概要 ... 18

ソリューション アーキテクチャ ... 18

主要コンポーネント ... 19

概要 ... 19 EMC VSPEX ... 20 Oracle Database 11g ... 22 VMware vSphere 5.1 ... 23 VMware vSphere HA ... 23

VMware vSphere Distributed Resource Scheduler ... 23

VMware vSphere PowerCLI ... 23

EMC VNX シリーズ ... 23

EMC Virtual Storage Integrator ... 24

Red Hat Enterprise Linux 6.3 ... 25

EMC Unisphere... 25

EMC Avamar ... 25

(4)

4 章

VSPEX 実証済みインフラストラクチャの選択 ... 27

概要 ... 28

ステップ

1:情報収集用ワークシートによるお客様の使用例の

評価 ... 28

ステップ

2:アプリケーション アーキテクチャの設計 ... 29

ステップ

3:適切な VSPEX 実証済みインフラストラクチャの選択 ... 29

5 章

ソリューションの設計における考慮事項とベスト

プラクティス ... 31

概要 ... 32

ネットワーク の設計 ... 32

概要 ... 32 ネットワークのベスト プラクティス... 33

ストレージ レイアウトの設計 ... 34

概要 ... 34 高レベルのアーキテクチャ ... 34 ストレージ レイアウト... 35 ストレージのベスト プラクティス ... 35 VSPEX のストレージ レイアウトの例 ... 36

Oracle 向け FAST Cache の構成 ... 37

概要 ... 37 FAST Cache のベスト プラクティス ... 37

仮想化レイヤーの設計 ... 38

概要 ... 38 仮想化に関するベスト プラクティス... 38

Oracle Database 11gR2 の実装の設計 ... 41

概要 ... 41 Oracle dNFS クライアントの構成 ... 41 自動共有メモリ管理 ... 41 HugePages 設定の有効化 ... 41 ファイル システム ファイルの I/O 操作 ... 42 NFS 用のデータベース ファイルのレイアウト ... 42

バックアップ/リカバリの設計 ... 42

概要 ... 42 高レベルなアーキテクチャ ... 42 考慮事項 ... 44 バックアップおよびリカバリのベスト プラクティス ... 44

(5)

目次

仮想化Oracle Database 11g OLTP 用 EMC VSPEX 5

6 章

ソリューション検証の方法論 ... 47

ソリューションの検証 ... 48

概要 ... 48

テスト環境の作成 ... 49

テスト データベースの設定 ... 49

ソリューションの実装 ... 49

7 章

参照資料 ... 51

ホワイト ペーパー ... 52

Oracle ... 52 EMC ... 52 VMware ... 52

製品ドキュメント ... 52

Oracle ... 52 EMC ... 53 VMware ... 53

付録

A

情報収集用ワークシート ... 55

情報収集用ワークシートの概要 ... 56

情報収集用ワークシートの印刷 ... 57

付録

B

VSPEX サイジング ツール ... 59

VSPEX Oracle 情報収集用ワークシートの例 ... 60

VSPEX 用の仮想化 Oracle Database 11g OLTP の手動による

サイズ設定 ... 63

概要 ... 63

(6)
(7)

仮想化Oracle Database 11g OLTP 用 EMC VSPEX

1. 妥当性検査済みインフラストラクチャのアーキテクチャ ... 19 図 2. VSPEX の実証済みインフラストラクチャ ... 20 3. ネットワーク レイヤー:高可用性(VNX) ... 32 図 4. dNFS クライアント ODM ライブラリの有効化 ... 34 5. Oracle Database 11gR2 ストレージ エレメント ... 34 図 6. ストレージ レイアウトの例:VNX シリーズ用の Oracle Database 11gR2 ... 36

図 7. Avamar サーバおよび Oracle 用 Avamar プラグ イン ... 43

8. Oracle 11g OLTP 用 EMC VSPEX 情報収集用ワークシート ... 56

9. 印刷可能な情報収集用ワークシート ... 57

図 10. 情報収集用ワークシートの表示 ... 57

11. EMC Oracle 情報収集用ワークシートの例 ... 60

図 12. AWR レポートの[init.ora Parameters] ... 60

13. ユーザー セッション High Watermark のクエリー ... 61

14. SQL クエリーによるデータベース サイズの計算 ... 61

図 15. AWR レポートの[IOStat by Function summary] ... 61

16. AWR の[Foreground Wait Event] ... 62

図 17. AWR レポートの[Load Profile]の[Transactions] ... 62

(8)
(9)

仮想化Oracle Database 11g OLTP 用 EMC VSPEX

1. 用語 ... 14

表 2. Oracle Database 用 VSPEX 実証済みインフラストラクチャの 導入プロセス ... 16 3. リファレンス仮想マシンの特性 ... 21 表 4. Oracle サイズ設定モデルの VSPEX リファレンス仮想マシンへの マッピング ... 21 表 5. Oracle Database 用 VNX ストレージ レイアウト ... 35 表 6. NFS 用のデータベース ファイルのレイアウト ... 42 7. Avamar バックアップに関する用語 ... 44 表 8. アプリケーション検証のハイレベル ステップ ... 48 9. アプリケーション ユーザーの VSPEX リファレンス仮想マシンへの マッピング ... 64 表 10. RAID タイプ、ライト ペナルティ、容量使用率 ... 65 11. ドライブの種類別ランダム ディスク IOPS ... 65 表 12. ストレージ プールの計算の例 ... 65 13. リファレンス仮想マシンと仮想インフラストラクチャ プールの 対応づけ(例) ... 67 表 14. VSPEX 実証済みインフラストラクチャ モデルの選択 ... 67

(10)
(11)

仮想化Oracle Database 11g OLTP 用 EMC VSPEX

1 章

概要

この章は、次のトピックで構成されています。

このガイドの目的 ... 12

ビジネス バリュー ... 12

対象範囲 ... 13

対象者 ... 13

用語 ... 14

(12)

このガイドの目的

EMC® VSPEX実証済みインフラストラクチャは、ビジネス クリティカルなアプ リケーションの仮想化に対応するように最適化されています。VSPEX は、導入 の迅速化、シンプルさ、選択肢の幅広さ、効率性の向上、リスクの低減を実現 するテクノロジーを利用して構築された、モジュラー型のソリューションを提 供します。 パートナー様はVSPEX を使用して、VSPEX プライベート クラウド インフラス トラクチャ上でOracle RDBMS(リレーショナル データベース管理システム) 用の完全に統合された仮想化ソリューションをサポートするために必要な仮想 資産を設計し実装することができます。 仮想化Oracle 向け VSPEX インフラストラクチャは、一貫したパフォーマンス レ ベルで拡張性の高い仮想化されたデータベース ソリューションをホストする機 能を備えた最新のシステムをお客様に提供します。このソリューションは、EMC VNX®ストレージ アレイによってサポートされた VMware vSphereと、バック アップ用のEMC Avamar®およびData Domain®を使用します。コンピューティン グ コンポーネントおよびネットワーク コンポーネントは、ベンダーによる定 義が可能であり、仮想マシン環境のプロセスとデータのニーズを処理するため の冗長性と十分な処理能力を提供するように設計されています。 この設計ガイドでは、仮想化環境のOLTP 適した実証済み VSPEX インフラスト ラクチャをベスト プラクティスに基づいて設計する方法について説明します。 また、EMC VSPEX サイジング ツールによるサイズ設定のガイダンスに従いなが ら正しいVSPEX実証済みインフラストラクチャを選択する方法についても説明 します。

ビジネス バリュー

データベース管理システム ソフトウェアは、ほぼすべての商用セグメントでデー タ管理に使用される主流のソフトウェアであり続けています。この成長は、他 のデータ管理ツールの市場占有率の上昇にもかかわらず、継続すると予想され ます。また、お客様のインフラストラクチャおよびサポートするテクノロジー の多様化が進み、ハードウェアおよびソフトウェアのアプライアンスと構成が 増えるにつれて、この成長は加速化すると予想されます。 このVSPEX 実証済みインフラストラクチャは、VNX シリーズ、EMC バックアッ プ/リカバリ システム、Oracle がお客様にもたらす価値を EMC のパートナー様 に理解していただくうえで役立つことに重点を置いています。お客様は、拡張を 続ける分離された IT 環境でサーバ中心のアプリケーションを実行しており、 Oracle のバックアップ/リカバリに関する問題が増加しています。

(13)

1 章:概要

Oracle Database 11g OLTP 用 EMC VSPEX

この VSPEX ソリューションは、お客様の Oracle データベースに関する課題を 解決しながら、パフォーマンス、拡張性、信頼性、自動化においては向上をも たらすように設計されています。データベース アプリケーションを EMC VNX に統合することで、お客様は単一の集中型のストレージ プラットフォームへの 統合を実現し、今日の困難な課題であるデータの爆発的増加をより効率的に管 理できます。このソリューションはEMC バックアップ/リカバリ システムで以 下のことを実現するようにサイズ設定され、実証されています。 • お客様のバックアップ ストレージの要件とコストを引き下げる • バックアップ ウィンドウへの対応 • 高速なディスク ベースのリカバリを可能にする

対象範囲

この設計ガイドでは、VMware vSphere で仮想化された Oracle Database 向けの VSPEX実証済みインフラストラクチャを計画および設計する方法について説明 します。また、Oracle 用 VSPEX サイジング ツールの使い方、ベスト プラクティ スに従ってリソースを割り当てる方法、VSPEX がもたらすすべてのメリットを 活用する方法についても説明します。

対象者

このガイドは、EMC の社員および認定 EMC VSPEX パートナーを対象としてい ます。このガイドでは、このソリューションを導入しようとしているVSPEXパー トナー様が次の条件を満たしていると想定しています。 • EMC により EMC VNX ファミリの販売、インストール、構成の認定を受 けていること • VSPEXの実証済みのインフラストラクチャに必要なネットワークおよび サーバ製品の販売、インストール、構成の認定を受けている • VSPEX 実証済みインフラストラクチャの販売の認定を受けている また、このソリューションを実装するパートナー様は、次のインストールおよ び構成を行うために必要な技術トレーニングを受け、背景知識を取得している 必要があります。 • VMware vSphere

• Redhat Enterprises Linux 6.x • Oracle Database 11g以上

• EMC 次世代バックアップ(EMC Avamar®およびEMC Data Domain が含ま れる)

このドキュメントでは適宜、外部の関連資料を参照します。これらのドキュメン トに目を通すことを推奨します。詳細については、第 7 章「参照資料」を参照 してください。

(14)

用語

1 に、本ガイドで使用される用語の一覧を示します。 表 1. 用語

用語 定義

AWR Automatic Workload Repository DNFS Direct NFS クライアント

DNS ドメイン ネーム システム

FAST VP Fully Automated Storage Tiering for Virtual Pools

FQDN 完全修飾ドメイン名

FRA 高速リカバリ領域(Oracle)

IOPS 1 秒あたりの I/O 操作の回数

NFS Network File System

NL-SAS ニア ライン シリアル接続 SCSI ODM Oracle Disk Manager

OLTP Online transaction processing(オンライン トランザクション処理) Oracle EE Oracle Enterprise Edition

Oracle SE Oracle Standard Edition

PowerCLI VMware vSphere および vCloud API に対する Windows PowerShell インタフェース

リファレンス 仮想マシン

VSPEX実証済みインフラストラクチャのコンピューティング リソー スを数量化するための、1 台の仮想マシンの測定単位を表します。 SGA System global area(システム グローバル エリア)

Statspack Oracle データベース監視/レポート作成ユーティリティ

TPS 1 秒あたりのトランザクション数

VMDK VMware 仮想マシン ディスク

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仮想化Oracle Database 11g OLTP 用 EMC VSPEX

2 章

始める前に

この章は、次のトピックで構成されています。

ドキュメント化のワークフロー ... 16

必ず読んでおくべき資料 ... 16

(16)

ドキュメント化のワークフロー

Oracle Database 用 VSPEX 実証済みインフラストラクチャの設計と実装を行う 際、表 2 のプロセス フローを参照することを推奨します。

表 2. Oracle Database 用 VSPEX 実証済みインフラストラクチャの導入プロ セス

ステップ アクション

1 仮想化Oracle 用 VSPEX 情報収集用ワークシート(付録 A:情報収集用

ワークシート)を使用して、お客様の要件を収集する。

2 VSPEX サイジング ツールを使用して、ステップ 1 で収集したユーザー

要件に基づき、推奨されるOracle Database 11g 用 VSPEX 実証済みイン フラストラクチャを決定する。VSPEX サイジング ツールの詳細につい ては、EMC Business Value PortalのVSPEX サイジング ツールの説明を 参照。

注:ツールに初めてアクセスするときは、登録の必要があります。VSPEX サイジング ツールを利用できない場合は、サイズ設定ガイドラインを 使用してアプリケーションのサイズを手動で設定できます。ガイドラ インの参照先:「付録 B:Oracle 11g Database OLTP の VSPEX ストレ ージ要件の計算」

4 正しいVSPEX実証済みインフラストラクチャを選択して注文するには、

仮想化された情報インフラストラクチャのサイトを参照してください。 5 Oracle Database 11g用 VSPEX実証済みインフラストラクチャを導入お

よびテストする。手順は「仮想化Oracle Database 11g OLTP用 EMC VSPEX 実装ガイド」を参照。

必ず読んでおくべき資料

このドキュメントで説明するソリューションを実装する前に、EMC Community NetworkのVSPEX スペースまたはEMC.comおよびVSPEX Partner Portalで入手 できる次のドキュメントに目を通すことを推奨します。

• EMC VSPEX サーバ仮想化ソリューション(中堅企業) • EMC VSPEX サーバ仮想化ソリューション(中小企業) • 仮想化Oracle Database 11g OLTP 用 EMC VSPEX 実装ガイド

• リファレンス アーキテクチャ:EMC VSPEX Private Cloud VMware vSphere 5.1(最大 500 台の仮想マシンに対応)

• ホワイト ペーパー:EMC Avamar Backup for Oracle Environments • ホワイト ペーパー:EMC Avamar Backup with Data Domain ソリューションの 概要 Oracle Database 11gの実装ガイド VSPEX 実証済み アーキテクチャ バックアップ/リカ バリ

(17)

仮想化Oracle Database 11g OLTP 用 EMC VSPEX

3 章

ソリューション概要

この章は、次のトピックで構成されています。

概要 ... 18

ソリューション アーキテクチャ ... 18

主要コンポーネント ... 19

(18)

概要

この章では、Oracle Database 11g用VSPEX 実証済みインフラストラクチャとこ のソリューションで使用されている主なテクノロジーについて説明します。こ の設計ガイドで説明するソリューションには、サーバ、ストレージ、ネットワー ク コンポーネント、Oracle Database 11gコンポーネントが含まれます。 このソリューションによって、仮想化されたOracle Database 11gをVSPEX 実 証済みインフラストラクチャに迅速かつ確実に導入できるようになります。リ ファレンス アーキテクチャでは、VSPEX 実証済みインフラストラクチャのサイ ズ設定に関するガイダンスに基づいて、リファレンス仮想マシンのリソースを 消費し、Oracle Database 11gアプリケーション データ用の追加のストレージを 組み合わせます。

EMC の社員および認定 EMC VSPEX パートナー様は、この設計ガイドを参考に して、お客様がシンプルで柔軟性のある効率的なOracle Database 11gソリュー ションをVSPEX 実証済みインフラストラクチャに導入するのを支援できます。

ソリューション アーキテクチャ

1 は、VSPEXインフラストラクチャの上層に配置されたOracle Database 11g の妥当性検査されたインフラストラクチャを特徴とするアーキテクチャ例を示 しています。このソリューションの妥当性検査を行うために、EMCでは次のこ とを実行しました1

• すべての Oracle Database 11gサーバを、VMware vSphere 5.1 上の仮想 マシンとして導入した。

• Oracle Database 11g用VSPEX サイジング ツールを使用して、各 Oracle Database 11g データベースの数とコンピューティング リソースの詳細を 決定した。図 1 には、Oracle の 3 つのサイズ設定オプション(小規模、 中規模、大規模)が示されています。このソリューションで提供される サイジング ツールを使用して、お客様の環境のサイズを設定し、お客 様に最適なオプションを選択することができます。

• (VSPEX サイジング ツールを使用して)Oracle Database 11g用の推奨ス トレージ レイアウトと VNXシリーズ ストレージ アレイ内の仮想インフ ラストラクチャ プールを決定した。 注: このソリューション用の Oracle の最小バージョンは 11.2.03(11gR2) です。このドキュメントでは、全体を通じてこれを11gと呼びます。 1このペーパーの説明中に出現する操作は、ソリューションの妥当性検査を行ったEMC Solutions のエンジニアリング チームが実行したものです。

(19)

3 章:ソリューション概要

Oracle Database 11g OLTP 用 EMC VSPEX

図 1. 妥当性検査済みインフラストラクチャのアーキテクチャ

主要コンポーネント

このセクションでは、このソリューションで使用されている次のような主要テ クノロジーの概要について説明します。 • EMC VSPEX • Oracle データベース 11g • VMware vSphere 5.1 • VMware vSphere HA

• vSphere Distributed Resources Scheduler • EMC Unisphere

• VMware vSphere PowerCLI • Red Hat Enterprise Linux 6.3 • リファレンス仮想マシン

• 小規模/中規模/大規模データベース モデル • EMC VNX®シリーズ

• EMC VSI(Virtual Storage Integrator) 概要

(20)

EMC は業界をリードする IT インフラストラクチャ プロバイダと連携して、プ ライベート クラウド テクノロジーの導入を促進する包括的な仮想化ソリュー ションを作成しました。優れたテクノロジーを使用して構築された VSPEX は、 よりシンプルで、迅速に導入でき、幅広い選択肢を備えているほか、効率性に 優れ、リスクも軽減します。 図 2 に示す VSPEX 実証済みインフラストラクチャは、EMC による妥当性検査を 受け、EMCパートナー様により提供される、モジュール形式の仮想化されたイン フラストラクチャです。EMC が設計した VSPEX には、仮想化レイヤー、サーバ、 ネットワーク、ストレージが含まれ、信頼性の高い予測可能なパフォーマンスを 発揮します。 図 2. VSPEX の実証済みインフラストラクチャ VSPEX では、顧客の環境に最適なネットワーク、サーバ、仮想化テクノロジーを 柔軟に選択して、完全な仮想化ソリューションを作成することができます。 VSPEX は、真の統合インフラストラクチャのシンプルさと、個々のスタック コン ポーネントにおける柔軟性を同時に求めているお客様に対し、仮想インフラス トラクチャを提供します。EMC によって実証された VSPEX ソリューションは、 EMCチャネル パートナー様によってのみパッケージ化および販売されています。 VSPEX は、より多くのオポチュニティ、より速いセールス サイクル、エンド ツー エンドのイネーブルメントをチャネル パートナーに提供します。チャネル パー トナー様とEMC は、よりいっそう緊密に協力することで、さらに多くのお客様 のクラウドへの移行を促進するインフラストラクチャを提供できます。 EMC VSPEX

(21)

3 章:ソリューション概要

Oracle Database 11g OLTP 用 EMC VSPEX

リファレンス仮想マシン 仮想インフラストラクチャについての説明を簡単にするために、VSPEXソリュー ションでは、標準的なお客様のワークロード(このセクションで説明します)を リファレンス仮想マシンとして定義しました。VSPEX のソリューションでは、 リファレンス仮想マシンを1 台の仮想マシンの測定単位として定義し、VSPEX 仮想インフラストラクチャ内のコンピューティング リソースを絞り込んでいま す。表 3 に、この仮想マシンの特性を示します。 表 3. リファレンス仮想マシンの特性 特性 値 仮想マシンごとの仮想プロセッサ数 1 仮想マシンごとのRAM 2 GB 仮想マシンごとの使用可能なストレージ容量 100 GB IOPS(1 秒あたりの I/O 動作数) (仮想マシンごと) 25 I/O パターン ランダム I/O 読み取り/書き込み比率 2:1 仮想化Oracle 用 VSPEX のサイズ設定モデル 妥当性検査プロセスの定型部分のテストをスケールアップできます。当社では、 Oracle用の標準コンピューティング サイズ設定モデルを使用して妥当性検査テ ストを合理化および標準化しました。また、それにより、読み取り/書き込み 比率が60:40 の OLTP(オンライン トランザクション処理)データベース ワー クロードなどのTPC-Cを実行して許容可能なレスポンス タイムを得るために必 要な構成を決定しました。 表 4 に、Oracle サイズ設定モデルと VSPEX リファレンス仮想マシンの対応を示 します。 表 4. Oracle サイズ設定モデルの VSPEX リファレンス仮想マシンへのマッ ピング Oracle モデル リソース 同等のリファレンス 仮想マシン 小規模:最大150 ユーザーに対応す る仮想マシン コンピューティング要件 • 2 つの vCPU • 8 GB メモリ ストレージ要件(OS と Oracle バイナリ) • 100 GB • 25 IOPS 4

(22)

Oracle モデル リソース 同等のリファレンス 仮想マシン 中規模:最大250 ユーザーに対応す る仮想マシン コンピューティング要件 • 4 つの vCPU • 16 GB メモリ ストレージ要件(OS と Oracle バイナリ) • 100 GB • 25 IOPS 8 大規模:250 ユー ザー以上に対応す る仮想マシン コンピューティング要件 • vCPU ラ 8 • 32 GB のメモリ ストレージ要件(OS と Oracle バイナリ) • 100 GB • 25 IOPS 16 データベース ストレージの I/O 閾値と容量は、VSPEX リファレンス仮想マシン に必要な値とは別に計算しました。 Oracle Database 11gには、組織のビジネス ニーズおよび IT ニーズを満たすよ うに設計されたさまざまなエディションがあります。このソリューションは、 次のエディションを対象としています。

• Oracle Database 11g Release 2 Standard Edition(SE) • Oracle Database 11g Release 2 Enterprise Edition(EE)

Oracle SE は、すべての会社に適した手頃な価格のフル機能データ管理ソリュー ションです。単一サーバまたはクラスタ化されたサーバで使用でき、コア数に 関係なく最大4 個のプロセッサ ソケットに対してライセンスされます。SE ラ イセンスには、Oracle Real Application Clusters(RAC)が追加コストの不要な標 準機能として含まれています。

Oracle Database 11g EE は、Windows、Linux、または UNIX を実行するクラスタ サーバまたは単一のサーバに応じた、業界をリードするパフォーマンス、拡張 性、セキュリティ、信頼性を実現します。Oracle Database 11g SE では利用で きない高度な機能(付属機能および有償オプション)をサポートします。これ には、仮想プライベート データベースなどのセキュリティ機能と、パーティショ ニングや高度な分析などのデータ ウェアハウジング オプションが含まれます。 Oracle Database 11g Release 2 EE は、プロセッサ単位のライセンス モデルをマ ルチコア プロセッサに対応するように拡張し、次の計算式を使用して価格設定 されています。

(プロセッサ数)x(コア数)x(Oracle プロセッサ コア係数)

たとえば、2 基の 10 コア Intel® Xeon®プロセッサE7-2870(Oracle プロセッサ コ ア係数は0.5)は、次のようにライセンスされます。

• Oracle Database 11g Release 2 SE:プロセッサ ソケット SE ライセンス x 2 • Oracle Database 11g Release 2 EE:2 x 10 x 0.5 = 10 EE ライセンス Oracle Database

(23)

3 章:ソリューション概要

Oracle Database 11g OLTP 用 EMC VSPEX

Oracle Database 11g R2 エディションは、ライセンス コストおよび構成できる VMware ESXi クラスタのサイズと数に影響する場合があります。これにより、 仮想マシンの配置方法と管理方法が影響を受けることがあります。仮想化およ びOracleプロセッサ ライセンスの詳細については、「DRSホスト親和性と Oracle のプロセッサ ライセンス」セクションを参照してください。 VMware vSphere 5.1 は、サーバ、ストレージ、ネットワーク ハードウェアを包 括的に仮想化することで、基盤となるインフラストラクチャの複雑性の中から アプリケーションと情報を抽象化します。この変換により、高い機能性を備え た仮想マシンが実現します。この仮想マシンは物理コンピュータと同様に、分 離されカプセル化されたオペレーティング システムやアプリケーションを実行 します。このハードウェア リソースの仮想化によって、複数のアプリケーションを 少数の物理サーバ上に統合し、効率化を実現します。

VMHA(VMware vSphere High Availability)は、仮想マシンで実行しているアプ リケーションに対し、操作性とコスト パフォーマンスに優れた高可用性機能を 提供します。物理サーバで障害が発生した場合、影響を受けた仮想マシンは、 スペア容量を持つ他の本番サーバ上で自動的に再起動します。

HA を使用すると、複数の VMware ESXi または ESX サーバから 1 つのクラスタを 作成して仮想マシンを保護できます。クラスタ内のいずれかのホストに障害が 発生した場合、影響を受けた仮想マシンが、同じVMware vSphere クラスタ内 の別のVMware ESXi ホストで自動的にリスタートされます。

VMware vSphere DRS(Distributed Resource Scheduler)は、VMware vCenter Server (vCenter)で実行されるインフラストラクチャ サービスです。DRSは VMware ESXi ホスト リソースをクラスタに集約し、集約したリソースを仮想マシンに自動的 に分散させます。このときDRS は、使用率を監視し、VMware ESXi ホスト間で の仮想マシンの分散を継続的に最適化します。また、DRS で vMotion®および Storage vMotion®を使用すると、リソース容量を再バランスして大規模な仮想 マシン用の容量を確保することにより、仮想マシンのアクセスを保証できます。 高い統合率を実現するために、DRS を有効化することをお勧めします。

VMware vSphere PowerCLI は、vSphere 5.x 以上および VMware インフラストラ クチャ4.x以上のユーザーに Windows PowerShellインタフェースを提供します。 VMware vSphere PowerCLI は、ネットワーク、ストレージ、VM、ゲスト OS を はじめとするvSphere管理のあらゆる側面を自動化できる強力なコマンド ライン ツールです。PowerCLI は Windows PowerShell スナップインとして配布され、 vSphere と vCloud の管理と自動化のための 330 個の PowerShell コマンドレッ トに加えて、ドキュメント、サンプルも含んでいます。 EMC VNXファミリは、容易に使用できる拡張性の高いソリューションにおいて、 業界をリードする変革と、ファイル、ブロック、オブジェクトの各ストレージ のエンタープライズ機能実現する仮想アプリケーション向けに最適化されてい ます。この次世代のストレージ プラットフォームでは、強力で柔軟性の高いハー ドウェアと高度な効率性、管理、保護ソフトウェアを組み合わせて、現在の企 業の厳しいニーズに対処します。 VMware vSphere 5.1 VMware vSphere HA VMware vSphere Distributed Resource Scheduler VMware vSphere PowerCLI EMC VNX シリーズ

(24)

VNX シリーズは、パフォーマンスを自動的かつ効果的に拡張しながらデータの 整合性とセキュリティを確保する、インテリジェント ストレージ用の Intel® Xeon® プロセッサを搭載しています。 VNX をご利用のお客様にとってのメリット • 仮想化アプリケーション用に最適化された次世代のユニファイド スト レージ • 容量最適化機能(圧縮、重複排除、シン プロビジョニング、アプリケー ション中心のコピー) • ファイブ ナイン(99.999%)の可用性を実現する高可用性

• FAST™ VP(Fully Automated Storage Tiering for Virtual Pools)および FAST Cache による自動階層化。これは最高レベルのシステム パフォーマンス と最小限のストレージ コストを同時に実現できるように最適化が可能 • 単一管理インタフェースでNAS、SAN、レプリケーションのすべてのニー ズに対応する、EMC Unisphere®による合理化された管理 • フラッシュ用に最適化された最新の Intel Xeonマルチコア プロセッサ テ クノロジーを搭載し、パフォーマンスを最大3 倍まで改善 利用可能なVNX ソフトウェア スイート • FAST スイート:最高レベルのシステム パフォーマンスと最小限のスト レージ コストを同時に実現できるように自動的に最適化 • ローカル プロテクション スイート:安全なデータ保護と転用を実現 • リモート プロテクション スイート:局地的な障害、システム停止、災 害からデータを保護 • アプリケーション プロテクション スイート:アプリケーション コピーを 自動化し、コンプライアンスを実証 • セキュリティおよびコンプライアンス スイート:変更、削除、悪意の ある操作からデータを保護します。 利用可能なソフトウェア パッケージ • トータル エフィシェンシー パック:5 つのソフトウェア スイートがす べて含まれる • トータル プロテクション パック:ローカル、リモート、アプリケーション のプロテクション スイートが含まれる

VMware vSphere 向け EMC VSI の Unified Storage Management 機能では、NAS ス トレージ上のNFS(ネットワーク ファイル システム)データストア、および ブロック ストレージ上の VMFS(仮想マシン ファイル システム)データスト アとRDM(Raw Device Mapping)ボリュームのプロビジョニングが行えるほか、 NFS データストア内の仮想マシンに対してアレイ ベースの圧縮とアレイ ベー スのクローン作成を実行できます。このクローン作成機能には、フル クローン (コピー)、およびVMDK(仮想マシンディスク)ファイルの高速クローン(ス ナップ)が含まれます。VMware 管理者は、この機能を使用し、既存の vSphere クライアント ユーザー インタフェースを使用することで、VMware 環境内の NAS およびブロック ストレージを管理できます。 EMC Virtual Storage Integrator

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3 章:ソリューション概要

Oracle Database 11g OLTP 用 EMC VSPEX

VMware 管理者はツールを使用して次のことができます。 • 新しい NFS、VMFS、RDM ストレージのプロビジョニング • 既存の NFS および VMFS ストレージの拡張 • NFS データストアの仮想マシンの圧縮 • NFS データストア内の仮想マシンのクローン作成 • 高速クローンのサポート(同じファイル システム上のみ)

Red Hat Enterprise Linux は、x86 および x86-64 用の柔軟なプラットフォームで あり、物理システム、またはゲストとして主要なハイパーバイザに導入できま す。クラウドにも導入できます。主要なすべてのハードウェア アーキテクチャを サポートし、リリース間の互換性もあります。Red Hat Enterprise Linux 6.3には、 豊富な機能(特にデベロッパー向けツール、仮想化機能、セキュリティ、拡張 性、ファイル システム、ストレージ)を提供する機能拡張と新機能が含まれて います。 EMC Unisphere™は、VNX シリーズの中核的な管理プラットフォームであり、ファ イル システムとブロック システムを同時に表示でき、共通のインタフェースを 使用してすべての機能を使用することができます。Unisphereは仮想アプリケー ションに最適化されており、業界をリードするVMware 統合、仮想マシンおよ びESX サーバの自動検出機能、エンド ツー エンドの仮想対物理の割り当て機 能を備えています。Unisphere は VNX プラットフォームでの FAST Cache および FAST VP の構成も簡易化します。 バックアップ ソリューションを実装する場合は、EMC Avamar®を推奨します。 Avamar 重複排除バックアップ ソフトウェア/システムは、ネットワーク(LAN または WAN)間で転送が行われる前にバックアップ データが削減されるよう に、クライアント側で可変長の重複排除を実行します。Avamar は重複したデー タ セグメントを識別し、ユニークなセグメントのみをネットワーク経由でバッ クアップ アプライアンスに送信します。これにより、バックアップ ウィンド ウの短縮、バックアップ ストレージ使用量の減少、利用可能な帯域幅の最大化 が実現します。 EMC Avamar は以下を提供します。 • 柔軟な導入オプション。Avamar では、特定の用途やリカバリの要件に 応じてソリューションを柔軟に導入できます。Avamar は、EMC 認定ハー ドウェアとの統合によって導入を合理化するバックアップ/リカバリの ターンキー ソリューションです。 • 拡張性、高可用性、信頼性。Avamar は、単純にストレージ ノードを追 加することによってパフォーマンスをリニアに向上し、ストレージの拡 張が可能な拡張性の高いグリッド アーキテクチャを採用しています。 • 管理性とサポート。既存のネットワーク リンクを経由して安全に Avamar システムにアクセスし、Avamar システムを管理フレームワークに統合 して、リモート アクセスに SNMP を使用できます。

Red Hat Enterprise Linux 6.3

EMC Unisphere

(26)

Avamar を使用してバックアップ/リカバリ ソリューションを実装する場合、 Avamar サーバへのバックアップの代わりに EMC Data Domain®システムへの直 接バックアップを選択することもできます。Avamar と Data Domain により、 パートナー様は目的に応じたExchange Server 向けバックアップ アプライアン スを採用できます。Data Domain 重複排除ストレージ システムはデータをイン ラインで重複排除します。したがって、データは重複排除されたうえでディス クに書き込まれるため、必要なディスク領域が元のデータセットよりも少なく て済みます。Data Domain により、バックアップとアーカイブ データを長期間 サイトに保存し、信頼性の高い方法で迅速にディスクからデータをリストアで きます。 Data Domainソフトウェア スイートには次のオプションが組み込まれています。 • EMC Data Domain レプリケーション

• VTL(仮想テープ ライブラリ) • Data Domain Boost

• Retention Lock • 暗号

• 長期保存 EMC Data Domain

(27)

仮想化Oracle Database 11g OLTP 用 EMC VSPEX

4 章

VSPEX 実証済みイン

フラストラクチャの

選択

この章は、次のトピックで構成されています。

概要 ... 28

ステップ

1:情報収集用ワークシートによるお客様の

使用例の評価 ... 28

ステップ

2:アプリケーション アーキテクチャの設計 ... 29

ステップ

3:適切な VSPEX 実証済みインフラストラクチャの選択 .... 29

(28)

概要

この章では、Oracle用 EMC VSPEX実証済みインフラストラクチャの設計方法と、 ニーズに合わせて正しいVSPEXソリューションを選択する方法について説明し ます。この章では、選択プロセスを完了するために必要な次の3 つの主要ステッ プについて説明します。 1. 仮想化 Oracle 向け VSPEX 情報収集用ワークシートを使用し、ビジネ ス要件に基づいてお客様のOracle 11g OLTPワークロードを評価します。 付録B の情報収集用ワークシートを参照してください。

2. Oracle 用 EMC VSPEX サイジング ツールを使用して、必要なインフラ

ストラクチャ、アプリケーション リソース、システム、アーキテクチャを 決定する。

3. リファレンス アーキテクチャで説明している推奨事項に基づいて、正

しいVSPEX 実証済みインフラストラクチャを選択します。

詳細については、EMC.com および EMC オンライン サポートで入手できる 「DeployingOracle Database on EMC VNX Unified Storage」ドキュメントを参照し

てください。

ステップ

1:情報収集用ワークシートによるお客様の使用例の評価

VSPEX インフラストラクチャ ソリューションを選択する前に、ビジネス要件に 基づき、お客様の実際のワークロードとデータセットを把握しておくことが重 要です。VSPEX インフラストラクチャを設計する際のお客様のビジネス要件に ついて理解を深めることができるように、VSPEX ソリューションのワークロー ド要件を評価する際は仮想化Oracle用 VSPEX情報収集用ワークシート サイジン グ ツールを利用することを強く推奨します。セクション「付録 A:情報収集用 ワークシート」は、このワークシートの例を示しています。

仮想化Oracle 用 VSPEX 情報収集用ワークシートには、お客様の Oracle OLTP の ワークロード要件と使用特性を把握し記述するための簡単な質問がいくつか用 意されています。

(29)

4 章:VSPEX 実証済みインフラストラクチャの選択

Oracle Database 11g OLTP 用 EMC VSPEX

ステップ

2:アプリケーション アーキテクチャの設計

このVSPEX 実証済みインフラストラクチャには、お客様のワークロードの例が 定義されています。リファレンス仮想マシンとその特徴の詳細については、「VSPEX Oracle 情報収集用ワークシートの例」を参照してください。

お客様の情報を収集し、仮想化Oracle 用 VSPEX 情報収集用ワークシートに入 力したら、その情報を利用してEMC Business Value PortalにあるVSPEX サイジン グ ツールを設定できます。このサイジング ツールを EMC のサポート用 Web サ イトで入手できない場合は、付録B の「VSPEX 用の仮想化 Oracle Database 11g

OLTP の手動によるサイズ設定」のサイズ設定手順に従います。

ステップ

3:適切な VSPEX 実証済みインフラストラクチャの選択

VSPEX プログラムでは、VMware vSphere と EMC VNX 製品ファミリを使用する 統合仮想インフラストラクチャの導入を簡素化することを目的とした多くのソ リューションが作成されています。アプリケーション アーキテクチャを確定し たら、算出された結果に基づいて適切なVSPEX実証済みインフラストラクチャを 選択できます。Oracle OLTP の場合は、「EMC VSPEX Private Cloud VMware vSphere 5.1 for up to 500 Virtual Machines」ドキュメントを参照してください。

VSPEX 実証済みインフラストラクチャを選択する際は、次のステップに従うこ とを推奨します。

1. Oracle 11g OLTP 用 VSPEX サイジング ツールを使用して、リファレン ス仮想マシンの総数と、推奨されるストレージ レイアウトを明らかに します。このポータルを利用できない場合は、付録B を使用します。 付録B には、環境のストレージのサイズを手動で設定する方法が記載 されています。

2. ビジネス ニーズに基づいて、他のアプリケーションのリソース容量を

設計します。VSPEX サイジング ツールは、Oracle 11g OLTP について、 必要なリファレンス仮想マシンの総数と、推奨されるストレージ レイ アウトを計算します。

3. ネットワーク ベンダー、ハイパーバイザ ソフトウェア ベンダー、VSPEX

実証済みインフラストラクチャ、必要なリファレンス仮想マシンの数を 選択します。詳細については、EMC VSPEX Web サイトにアクセスして ください。

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(31)

仮想化Oracle Database 11g OLTP 用 EMC VSPEX

5 章 ソリューションの設計

における考慮事項とベ

スト

プラクティス

この章は、次のトピックで構成されています。

概要 ... 32

ネットワーク の設計 ... 32

ストレージ レイアウトの設計 ... 34

Oracle 向け FAST Cache の構成 ... 37

仮想化レイヤーの設計 ... 38

Oracle Database 11gR2 の実装の設計 ... 41

バックアップ/リカバリの設計 ... 42

(32)

概要

この章では、仮想化Database 11g OLTP 用 EMC VSPEX ソリューションのネット ワーク、ストレージ、仮想化、アプリケーション、バックアップ/リカバリの 設計およびベスト プラクティスについて説明します。この章は次のセクション で構成されています。

• ネットワーク

• ストレージ レイアウトの設計 • Oracle 向け FAST Cache の構成 • 仮想化レイヤーの設計 • Oracle Database 11gR2 • バックアップ/リカバリの設計

ネットワーク

の設計

仮想世界のネットワークも物理世界のネットワークと同じ概念に従いますが、 それらの概念のいくつかは、物理ケーブルとスイッチを使用する代わりに、ソ フトウェアの中で適用されます。物理世界で適用されるベスト プラクティスの 多くは仮想世界にも引き続き適用されますが、それ以外にも、トラフィックの 区分化、可用性、スループットについて考慮事項があります。 図 3 は、VNX®シリーズにおけるネットワーク レイヤーの高可用性設計を示し ています。VNXファミリの高度なネットワーク機能により、アレイでネットワー ク接続の障害から保護されます。リンク障害に対する保護機能を実現するため、 各ハイパーバイザ ホストには、ユーザーEthernet ネットワークとストレージ Ethernetネットワークへの接続が複数あります。これらの接続は複数の Ethernet スイッチに分散されており、ネットワークでのコンポーネント障害に対する保 護機能を実現します。詳細については、16 ページの「VSPEX 実証済みアーキテ クチャ」のセクションを参照してください。 図 3. ネットワーク レイヤー:高可用性(VNX) 概要

(33)

5 章:ソリューションの設計における考慮事項とベスト プラクティス

Oracle Database 11g OLTP 用 EMC VSPEX

この仮想化Oracle Database 11g R2 用 VSPEX 実証済みインフラストラクチャ ソ リューションのためのネットワークを設計する際は、ネットワークの冗長性と VMware ESX の詳細設定を考慮することを推奨します。 ネットワークの冗長性 障害に耐え得るように設計された信頼できるネットワークは、迅速なリカバリ によって、実行中のアプリケーションに対する障害を短時間にとどめる必要が あります。このソリューションでは、ネットワークにスイッチの冗長ペアがあ り、すべてのサブネットに冗長リンクがあります。 NFS の VMware ESX 詳細設定とタイムアウト設定 複数のネットワーク接続を集約して、1 本の接続で持続できる量を超える程度 までスループットを増やし、いずれかのリンクが障害を起こした場合に備えて 冗長性を実現します。たとえば、VMware の仮想環境では、vSwitch ごとに 2 枚 の物理NICを使用し、物理 NICをアップリンクして物理スイッチを分離します。 NICチーミングを設定する場合は、NICチーミングのフェイルバック オプション で「no」を選択するのがベスト プラクティスと見なされます。ネットワーク で何らかの断続的な動作が生じている場合は、こうすることで、NIC カードの 頻繁な切り替えが起こらなくなります。

VMware HA(VMware High Availability)を設定する場合は、VMware ESX 詳細設 定タブの下にある次のVMware ESX タイムアウトなども設定します。 • NFS.HeartbeatFrequency = 12 • NFS.HeartbeatTimeout = 5 • NFS.HeartbeatMaxFailures = 10 NFS の詳細オプションにアクセスするには、次の手順に従います。 1. VMware VSphere クライアントにログインします。 2. VMware ESXi/ESX ホストを選択します。 3. Configuration タブをクリックします。 4. [Advanced Settings]をクリックします。 5. NFS を選択します。

Oracle 11g dNFSクライアント ODMディスク ライブラリを使用するように Oracle 11g Database を構成します。これは 1 回限りの操作であり、設定すると、デー タベースはオペレーティング システムによってホストされた NFS クライアン トではなくOracle 用に最適化されたネイティブの Oracle dNFS クライアントを 使用するようになります。 標準の ODM ライブラリは、dNFS クライアントをサポートする ODM ライブラ リに置き換えられています。図 4 は、dNFS クライアント ODM ライブラリを有 効化するコマンドです。 ネットワークのベ スト プラクティス

(34)

図 4. dNFS クライアント ODM ライブラリの有効化

VSPEX 実証済みインフラストラクチャのネットワーク設計におけるその他のベ スト プラクティスについては、「仮想化OracleDatabase 11g OLTP 用 EMC VSPEX 実装ガイド」を参照してください。

ストレージ レイアウトの設計

ここで説明するベスト プラクティスと設計に関する考慮事項は、Oracle Database 11g R2環境のさまざまなビジネス要件に合わせてストレージを効果的に計画す るためのガイドラインとなるものです。

5にVMware vSphere 5.1仮想化プラットフォーム上の Oracle Database 11gR2 用VSPEX 実証済みインフラストラクチャで妥当性検査された、Oracle Database 11gR2コンポーネントとストレージ要素間のアーキテクチャの概要を示します。 Oracle Database 11gR2 のボリュームはすべて、NFS(ネットワーク ファイル シ ステム)ストレージ上にあります。 図 5. Oracle Database 11gR2 ストレージ エレメント 概要 高レベルのアーキ テクチャ

(35)

5 章:ソリューションの設計における考慮事項とベスト プラクティス

Oracle Database 11g OLTP 用 EMC VSPEX

仮想マシン用のインフラストラクチャ プールに加えて、3 個の追加のストレー ジ プールを使用して、さまざまな用途の Oracle Database 11gR2 データを格納 することを推奨します。例については、表 5 を参照してください。

表 5. Oracle Database 用 VNX ストレージ レイアウト

ストレージ プール名 RAID タイプ ディスク タイプ ディスク数

Oracle データ プール RAID 5(4+1) 15,000 rpm SAS ディスク 30 Oracle FRA プール RAID 6(6+2) 7,200 rpm NL-SAS ディスク 8 Oracle REDO プール RAID 5(4+1) 15,000 rpm SAS ディスク 5

仮想化Oracle Database 11gR2用 VSPEX実証済みインフラストラクチャ ソリュー ションでは、ストレージのレイアウトと設計について次のベスト プラクティスを 考慮してください。

Oracle Database 11gR2 のデータ プール

Oracle の/data および/temp ファイル システムには、RAID 5(4+1)保護を備え たSAS ディスクを使用します。この RAID 保護とディスク タイプの組み合わせ により、良好なI/O パフォーマンスと高い容量使用率が低コストで実現すると 同時に、ドライブに故障が発生した場合にデータの可用性が保証されます。 Oracle Database 11gR2 REDO ログ プール

このソリューションでは、REDO ログのファイル システムを SAS ディスク上の RAID 5 で保護された物理プール上に構成しています。書き込み集中型のワーク ロードや、ランダム読み取りレスポンス タイムがより重要なワークロードに対 応するために、REDOファイル システム用の個別プールを物理的に分離したディ スク上に作成するようにしてください。

Oracle Database 11gR2 FRA プール

バックアップへのクライアント アクセスは比較的少なく、主な設計要因は容量 であることから、Oracle FRAには NL-SASドライブを使用しました。大容量 NL-SAS ドライブを使用する場合は、RAID 6 保護の使用を推奨します。 カスタマイズ お客様とベンダーが連携して、ストレージ レイアウトに必要な容量および IOPS 要件を見積もることを推奨します。ストレージをレイアウトする際は将来の増 加を考慮し、VSPEX サイジング ツールへの入力時には予想される増加を含めて ください。 管理者はファイル システム用のプールを手動で作成することも、Unisphere の 自動ボリューム管理機能を使用することもできます。管理者がストレージ プー ルLUN を手動でレイアウトする場合は、「EMC VNX Unified Best Practices for Performance」ドキュメントを参照する必要があります。

ストレージ レイア ウト

ストレージのベス ト プラクティス

(36)

FAST スイートに必要なその他のパフォーマンス要件

EMC の FAST スイート(FAST VP と FAST Cache)が提供する、VNX シリーズで利 用可能な2 つの重要なテクノロジーにより、必要な契機や状況に応じて、自動 化された方法で極端なパフォーマンスを実現することができます。VSPEX 実証 済みインフラストラクチャ用 FAST スイートの詳細については、VSPEX 実証済

みインフラストラクチャのWeb サイトを参照してください。

FAST Cache の有効化は Oracle Database 11gR2 には認識されない操作のため、 再構成やダウンタイムが必要になることはありません。FAST Cache は必要なス トレージ プールまたは LUN に対してのみ使用することを推奨します。

Oracle Database 11gR2 に対して FAST テクノロジーを有効化すると、レスポン ス タイム、読み取り/書き込みスループット、レーテンシーの改善によって Oracle Database 11gR2 のユーザー操作性が向上します。

ここでは、VSPEX プライベート クラウドをベースとする仮想化 Oracle Database 11gR2 用 VSPEX 実証済みインフラストラクチャにおける VNX ストレージのレ イアウトについて説明します。この例は、ここまで説明した、ベスト プラクティ スや設計に関する考慮事項に従っています。 図 6 は VNX シリーズ用の Oracle Database 11gR2 のストレージ レイアウト例を 示しています。 図 6. ストレージ レイアウトの例:VNX シリーズ用の Oracle Database 11gR2 注: これはストレージ レイアウトのほんの一例です。VSPEX スタックを超 えてOracle Database 11gR2 のストレージ レイアウトを独自に計画、設 計する場合は、VSPEX サイジング ツールのガイダンスや 34 ページの「ス トレージ レイアウトの設計 」のベスト プラクティスに従ってください。 VSPEX のストレー ジ レイアウトの例

(37)

5 章:ソリューションの設計における考慮事項とベスト プラクティス

Oracle Database 11g OLTP 用 EMC VSPEX

Oracle 向け FAST Cache の構成

FAST Cache では、エンタープライズ フラッシュ ドライブを使用して DRAM(ダ イナミック ランダム アクセス メモリ)キャッシュと回転式ディスク ドライブ の間にキャッシュ レイヤーを追加します。これによって、頻繁にアクセスする データを格納するための高速メディアが得られます。FAST Cache は拡張可能な 読み取り/書き込みキャッシュです。最もよく使用されるデータが高性能のフラッ シュ ドライブから読み出されるようにし、この高速メディアに必要なだけ長く 存在するようにすることで、アプリケーション パフォーマンスを向上します。 FAST Cache では 64 KB のグラニュールでデータ アクティビティをトラッキング しています。FAST Cache に対するホット データのプロモートは、FAST Cache に割り当てられたフラッシュ ドライブに HDD のホット データをコピーするこ とで実行されます。これ以降、このデータへのI/O アクセスはフラッシュ ドラ イブで処理され、フラッシュ ドライブのレスポンス タイムで読み取り/書き込 みされます。これにより、データのレーテンシーを非常に低く保つことができ ます。データが古くなり使用頻度が低下すると、FAST Cache からフラッシュさ れ、より使用頻度の高いデータに置き換えられます。 ショート ストロークの HDD を多数導入するよりも、少数のフラッシュ ドライ ブをFAST Cache として導入した方が、高いパフォーマンスを実現できます。 FAST Cache は、Oracle OLTP データベースなど、高い頻度でストレージにランダ ム アクセスするアプリケーションに特に適しています。さらに、OLTP データ ベースの特性として、さまざまなI/O パターンでの参照のローカル性がありま す。このような特性を持つアプリケーションは、FAST Cache を導入することで 最も大きなメリットが得られます。ワーキング データセットのサイズが FAST Cache に収まる場合に、FAST Cache を最も効率よく利用できます。

EMC では、以下を推奨します。

• FAST Cache は必要なプール/LUN に対してのみ有効化する。

• アプリケーションでよく使用されるデータセットに応じて、FAST Cache のサイズを適切に設定する。

• オンライン REDO ログが存在しているプール/LUN では、FAST Cache を 無効にする。

• アーカイブ ログに対しては FAST Cache を絶対に有効化しないこと。こ のようなファイルは決して上書きされず、再読み取りされることもほとん どありません(データベースをリカバリする必要がある場合は例外です)。 FAST Cache は Oracle データ ファイルに対してのみ有効化することを推奨しま す。Oracle のアーカイブ ファイルおよび REDO ログ ファイルのワークロードは 予測可能であり、主にシーケンシャル ライトで構成されています。これらのアー カイブ ファイルと REDO ログ ファイルはアレイのライト キャッシュと割り当 て済みHDD によって効率的に処理できます。このようなファイルに対して FAST Cache を有効にしてもメリットはなく、コスト パフォーマンスも低下します。 概要 FAST Cache のベス ト プラクティス

(38)

仮想化レイヤーの設計

Oracle Database 11gR2 は、VMware vSphere ESXi™テクノロジーを使用した仮想 環境に導入する場合にフル サポートされます。以下のセクションでは、Oracle Database 11gR2 の仮想化に関するベスト プラクティスや設計の考慮事項につ いて説明します。

このOracle Database 用 VSPEX 実証済みインフラストラクチャの仮想化の設計 では、リソースの管理について次のベスト プラクティスの実装を検討することを 推奨します。 • コンピューティング リソース • ネットワーク リソース • VMware の機能 • VMware vCenter コンピューティング リソース コンピューティング リソースに関する次のベスト プラクティスを実装するこ とを推奨します。 • ハイパー スレッディングの有効化 ハイパー スレッディング テクノロジー により、1 基の物理プロセッサで複数の独立したスレッドを同時に実行 できる。VMware ESXi は、同一コア上の論理プロセッサの配置を制御し、 システムのすべての物理コア間でロードが均等に分散されるようにプロ セッサ時間をインテリジェントに管理することでハイパー スレッディン グを利用するように設計されている。

• ハードウェア支援 MMU 仮想化(Intel EPT および AMD RVI)を使用 して、 メモリ消費を抑え、ゲスト オペレーティング システムによる頻繁なペー ジ テーブル変更の原因となるワークロードを高速化する。

• NUMA(Non-Uniform Memory Access)を使用する。NUMA は、特定のプ ロセッサから遠い位置にあるメモリよりも、そのプロセッサに近い位置 にあるメモリに短い待ち時間でアクセスできるコンピュータ アーキテ クチャである。 • 仮想マシンのCPUの数を、プロセッサ ソケットのコアの数以下にする。 • 仮想マシンの仮想マシン メモリ(vRAM)を、NUMA ノード(プロセッ サ)によってアクセスされるローカル メモリよりも小さくなるように 割り当てる。 • 仮想マシン パラメータ numa.vcpu.preferHT=TRUE を使用して、必要最小 限の数のソケットを使用するようにvCPU をスケジュールする。 • 仮想マシンのゲスト オペレーティング システムのパフォーマンスを向 上するユーティリティや仮想マシンの管理能力を改善するユーティリ ティを含む各種VMware ツールをインストールする。

• vRAM を Oracle SGA(システム グローバル領域)の 2 倍以上のサイズに なるように割り当てる。 • 仮想マシンのメモリ予約を、Oracle SGA のサイズ以上になるように構成 する。 概要 仮想化に関するベ スト プラクティス

(39)

5 章:ソリューションの設計における考慮事項とベスト プラクティス

Oracle Database 11g OLTP 用 EMC VSPEX

ネットワーク リソース ネットワーク リソースに関する次のベスト プラクティスを実装することを推 奨します。 • VMware の最新の準仮想化ネットワーク デバイスを使用する。現在の最 新の準仮想化ネットワーク デバイスは、10 GbE をサポートしている VMXNET 第 3 世代(VMXNET3))である。 • セキュリティと分離のために、vLAN を使用して vSphere インフラスト ラクチャ トラフィックを仮想マシン トラフィックから分離する。 • vMotionの仮想および物理スタックとIPストレージ ネットワーク全体で、 ジャンボ フレームを有効化および構成する。 • NFS データストア上の VMDK ではなく仮想マシン内の Oracle DNFS クラ イアントからのゲスト内NFS マウントを使用する。 VMware の機能 VMware 機能に関する次のベスト プラクティスを実施することを推奨します。 • vSphere HA:この機能では、クラスタとして構成された複数の VMware

ESXi ホストを使用して、仮想マシンで実行されているアプリケーション にシステム停止からの高速リカバリ機能とコスト パフォーマンスに優 れた高可用性システムを提供する。vSphere HA は、次のようにアプリ ケーションを保護する。  クラスタ内の別の VMware ESXi サーバで仮想マシンをリスタートす ることにより、サーバの障害から保護  仮想マシンを継続的にモニタリングしてゲストOSの故障時にリセッ トすることにより、アプリケーションの障害から保護 • VMware DRS:この機能では、仮想マシンの移行時に vMotion 機能を使 用してホスト間のワークロードのバランスを自動的に保つ。Oracle Database のワークロードが増えた場合、ボトルネックになっている仮 想マシンが、ダウンタイムを生じることなく、より多くのリソースを利 用できる別のホストに自動的に移されます。 • DRS 親和性 ルール:この機能により、クラスタ内のホスト上の仮想マ シンの配置が制御される。DRS には次の 2 種類の親和性ルールがある。  仮想マシン グループとホスト グループ間の親和性関係を指定する、 仮想マシンとホスト間の親和性ルール  特定の仮想マシンを同じホスト上で実行するか、別のホスト上に維 持するかを指定する、仮想マシン間の親和性ルール

表  1 に、本ガイドで使用される用語の一覧を示します。  表  1.  用語
表  2.  Oracle Database 用 VSPEX 実証済みインフラストラクチャの導入プロ セス
図  4.  dNFS クライアント ODM ライブラリの有効化
図 7.  Avamar サーバおよび Oracle 用 Avamar プラグ イン
+6

参照

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