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仮想化Oracle Database 11g OLTP用EMC VSPEX

ホワイト ペーパー

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• Installing and Using Standby Statspack in 11g [ID 454848.1]

• How to Tell if the IO of the Database is Slow [記事ID 1275596.1]

• HugePages on Linux:What It Is... and What It Is Not...[ID 361323.1]

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製品ドキュメント

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第7章:参照資料

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• VMware vSphere 5.1 Clustering Deepdive(Duncan Epping/Frank

Denneman共著)

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仮想化Oracle Database 11g OLTP用EMC VSPEX

付録 A 情報収集用ワーク シート

この付録には、以下のトピックが含まれます。

情報収集用ワークシートの概要 ... 56 情報収集用ワークシートの印刷 ... 57

情報収集用ワークシートの概要

VSPEXソリューションのサイズ設定を行う前に、図8に示す情報収集用ワーク

シートを使用してお客様のOracleデータベースの情報を収集します。このワー クシートは、複数のデータベースの情報を収集するのに適しています。

データベース SID

データベース

メモリ ストレージ 平均待機時間(ミリ秒)2

SGA (МБ) PGA

(МБ) ユーザー

DBサイズ

MB

読み取り IOPS1

書き込み IOPS1 TPS3

変更率1

MB/秒) ユーザーI/O コミット

年間増加率

%)予測

図 8. Oracle 11g OLTP用EMC VSPEX情報収集用ワークシート

この情報は、「Oracle Database Performance Tuning Guide 11g Release 2 (11.2)」 ドキュメントの説明に従って Oracle Automatic Workload Repository または

Statspack レポートを使用することで入手できます。このドキュメントは次の

URLから入手できます。

付録A:情報収集用ワークシート

Oracle Database 11g OLTP EMC VSPEX

情報収集用ワークシートの印刷

VSPEX情報収集用ワークシートの単体コピーがPDF形式でこのドキュメントに

添付されています。ファイルを開くには、次の手順を実行します。

1. 図9に示すように、[View]>[How/Hide]>[Navigation Panes] の順に選択します。

図 9. 印刷可能な情報収集用ワークシート

図10に示すように、添付ファイルが左側のパネルに表示されます。

図 10. 情報収集用ワークシートの表示

2. ドキュメントをダブルクリックして開き、情報収集用ワークシートを 印刷します。

仮想化Oracle Database 11g OLTP用EMC VSPEX

付録 B VSPEX サイジング

ツール

この付録には、以下のトピックが含まれます。

VSPEX Oracle

情報収集用ワークシートの例 ... 60

VSPEX

用の仮想化

Oracle Database 11g OLTP

の手動による

サイズ設定 ... 63

VSPEX Oracle 情報収集用ワークシートの例

EMC Oracle情報収集用ワークシートの入力に必要な各Oracleデータベースの情

報は、AWR(Automatic Workload Repository)から入手できます。AWR(Automatic Workload Repository)と Statspack Repository はそれぞれ、データベースのパ フォーマンス、ロード、リソース(内部および外部の両方)に関する主要な統 計を提供します。このデータにはOracle提供の標準スクリプトを使用してアク セスできます。残りの情報はお客様から入手するか、この付録で説明する単純 なクエリーを使用して取得できます。

データベース SID

データベース

メモリ ストレージ 平均待機時間(ミリ秒)2

SGA (МБ) PGA

(МБ) ユーザー DBサイズ

(MB)

読み取り IOPS1

書き込み IOPS1 TPS3

変更率1

(MB/秒) ユーザーI/O コミット

年間増加率

(%)予測

VSPEX1M 8,192 787 250 256000 1344 608 650 1.3 6 2 5

VSPEX1S 4096 787 150 256000 710 319 326 0.69 5 1 5

図 11. EMC Oracle情報収集用ワークシートの例 データベースメモリ設定

SGA(System Global Area)およびPGA(Program Global Area)の値を計算する には、図12に示すようにAWRレポートの[init.ora Parameters]セクションを 使用します。

図 12. AWRレポートの[init.ora Parameters]

PGA値(バイト単位)。

1048576で除算して787 MB という値になる

SGA値(バイト単位)。

1048576で除算して8192 MB という値になる

付録B:VSPEXサイジング ツール

Oracle Database 11g OLTP EMC VSPEX 同時接続ユーザー数の確認

多くのお客様は、自社のシステムに接続しているユーザーの数を把握していま す。しかし、図 13に示すSQLクエリーを使用すると、データベースに同時に 接続しているユーザーの最大数を確認できます。

SQL> select SESSIONS_CURRENT, SESSIONS_HIGHWATER from v$license;

SESSIONS_CURRENT SESSIONS_HIGHWATER

---

5 249

1 row selected.

図 13. ユーザーセッションHigh Watermarkのクエリー データベースのサイズ

[DB Size (MB)]列の入力に使用したデータと一時ファイルサイズを使用して、

図 14に示すように合計を計算します。

SQL> select ltrim(to_char(sum(bytes)/(1024*1024))) as “Total size (M)”

from (

select sum(bytes) as bytes from v$datafile union

select bytes from v$tempfile);

Total size (M)

--- 256000

1 row selected.

図 14. SQLクエリーによるデータベースサイズの計算

データファイルIOPSとREDOログ変更率の入手

[READ IOPS]、[WRITE IOPS]、[Change Rate (MB/s)]列の値は、AWRレポー

トの[IOStat by Function summary]セクションから入手できます。図15に、

これらの列を示します。

図 15. AWRレポートの[IOStat by Function summary]

ユーザーI/O時間とコミット時間の入手

次のOracle待機イベント(図16参照)により、Oracleデータベースの主要な

応答時間統計を入手できます。

• [db file sequential read]は、[User I/O]列の入力に使用します。この 値は20ミリ秒未満にすることを推奨します。

• [log file sync]は、[Commit]列の入力に使用します。この値は15ミ

リ秒未満にすることを推奨します。

図 16. AWRの[Foreground Wait Event]

一般的に許容できるI/Oレスポンス タイムの一覧は、My Oracle Supportの Document ID 1275596.1を参照してください 2

AWRレポートの[Load Profile]の[Transactions]

ワークシートの[TPS]列の入力に使用する値は、図17に示すように[Load Profile]

の[Transactions]から入手できます。

図 17. AWRレポートの[Load Profile]の[Transactions]

2参照資料:My Oracle Support:How to Tell if the IO of the Database is Slow [ID 1275596.1]

付録B:VSPEXサイジング ツール

Oracle Database 11g OLTP EMC VSPEX

VSPEX 用の仮想化 Oracle Database 11 g OLTP の手動によるサイズ設定

このセクションでは、Oracle Database 11g OLTP用VSPEX仮想インフラストラ クチャに必要なリソースをリファレンス仮想マシンの総数から計算する方法に ついて説明します。

入力済みのEMC Oracle情報収集用ワークシート(図18参照)を使用して、Oracle

Database 11g OLTP環境のvCPU、メモリ、ストレージに必要なリソースを見積

もることができます。

注: ここで示す手順は、VSPEXサイジング ツールのWebサイトを利用でき ない場合に単一アプリケーションの適切なサイズを手動で設定するため に使用します。サイズ設定の優先的な手法としては、VSPEXサイジング ツールとそのマルチアプリケーション、マルチインスタンス機能を使 用することを推奨します。

このセクションでは、Oracleの手動サイズ設定方法の説明で示した例を使用し ます。フローの例は以下のようになります。

• パートナー様が情報収集用ワークシートに入力する

• 入力した情報収集用ワークシートのユーザー数を、仮想マシン リソー

スとVSPEX リファレンス仮想マシンにマッピングする

• Oracle Database 11gのストレージ要件を計算する

データベース SID

データベース

メモリ ストレージ 平均待機時間(ミリ秒)2

SGA (МБ) PGA

(МБ) ユーザー

DBサイズ

MB

読み取り IOPS1

書き込み IOPS1 TPS3

変更率1

MB/秒) ユーザーI/O コミット

年間増加率

%)予測

VSPEX1M 8,192 787 250 256000 1344 608 650 1.3 6 2 5

VSPEX1S 4096 787 150 256000 710 319 326 0.69 5 1 5

図 18. EMC Oracle情報収集用ワークシートの例

概要

Oracleの手動サイ ズ設定手順

表 9. アプリケーションユーザーのVSPEX リファレンス仮想マシンへのマッ ピング

Oracleモデル(S/M/L) 仮想マシンのリソース VSPEXリファレンス

仮想マシン 150ユーザーまで(小規模) vCPU x 2、8 GBメモリ 4

250ユーザーまで(中規模) vCPU x 4、16 GBのメモリ 8 251ユーザー以上(大規模) vCPU x 8、32 GBのメモリ 16

図18の VSPEX1Mおよび VSPEX1Sのユーザー数と表9を使用すると、必要な

仮想マシンのサイズとVSPEXリファレンス仮想マシンの数がわかります。

• VSPEX1Mのユーザー数は250で、SGAは 8,192です。これには4基の

vCPUと 16 GBのメモリを搭載した仮想マシンが必要であり、これは8

台のVSPEXリファレンス仮想マシンに相当します。

• VSPEX1sのユーザー数は150で、SGAは 4,096です。これには2基の

vCPUと 8 GBのメモリを搭載した Oracle小規模モデルが必要であり、

これは4台のVSPEXリファレンス仮想マシンに相当します。

• したがって、この構成では、必要なVSPEX仮想インフラストラクチャ プー ルサイズを計算するために計12台のVSPEXリファレンス仮想マシンが 必要となります。

Oracle 11g Database OLTPのVSPEXストレージ要件の計算

「ストレージ レイアウトの設計」で説明したように、すべてのデータ ファイル とREDOファイルはRAID5ストレージに、Oracle FRAファイルはRAID6に配置 する必要があります。

データベースのストレージ要件を計算する際は、I/O パフォーマンスと容量の 両方を考慮します。データベースが異常に大規模である場合を除いて、ディス ク ドライブ容量が増加するときはパフォーマンスによってストレージ要件を決 定します。

各データベースのストレージ要件は、情報収集用ワークシートで収集した値と 表 10および表 11の情報を使用して計算します。

データベースエントリーVSPEX1M(図18)のストレージプロファイルは次の とおりです。

• データベースサイズは256,000 MB(296 GB)

• 年間増加率は5%(容量296 GBに対して3年間)

• データベースの読み取りIOPSは1344、書き込みIOPSは608

• REDO変更率は1.3 MB/秒

付録B:VSPEXサイジング ツール

Oracle Database 11g OLTP EMC VSPEX これに基づいてストレージ要件を決定するには、次について考慮します。

• アレイ上の実際のIOPSの計算に使用するRAIDタイプとライト ペナル ティ(表10を参照)。

• ドライブタイプ、容量、I/O操作およびスループット。

表 10. RAIDタイプ、ライトペナルティ、容量使用率 RAID 容量の使用率 台数(以下

の倍数)

ライト ペ ナルティ

アクティブ なドライブ

パリティ ドライブ

RAID 5(4+1) 0.80 5 4 4 1

RAID 6(6+2) 0.75 8 6 6 2

ストレージ アレイIOPSを計算するには、データベースの読み取りIOPSおよび 書き込みIOPSと次の式を使用します。

アレイIOPS=読み取りIOPS+(書き込みIOPSxRAIDライトペナルティ)

表 11. ドライブの種類別ランダムディスクIOPS ドライブの種類 IOPS

15 K SAS 180

10 K SAS 140

NL-SAS 90

SSD 3,000

表12では次のようになっています。

• データプールは、ランダム読み取り/書き込みワークロードに300 GB 15

K SASドライブを使用する。表11から、このドライブが180のランダ

ムIOPSをサポートすることがわかる。

• REDOプールも、シーケンシャル書き込みワークロードに300 GB 15 K SAS ドライブを使用する。継続書き込みには、控えめの値としてドライブあ

たり60 MB/秒が使用される。

• FRAプールは、シーケンシャル書き込みワークロードを処理する1 TB 7.2

k NL-SASドライブで構成される。これらの継続書き込みには、控えめの

値としてドライブあたり20 MB/秒が使用される。

表 12. ストレージプールの計算の例

ストレージ プール ドライブの数 Total capacity Oracleデータ プール

のRAID 5

25台のドライブ

21 = (1344 + (608 *4))/180 RAID 5(4+1)に合わせて5の倍 数に切り上げ=25台のドライブ

300 GB * 25 * 0.8 = 6,000

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