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この章は、次のトピックで構成されています。

ソリューションの検証 ... 48 テスト環境の作成 ... 49 テスト データベースの設定 ... 49 ソリューションの実装 ... 49

ソリューションの検証

新しいOracle Database 11gR2用VSPEXアプリケーションオーバーレイ実証済

みアーキテクチャを本番環境に導入する前に、このアーキテクチャをテストす ることを推奨します。これにより、必要なパフォーマンス目標と容量目標が設 計で達成されていることを確認するとともに、潜在的なボトルネックを明らか にして最適化することで本番の導入環境でのユーザーへの影響を防ぐことがで きます。このセクションでは、このソリューションの検証時に当社が実行した ステップの概要について説明します。

VSPEX実証済みインフラストラクチャでのOracle Database 11gR2の検証を始め

る前に、「Oracle Database 11gR2用の実装ガイド」に基づいてOracle Database

11gR2をVSPEX実証済みインフラストラクチャに導入したことを確認します。

表8に、Oracle Database 11gR2環境を本番実装する前に必要なステップの概要を

示します。

表 8. アプリケーション検証のハイレベルステップ

ステップ 説明 ステップ

1 一般的なビジネス ワークロードを再現するテス ト シナリオを(VSPEXサイジング ツールで示さ れているとおりに)定義します。

テスト環境の作成

2 Oracle Database 11gR2環境の主要なメトリッ

クを把握し、ビジネス要件を満たすパフォーマン スと容量を達成します。

ステップ1:情報収集用ワ

ークシートによるお客様 の使用例の評価

3 Oracle Database 11gR2用VSPEXサイジング ツー ルを使用し、VSPEX実証済みインフラストラク チャ実装のアーキテクチャとリソースを決定し ます。

4 VSPEX実証済みインフラストラクチャ上でOracle

Database 11gR2の設計と構築を行います。

Oracle Database 11gR2 OLTPの実装ガイド 5 実際の環境をシミュレートするテスト ツールを

使用してデータを設定する。

Swingbenchの使用による データベースの設定 6 テストを実行し、結果を解析して、VSPEXアー

キテクチャを最適化します。

Swingbenchによるサンプ ルOracle Database 11gR2 のパフォーマンス評価 テスト シナリオに加えて、Oracle Database 11gR2のテストの目標を知ること が重要です。そうすることで、Oracle Database 11gR2の妥当性検査を行う際に、

どのメトリックを把握する必要があり、各メトリックについてどの閾値を満た す必要があるのかを決めやすくなります。Oracle Database 11gR2用 VSPEXソ リューションを検証する際は、次の主要メトリックを考慮してください。

• TPS(毎秒のトランザクション数)

• 変化率

• ユーザーI/Oの平均待機時間

• コミットの平均待機時間 概要

第6章:ソリューション検証の方法論

Oracle Database 11g OLTP EMC VSPEX

VSPEXサイジングツールは、お客様のビジネス要件を満たすための基本的なメ

トリックや閾値を定義するのに役立ちます。VSPEXサイジングツールの使用の 詳細について Webサイトにある Oracle Database 11gR2用

VSPEXサイジングツールの説明を参照してください。

テスト環境の作成

テストの目標を決め、測定項目を定めて、データベースに必要な容量を計算定 したら、次のステップとして、VSPEX Oracle Database 11gR2ソリューションの テスト環境を設計し作成します。テストデータベースでは、本番環境をできる だけ正確に再現します。ここまで説明したストレージレイアウト、ネットワー クロードバランシング、ネットワーキングなどの機能をすべて考慮します。

Oracle Database 11gR2用VSPEXソリューションでは、Swingbenchを使用して

一般的なOracle Database 11gR2シナリオをシミュレートしました。Swingbench

の詳細につい

ください。

テスト環境を準備したら、サーバとOracleデータベースについて計画を立て、

テストの実行に必要なマシンについても計画を立てる必要があります。マシン

のうち1台をSwingbenchサーバとして使用します。Swingbenchサーバは、ユー

ザー定義トランザクションのワークロードをシミュレートすることでデータベー スに負荷をかけ、Oracle Database 11gR2データベースにリクエストを発行しま す。テスト結果をOracle Databaseに格納します。

Oracle Database 11gR2用の完全なテスト環境を用意するために、テスト環境と

テスト ツールに加えて他のツールも必要になる場合があります。詳細について

は、Oracle Technology Network(TechNet)でこのトピックに関する記事を参照

してください

テスト データベースの設定

テスト環境を作成したら、実行するデータのタイプを決定します。このソリュー ションでは、500 GBのデータベースを設定し、Swingbenchツールを使用して ユーザーをスケーリングすることでシミュレートした OLTPワークロードを適 用しました。次に、Swingbench サーバで生成されたさまざまなセッションを 使用してデータベースにアクセスしました。

ソリューションの実装

VSPEXインフラストラクチャの設計が完了したら、「仮想化Oracle Database 11g

OLTP用 EMC VSPEX実装ガイド」(このドキュメントの関連ドキュメント)で

ソリューションの実装方法の詳細を参照してください。

仮想化Oracle Database 11g OLTP用EMC VSPEX

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