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学位名 博士(工学)

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Academic year: 2021

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名古屋工業大学学術機関リポジトリ Nagoya Institute of Technology Repository

リアルタイムWeb同期技術に基づく共創支援環境の 研究

著者 丹羽 佑輔

学位名 博士(工学)

学位授与番号 13903甲第1070号 学位授与年月日 2017‑03‑23

URL http://doi.org/10.20602/00005999

(2)

氏 名

学位の種類 学位記番号

学位授与の日付 学位授与の条件 学位論文題目

ニワ ユウスケ

丹羽 佑輔

博士(工学)

『専第1070号

平成29年3月23日

学位規則第4条第1項該当 課程博士

リアルタイムWeb同期技術に基づく共創支援環境の研究

(A Study on a Co−creation SupPort Envirollment Using Real Ti田e Web Synchr◎1玉izatiOn)

論文審査委員 主査 教授

教授 准教授

新谷 虎松 加藤 昇平 大聞 忠親

論文内容の要旨

 本研究では,リアルタイムWeb同捌技術の応用により,ユーザの共創を支援すること を自的としている.本研究でのリアルタイムWeb剛Ol技術とは, Webを介した複数端末 開のリアルタイムなデータ交換の技術である.共創支援環境とは,この技術を応用する ことで,複数人による創1作活動を支援する環境である.

 共創支援環境の利用の一つとして,プレゼンテーションが考えられる.ここでのプレ ゼンテーションでは,発表者,聴誹者,プレゼンテーションで利用するスライド資料,

聴講者による質問,その質問に対する発表者の回答によって構成され,聴講者はWebブ ラウザがインストールされたタブレット端末などのICT機器を所有しているものとす る.本研究では,プレゼンテーションで利用する資料をWebコンテンツ化し,聴講者が 所有するタブレット端末へWebを介してリアルタイムに配信するシステムを試作した.

本システムでは,発表者が表示するスライド資料を切り替えると,聴講者の端末で表示

されているスライドも同期される.スライド資料をWebコンテンツ化することで, Web

ブラウザ上でスライドを閲覧することが可能となる.本研究では,既存のプレゼンテー

ションソフトを利用して,スライド資料をWebコンテンツ化するシステムを試作した.

(3)

スライド資料のWebコンテンツ化に関しては様々な手法があげられ,スライドを画像化 する方法,動画化する方法,PDF形式に変換する方法などがある.

 スライドを画像化する方法では,発表者が表示しているスライドを画像化してWebを 介して配信する方法があり,事前にWebコンテンツ化してから配信する必要がある.こ の方法では,スライド資料の修正を行った場合,再度スライド資料をWebコンテンツ化 して配信する必要がある.本研究では,プレゼンテーション中にリアルタイムに表示中 のスライドをWebコンテンツ化して,聴講者に配信するシステムを試作した.スライド の修:iEの度にWebコンテンツ化をして配信ずる〜手間を省くことができる.画像化による Webコンテンツのリアルタイムな同捌についての評価を行った、

 スライドを画像化する方法では,プレゼンテーション資料上の惇1形に付加されたアニ

メーション効果が再現できない問題がある.動画化する方法では,アニメーション効果

は再現できるが,スライドページが動1酬:{のどの部分に対応しているのかが不明である

ため,聴講者が動画の再生と↑考吐を制御する必要がある.また,プレゼンテーション資

料をWeb上で閲覧するために専用のプレゼンテーション作成ソフトを開発した場合で

は,そのソフトの利用方法を党えなければならない.プレゼンテーション資料を作成す

る人の立場では,スライド資料の作成およびプレゼンテーション時に利用するソフトは

既存のプレゼンテーションソフトを利用でき,新しく作成されたソフトの利用方法を党

えない方が好ましい.スライド資料を⑳珊1化しスライドのページに関する情報を付加

し,Webブラウザ上で動作するスクリプト言語によってページめくり制御可能なWebコ

ンテンツ化を行った、リアルタイムW曲同期技術を応用することで,ページめくり制御

を同期し,発表者および聴講者のスライド同期を行うことを可能とした.動画による

Webコンテンツ化では一般的にファイルサイズが大きくなる傾向にあるため,アニメー

ション効果を省いた動画によるWebコンテンツ化システムを試作した、アニメーション

効果を省くことにより,ファイルサイズが減燈することを示した.

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本研究では,リアルタイムWeb同期技術の応用により,ユーザの共創を支援することを目的としている.

本研究でのリアルタイムWeb同期技術とは, Webを介した複数端末間のリアルタイムなデータ交換の技 術である.共創支援環境とは,この技術を応用することで,複数人による創作活動を支援する環境であ

る.

本論文は全6章から構成される.1章では本研究の背景・目的を述べている.また,共創支援環境にっい て述べられている.研究で試作・運用されたシステムについては,それぞれ3・4・5章で詳細が述べられ ている.2章では本研究で利用している基盤技術について解説を行っている.次に,関連研究について言 及し,本研究の位置付けを行っている.3章ではプレゼンテーションスライドによる共創支援について述 べている.既存のプレゼンテーションソフトウェアを利用して,作成したプレゼンテーションスライドフ ァイルをWeb上で閲覧できるためのシステムを試作している. Webブラウザ上でのプレゼンテーション スライドの閲覧手法,スライドの切り替えやスライドオブジェクトのアニメーションの再現性の問題にっ いて言及している.アニメーション再現性の醐題の解決方法として制御情報付きの動画ファイルへ変換す る方法を示している.プレゼンテーションスライドファイルを動画化することで,Webブラウザ上で閲覧 可能となり,動画に付加された制御情報によって適切な位置で動画を停止することができると述べられて いる.プレゼンテーションスライドファイルの動画化によって,生成された動画のファイルサイズ,変換 時間にっいての比較がなされている.一般的に,プレゼンテーションスライドファイルの動画化によって ファイルサイズは大きくなるが,アニメーション中の動画を省くことで,ファイルサイズが小さくなるこ とを示している.4章ではBluetoothビーコンを用いた共創支援について述べている.屋内環境でのデジ タルサイネージなどのディスプレイ端末付近にいるユーザの向きに応じて,サイネージで表示するコンテ ンツの内容を変えるシステムの実装について述べている.各ディスプレイ装置の近くにBhletoothビーコ ンを設置し,ユーザが携帯する端来での81uet◎othビーコンの受信信号強度によって,近くのディスプレ イを推定している.また,ユーザが携帯する端末上での磁気センサによる情報を用いることで,ユーザの 向きを考慮したコンテンツ出力先のディスプレイの選択およびコンテンツの表現について提案されてい る.5章では,ハイブリッドWebアプリケーション環境について述べている. Webコンテンツの背景を透 過↓デスクトップ画面上に表示しマッシュアップを可能とするWebビューアを試作している.ハイブリッ トWebアプリケーション環境を利用したアプリケーションの応用として,ディスプレイ上で表示されたコ ンテンツの色情報に応じたアプリケーションを試作している.6章では本研究についてまとめ,本研究の 貢献について言及している.

 本研究成果は査読付きのジャーナルとして2編,国際会議に1編の諭文が採録済みである.これらの成 果は,情報工学分野においてリアルタイムWeb同期技術を用いた共創支援の分野の発展に寄与するところ が大きい.以上より,本論文は博士(工学)の学位論文に値するものと認める.

論文審査結果の要旨

参照

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   第 2 章 では, 筆者 が本研 究で使 用した 各種 の計測 装置等 にっい て記述 した 。すな わち, 制動時 の減速 度の測 定に 使用す るタプ レイ・ ブレー キ・