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主働状態における粒状体の平面ひずみせん断挙動

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Academic year: 2022

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(1)主働状態における粒状体の平面ひずみせん断挙動 山口大学大学院 学生会員. ○波平達也. 山口大学大学院 正会員. 中田幸男. 山口大学大学院 正会員. 兵動正幸. 山口大学大学院 学生会員. 庄麗. 山口大学大学院 学生会員. 梶原拓也. 1.序論 長大な盛土・堤防・トンネルのような土木工事に関する多く の地盤の応力状態は、一方向に直ひずみの生じない平面ひずみ 状態としてとらえることが可能である。また、開削、トンネル 工事、切土などの土工では、最小主応力が減少する主働状態と なることが考えられるが、その条件下におけるせん断挙動の検. Devia to r stress q= σ' 1 - σ' 3 ( kPa). 3 50 G l ass bea d ( e 0 = 0. 556 ~ 0 .560). 3 00 2 50. 100 50 0. 2.平面ひずみせん断試験 供試体は断面 60mm×80mm、高さ 160mm の矩形である。飽和 排水条件とした。試験機の特徴として、対面の拘束板が観察窓. 3 00 2 50. 5 層にわけて自由落下により密な状態となるよう作成した。試 料を飽和させた後、等方圧密または異方圧密(K=0.5)を 1 時間行 い、以下の二つの試験を行った。一つは、最大主応力を一定に. 3. σ ' 1 i nc re a se d te st. 150 100 50 0. 0. 50 10 0 15 0 20 0 25 0 30 0 Me an e ffe ctive stre ss p '=( σ ' 1 + σ ' 3 )/2 ( kPa ). 図-2.豊浦砂の応力経路. 10 G lass bea d ( e 0 =0. 556 ~ 0 .560) σ '=5 0k P a c on s tan t σ '=5 0k P a c on s tan t σ '=1 00 k P a co n s ta n t σ '=2 00 k P a co n s ta n t σ '=1 00 k P a co n s ta n t (K =0 .5 ). 8. 3. 1 1 1. 6. 1. 4 2. 11. -4 -3 -2 -1 0 1 12. 11. -4 -3 -2 -1 0 1 12. 0. 験である。最小主応力の減少とともに減少する、最大主応力を 所定の値に保つために、コンピュータ制御により、ひずみ速度. 0. 0.1%/min の鉛直変位を与える。もう一つは、等方圧密を 1 時間 変位を与る最大主応力増加試験である。なお、試験中は 2 分ご とにデジタル画像を取得した。 3.主働状態における平面ひずみせん断挙動 図-1、図-2 は縦軸に軸差応力、横軸には平均有効応力をとっ 応力と最大主応力の平均によって与えられる。ガラスビーズ・. 3. 4 5 6 7 8 9 Axial str ain ε a( % ). 10. 8 6 4. Toyour a san d (e 0 =0. 676 ~ 0 .684) σ '=5 0k P a c on s tan t σ '=5 0k P a c on s tan t σ '=1 00 k P a co n s ta n t σ '=2 00 k P a co n s ta n t σ '=1 00 k P a co n s ta n t (K =0 .5 ) 3. 1. 2. 1 1 1. 0. 豊浦砂のどちらに関してもほぼある破壊線上でピークを迎えて いることがわかった。破壊線の傾きは、ガラスビーズは 1.35、 豊浦砂は 1.56 を示した。図-3、図-4 は軸ひずみと主応力比及び. 0. 1. 2. 3. 4 5 6 7 8 9 Axial str ain ε a( % ). 10. 図-4.軸ひずみと主応力比及び 体積ひずみの関係. Vo lu me str a in ( % ). た応力経路を示した図である。ここで、平均有効応力は最小主. 2. 10. Pr in cipa l s tre ss ra tio. 行った後、最小主応力を一定に保ち、ひずみ速度 0.1%/min で軸. 1. 図-3.軸ひずみと主応力比及び 体積ひずみの関係. Vo lu me str a in ( % ). 保ち、最小主応力を手動で減少させるので、最小主応力減少試. σ ' d e cre a s ed te st. 2 00. Pr in cipa l s tre ss ra tio. 浦砂と粒子形状や粒径が均一なガラスビーズである。供試体は. 50 10 0 15 0 20 0 25 0 30 0 Me an e ffe ctive stre ss p '=( σ ' 1 + σ ' 3 )/2 ( kPa ). Toyour a san d (e 0 = 0. 676 ~ 0 .684). を兼ねており中間主応力面全体を観察することができ、平面ひ ずみ試験時のデジタル画像を取得できる。今回用いた試料は豊. 0. 3 50. Devia to r str ess q= σ' 1 - σ' 3 ( kPa). 所変形挙動を分析した。. σ ' 1 i nc re a se d te st. 図-1.ガラスビーズの応力経路. 本研究では平面ひずみ試験を実施し、粒子形状に着目して主働 PIV(Particle Image Velocimetry:粒子画像流速測定法)解析から局. 3. 150. 討や、 破壊に至る過程に対する観察や分析は多くない。 そこで、 状態における平面ひずみせん断挙動を検討するとともに、. σ ' d e cre a s ed te st. 2 00.

(2) 80. み挙動が初期拘束圧及び応力経路にほとんど依存しないことがわ. 70. かる。一方、豊浦砂のそれは、拘束圧が増加するにつれ主応力比 が減少し、体積変化は拘束圧が増加につれておおきな膨張を示す 傾向がみられた。また、どちらの試料に関しても、体積変化は最 大主応力増加試験の場合、最初収縮した後、膨張に向う傾向を示 したが、最小主応力減少試験の場合では、最初から膨張し続ける. Yo ug 's m o du lus E 0 . 2 ( MPa ). 体積ひずみの関係を示したものである。ガラスビーズの応力ひず. 傾向がみられた。豊浦砂のピーク応力比は、ガラスビーズのそれ. 60. σ ' 3 d e c r e a s e d te s t σ ' 1 in c re a s e d te s t. 50 40. K = 0 .5. 30 20. Glass bead Toyour a s and. 10 0. よりも 2~3 大きな値を示した。図-5 はひずみ 0.2%時におけるヤ. 0. ても、初期拘束圧の増加とともにヤング係数も増加することや、. 力の関係を表した図である。この関係は、どちらの試料において も、ほぼ一本の直線で示すことができ、せん断抵抗角において応 力経路依存性はみられない。豊浦砂では、破壊時の平均応力の増 加に伴いせん断抵抗角が減少しており、破壊時の平均応力の影響 が認められる。ガラスビーズでは、ほぼ近似線が水平であるため 破壊時の平均応力の影響は認められない。また、豊浦砂のせん断. 60. Sh ea r r esis tan ce an gle φ ( °). は正規圧密よりも低い値を示す。図-6 はせん断抵抗角と破壊主応. 25 0. 図-5.ひずみ 0.2%時のヤング係数 と初期拘束圧. ング係数と初期拘束圧を示したものである。どちらの試料におい 豊浦砂のヤング係数の方が大きいことがわかる。また、異方圧密. 50 10 0 15 0 20 0 Initial con fin ing p re ssu re ( kPa). 55 50 45 40 35 σ ' 1 in c re a s e d te s t. 30. K = 0 .5. 20. Glass bead Toyour a s and. σ ' 3 d e c r e a s e d te s t. 25 0. 50 10 0 15 0 20 0 25 0 Me an e ffe ctive stre ss a t failu r e p f ' ( %). 図-6.せん断抵抗角と破壊時の主応力の関係. 抵抗角はガラスビーズより約 15°高い結果であった。 図-7、図-8 はガラスビーズ、豊浦砂の最小主応力減 少試験における初期拘束圧 100kPa の軸ひずみ 1~5% 付近の PIV 解析手法により得られた最大せん断ひずみ のコンター図である。ガラスビーズにおいては、せん 断帯傾斜角は豊浦砂より緩く、せん断帯がほぼ左右対 称に形成されている。これは粒子形状及び粒径にばら つきがなく、均一であるために起きたと考えられる。 また、豊浦砂においては、ガラスビーズよりも急なせ ん断帯傾斜角を形成し、せん断帯は右上から左下に一 つだけ発達した。 4.結論. (a)0%. (b)1%. (c)2%. (d)3%. (e)4%. (f)5%. 図-7.各軸ひずみにおけるガラスビーズの 最大せん断ひずみコンター図. 本研究では、ガラスビーズと豊浦砂を用いて、粒状 体の主働状態となる最小主応力減少試験を実施し、以 下のことを明らかにした。(1) 粒子形状や粒径が均一 なガラスビーズでは、応力ひずみ関係は、応力経路の 影響を受けない。(2) 豊浦砂の応力ひずみ関係には初 期拘束圧、応力経路の影響を受ける。 (3)豊浦砂のせ ん断帯抵抗角と破壊時の主応力の関係は破壊時の平均 応力が増加するにつれて、せん断抵抗角が減少する傾. (a)0%. 向を示す。(4)ガラスビーズは左右対称のせん断帯、豊 浦砂は 1 つのせん断帯を形成しやすい。 参考文献 1)梶原拓也:PIV 解析手法を適用可能な砂の平面ひずみ試験装置の開発. (b)1%. (c)2%. (d)3%. (e)4%. (f)5%. 図-8.各軸ひずみにおける豊浦砂の 最大せん断ひずみコンター図 土木学会中国支部論文集 第 62 回. Ⅲ-29 平成 22 年.

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