異なる含水比状態における締固め砂の内部構造評価
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(2) III‑035. 土木学会西部支部研究発表会 (2012.3). 果は妥当であると判断できる.この結果を受け,豊浦砂でも同様にしきい値 を設定し,接点数の算出を行った. 3.異なる含水比状態における締固め砂の内部構造 表-1 は,測定結果から得られた豊浦砂の間隙率を示している.含水比が増 加するにつれて間隙率が減少しているのが分かる.含水比が増加することで 間隙中に占める水の体積は増加する.しかし,表より,間隙率は減少してい. 図-4 ガラスビーズの断面 CT 画像. るので,このことから含水比の増加に伴って空隙が減少していることが 40. る.次に,前述したとおり表-1 の間隙率からしきい値の設定を行い,接. 30. 頻度(%). 分かり,含水比が増加するに従って供試体が密になっていることが分か 点数の算出を行った. 図-6 は, 図-2 で示した解析領域内における土粒子同士の接点数のヒス. ExFact解析 目視. 20 10. トグラムを示している.乾燥状態では接点数にばらつきがあるのに対し, 0 0. 含水状態になると含水比の増加に伴って接点数が一極化していることが 読み取れる.また,この図より,含水比が最適含水比 (13.4%) に近づく. 点数をもつ土粒子が多く存在することで供試体全体が効率よく締固 まっている状態にあると推察できる. 図-7 は,供試体下端から 138.65mm の断面 CT 画像を拡大した画 像である.図より,含水比の増加に伴って土粒子が団塊化している 状態が一目瞭然である.また,土粒子が団塊化する ことで不均質な間隙分布が生じていることが分かる.. 10 接点数(個). 表-1 測定から得られた間隙率 供試体 No. 1 2 3 4 5 6. 含水比(%) 0 2.9 6.7 9.5 13.4 16.0. 100. 5.まとめ 頻度(%). 1.6mm. 締固め砂の内部構造の評価として,間隙分布と接点 数の変化について考察した.その結果,砂の含水比. が増加するに従って間隙率は減少することが分かっ. 60 40 20 0 0. た.さらに,含水比の増加に伴って土粒子が団塊化. 間隙率(%) 40.84 42.63 40.13 37.16 34.99 34.05. w=0(%) w=2.9(%) w=6.7(%) w=9.5(%) w=13.4(%) w=16.0(%). 80. 本報告では,μフォーカス X 線 CT 装置を用いた. 5. 10. 15. 接点数(個). し,不均質な間隙分布が生じることが分かった.ま. 図-6 接点数ヒストグラム. た,最適含水比 (13.4%) に近づくに従って接点 数はある値に収束していき,最適含水比を超え ると接点数は再びばらつきが生じる.この現象 に関して,今後はより分解能を上げた撮影を行 い,個々の土粒子の接触状態について詳細に確 認する必要があると考える.. w=0(%). w=2.9(%). w=6.7(%). w=9.5(%). w=13.4(%). w=16.7(%). 参考文献 1) 荒木功平ら:粒子接点の発生・消失に関する 一考察,土木学会第 59 回年次学術講演会, pp.337-338,2004. 2) 益村公人ら:含水比変化が一層施工槽内の締 固め効果に及ぼす一考察, 土木学会第 53 回年次 学術講演会,pp.750-751,1998.. 図-7 豊浦砂の断面 CT 画像(拡大). ‑418‑. 15. 図-5 接点数の比較. に従って接点数が一定の値に収束していくことから,最適な締固め砂の 状態というのは,接点数が比較的均一である状態と言え,均一な接. 5.
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