シ
ャー
ンデ
ィ ルヤ
・
ウ
パ ニシ
ャ ット
和
訳
⇔
長
沢
弘
隆
シャー
ンディルヤ・
ウパニ
シ +ッ ト和 訳⇔ (長 沢弘 隆 ) 本 稿 は 『 智 山 学 報 』 第 二 十}
輯 所 収 の 拙 稿 「 シ ャ ー ソ デ ィ ル ヤ・
ウ パ一
章 第 七 節 か ら 最 後 ま で の 原 文 和 訳 で あ る 。ー
●
ー
●
ー
●
ー
第
七 節 ス シ ニ 厶 ナ ー の 汚 れ の 浄 化 の た め の 調 息 ニ シ ャ ッ ト 和 訳e
」 の 続 き で あ り、
本 文 第 ω さ て、
欲 望 を 抑 制 し 節 食 す る ヨ ー ガ 行 者 は、
坐 法 堅 固 と な る 。 ス シニ
ム ナ ー 脈 管 に つ い て い る 汚 れ の 除 去 の た め に、
ヨ ー ガ 行 者 は し め つ け た 蓮 華 坐 法 を と り、
体 風 を 月 ( イ ダ ー ) に よ っ て 吸 息 し、
で き る 限 り 保 息 し、
太 陽 ( ピ γ ガ ラ ー ) に よ っ て 出 息 し て、
ま た、
太 陽 に よ っ て 吸 息 し、
保 息 し、
月 に よ っ て 出 息 す ぺ し 。 ( そ れ に よ っ て ) 吐 出 す ぺ き も の、
そ れ に よ っ て 吸 満 し、
( 交 互 に)
続 け よ 。 こ れ に つ い て こ の 偶 頌 が あ る 。 先 ず、
気 息 を イ ダ ー に よ っ て 吸 入 し、
更 に そ れ を 他 ( ピ ソ ガ ラ : ) に よ っ て 出 息 せ よ 。 ピ ン ガ ラ ー に よ っ て 風(
気 息 ) を 吸 入 し、
次 で と ど め、
左 ( イ ダ ー ) に よ っ て 吐 出 す べ し 。 太 陽 と 月 と の こ の 規 に 従 っ て 常 に 修 習 を 加 え よ 。 三 ケ 月 後 よ り、
禁 戒 者 に 清 浄 な る 無 数 の 脈 管 が 生 ず る 。一
281一
NII-Electronic Library Service 日 々 に 行 ず べ き 調 息 の 数 実 に
卓
朝
日 中・
薄 暮・
中 夜 に 保 息 ( 法 ) を 行 じ つ つ 八 +(
回 ) に 至 る ま で・
静 か に (是
) 四 回 実簍
榊
修 習 に お い て 認 識 さ れ る 結 果 と し て 生 ず る も の の 区 別 未 熟 者 に お い て 発 汗 が あ る ぺ し 。 中 級 者 に ( 身 体 の ) ふ る え が あ り、
最 上 級 者 に 気 息 が ( 全 く ) 抑 え ら れ た 時、
大 い な る 蓮 華 坐 が 現 成 す る 。 練 行 に よ っ て 生 ず る 水 に よ っ て 、 身 体 の ま さ つ を 行 ぜ よ 。 こ の 身 体 に 堅 固 さ と 軽 さ と が 生 ず る 。 実 修 時 に お け る 飯 食 の 勧 制 実 修 時 に お い て 最 初 に 乳 酪 の 食 が 最 適 で あ る 。 そ の 後 に、
実 修 が 確 固 と な っ た 時、
そ の 時 に は、
勧 制 に と ら わ れ る こ と は な い 。 実 修 に お け る 注 意 深 さ の 規 定 田 あ た か も 獅 子・
象。
虎 が 従 順 に な る よ う に、
そ の よ う に 体 風 も 意 の ま ま の も の と な る 。 そ う で な い 時 は、
( そ の ) 充 満 を 害 う 。 正 し く 体 風 を 吐 出 し、
正 し く ( こ れ を ) 吸 入 せ よ 。 正 し く 止 め よ、
か く し て 成 就 に 達 す ぺ し 。 脈 管 の 浄 化 に よ り 無 想 の 境 地 に 到 達一
282一
N工工一
Electronlc Llbraryシャ
ー
ンデaル ヤ・
ウパ ニ シャ ッ ト和 訳 ⇔ (長沢 弘隆 ) 意 の ま ま な る 執 持 に よ り 体 風 に 火 の 燃 焼 が (.
.
.
じ え.
)、
脈 管 の 浄 化 に よ り ナ ー ダ 音 が 明 ら か と な り、
健 康 が 生 ず る 。 規 定 の 如 く、
気 息 の 総 制 に よ っ て、
脈 管 の 環 が 浄 め ら れ た 時、
体 風 は ス シ ュ ム ナ ー の 口 を 開 い て 容 易 に 入 る 。 体 風 が ( 体 の ) 内 を 縦 横 す る 時、
意 の 竪 固 が 生 ず。
意 が 安 固 と な っ た と こ ろ の そ の 境 地 こ そ 無 想 ( の 状 態 ) で あ る 。 三 種 の バ ン ダ の 必 須 吸 息 の 終 に 行 ず ぺ き 印 相 は ジ ャ ー ラ ソ ダ ラ と い わ れ る 。 保 息 の 終 に、
出 息 の は じ め に 行 ず べ き も の は ウ ッ デ ィ ヤ ! ナ で あ る 。 下 方 か ら 脈 管 を 緊 縮 し、
頸 を 急 に ち ぢ め た 時、
( 体 の)
中 程 で は 背 後 へ の ひ き し め に よ っ て、
気 息 は 梵 の 脈 管 を 通 る 。 呼 気・
吸 気 の 修 習 の 結 果 吸 気(
ア パ ー ナ 気 ) を 上 方 に あ げ、
呼 気 ( プ ラ ー ナ 気)
を の ど の 下 方 に 導 く 。 ( か く て ) ヨ ー ガ 行 者 は 老 い る 鱒 こ と か ら 免 れ、
青 春 の 十 六 才 と な る ぺ し 。 頭 蓋 浄 化 の 方 法 安 楽 な 坐 法 に 住 し、
右 の 脈 管 に よ っ て、
外 気 を 頭 髪 と つ め の 端 に ま で 吸 引 し、
保 息 し、
左 の 脈 管 に よ っ て 出 息 せ α◎ よ 。 こ れ に よ っ て 頭 蓋 清 浄 と な り、
体 風 の ( 通 る ) 脈 管 に あ る 全 て の 患 が 消 滅 す る。
一
283一
NII-Electronic Library Service ウ V ジ ャ ー イ ー ( と い う ) 調 息 心 臓 を 始 め と し 喉 に 至 る ま で
、
両 方 の 鼻 孔 か ら ( す す り ) 音 を 鳴 ら し つ つ、
徐 々 に(
外 ) 気 を 吸 入 し、
で き る だ α9 け 保 息 し、
イ ダ ー に よ っ て 出 息 し、
行 き つ と ど ま り つ 行 ぜ よ 。 痰 を 除 去 し、
消 化 の 火 の 増 進 が あ る 。 シ ィ ー ト カ ー ラ ( と い う ) 調 息 口 に よ っ て シ ィ ー ト 音 と と も に 体 風 を と ら え,
で き る だ け 保 息 し、
両 方 の 鼻 孔 よ り 出 息 せ よ 。 こ れ に よ っ て 、 飢 oo 渇・
倦 怠・
睡 眠 は 生 じ な い 。 シ ー タ ラ ( と い う ) 調 息 看 に よ っ て 体 風 を と ら え、
で き る だ け 保 息 し、
両 鼻 孔 よ り 出 息 せ よ 。 こ れ に よ っ て 痞。
脾 臓 の 熱 悩・
熱 病・
飢 餓 等 が 消 減 す る 。 方 法 と 果 位 の 保 息 二 種 α8 保 息、
そ れ は 二 種 で あ る 。 相 伴 ( 保 息)
と 独 存(
保 息 ) と で あ る 。 出 息 ・ 入 息 と 結 び つ い て い る も の が 相 伴 で あ e9 り、
そ の 二 つ と 分 離 し た も の が 独 存 で あ る。
独 存 の 完 成 ま で 相 伴 を 行 ぜ よ 。 独 存 保 息 が 完 成 し た 時、
三 界 に お い 2 て そ の 人 に 得 難 き も の は な い 。 独 存 保 息 に よ り、
ク ソ ダ リ一
一
ー の 覚 醒 が 起 る 。 保 息 の 実 修 の 結 果一
284一
シ v
一
ンディル ヤ・
ウパ ニ シャ ッ ト和訳⇔ (長 沢 弘 隆 ) こ の 結 果、
痺 身・
浄 明 な 顔 色・
汚 れ な き 眼・
は っ き り と し た 妙 音 ( ナ ー ダ 膏)
・
病 網 よ り の 解 脱・
支 配 さ れ た る ビ ソ ド ゥ(
精 液 )・
強 烈 な ( 消 化 の ) 火 が 生 ず 。 ヴ ァ イ シ ュ ナ ヴ ィ ー 印 相 の 達 成 内 的 所 観 あ り 。 閉u
開1
ー を 離 れ た 外 的 視 力 が あ る 。 ラ に 秘 伝 さ れ て い る も の で あ る 。 こ れ が か の ヴ ァ ィ シ ュ ナ ヴ ィ ー 印 相 で あ り、
全 て の タ ン ト ケ ー チ ャ リ ー の 達 成 に よ り 梵 を 見 る 内 的 所 観 に 専 注 す る こ と に よ っ て 心 の 浄 化 さ れ た ヨ ー ガ 行 者 は、
常 に 不 動 の 瞳 を も っ て、
視 力 を 発 揮 す る 。 外 界 下 方 を 見 れ ど も 見 ず 。 こ の 印 相 が 実 に ケ ー チ ャ リ ー で あ る 。 こ れ は 所 観 に 専 注 す る も の、
吉 祥 な る も の で あ り、
空 ( 無 認 識 ) ・ 不 空 ( 認 識 ) を 離 れ た る 、 . そ は 汝 な り 〃 な る 語 を、
こ の ヴ ァ イ シュ
ナ ヴ ィ ー は 照 ら す 。 半 開 の 眼(
の 光 ) は、
堅 固 な 心 に よ っ て 鼻 端 に 投 げ か け ら れ た 視 線 で あ る 。 日 月 で あ り、
没 入 に 近 づ き つ つ あ り、
最 上 不 動 の 境 地 で あ る 。 全 く 外 界 と 絶 縁 し、
燃 え 立 つ 光 の 相 で あ り、
最 高 の 真 実 で あ り、
か の 最 高 の 実 在 で あ る 。 シ ャ ー ン デ ィ ル ヤ よ、
そ の 場 所 を よ く 知 れ 。 ケ ー チ ャ リ ー に よ っ て 無 想 の 境 地 に 到 達 ¢わ 瞳 を 光 に 集 中 し て、
少 し く 両 方 の 眉 を あ げ し め よ 。 あ の ( 直 ) 前 の 実 修 の 道 は 速 か に 無 想 ( の 箋 地)
と な る 。 そ れ 故、
ケ ー チ ャ リ i 印 相 を 実 修 せ よ 。 そ の 結 果、
無 想 ( の 境 地)
が 生 ず 。 そ れ よ り ヨ ; ガ の 眠 り が 生 ず 。 ヨ ー ガ の 眠 り を 得 た ヨ ー ガ 行 者 に と っ て 時 間 は 存 在 し な い 。一
2S5一
NII-Electronic Library Service 時 間 に よ っ て 限 ら れ ざ る ブ ラ 7 マ ン へ の 到 達 の 方 法 シ ャ ク テ ィ の な か に 心 を 固 定 し
、
ま た 心 の 内 に シ ャ ク テ ィ を 到 ら し め、
心 を も っ て 心 を 観 じ、
シ ャ ー ン デ ィ ル ヤ よ、
汝 は 安 楽 と な る べ し 。 ( 頭 蓋 中 の ) 虚 空 の な か に 自 我 を お き、
ま た 白 我 の な か に ( 頭 蓋 中 の ) 虚 空 を お け 。一
切 を 虚 空 所 成 な る も の と な し、
何 も 思 念 せ ざ れ 。 心 の ( は た ら き ) の 消 減 に よ り 独 存 へ の 到 達 外 的 思 念 は な さ る べ き で な く、
内 的 思 念 も 同 様 で あ る 。一
切 ( へ ) の 思 念 を 離 れ 、 最 高 の 純 粋 思 念 そ の も の で 自醇 あ れ 。 あ た か も 龍 脳 看 が 火 に、
シ ン ド ゥ 河 の 水 が 大 洋 の 波 に 消 え 去 る よ う に、
そ の 如 く、
消 え 去 り つ つ あ る 心 も タ ッ ト ヴ ァ ( ア ー ト マ ソ ) の 中 に 消 え 去 る 。 全 て 認 知 さ れ た も の が 所 知 で あ り、
心 は そ れ の 能 知 と い わ れ る 。 能 知・
所 知 と も に 消 減 し た 時、
他 の 第 二 の 道 3Φ は な い 。−
所 知 の 事 物 ( 対 象 ) を 離 れ る 時、
心 ( の は た ら き ) が 消 減 す る 。 心 ( の は た ら き ) が 消 滅 す る 時、
独 存 が 残 る 。 ヨ ー ガ と 能 知 と に よ る 心 の 消 減 苦 行 者 の 王 よ、
心 の 消 減 に は 二 つ の 方 法 が あ る 。 ヨ ー ガ と 能 知 と で あ る 。 然 ら ば、
ヨ ー ガ と は ( 心 の)
は た ら き の 抑 止 で あ り、
実 に 能 知 は 正 観 で あ る 。一
286一
N工工一
Electronlc Llbraryシ ャ
ー
ンディル ヤ・
ウバ ニ シ十 ッ ト和 訳 (⇒(長 沢 弘隆 ) 今、
こ れ 抑 止 せ ら れ る 時 、 心 は 鎮 静 す ぺ し 。 心 の 活 動 が 鎮 静 せ し め ら れ た 時、
輪 廻 は 消 減 す る 。 あ た か も 太 陽 の 普 光 の 活 動 が 鎮 静 せ る 時、
(一
日 の ) 活 動(
が 終 る ) よ う に 。 心 の 消 滅 に よ リ 気 息 の 活 勒 の 抑 止 論 典・
賢 人 と の 親 侍、
離 欲 と 実 修 の ヨ ー ガ に よ り、
か つ て 輪 廻 転 生 に お い て、
還 滅 に 対 し、
最 高 期 に 対 し、
望 む ま ま に ( 行 じ た ) 静 慮 に よ り、
久 し い 専一
的 修 習 に よ り、
唯一
の 真 実 へ の 堅 固 な 実 修 に よ り、
気 息 の 活 動 は 抑 止 さ れ る 。 気 息 の 活 動 の 抑 止 に よ リ 心 の 活 動 の 抑 止 入 息 を は じ め と す る 調 息 に よ り、
堅 固 な 実 修 に よ り、
無 倦 よ り、
唯一
の 対 象 に 専 注 す る 静 慮 の ヨ ー ガ に よ り 、 心 の 活 動 は 抑 止 さ れ る 。 気 息 の 活 動 の 抑 止 の 種 々 の 方 法 オ ー ム の 発 音 の 終 り の 音 (・
)
) に よ る 真 実 の 表 現 に よ り、
深 い 睡 眠 よ り の 覚 醒 が 生 じ、
気 息 の 活 動 が 抑 止 さ れ る 。 ⇔0
舌 に て 口 蓋 の 根 元 に 垂 れ た る 懸 壅 垂 を 努 力 し て 圧 迫 し て、
上 方 の ( 頭 蓋 ) 孔 に 気 息 が 通 じ た 時、
気 息 の 活 動 が 抑 止 さ れ る 。 自P
口 蓋 の 上 部 十 二 指 に 達 す る ま で 気 息 の 漏 上 す る を 知 覚 す る 時、
上 方 の ( 頭 蓋 ) 孔 に よ っ て 実 修 に よ り 気 息 の 活 動 が 抑 止 さ れ る 。一
287一
NII-Electronic Library Service 幽 鼻 端 十 二 指 に 至 る ま で 垢 れ な き 空 中 に お い て
、
知 覚・
知 見 が 鎮 静 し た 時、
気 息 の 活 動 が 抑 止 さ れ る 。 眉 間 に お い て 瞳 の 光 が 鎮 静 の 状 態 に 入 り、
思 念 が一
処 に 専 注 す る 時、
気 息 の 活 動 が 抑 止 さ れ る 。 オ ー ム と 咄 え て 生 ず る も の が、
所 知 を 本 質 と し、
吉 祥 に し て、
雑 染 な き 分 別 の一
分 な る 能 知 で あ る 時、
気 息 の 活 動 が 抑 止 さ れ る 。 ム ニ よ、
長 時 間、
心 臓 の一
空 処 を 知 覚 す る こ と に よ り、
薫 習 な き 心 の 静 慮 に よ り、
気 息 の 活 動 が 抑 止 さ れ る 。 こ れ ら の 方 法 に よ り、
そ の 他 諸 々 の 思 惟 に よ り 考 え ら れ た る ( 方 法 ) に よ り、
諸 々 の 教 師 の 書 教 に も と つ く ( 方 法 ) に よ り、
気 息 の 活 動 が 抑 止 さ れ る 。 保 息 に よ っ て ス シ ュ ム ナ ー の 門 開 き、
最 高 処 に 到 達 身 を 縮 め、
ク ソ ダ リ ニ ー の 扉 を 開 ぎ、
解 脱 の 門 を 開 け よ 。 そ の 通 路 に よ っ て ( ブ ラ フ マ・
ラ ン ド ラ が ) 近 づ か れ る ぺ き そ の 門 を 入 口 の と こ ろ で 閉 じ、
と ぐ ろ 巻 き の 形 を し、
蛇 の よ う に ぐ る ぐ る 巻 ぎ の ク ン ダ リニ
ー は 熟 眠 の 状 態 に あ る 。 そ れ は、
彼 に よ っ て 動 か さ れ る べ き と こ ろ の シ ャ ク テ ィ で あ る 。 彼 と は 実 に 解 脱 せ る 老 で あ る 。 こ の ク ン ダ リ ニ : は カ ン ダ の 上 部 に お い て 熟 眠 の 状 態 に あ り、
ま た ヨ ー ガ 行 者 の 解 脱 の た め に も 存 在 す る 。 し か し 心 の 混 乱 せ る 者 に は 繋 縛 の た め と な る。
イ ダ ー 等 の 二 通 路 を 捨 て、
ス シ亠
ム ナ ー 通 路 に よ っ て 行 け 。 そ れ は ヴ ィ シ ュ ヌ の 最 高 処 で あ る 。 心 統一
せ る 者 の 気 息 の ス シ ュ ム ナ ー へ の 進 入 方 法 体 風 の 実 修 は 全 て、
心 統一
の 状 態 を 実 修 せ よ 。 然 ら ず し て、
賢 者 に よ っ て 心 の 活 動 は な さ る ぺ き で は な い 。 ヴ ィ シ ュ ヌ を 日 中 の み に 礼 拝 す ぺ き で は な い、
夜 分(
の み ) に も 礼 拝 す ぺ き で は な い 。 常 時、
ヴ ィ シ ュ ヌ を 礼一
288一
シ t
一
ンデ 4 ル ヤ・
ウパ ニ シ ャ ッ ト和訳⇔ (畏沢 弘 隆) 拝 す ぺ し 。 日 中 夜 分 ( に の み)
礼 拝 す べ き で は な い 。 ケ ー チ ャ リ ー 印 相 に 到 達39
よ き 脈 管 を 有 す る 老 は、
叡 智 生 ず る も の で あ り、
五 つ の 栄 養 官 を 具 備 す る も の で あ る 。 ケ ー チ ャ リ ー 印 柑 が 確 立 す 。 シ ャ ー ン デ ィ ル ヤ よ、
汝 は 実 に そ れ ( 印 相 ) を 享 受 せ よ Q 左 右 の 脈 管 に 住 す る 体 風 が、
真 中 ( の 脈 管 ) に 入 る 。 こ の 状 態 に お い て ケ ー チ ャ リ ー 印 相 が 確 立 し、
疑 い な 。 イ ダ ー と ピ ン ガ ラ ー と の 間 に お い て 空 虚 な 風 を 捕 え よ 。 ケ ー チ ャ リ ー 印 相 が 確 立 し、
こ こ に 真 実 が 現 前 し た 。 月 と 太 陽 と の 二 つ の 間 の 空 中 に お い て、
ま た、
虚 空 の チ ャ ク ラ に お い て、
ケ ー チ ャ リ ー と 称 せ ら れ る か の 印 相 68 が 止 住 す る 。 外 的 ケ ー チ ャ リ ー 完 成 へ の 方 法 ( 舌 小 帯 の ) 切 断 と ( 指 で 舌 を 左 右 に 動 か す ) 振 り 動 か し と ( 舌 の ) 搾 出 と に よ り、
舌 を 微 細 ( 長 ) に し、
視 線 ⇔9 を 眉 間 に 据 え、
み け ん に ま で 舌 が 巻 き 上 げ ら れ た 時、
そ の 時 ケ ー チ ャ リ ー 印 相 が 生 ず 。 舌 と 心 と は ( 頭 蓋 中 の ) 虚 窒 に お い て 動 く 。 こ れ に よ っ て 上 向 き せ る 舌 は 最 高 我 の 甘 露 と な る 。 実 修 時 に お け る 気 息 の 調 伏 法 左 足 の 踵 に よ っ て 胎 宮 を 圧 し、
右 足 を 前 に 伸 ば し、
そ れ を 両 手 で 固 定 し て、
両 方 の 鼻 孔 か ら 風 を 入 息 し、
頸 帯 を 上 げ て、
風 を 保 息 せ よ 。 こ れ に よ っ て、
全 て の 煩 悩 が 抑 滅 さ れ る o こ の 結 果、
毒 は 乳 皮 の よ う に 弱 め ら れ る 。 肺 労 ・ 痞・
便 秘・
老 衰・
皮 膚 病 が 治 さ れ る 。 こ の 気 息 の 調 伏 法 は 全 て の 死 を 征 服 す る も の で あ る 。一
289一
NII-Electronic Library Service 個 我 の 達 観 の 兜 成 へ の 方 法 左 足 の 踵 を 胎 宮 の あ る と こ ろ に 密 着 せ し め
、
右 足 を 左 の 大 腿 の 上 に お き、
風 を 入 息 せ よ、
心 臓 ( 胸)
に あ ご を つ け、
胎 宮 を 縮 め、
心 中 に で き る だ け 保 息 せ し め て、
個 我 を あ ら し め よ 。 そ れ に よ っ て(
個 我 の)
達 観 の 完 成 が あ る 。 全 て の 病 か ら 解 脱 す る 方 法ー
執 持 の 特 長 外 界 か ら 気 息 を 吸 引 し、
腹 の 中 に 満 た せ て あ れ 。 努 め て、
臍 の 真 中 に、
鼻 端 に、
足 母 指 に 。 朝 暮 三 時 に、
常 に 心 に よ っ て 気 息 を 保 息 せ よ 。 全 て の 病 よ り 解 脱 す ぺ し 。 ヨ ー ガ 行 者 は 倦 怠 の な く な っ た も の と な る o 鼻 端 等 へ の 総 制 に よ る 種 々 の 兜 成 鼻 端 に 風 の 勝 利 が 生 じ、
臍 の 真 中 に 全 て の 病 が 治 癒 す る 。 足 母 指 に お け る 執 持 に よ り 肉 体 の 軽 さ が 生 ず る 。 人 は 常 に 舌 よ り 風 を 吸 引 し、
吸 飲 せ よ 。 実 に、
疲 労 と 内 熱 は な く、
そ の 如 く、
身 体 の 病 根 消 滅 す る 。 バ ラ モ ン た る 者 は 朝 夕 風 を 吸 引 し、
吸 飲 せ よ 。 三 ケ 月 後、
彼 に 古 祥 な る 語 サ ラ ス ヴ ァ テ ィ ー が 生 ず 。 こ の よ う に、
六 ケ 月 の 実 修 に よ り 全 て の 病 が 消 滅 す る 。 舌 に よ っ て 風 を 導 き 入 れ、
舌 の つ け 根 に 押 し こ め よ 。 ( そ れ を)
吸 飲 す る と こ ろ の 智 老 は 完 全 に し て 吉 祥 な る 甘 露 を 享 受 す る 。 イ ダ ー に よ り,
眉 間 に お い て 自 我 を 自 我 の 中 に 執 持 し て、
食 を 十 三 に 分 断 す れ ば、
病 め る 者 も ま た 解 放 さ れ る 。 鱒 ( ピ ン ガ ラ ー と イ ダ ー の)
両 脈 管 に よ り、
風 を 腹 の 踏 の 両 側 に 停 住 せ し め、
一
つ の 瓶 に 導 く べ し 。 そ の 人 は 病一
290一
シャ
ー
ンディ ル ヤ・
ウバ=
シ ヤ プ ト和訳⇔ (長沢弘隆) か ら 解 放 さ れ る 06
◎一
ケ 月、
朝 暮 三 時 に 舌 に よ っ て 風 を 停 住 せ し め、
食 を 十 三 に 分 断 し、
( そ れ を ) 腹 の 真 中 に お い て 執 持 せ よ 。 全 て の 熱 が 消 滅 し、
種 々 の 毒 も ( 消 滅 す ) 。 瞬 時 も 郵 端 に お い て 常 に 心 と 共 に あ る 人 は、
働 そ の 生 に 具 せ る 百 悪 の一
切 を 超 越 す る 。 瞳 へ の 総 制 に よ り、
完 全 な 対 象 の 知 が 生 ず 。 鼻 端 へ の 心 の 総 制 に ょ り、
イ ン ド ラ の 世 界 の 知 が(
生 ず ) 。 更 に、
そ の 下 方 へ の 心 の 総 制 に よ り、
ア グニ
の 世 界 の 知 が ( 生 ず ) 。 眼 へ の 心 の 総 制 に よ り 全 て の 世 界 の 知 が ( 生 ず ) 。 耳 へ の 心 の 総 制 に よ り、
ヤ マ の 世 界 の 知 が ( 生 ず )9
そ の 両 側 へ の 総 制 に ょ り、
ニ ル リ テ ィ の 世 界 の 知 が ( 生 ず)
。 背 部 へ の 総 制 に よ り、
ヴ ァ ル ナ の 世 界 の 知 が ( 生 ず ) 。 左 の 耳 へ の 総 制 に よ り、
ヴ ァ : ユ の 世 界 の 知 が ( 生 ず ) 。 喉 へ の 総 制 に よ り、
ソ ー マ の 世 界 の 知 が ( 生 ず ) 。 左 の 眼 へ の 総 制 に ょ り 、 シ ヴ ァ の 世 界 の 知 が ( 生 ず)
。 頭 蓋 へ の 総 制 に よ り、
ブ ラ フ マ ソ の 世 界 が ( 生 ず ) 。 脚 の 下 部 へ の 総 制 に よ り、
ア タ ラ の 世 界 の 知 が ( 生 ず ) 。 脚 へ の 総 制 に よ り、
ヴ ィ タ ラ の 世 界 の 知 が ( 生 ず ) 。 脚 の 接 合 点 へ の 総 制 に よ り、
ニ タ ラ の 世 界 の 知 が ( 生 ず)
。 脛 へ の 総 制 に よ り、
ス ク ラ の 世 界 の 知 が ( 生 ず ) 。 膝 へ の 総 制 に よ り、
マ ハ ー タ ラ の 世 界 の 知 が ( 生 ず)
。 大 腿 へ の 心 の 総 制 に よ り、
ラ サ ー タ ラ の 世 界 の 知 が ( 生 ず ) 。 腰 へ の 心 の 総 制 に よ り、
タ ラ ー タ ラ の 世 界 の 知 が(
生 ず ) 。 臍 へ の 心 の 総 制 に よ り、
地 界 の 知 が ( 生 ず ) 。 腹 へ の 総 制 に よ り、
空 界 の 知 が ( 型 ず ) 。 心 臓 へ の 心 の 総 制 に よ り、
天 界 の 知 が ( 生 ず ) 。 心 臓 の 上 部 へ の 心 の 総 制 に よ り、
大 界 の 知 が(
生 ず ) 。 喉 へ の 心 の 総 制 に よ り、
生 界 の 知 が ( 生 ず ) 。 眉 閥 へ の 心 の 総 制 に よ り、
熱 界 の 知 が ( 生 ず)
。 頭 蓋 へ の 心 の 総 制 に よ り、
真 理 界 の 知 が(
生 ず)
。 法 非 法 の 総 制 に よ り,
過 去・
未 来 の 知 が ( 生 ず ) 。 彼 此 の 生 物 の 音 声 へ の 心 の 総 制 に よ り、
全 て の 生 物 の 音 声 の 知 が ( 生 ず ) 。 サ ム チ タ の 祭 儀 へ の 心 の 総 制 に よ り、
前 生 の 知 が ( 生 ず ) 。 他 人 の 心 へ の 心 の 総 制 に よ り、
他 心 の 智 が ( 生 ず ) 。 身 体 容 色 へ の 心 の 総 制 に よ ウ、
異 種 の 容 色 が(
生 ず ) 。 カ へ の 心 の 総 制 に よ り、
ハ ヌ マ ッ ト 族 等 の 力 が ( 生 ず ) 。 太 陽 へ の 心 の 総 制 に よ り、
生 物 世 界 の 知 が ( 生 ず ) 。 月 へ の 心 の 総一
291一
NII-Electronic Library Service 制 に よ り 、 星 座 の 知 が
(
生 ず )。
眉 間 に お い て か の 趣 の 認 識 が ( 生 ず ) 。 自 利 へ の 総 制 に よ り、
ブ ル シ ャ の 知 が ( 生 ず ) 。 臍 輪 に お い て 身 体 の 組 織 の 知 が ( 生 ず ) 。 喉 の 孔 に お い て 飢 渇 の 消 滅 が ( あ る ) 。 亀 ( 風 ) の 脈 管 に お い て 堅 固 さ が ( 生 ず ) 。 瞳 に お い て 究 竟 ( 位 ) の 知 が ( 生 ず ) 。 身 体 の 虚 空 へ の 総 制 に よ り 虚 空 行 が ( 生 ず ) 。 夫 々 の 依 処 に 対 す る 総 制 に よ り、
夫 々 の 究 竟 ( 位)
が 生 ず る 。N工工
一
Electronlc Llbrary Servlce 第 八 節 五 種 の 制 感 ω さ て、
制 感 。 こ れ は 五 種 で あ る 。 ( 認 識)
対 象 へ の 諸 感 官 の 伺 察 を つ と め て 抑 止 す る こ と が 制 感 で あ る 。 凡 そ 見 ら れ る も の、
こ れ 全 て 自 我 で あ る と す る の が 制 感 で あ る 。 常 に 不 善 の 業 果 を 捨 離 す る こ と が 制 感 で あ る 。 全 て の ( 認 識 ) 対 象 に 対 向 せ ざ る こ と が 制 感 で あ る 。 ( 身 体 の ) 十 八 の 心 腑 の 依 処 に 対 し、
順 次 に 執 持 す る こ と が 制 感 で あ る 。 依 処 と は 足・
拇 指 ・ 踝・
脛・
膝・
大 腿・
肛 門・
陽 根 ・ 臍 ・ 心 臓 ・ 喉 孔・
口 蓋・
鼻・
眼・
眉 間・
前 額・
頭 蓋 で あ る 。 こ れ ら に 対 し、
順 次 に ( 下 か ら 上 へ ) 上 昇 と ( 上 か ら 下 へ)
下 降 の 方 法 に よ っ て 制 感 す ぺ し 。一
292一
第 九 節 三 種 の 執 持 さ て、
執 持 。 こ れ は 三 種 で あ る 。 自 我 に 対 す る 心 執 持、
微 細 な 虚 空 に 対 す る 外 空 執 持、
地・
水・
火・
風・
空 に 対シ ャ
ー
ンディル ヤ・
ウバ ニ シャ ッ ト和 訳⇔ (長 沢 弘隆) す る 五 大 執 持 で あ る 。 二 種 の 静 慮第
十 節 さ て、
静 慮 。 こ れ は 二 稲 で あ る 。 属 性 を 有 す る も の と 展 性 を 有 し な い も の と で あ る。
属 性 を 有 す る も の は、
の 静 慮 で あ り、
属 性 を 有 し な い も の は、
自 我 の 本 性 に 従 う も の で あ る 。 三 昧 の 本 質 第 十一
節 さ て、
三 昧 。 儒 我 と 最 高 我 と の 同一
位 で あ り、
状 態 を 本 質 と し て い る 。 」 と 。 第 二 章 絶 対 的 な ブ ラ 7 マ ン の 本 質 有 相 三 重 を 離 れ た も の で あ り、
最 高 の 歓 喜 を 特 長 と し、
清 浄 な る 心 的 ω 時 に、
シ ャ ー ン デ ィ ル ヤ 仙 は、
「 四 ヴ ェ ー ダ に お い て 未 だ ブ ラ フ マ ン に 関 す る 智 を 得 ざ る も の が、
如 何 に し て ブ ラ フ マ ソ の 聖 者 と 名 づ け ら れ る で あ ろ う か 。 」 と 聖 ア タ ル ヴ ァ ソ に 近 づ い て 閊 う た 。 「 聖 者 よ、
プ ラ フ マ ソ に 闘 す る 智 を 教 え よ 。 我 が 最 上 趣 に 達 せ ん が た め に 。 」一
293一
NII-Electronic Library Service 彼 ア タ ル ヴ ァ ン が 答 え て 言 っ た 。 「 シ ャ ー ソ デ ィ ル ヤ よ
、
ブ ラ フ マ ン は 真 実 な り、
識 な り、
無 辺 な り 。 ブ ラ 7 マ ン の 不 可 説 性 彼(
ブ ラ フ マ ン ) に お い て、
こ れ ( 万 有 ) は ( 織 物 の た て 糸 ・ よ こ 糸 の 如 く)
織 り こ ま れ た り 。 彼 に お い て、
こ れ は 散 集 し ま た 離 合 す 。 さ れ ば、
彼 が 知 ら れ た る 時 か の一
切 が 知 ら れ る 。 そ れ は 無 手・
無 足・
無 眼・
無 耳・
無 舌・
無 身 に し て 把 捉 さ れ ず、
説 示 さ れ な い 。7
ラ 7 マ ン の 言 亡 慮 絶 性 ω そ れ 故、
言 説 も 絶 え、
思 慮 も 及 ば ず 。 独 存 で あ り、
智 に よ り 近 づ か れ る べ き も の で あ る 。 叡 智 は 彼 よ り 生 ず る 昔 か ら の 伝 承 で あ る 。 唯「
の も の で あ っ て、
第 二 な き も の で あ る 。 ブ ラ フ マ ン は、
虚 空 の 如 く 遍【
切 で あ り、
最 極 微 細 で あ り 無 染 で あ り、
不 動 で あ り、
唯 有 で あ り、
精 神 で あ り、
歓 喜 で あ り、
一
味 で あ り、
吉 祥 で あ り、
寂 静 で あ り、
不 死 で あ り、
そ れ は 最 高 趣 で あ る 。 . 汝 は そ れ な り ” そ れ を 智 に よ っ て 汝 は 知 る べ し。
【
切 の 最 高 我 か の 唯一
の 神、
自 我 の 力 な る プ ラ ダ ー ナ、
一
切 智 、一
切 自 在 神、
一
切 の 生 物 の 内 我、
一
切 の 生 物 の 住 処、
一
切 の 生 物 の 隠 処、
生 物 の 母 胎、
ヨ ー ガ に よ っ て一
筋 に 近 づ か れ る ぺ き も の 。 ま た、
一
切 を 出 生 し、
一
切 を 支 持 し、
一
切 を 享 受 す る も の、
そ れ が 自 我 で あ る 。 汝 自 我 に お い て 彼 此 の 世 界 を 知 る ぺ し 。 グ ル の 説 示 に よ り一
切 我 性 の 智 に 到 達一
294一
シ +
一
ン ディ ル ヤ・
ウペ ニ シャ ッ ト和訳 ⇔ (長 沢 弘 隆 ) 白 我 を 知 る も の は 欺 く 勿 れ、
苦 哀 の 極 み に 汝 は 行 く で あ ろ う 。 L と 。 第 三章
第一
節 時 に、
シ ャ ー ン デ ィ ル ヤ 仙 は か の 聖 ア タ ル ヴ ァ ソ に 問 う た 。 「 ブ ラ フ マ ソ は 唯一
に し て、
不 滅・
不 動・
吉 祥・
唯 有・
最 高 処 な る も の で あ る 。 そ れ よ り、
如 何 に し て こ の一
切 は 出 生 せ ら れ、
如 何 に し て 支 持 さ れ、
如 何 に し て そ れ ( ブ ラ フ マ ソ ) に 還 減 さ れ る の で あ ろ う か 。 こ の 私 の 疑 念 を あ な た は 断 つ こ と が で き る 。 」 と 。 彼 の ア タ ル ヴ ァ ン が 答 え て 言 っ た 。 「 シ ャ ー ソ デ ィ ル ヤ よ、
最 高 の ブ ラ フ マ ン は 真 実 で あ り、
不 動 で あ り 、 不 滅 で あ る 。 ブ ラ 7 マ ン の 三 形 態 し か し ま た、
ブ ラ フ マ ソ の そ の 形 態 に、
三 つ の 形 態 が あ る 。 無 分 相・
有 分 相・
有 分 無 分 相 で あ る 。 無 分 相 の ブ ラ フ マ ン 真 実・
識・
歓 喜・
不 動・
無 染・
遍一
切・
最 極 微 細。
}
切 向・
不 可 説・
不 死 な る も の、
こ れ が 無 分 相 の 形 態 で あ る 。 有 分 相 の プ ラ 7 マ ン一
295一
NII-Electronic Library Service ま た
、
倶 生・
明・
根 本 自 性・
マ ー ヤ i ( 幻 )・
赤 白 黒 な る も の と 倶 生 せ る 神、
黒 褐 色 の 大 自 在 神 は 彼 ( ブ ラ フ マ ン)
に 帰 す る 。 こ れ は 彼 の 有 分 相 の 形 態 で あ る 。 有 分 無 分 相 の ブ ラ フ マ ン ま た、
彼 ( ブ ラ フ マ ン ) は 智 所 成 の 苦 行 に よ り 増 大 し つ つ ” 我 多 と な ら ん、
我 繁 殖 せ ん ” と 欲 す 。 今、
こ の 苦 行 し つ つ あ る よ り、
真 実 の 欲 求 よ り、
三 不 滅 が 生 ぜ り 。 三 秘 語、
三 句 の ガ ー ヤ ト リ ー 調、
三 ヴ ェ ー ダ、
三 神、
三 姓、
三 火 が 生 ず 。 か の 神。
聖 者・
…
切 自 在 具 足。
【
切 遍 摂・
[
切 の 生 物 の 心 臓 に 侵 入 せ る も の・
幻 師・
幻 に よ る 虚 偽 な る も の、
そ れ は ブ ラ フ マ ン で あ り、
そ れ は ヴ ィ シ昌
ヌ で あ り、
そ れ は ル ド ラ で あ り、
そ れ は イ ン ド ラ で あ り,
そ れ は一
切 の 神 々 で あ り、
一
切 の 生 物 で あ り、
そ れ は 前 方 よ り、
そ れ は 後 方 よ り、
そ れ は 左 方 よ り、
そ れ は 右 方 よ り、
そ れ は 下 方 よ り、
そ れ は 上 方 よ り、
そ れ は 実 に一
切 で あ る 。 ま た、
か の 神 の 自 我 力 の 遊 戯 な る 崇 拝 者 を 憐 愍 す る ダ ッ タ ー ト レ ー ヤ の 形 相 は、
端 麗 な る 身 体 を 有 し、
青 蓮 花 の 花 弁 に 似 て い る 。 四 腕 に し て、
恐 れ な き、
罪 な き 相 で あ る 。 こ れ が 彼 ( ブ ラ フ マ ン ) の 有 分 無 分 相 の 形 態 で あ る 。 L と 。 第 二 節 唯 有 の 最 高 の ブ ラ フ マ ン た る こ と の 説 明 ω 時 に.
シ † ー ン デ ィ ル ヤ 仙 は 聖 ア タ ル ヴ 7 ン に 問 う た 。 最 高 の ブ ラ フ マ ン と 名 づ け ら れ る の で あ ろ う か 。 」 と 。 彼 の 聖 ア タ ル ヴ ァ ン が 答 え て 言 っ た G 「一
切 を 増 大 し、
「 聖 者 よ、
唯 有 は、
精 神・
歓 喜 と[
味 で あ る 。 何 故 に ま た 増 大 さ せ る に よ っ て、
そ れ に よ っ て 最 高 の ブ ラ フ一
296一
(4) (3) シ ャ
ー
ンディル ヤ・
ウパ ニ シ ャ ッ ト和 訳⇔ (長 沢弘 隆 ) (6)(5) マ ン と 名 づ け ら れ る 。 」 と 。 唯 有 の、
自 我 た る こ と の 説 明 「 ま た、
何 故 自 我 と 名 づ け ら れ る の で あ ろ う 。 」 と 。 「一
切 を 得、
一
切 を 与 え、
}
切 を 食 す る に よ っ て、
そ れ に よ っ て 自 我 と 名 づ け ら れ る 。 」 と 。 唯 有 の、
大 自 在 神 た る こ と の 説 明 「 ま た、
何 故 に 大 自 在 神 と 名 づ け ら れ る の で あ ろ う か 。 」 と.
「 声 の 響 に よ り、
ま た 自 我 の 力 に よ り、
大 な る も の の 支 配 者 で あ る が 故 に、
そ の 故 に 大 自 在 神 と 名 づ け ら れ る。
L と Q 唯 有 の、
ダ ツ タ ー ト レ ー ヤ た る こ と の 説 明 「 ま た、
如 何 に し て ダ ヅ タ ー ト レ ー ヤ と 名 づ け ら れ る の で あ ろ う か 。 」 と 。 「 非 常 に 子 孫 を 欲 し、
苦 し い 苦 行 を 行 じ つ つ あ る ア ト リ の 後 裔 に、
満 足 せ る 聖 者 に よ っ て、
光 明 所 成 の 自 我 に よ っ て、
与 え ら れ た る に よ っ て、
ま た 、 恨 み な き ( 女 子 ) に お い て ア ト リ の 子 孫 あ る に よ っ て、
そ れ に よ っ て ダ ッ タ ト レ ー ヤ と 名 づ け ら れ る 。 」 と 。 訓 釈 の 知 識 の 結 果 か く て、
彼 ( ブ ラ フ マ ン ) に つ い て の 訓 釈 を 知 る 者 は一
切 を 知 る 。一
297一
NII-Electronic Library Service ま た
、
智 に よ っ て.
彼 は 我 な り”
と か の 最 高 処 を 崇 拝 す る 者 は、
ブ ラ 7 マ ン を 知 る の で あ る 。N工工
一
Electronlc Llbrary Servlceこ こ に 偈 頌 が あ る o ダ ヅ タ ー ト レ ー ヤ を
、
シ ヴ ァ を、
寂 静 者 を、
イ ン ド ラ の 黒 の よ う な も の を、
支 配 者 を、
自 我 を 幻 に ゆ だ ね た も の を、
神 を、
俗 世 の 汚 染 を 離 れ た も の を、
裸 行 者 を、
全 身 塗 灰 の 行 者 を、
頂 上 臀 髪 者 を、
遍 在 主 を、
四 腕 の も の を、
長 大 身 駆 の も の を、
開 花 せ る 青 蓮 花 の 限 を、
知 ヨ ー ガ の 蔵 を、
一
切 の 師 を、
ヨ ー ガ 行 者 を 愛 す る も の を、
崇 拝 者 を 隣 愍 す る も の を、
一
切 の 観 照 者 を、
究 竟 位 に 住 す る も の を、
こ の よ う に、
絶 え ず、
永 く、
諸 神 の 神 を 静 慮 す べ し 。 彼 は 全 て の 悪 よ り 解 脱 し、
至 福 に 到 達 す べ し 。 以 上 。 オ ー ム 。 真 実 。 以 上 ウ パ ニ シ ャ ッ ト な り 。 註 冨 象 冨 も 器 ヨ 甲 国 旨 冨゜
蓮 華 坐 法 に 多 少 の 差 異 が あ り、
= 凪 7 昌 。 饗−
嘆 p 昏 且 試 ( 以 下 =°
ざ , )一
゜
念 に 「 左 大 腿 の 上 に 右 足 を の せ、
右 大 腿 の 上 に 左 足 を の せ、
後 か ら ま わ し た 面 手 に よ っ て 堅 固 に 両 足 の 拇 指 を つ か み、
あ ご を 心 臓 ( の あ た り ) に あ て 鼻 端 を 凝 視 す ぺ し 。 こ れ は、
禁 戒 者 ( ヨ ー ガ 行 者)
の 病 を 消 減 さ せ、
蓮 華 坐 法 と い わ れ る 。 「 と あ る の が、
こ の.
し め つ け た 蓮 華 坐 法 “ と 考 え ら れ る 。 こ の 偈 頌 は =’
¥一
尸 同 O に 同 じ 。 同 H 尸 = に 同 じ 。 ω 同一
H°
話 に 同 じ 。 「 未 熟 者 ざ 三 苫・
。 」、
「 中 級 老 ヨ 註 7 冨 ヨ と、
「 最 上 級 者 三 冨 ヨ 自・
」 に つ い て は 軍 ざ 噂・
の 註 に 詳 し い 。 そ れ に よ る と、
こ の 区 別 は 調 息 の 時 間 に よ り、
「 三 審 ヨ 鼬 」 は 「 訂 三 葦ψ
」 の 三 倍、
「 ヨ 巴 ξ僧 ヨ 餌 」 は 二 倍 で あ る 。 例 え ば、
リ ン ガ ブ ラ ー ナ に よ れ ば、
「 ぎ 三 網 劈 」 は 十 ニ マ ー ト ラ ー、
「 ヨ 註 ξ ヨ 9 」 は 二 十 四 マ ー ト ラ ー、
「 三 雷 ヨ 鼬 」 は 三 十 六 マ ー ト ラ ー の 長 さ で あ る と い うo一
298一
シ ャ
ー
ンデ 4 ル フ・
ウパニ
シ ャ ッ ト和訳⇔ (長 沢 弘 隆 )a
匐an
ま た、
和 訳 上 「 未 熟 者 」 「 中 級 者゜
「 最 上 級 者 」 と 訳 し た が
、
原 語 か ら は 「 最 初 の 段 階 」 「 巾 冏 の 段 階 」 「 最 上 の 段 階」
と 訳 す べ き ニュ
ア ソ ス も 感 じ る 。 寓゜
り
9
.
冒゜
嵐
ド一
ω に 伺 じ 9 同 デ = に 同 じ。
ω 同 宗 羸 に 岡 じ o 同 デ8
に 同 じ o コ 註 口 に つ い て は エ゜
ざ 勺 の 各 所 に 説 か れ る が、
タ γ ト ラ 思 想 に よ る、
六 輪 ( 頃”
冖
゜
o 笛 厂 「 自 ) の一
つ 不 打 輪 ( 国 5 酬 7 笛帥
隣゜
6 口 障同
O ) か ら 出 る 美 妙 な 音 で あ る 。 同 目.
督 に 同 じ o 同 目・
畠 に 同 じ。
3 擘 o ロ ヨ 昌剛
( 無 想 の 状 態 ) は 忘 我 の 境、
絶 対 無 意 識 の 三 昧 境 で あ り、
ハ
タ ヨ ー ガ の 最 終 的 な 境 地 で あ る 。 他 に 単 に 旨 ヨ 穹州
と か ざ 醤 と も い わ れ る 。 同 閏゜
ま に 同 じ。
」
巳 。ユ 骨 山 7 臂 P 昌 匹 售 旨 言 と も に 『 山 ロ 凸 彭 と い わ れ る 肉 体 の ひ き し め。
緊 張 の 行 作 で あ る 。 同F
盆 に 同 じ。
頌 の 前 段 は”
下 方 か ら 脈 管 を 緊 縮 し ” は ヨ 巳 m・
げ ロ ロ ら 茜、
.
頸 を 急 に ち ぢ め ” は 苞 口 召 匹 ぎ ヨ、
.
( 体 の)
中 程 で は 背 後 へ の ひ き し め に よ っ て ” は 鼠 窪 旨 母 の 三 種 の げ 皿 註 7 薗 の こ と で あ る 。 同 自゜
幽 『 に 同 じ。
同 『 ム o。 〜 お に 同 じ 9 昌「
旨 『 7 巴 磐匿
と い わ れ る”
保 息 ざ ヨ 『 ξ 厂 尸 が こ こ に 説 か れ、
以 下 八 級 の 厂 ¢ ヨ げ 訂 冨 の う ち こ 樹 旨”
u 噛 謬 岸 鍵同
、
獸 雷 = が 説 か れ る 。 同 目゜
同 目噸
同 口◆
同一
一
゜
同 昌.
同 属.
同 冒゜
同一
一
.
ヨ 〜 器 に 同 じ 。 乱 智 旨 が 説 か れ る 。 総 〜 誤 に 同 じ o ψ剛
穿 卑剛
が 説 か れ る。
回 〜 総 に 同 じ o 訟 冨 胃 が 説 か れ る 。 コ 参 照。
組 伴 器 窰 冨 は、
入 息・
出 息 と 結 合 し た も の、
独 存 障 o 舌 ド は 入 息・
出 息 と 離 れ、
そ れ 単 独 の 保 息 で あ る。
認 参 照。
起 参 照 。 温 参 照 。 刈 q。
は 同 様 の 頌 で あ る 。 「 身 体 の や せ る こ と・
顔 色 の 津 明・
ナ ー ダ 音 の は っ き り 聞 え る こ と・
眼 に 垢 れ の な い こ と・
一
299一
NII-Electronic Library Service 無 病
・
ビ ン ド ゥ ( 精 液 ) の 支 配・
( 消 化 の ) 火 の 燃 焼・
脈 管 の 清 浄 が、
ハ
タ ヨ ー ガ の 特 色 で あ る L。
写$ 【
剛
。 「 空 飛 翔 相 」 と 訳 さ れ る が 不 充 分 で あ る 。 エ・
零 歹 は 十 種 の 印 相 ヨ 民 鼠 を 説 き、
醇 $「
凶
も そ の一
つ で あ る が,
本 典 は 印 相 と し て は こ の 写 零 鼠 の み を 説 く 。 =.
ざ 匂゜
日。
c。 bo 以 下 を 見 る と、
写9
訂凹
白 民 雷 は μ 舌 を 丸 め 反 し て 頭 蓋 の 穴 に 入 れ、
視 線 を 眉 問 に お く 。 ( 舌 小 帯 を ) 切 断 し、
( 指 で 舌 を 左 右 に ) 振 動 さ せ、
(
舌 を ) 搾 出 し、
舌 を 微 細(
畏 ) に し、
視 線 を 眉 間 に 据 え、
み け ん に ま で 舌 が 巻 き 上 げ ら れ る … … 評 と い う 行 作 で あ る。
ま た、
同 日゜
鑑 に よ る と、
「 舌 が ( 頭 蓋 ) 虚 空 中 を 遊 歩 す る に よ り、
心 も 虚 空 の な か を 遊 歩 す る 。 こ の 故 に、
こ れ は ( ヨ ー ガ の ) 完 成 老 達 に よ っ て、
ケ ー チ ャ リ ー(
虚 空 を 遊 歩 す る も の ) と 名 づ け ら れ た の で あ る 。 」 と 説 明 さ れ て い る こ と か ら、
こ の 写 。 畠 二 は 穿 昏 ヨ ? 話 乱 ぼ 自 や 犀 冨 と 称 さ れ る 顕 蓋 中 の 虚 空 ( 孔。
人 体 の 十 の 孔 の一
)
の 緊 張、
そ こ へ の 意 識 集 中 に よ っ て 忘 我 の 境 に 入 る 行 作 で あ る こ と が わ か る 。 頭 蓋 中 の 虚 空 で は 、 ス シュ
ム ナ ー・
イ ダ ー・
ビ ン ガ ラ ー の 三 脈 管 が 合 流 し て お り、
六 輪 の 中 の 受 令 輪 ( 旨 凹 ) が 存 し、
心(
日 目 器 ) の 活 動 す る と こ ろ で あ る 。 国・
鴇・
b・
口 7 鰹 に”
ケ ー チ ャ リ ー は 唯一
最 高 の ム ド ラ ー … … 。 ” と 言 わ れ て は い る が、
本 典 が こ の 写 $「
剛
の み を 印 相(
ム ド ラ ー)
と し て 説 く の は、
背 後 思 想 と し て ヴェ
ー ダ ー ソ タ 的 な も の を も っ て い る、
即 ち ブ ラ フ マ ン と ア ー ト マ ン の 合一
を 最 終 目 的 と し、
そ の 合一
の 状 態 を、
三 昧 と か ウ ン マ ニ ー ( 忘 我・
無 想 の 境 地)
と い い、
そ れ に 到 る に は 心 の 活 動 を 消 減 さ せ な け れ ば な ら ず、
そ の 心 の 領 域 が、
タ ン ト ラ 思 想 に よ っ て、
眉 間 周 辺 で あ る か ら、
心 の 活 動 の 止 減 の た め に は、
そ こ へ の 行 集 中 が 必 要 と な る と い う 理 窟 か ら で は な い だ ろ う か。
ee
K 同 同 同 同 同 同 同 同旁
ヨ 鬢 ヨ ヨ 冥 ヨ ヨ ヨ 島 参 照 。 お 参 照。
錏 参 照。
q に 同 じ 。 こ こ に、
巽 参 照、
$ 参 照。
8
に 同 じ.
.
0 “。 に 同 じ 。 H呷
一 参 照 。 ヴ ェ ー ダ ー ン タ の 影 響 が 見 ら れ る Q 即 ち ” 我 は 梵 な り”
” 梵 は 我 な り ” の 観 想 が 予 想 さ れ る 。一
300一
シャ