特異抗 原 による末梢血好塩 基球 の 形 態学的 変化 に関す る研 究
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(2) 880. 佐. 々 木. 良. 英. 白血 球浮 遊 液 ヘ パ リ ン加 静 脈 血6mlを. 採取し. ,シ. リコ ン処. 理 試 験 管 に6%デ キス トラン0.6mlと と も に30分 〜1時 間 室 温 に て 放 置 し ,赤 血 球 を沈 降 させ た の ち, 1mlのbuffy Hanks. coatを. BSS(balanced. 洗 浄 し, 1200rpmで 清1/3量. 採 取 した.つ. salt solution)に 遠 沈 した の ち,当. いで て1回. 該患者 血. を加 え て細 胞 数 が2〜3×103/cmmに. る よ う調 整 した.こ. な. の 細 胞 浮 遊 液 を37℃ 恒 温 槽. 中 に 留 置 し 実 験 に供 し た. 微 分 干 渉 顕 微 鏡 に よ る観 察 と記 録 ス ラ イ ドグ ラス 上 に上 記 好 塩 基 球 浮 遊 液40μl を の せ,ハ. ウ ス ダ ス ト抗 原100倍 液20μlを 添 加. し た の ち カ バ ー グ ラ ス を の せ,パ 入 した.つ. ラフ ィンで封. い で微 分 干 渉 顕 微 鏡 下 で た だ ち に 好. 塩 基 球 の 同 定 を行 な い,形 態 的 変 化 を観 察 す る と と も に フ ィル ム に よ る撮 影 記 録 を行 な っ た. 撮 影 に は 微 速 度 撮 影 装 置 を 用 い,原 秒1コ. 則 と し て1. マ に て15分 間 の 撮 影 を行 な っ た.本. で は,オ. 実験. リ ンパ ス透 過 型 ノ マ ル ス キ ー 式 微 分 干. 渉 顕 微 鏡BHAにBolex. 16mm撮. した.対. 40Xを. 物 レンズ はplan. ル ム はKodak. Daylight. ASA. 影 機 を セット 使 用 し,フ. 図1. ィ. 好塩 基 球 の 形態 分 類. 160を 用 い た.. 顕 微 鏡映 画 の解析. 成. 績. 得 ら れ た 現 像 フ ィル ム を映 写 機 を用 い て ス ク リー ン上 に映 写 し,抗 原 添 加 後 の 好 塩 基 球 の 経 時 的 変 化 を動 的 に 観 察 した,さ. ら に16mmフ. ル ム 用 ビ ュ ー ア ー エ ジ ター で1コ 観 察 さ れ た 好 塩 基球 を第1編. で の べ た ご と く,位. 相 差 顕 微 鏡 下 の 形 態 的 変 化(図1)に 類 した.す N型,各. ィ. マ 毎 に解 析 し,. 準 じて 分. な わ ち,胞 体 が 球 型 を 呈 す る も の を. 種 の偽 足 を 出 し運 動 期 と考 え ら れ る も. の をA型, る もの をB型. vesicleを. 形 成 し,膨. と した.さ. ら にAお. をそ れ ぞ れ3つ のtype(A1, に 分 類 した.か. 化傾 向 を呈す よ びB. form. A2, A3, B1, B2, B3). か る 分 類 に基 き,観 察 開 始 よ り. 15分 間 の 経 時 的 変 化 につ い て検 討 した.な 回 の 実 験 で は,顕. お今. 微鏡 の性質 上好塩 基 球 の同定. 1.健. 康 人 に お け る好 塩 基 球 の 形 態 的 変 化. 健 康 人2名. に つ い て,抗. 原(ハ. ウ ス ダ ス ト). 添 加 前 後 で 好 塩 基 球 の 形 態 的 変 化 を観 察 した が い ず れ の 症 例 に お い て も 明 ら か な運 動 能 の 変 化 や,膨 化 脱 顆 粒 現 象 は 観 察 され な か っ た. 2.気. 管 支 喘 息 に お け る好 塩 基 球 の 形 態 的 変 化. 〔 症 例1〕 症 例1に 表2に. お け る好 塩 基 球 の 経 時 的 形 態 変 化 は. 示 す ご と く で あ っ た.観. る好 塩 基 球 の 形 態 は,写. 真1に. 察 開始 時 に おけ 示 す ご と くで あ. る.画 面 に 向 っ て 右 側 方 に偽 足 が 観 察 さ れ,偽 足 の 大 き さ と そ の 形 態 よ り, A1 考 え られ た.か. typeの. か る右 側 方 の 運 動 が1分9秒. 後 に抗 原 添 加 の 操 作 を行 な う こ と が不 可 能 で あ. で 続 き,そ の 後2分56秒. り,抗 原 添 加 よ り好 塩 基 球 の 観 察 開 始 ま で に若. (N form,写. 干 の 時 間 を要 した が,こ. 伸 び る同 様 の 偽 足 が 観 察 さ れ た(A1. 分 と し て 表 わ し た.. こ で は 観 察 開 始 時 を0. 3).つ の ち(N. 真2),再. い で5分26秒 form,写. 運動 と ま. まで 球 型 を 呈 した の ち び右 側 方 〜右斜 上 方へ と type,写. 真. よ り短 時 間 球 型 に復 し た. 真4),下. 方 へ の小 さ な偽 足(A1.
(3) 特異 抗 原 によ る末 梢血 好塩 基球 の形態 学的 変化 に関す る研究. 写 真1. 写真4. 写 真2. 写 真5. 写真3. 写真6. 881.
(4) 882. 佐. 々 木. 良. 英. 写真7. 写 真10. 写真8. 写 真11. 写真9. 写 真12.
(5) 特 異 抗原 によ る末梢 血 好塩基 球 の形 態学 的変 化 に関 す る研究. 写 真13. 写 真16. 写 真14. 写 真17. 写 真15. 写 真18. 883.
(6) 884. 佐. 々 木. 良. 英. 写 真19. 写真22. 写 真20. 写 真23. 写 真21. 写 真24.
(7) 特異 抗 原 に よ る末 梢血 好塩 基球 の 形態 学的 変化 に関す る研究. 写 真25. 写 真28. 写 真26. 写 真29. 写真27. 写 真30. 885.
(8) 886. 佐 表2. 症 例1.に. 々 木. 良. 英. おける. 表4. 好 塩 基球 の経 時 的 形 態 変 化. 症例3.に. おける. 好塩 基 球 の 経 時 的形 態 変 化. 13分3秒. 表3 症 例2.に おける 好 塩 基 球 の 経 時的 形 態 変 化. に は再 び 球 型 に復 し(N form,写. 14分35秒. には偽 足 の伸 展 と と も に右 斜 上 方 へ と. 遊 走 を は じ め(A2. type,写. 真10),観. 察 終 了時 ま. で 活 発 な運 動 が 観 察 さ れ た.第1編 原 添 加 後 のA1お. よびA2. typeお. と,通 算 でA1. よ びA2. におい て抗. type好. 率 増 加 を明 らか に し た が,本 け るA1. 真9),. 塩 基 球の出現. 症 例 の15分 間 に お. typeの. 出現 率 をみ る. typeは7分15秒(48.3%),. typeは3分45秒(25.0%)で. A2. あ り,い ず れ も比. 較 的 高 値 を示 し,本 症 例 に お い て も抗 原 添 加 に よ る運 動 能 の 亢 進 が う か が わ れ た.ま ー ン上 で の 観 察 の 結 果 , A2 typeの. た ス クリ. 好塩 基 球 は,. 著 し く偽 足 を伸 展 し な が ら偽 足 の 方 向 へ と遊 走 す る の が 特 徴 的 で あ り,第1編 く, A2 type好. で も述 べ た ご と. 塩 基球 の運 動形 態 は好 中球 の運. 動 に 類 似 した.な お 本 例 で は15分 間 の 観 察 で は, 膨 化 型 のB. form好. 塩 基 球 は観 察 され な かった.. 〔 症 例2〕 type,写. 真5)に. つ づ いて,右 側 方 〜 右 斜 上 方 よ. り 巾 広 く長 い 偽 足 を 出 し, 3分18秒. 間 にわた っ. て 活 発 に遊 走 す る の が 観 察 され た(A2 真6).そ form,写. の 後10分24秒 真7),つ. ま で は,下. type,写. に は再 び 球 型 を呈 し(N. づ い て10分34秒. から13分2秒. 方 へ の 小 さ な偽 足 と左 上 方 へ の 小 さ. な偽 足 が 観 察 さ れ た(A1. type,写. 真8).つ. いで. 症 例2に 表3に. お け る好 塩 基 球 の 経 時 的 形 態 変 化 は. 示 す ご と く で あ っ た.観. 察 開始 時 に おけ. る 好 塩 基 球 の 形 態 は,写 真11に 示 す ご と くで あ る.画. 面 に 向 っ て 右 側 方 に偽 足 が 認 め られ,そ. の 形 態 は 症 例1に (写真1)に 1分51秒. お け る観 察 開 始 時 の 好 塩 基 球. 類 似 し,か. か るA1. ま で 続 け られ た.つ. typeの い で2分49秒. 運動が まで.
(9) 特 異 抗原 によ る末梢 血好 塩基 球 の形 態学 的変 化 に関 す る研究 球 型 を呈 した の ち(N り4分44秒. form,写. 真12),. の 運 動 を行 な い(写 真13),そ の ち(N. 2分50秒 よ. まで 上 方 へ の 偽 足 を 出 してA1. form,写. 真14),. type. の 後 球 型 に復 し た. 6分10秒. 〜7分39秒. ま. 形 態 的 変 化 は 症 例2と. 〔 症 例4,. の 運 動 を呈 し た(写 真15).そ. の 後7分40秒. 〜8. 症 例4,. form,写. 真16),. 象 を受 け,ま. 12分 頃 に はN. き続 い て 起 る一 連 の 変 化. の 前 兆 で あ る 可 能 性 が うか が わ れ た.そ 分21秒 には,下. 状 の偽 足 が 出 現 し(A3 分50秒. して8. 方 〜 左 斜 下 方 に か け て 広 範 な膜 type,写. 真17),つ. いで8. には 細 胞 の 膨 化 と細 胞 内 ク レー ター の 出. 現 を認 め(B1. type,写. 真18),そ. の 後 時 間の経. 過 とと も に膨 化 の 程 度 を 増 し(B2 type,写 9分32秒. に は 著 明 な膨 化 に至 った(B3. 真20).こ. 真19),. type,写. た く,細 胞 内vesicleの. 消 失 が 推 測 され た. A3. 塩 基 球 が 出 現 して か らB3. formを. は抗 原 添 加 後 真31),つ. 呈 した が(写. の 後13分 頃 より観 察 終 了 時 ま でA2型 (写真33)が 観 察 さ れ た.す A1型. お よ びA2型. いで. 真32),そ 好塩基球. な わ ち,本 症 例 で は. 好 塩 基 球 が観 察 され,そ. 態 変 化 は症 例1に. の形. 類 似 し,活 発 な 運 動 能 を有 す. る も の と 考 え ら れ た が,膨 化 傾 向 は み ら れ な か っ た.ま た症 例5で. は抗 原 添 加 後9分. 型 が観 察 さ れ た(写 真34)が,. 頃 に はA1. 11分 頃 には 膨 化 型. 観 察 さ れ,症 例2,. 3と 同. 様 に,特 異 抗 原 刺 激 に よ り膨 化 脱 顆 粒 を きた し た も の と 考 え ら れ た.. 塩基. 以 上 の ご と く,喘 息 患 者 好 塩 基 球 で は 特 異 抗. 球 に至 る ま で の 変 化 は 比 較 的 短 時 間 の 間 に 進 行. 原 刺 激 に よ り著 明 な 運 動 能 の 亢 進 を きた す も の. し,観 察 終 了 時 ま で 著 明 な膨 化 の 状 態 を持 続 し. (症例1,. た(B3. 化 脱 顆 粒 を きた す もの(症 例2,. type,写. 真21).. B. type好. が 観 察 され(写. 好 塩 基 球(写 真35)が. の 頃 に は 明 らか な ク レー ター は 認 め が. type好. 原 添 加 直 後 か らの 撮 影 記. 録 は 行 な え な か っ た が,症 例4で 8分 頃 に はA1型. た 細 胞 の 左 下 方 に は ス ピ キ ュ ラ様. 好. 5〕 5で は,抗. この 際 の 好 塩 基 球 は 胞 体 が 薄 っ ぺ ら と な っ た 印. の も の が観 察 さ れ,引. またB. 現 の前 に は単 球 様 の 形 態 を示 すA3型. type. ま で 球 型 を呈 した が(N. 好塩. は 認 め られ ず. 塩 基 球 が 観 察 され た.. で右 斜 上 方 へ の偽 足 の 出 現 によ り,再 びA1. 分20秒. 類 似 し て お り, A1型. 基 球 は 観 察 さ れ た がA2型 form出. 887. form好. 塩基球はス. ク リ ー ン上 の 観 察 に お い て も そ の 運 動 能 は 認 め られ ず,ま. た 第1編. と 同 様 に, B. 球 出 現 の 前 に は, A3. type好. form好. 5)と. が観. 考. 案. 組 織 肥 満 細 胞 お よ び末 梢 血 好 塩 基 球 は,い. 症 例3に. れ もIgEのtarget お け る好 塩 基 球 の 経 時 的 形 態 変 化 は. 示 す ご と く で あ っ た.観. る 好 塩 基 球 はN. form(写. 察 開始時 におけ. 真22)を. formを. type,写. 呈 した の ち, 6分39秒. 真. 23),再. びN. 分54秒. ま で 右 側 方 に つ づ い て下 方 へ の 偽 足 を出 運 動 が 観 察 され た(写 真24,. 後10分55秒. ま でN. formを. 〜9. 25).そ. の. 呈 した が(写 真26),. に は 右 側 方 か ら下 方 に お よ ぶ 巾 の 広 い. 関 与 す る即 時 型 ア レ ル ギ ー 反 応 に お い て 重 要 な 役 割 を 果 た し て い る も の と 考 え ら れ て い る.こ. 機 能 に関 する研 究10)は,両. か し,. こ の 両 細 胞 に つ い て は い くつ か の 点 で 相 違 点 も み られ る.そ. の 第1は. 好 塩 基 球 は 血 液 細 胞 の1. つ で あ り,組 織 肥 満 細 胞 と 異 な り活 発 な運 動 能 を持 っ て い る こ と11),第2は 反 応 性,あ. 真27),つ. 異 な る こ と,例. 頃 よ り細 胞 の膨 化 を きた. 細 胞 が 多 くの 点 で 類. 似 性 を 持 っ て い る こ と を示 して い る.し. 膜 状 の 偽 足 を出 し, veilを 形 成 した(A3型,写 い で11分16秒. ず. cellで あ り5,6), IgE抗 体 の. の 両細 胞 に つ い て の 形 態 的 変 化7〜9)並 び に そ の. 呈 した が,1. 分23秒 よ り右 下 方 へ 偽 足 を 出 し(A1. 10分56秒. 3,. 察 さ れ た.. 塩基. 〔 症 例3〕. し, A1型. く短 い運 動 亢 進 状 態 の 後 膨. 塩基 球 の 出現 が認. め られ た.. 表4に. 4)と,ご. 刺 激 物 質 に対す る. るい は 薬 剤 の 両 細 胞 に対 す る 作 用 が えばcomp.. 48/80は. 肥 満細 胞 は. す と と も に,細 胞 内 の ク レ ー タ ー が観 察 さ れ た. 刺 激 し て ヒ ス タ ミン遊 離 を惹 起 す る もの の 好 塩. (B1 type,写. 基 球 に は 殆 ん ど作 用 し な い し,さ らにcromolyn. 真28).そ. 増 し(B2 type,写 化 に 至 った(B3. の後 さらに膨化 の 程度 を. 真29), 13分17秒. type,写. 真30).本. に は 著 明 な膨. やtranilastな. 症例 にお け る. か らのchemical. どの 抗 ア レ ル ギ ー 剤 は 肥 満 細 胞 mediatorは. 抑 制 す る もの の,.
(10) 888. 佐. 々 木. 良. 英. 写 真31. 写 真34. 写 真32. 写 真35. 好 塩 基 球 に 対 して は 殆 ん ど作 用 し な い.す. なわ. ち,末 梢 血 好 塩 基 球 は 運 動 能 お よ び刺 激 物 質 や 薬 剤 に 対 す る 反 応 性 の 面 に お い て,肥. 満細 胞 と. は 異 な っ た 特 徴 を も っ て い る と い え る. 本 論 文 で は,前. 編 に ひ きつ づ き抗 原 添 加 後 の. 好 塩 基 球 の 経 時 的 形 態 的 変 化 を微 分 干 渉 顕 微 鏡 下 に観 察 した.そ. の結 果抗原 添加 後運 動 亢進 を. 示 す 典 型 的 な場 合(症 例1)に. は, 15分 間 の 観 察. 期 間 の うち11分 間 に わ た り運 動 能 の 亢 進 状 態 が 観 察 され た,特 すA2 は,本 写 真33. にoriented. typeが3分45秒. movementを. 示. に わ た り観 察 され た こ と. 実 験 に お け る添 加 抗 原 濃 度 で は こ の 好 塩. 基 球 は 方 向 性 をもっ た運 動 能 は 獲 得 す る もの の,.
(11) 特 異 抗原 に よる末梢 血好 塩基 球 の形 態学 的変 化 に関 す る研 究 所 謂 脱 顆 粒 現 象 を呈 す る ま で に は 到 ら な い こ と. の 問 題 点 も提 起 さ れ る.ま. を示 し て い る も の と 考 え ら れ る.一 とも に脱 顆 粒 を示 す 典 型 的 な場 合(症 に は, A1. 示 すA2. typeは. 単 球 様 の 形 態 を示 すA3. を添 加 した の ち に 好 塩 基 球 の 同 定 を行 な っ た が,. 例2,. 3). 末 梢 血 好 塩 基 球 は 他 の 白血 球 に 比 し て著 し く数 が 少 な く,生 態 像 で の 鑑 別 も難 しい た め,症. な わ ち,こ. 例. に よ っ て は 観 察 開 始 ま で に 若 干 時 間 を 要 した.. 現 後 膨 化 お よび. 脱 顆 粒 現 象 を 示 す に 至 っ た.す. 原. 化 と. 全 く み ら れ ず,. type出. た 本 実 験 で は,抗. 方,膨. typeの 出 現 は み られた もののoriented. movementを. 889. こ の よ う に微 分 干 渉 顕 微 鏡 に よ る抗 原 添 加 後 の. の好. 好 塩 基 球 の 観 察 に は い くつ か の 問 題 点 が あ り、. 塩 基 球 に と っ て は 脱 顆 粒 現 象 を ひ きお こ す に 十. な お 好 塩 基 球 の 分 離 方 法 や そ の観 察 方 法 に は 改. 分 な抗 原 量 で あ っ た もの と考 え ら れ る,こ. 良 す べ き点 も 多 い.し. の 結 果 は,抗 と して,活. れら. か し,こ の よ う な細 胞 の. 原添 加後 の 好塩 基球 の形 態 的変化. 形 態 的 変 化 の 観 察 に は 位 相 差 顕 微 鏡 ば か りで な. 発 な運 動 能 を 示 す 場 合 と膨 化 状 を示. く,微 分 干 渉 顕 微 鏡 に よ る観 察 を あ わ せ 行 な う. す 場 合 の2通. り が 存 在 す る こ と,そ. し て こ の2. こ と が,よ. つ の形 態 的 変 化 は 必 ず し も一 連 の 反 応 型 式 で は. り有 用 な 観 察 方 法 で あ る と 考 え ら れ. る.. な い こ と を示 し て い る. 前 編 で は,抗. 結. 原添 加 後 の好塩 基 球の 形態 的変. 化 を位 相 差 顕 微 鏡 下 に 観 察 し,ま た 本 編 で は 微 分 干 渉 顕 微 鏡 を用 い て 観 察 した.位. 気 管 支 喘 息5症. 相差 顕微 鏡. による観 察 につ い て は, Hastie11)も 同 様 な 好塩 基. 顕 微 鏡 は 生 態 観 察 に広 く用 い られ,細. 例 に つ い て,抗. に よ り観 察 した. 1)抗. 胞 内部 の. 原 添 加 後 活 発 な運 動 能 を示 す 好 塩 基 球. (症例1,. か しな が ら,. 4)は,. 15分 間 の 観 察 期 間 の う ち そ の. ほ とん どでAlお. 位 相 差 法 で は 一 般 に ハ ロ ー を生 じ,特 に 位 相 差. よびA2. typeの. 2)抗. 原 添 加 後 膨 化 お よ び 脱 顆 粒 現 象 を示 す. 界 が 不 明 瞭 と な り,膨 化 お よ び 脱 顆 粒 現 象 な ど. 好 塩 基 球(症 例2,. の細 胞 表 面 の 変 化 に つ い て は,十. 進 は み ら れ た もの のoriented. 分 な観 察 が で. の よ うな 細 胞 表 面 の 変. 化 を観 察 す る た め に は,微. すA2. 分 干 渉 顕 微 鏡 が優 れ. て お り,本 実 験 に お い て もA3型. 運 動 亢 進 を示. した が,膨 化 およ び 脱 顆 粒 現 象 は 示 さ な か っ た.. が 大 きい 場 合 に は ハ ロ ー が 顕 著 につ くた め に 境. き に くい 欠 点 が あ る.こ. 原 添加 後の 好. 塩基 球 の経時 的形 態変 化 を微分 干渉 顕微鏡 映 画. 球 の 経 時 的 変 化 の 観 察 を 行 な っ て い る.位 相 差. 構 造 を観 察 す るの に 適 して い る.し. 語. typeは. 3)で. は, A1 typeの. 運動 亢. movementを. 全 くみ ら れ ず,ご. 示. く短 い 運 動 亢 進. 状 態 の 後 膨 化 脱 顆 粒 現 象 を示 した.. に お け る膜 状. 偽 足 の 形 成 な ら び に脱 顆 粒 後 の ク レ ー タ ー 形 成. 稿 を終 る に あた り,御 指 導,御 校 閲 をいた だ い た. な ど,細 胞 表 面 の 変 化 を よ り鮮 明 に と ら え る こ. 恩 師 木村 郁 郎 教授 に深謝 す るとと もに,直 接 御 指 導,. と が で きた.微. 御 教 示 を いた だい た 谷崎勝 朗 三朝 分院 教 授 に深謝 い. 分 干 渉 顕 微 鏡 に よ る好 塩 基 球 の. 形 態 的 変 化 に つ い て は ま だ そ の 報 告 を み ないが. た します.. コ ン トラ ス トが 低 下 し易 く,絶 好 の 観 察 条 件 を. な お本 論 文 の要 旨は,第28回. 得 るため の操作 が やや難 しいこ とな どの技術 上. 日本 アレルギ ー学 会. 総会 に おい て 発表 した.. 参 考 文 献 1.. Ishizaka,. T., Tomioka,. -IgE antibody. 2.. K.: Degranulation. J. Immunol. 106, 705-710,. Lichtenstein,. L. M. and Osler,. IX. Histamine. release. - 530, 3.. H. and Ishizaka,. from. basophil. leucocytes. by anti. 1971.. A. G.: Studies. human. of human. on the. mechanisms. leucocytes. by ragweed. pollen. D. A. and Ishizaka,. K.: In vitro. reversed. of hypersensitivity antigen.. phenomena.. J. Exp. Med.. 20,. 507. 1964.. Lichtenstein,. L. M., Levy,. anaphylaxis:. Characteristics.
(12) 890. 佐 々 木. of 4.. anti-IgE. Uvnas, lation pp.. 5.. of. T.,. vitro. and. on. human. Tomioka,. H.. J.. Fujita, from. B. S. T.:. 831-842,. 1970.. control. of. T., rat. 23,. the. VIII. K.. M.,. of. histamine. Krilis,. Mechanisms. of. tissue. reactions.. International. K.:. Z eiss,. 175, Ohara,. peritoneal. Congress. Degranu of Allergology. of. sensitization;. 1459-1467, human. I.. Presence. of. 1970.. basophil. leucocytes. by. anti. 1971. C. R. Jr.:. and. mast changes. passive. 105,. Degranulation. Mast. 1012-1014, Y.. of. J. Immunol.. 705-710,. and. 215-224,. T.:. leucocytes. Ishizaka,. Ultrastructural. release. studied. Proceedings. 106,. I. M. Science. H.,. Taylor,. Hastie,. 19,. pharmacological. Ishizaka,. and. Immunol.. Suszko,. reactivity.. histamine. Chan,. 27, 11.. H.. molecules. R.,. Immunology 10.. Tomioka,. antibody.. Yamasaki, of. 9.. IgG. Patterson, in. 8.. Immunology and. Allergology.. 英. 1973. K.,. Ishizaka, ƒÁE. 7.. release.. regulations. cells.. 286-293,. and. histamine. Biochemical mast. Ishizaka, IgE. 6.. mediated B.:. 良. from. human. respiratory. tissue. and. their. 1972. Komoto,. cells. in. cells. S.: Arch.. Electron. Histol.. guinea-pig. microscope Jpn.. bone. 31,. marrow. studies. on. 393-408,. 1970.. basophils. during. the. release. anaphylaxis.. 1972. S. and. from. Baldo, blood. B. A.: and. An. mast. cells. enzymatic-isotopic in. vitro.. microassay Int.. Arch. Allergy. for. measuring. Appl.. Immunol.. from. atopic. allergic 61,. 1980. R.: by. The. antigen-induced. phase-contrast. degranulation microscopy.. Clin.. of Exp.. basophil Immunol.. leucocytes 8,. 45-61,. 1971.. subjects,. 19.
(13) 特異 抗 原 に よる末梢 血 好塩 基球 の形 態学 的変 化 に関 す る研 究. Studies. on morphological. changes. after 2. Observation. addition. of basophil. granulocytes. of antigen. of basophil. granulocytes. a differential-interference. with. microscope. Yoshihide 2nd Department. 891. SASAKI. of Medicine, Okayama University Medical School (Director; Prof. I. Kimura). Morphological asthmatics motion lation. 15-min.. addition. Among. basophil. stimulation,. A2 type. microscopic. of antigen,. increased. stimulation. antigen and. i.e.,. antigen. pictures. after. movement, the. changes,. after. basophils, observation.. the. incidence. phils, which are a pre-swollen type basophils were observed. motility. were. and. observed. granulocytes. with. the. of. incidence. which. showed. Among of A1 type. increased A1 type. oriented. basophil basophils. cell, characteristically for 15 min.. degranulation,. of basophils. in differenctial-interference motility basophils, movement, granulocytes slightly. appeared. and which. increased, before. without. degranu. showed. random. increased. during. degranulation. after. clearly with. of 5 atopic microscopic. and. A3 type. degranulation.. baso No A2.
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