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1 ししつ脂質 いじょうしょう へ 高脂血症から 脂質脂質異常症 医療法人将優会クリニックうしたに 理事長 院長牛谷義秀 脂質異常症とは 血液中に含まれる LDL( 悪玉 ) コレステロールと中性脂肪中性脂肪のどちらか一方 あるいは両方が過剰の状態 または HDL( 善玉 ) コレステロールが少ない

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高脂血症から

高脂血症から

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脂質

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異常症

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脂質異常症とは、血液中に含まれる 脂質異常症とは、血液中に含まれる 脂質異常症とは、血液中に含まれる 脂質異常症とは、血液中に含まれるLDL(悪玉)コレステロールLDL(悪玉)コレステロールLDL(悪玉)コレステロールLDL(悪玉)コレステロールとととと中性脂肪中性脂肪中性脂肪中性脂肪のどちらか一方、あるいはのどちらか一方、あるいはのどちらか一方、あるいはのどちらか一方、あるいは 両方が過剰の状態、または 両方が過剰の状態、または 両方が過剰の状態、または 両方が過剰の状態、またはHDL(善玉)コレステロールHDL(善玉)コレステロールHDL(善玉)コレステロールHDL(善玉)コレステロールが少ない状態のことであり、これまでは高脂血症が少ない状態のことであり、これまでは高脂血症が少ない状態のことであり、これまでは高脂血症が少ない状態のことであり、これまでは高脂血症 と呼ばれていま と呼ばれていま と呼ばれていま と呼ばれていました。した。した。した。生活習慣病の代表的な病気のひとつで生活習慣病の代表的な病気のひとつで生活習慣病の代表的な病気のひとつで生活習慣病の代表的な病気のひとつであり、あり、血液中の脂肪が増えることによりあり、あり、血液中の脂肪が増えることにより血液中の脂肪が増えることにより血液中の脂肪が増えることにより、、、、ささささ まざまな病気がおこ まざまな病気がおこ まざまな病気がおこ まざまな病気がおこりますりますりますります。食過ぎや飲みすぎ、肥満、運動不足、生活習慣の乱れが主な原因と考えら。食過ぎや飲みすぎ、肥満、運動不足、生活習慣の乱れが主な原因と考えら。食過ぎや飲みすぎ、肥満、運動不足、生活習慣の乱れが主な原因と考えら。食過ぎや飲みすぎ、肥満、運動不足、生活習慣の乱れが主な原因と考えら れています。 れています。 れています。 れています。

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血液中のコレステロール

血液中のコレステロール

血液中のコレステロール

血液中のコレステロール

脂質異常症 脂質異常症 脂質異常症 脂質異常症に深くに深くに深くに深く関係するコレステロールですが関係するコレステロールですが関係するコレステロールですが、一方で関係するコレステロールですが、一方で、一方で 、一方で 私達の身体の細胞膜を作るための材料であり、 私達の身体の細胞膜を作るための材料であり、 私達の身体の細胞膜を作るための材料であり、 私達の身体の細胞膜を作るための材料であり、またホルモンまたホルモンまたホルモン またホルモン や胆汁酸など や胆汁酸など や胆汁酸など や胆汁酸などを作るための重要な成分でを作るための重要な成分でを作るための重要な成分でを作るための重要な成分でもももありもありありあり、私たちの、私たちの、私たちの身体、私たちの身体身体身体 になくてはならないものです になくてはならないものです になくてはならないものです になくてはならないものです(図1)(図1)(図1)(図1)。。。。私たちの体に私たちの体に必要私たちの体に私たちの体に必要必要とされ必要とされとされ とされ る る る るコレステロールのうち、約3分の1は食物コレステロールのうち、約3分の1は食物コレステロールのうち、約3分の1は食物コレステロールのうち、約3分の1は食物からからからから吸収され吸収され吸収され、吸収され、、 、 残りは肝臓など体内で生産されます。 残りは肝臓など体内で生産されます。 残りは肝臓など体内で生産されます。 残りは肝臓など体内で生産されます。中性脂肪は、食物から供給される糖質を材料に中性脂肪は、食物から供給される糖質を材料に中性脂肪は、食物から供給される糖質を材料に中性脂肪は、食物から供給される糖質を材料に肝臓で肝臓で肝臓で肝臓で合成されま合成されま合成されま合成されま す。また す。また す。また す。また食べられない時など、食べられない時など、食べられない時など、食べられない時など、食物からエネルギー源を確保できない食物からエネルギー源を確保できない食物からエネルギー源を確保できない時は食物からエネルギー源を確保できない時は時は時は皮下脂肪や内臓脂肪として蓄皮下脂肪や内臓脂肪として蓄皮下脂肪や内臓脂肪として蓄皮下脂肪や内臓脂肪として蓄 えられて えられて えられて えられている中性脂肪がそれに代わるいる中性脂肪がそれに代わるいる中性脂肪がそれに代わるエネルギーとしている中性脂肪がそれに代わるエネルギーとしてエネルギーとしてエネルギーとして 使われます。アルコールや 使われます。アルコールや 使われます。アルコールや 使われます。アルコールや糖分が多いものを好む人糖分が多いものを好む人糖分が多いものを好む人糖分が多いものを好む人、、、、 過食気味の人は 過食気味の人は 過食気味の人は 過食気味の人はこのこのこのこの中性脂肪値が高くなります。中性脂肪値が高くなります。中性脂肪値が高くなります。中性脂肪値が高くなります。卵や卵や卵や卵やうにうにうにうに.. などコレステロールの多い食品や動物性脂肪 などコレステロールの多い食品や動物性脂肪 などコレステロールの多い食品や動物性脂肪 などコレステロールの多い食品や動物性脂肪が多く含まれるが多く含まれるが多く含まれる が多く含まれる 食品を 食品を 食品を 食品をとるとるとるとる人はコレステロール値が高くなり人はコレステロール値が高くなり人はコレステロール値が高くなりがちです人はコレステロール値が高くなりがちですがちです。がちです。。。コレスコレスコレスコレス テロール量が多くなりすぎると、動脈硬化が テロール量が多くなりすぎると、動脈硬化が テロール量が多くなりすぎると、動脈硬化が テロール量が多くなりすぎると、動脈硬化が起こって血管の起こって血管の起こって血管の 起こって血管の 流れを防いだり、血流を悪くしたりします。 流れを防いだり、血流を悪くしたりします。 流れを防いだり、血流を悪くしたりします。 流れを防いだり、血流を悪くしたりします。 LDL LDL LDL LDL(悪玉)(悪玉)(悪玉)(悪玉)ココココレステロールレステロールレステロールレステロールは肝臓から全身にコレステロールは肝臓から全身にコレステロールは肝臓から全身にコレステロールは肝臓から全身にコレステロール 医療法人将優会 医療法人将優会 医療法人将優会 医療法人将優会 クリニックうしたにクリニックうしたにクリニックうしたにクリニックうしたに 理事長・院長 理事長・院長 理事長・院長 理事長・院長 牛谷義秀牛谷義秀牛谷義秀 牛谷義秀 図 図 図 図 1111 身体に必要なコレステロール身体に必要なコレステロール身体に必要なコレステロール 身体に必要なコレステロール 図 図図 図 222 2 LDLLDLLDLLDLコレステロールと HDLコレステロールとコレステロールとコレステロールとHDLHDLHDLコレステロールコレステロール コレステロールコレステロール

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を運び、 を運び、 を運び、 を運び、またまたまたまたHDLHDLHDLHDL(善玉)(善玉)コレステロール(善玉)(善玉)コレステロールコレステロールコレステロールは使い切れなかった余分なコレステロールや動脈壁に蓄積は使い切れなかった余分なコレステロールや動脈壁に蓄積は使い切れなかった余分なコレステロールや動脈壁に蓄積は使い切れなかった余分なコレステロールや動脈壁に蓄積 したコレステロールを したコレステロールを したコレステロールを したコレステロールを回収して回収して肝臓に回収して回収して肝臓に肝臓に肝臓にもどすもどすもどすもどす役割を役割を役割を役割をしていますしていますしていますしています(図(図(図(図 2222))))。。。。

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脂質異常症とは

脂質異常症とは

脂質異常症とは

脂質異常症とは

脂質 脂質 脂質 脂質異常症異常症と異常症異常症ととはとはは血液中の脂質が異常値を示す状態は血液中の脂質が異常値を示す状態であり、血液中の脂質が異常値を示す状態血液中の脂質が異常値を示す状態であり、であり、LDL(悪玉)コレステロールが高いであり、LDL(悪玉)コレステロールが高いLDL(悪玉)コレステロールが高いLDL(悪玉)コレステロールが高い「高L「高L「高L「高L DLコレステロール血症」 DLコレステロール血症」 DLコレステロール血症」 DLコレステロール血症」、中性脂肪が高い、中性脂肪が高い、中性脂肪が高い、中性脂肪が高い「高中性脂肪血症」「高中性脂肪血症」「高中性脂肪血症」「高中性脂肪血症」およびHDLコレステロールが低いおよびHDLコレステロールが低いおよびHDLコレステロールが低いおよびHDLコレステロールが低い「低H「低H「低H「低H DLコレステロール血症」 DLコレステロール血症」 DLコレステロール血症」 DLコレステロール血症」とととといった血液中の脂質異常の総称です。血液中の脂質の異常があっても自いった血液中の脂質異常の総称です。血液中の脂質の異常があっても自いった血液中の脂質異常の総称です。血液中の脂質の異常があっても自いった血液中の脂質異常の総称です。血液中の脂質の異常があっても自 覚症状はほとんどないものの、そのまま放置すると動脈の壁に血液中のコレステロールが 覚症状はほとんどないものの、そのまま放置すると動脈の壁に血液中のコレステロールが 覚症状はほとんどないものの、そのまま放置すると動脈の壁に血液中のコレステロールが 覚症状はほとんどないものの、そのまま放置すると動脈の壁に血液中のコレステロールが付着して付着して付着して付着して血血血血 管壁が厚く硬くなって弾力を失って 管壁が厚く硬くなって弾力を失って 管壁が厚く硬くなって弾力を失って 管壁が厚く硬くなって弾力を失って いくことになります。これが いくことになります。これが いくことになります。これが いくことになります。これが動脈硬化動脈硬化動脈硬化動脈硬化 であり、徐々に であり、徐々に であり、徐々に であり、徐々に進行し進行し進行し進行していくとていくとていくと脳やていくと脳や脳や脳や 心臓の血管の血流が悪くなったり 心臓の血管の血流が悪くなったり 心臓の血管の血流が悪くなったり 心臓の血管の血流が悪くなったり つまったりして、心筋梗塞や脳梗塞 つまったりして、心筋梗塞や脳梗塞 つまったりして、心筋梗塞や脳梗塞 つまったりして、心筋梗塞や脳梗塞 など命にかかわる など命にかかわる など命にかかわる など命にかかわる深刻な深刻な深刻な病気を深刻な病気を病気を病気を引き引き引き 引き 起こします 起こします 起こします 起こします。また、足の末梢動脈に動脈硬化が起きて閉塞性動脈硬化症。また、足の末梢動脈に動脈硬化が起きて閉塞性動脈硬化症。また、足の末梢動脈に動脈硬化が起きて閉塞性動脈硬化症。また、足の末梢動脈に動脈硬化が起きて閉塞性動脈硬化症(図(図(図(図 3333))))になったり、腹部や胸になったり、腹部や胸になったり、腹部や胸になったり、腹部や胸 部の動脈が硬化して大動脈瘤になったりする可能性もあります。さ 部の動脈が硬化して大動脈瘤になったりする可能性もあります。さ 部の動脈が硬化して大動脈瘤になったりする可能性もあります。さ 部の動脈が硬化して大動脈瘤になったりする可能性もあります。さらにらにらにらにははははコレステロール値が高いとコレステロール値が高いとコレステロール値が高いとコレステロール値が高いと 胆石を 胆石を 胆石を 胆石を合併するケースが多く合併するケースが多く合併するケースが多く、合併するケースが多く、、また、またまたまた中性脂肪値が高いと脂肪肝中性脂肪値が高いと脂肪肝中性脂肪値が高いと脂肪肝中性脂肪値が高いと脂肪肝やや糖尿病や痛風やや糖尿病や痛風糖尿病や痛風糖尿病や痛風などなどなどなどを合併を合併を合併する危険を合併する危険する危険する危険 性が高くなります 性が高くなります 性が高くなります 性が高くなります。。。。

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脂質異常症の

脂質異常症の

脂質異常症の

脂質異常症の診断基準

診断基準

診断基準

診断基準(表

(表

(表 1

(表

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これまでの これまでの これまでの これまでのガイドラインでは総コレステロールガイドラインでは総コレステロールガイドラインでは総コレステロール値ガイドラインでは総コレステロール値値値、LDLコレステロール、LDLコレステロール、LDLコレステロール、LDLコレステロール値値、中性脂肪値値、中性脂肪、中性脂肪、中性脂肪値値値のいずれかが基値のいずれかが基のいずれかが基のいずれかが基 準より高いか、 準より高いか、 準より高いか、 準より高いか、またはまたはまたはまたはHDLHDLHDLHDLコレステロールコレステロール値が基準より低い場合コレステロールコレステロール値が基準より低い場合値が基準より低い場合値が基準より低い場合ににににも「高脂血症」と呼び治療の対象としも「高脂血症」と呼び治療の対象としも「高脂血症」と呼び治療の対象としも「高脂血症」と呼び治療の対象とし てき てき てき てきましましましたましたたたが、が、が、が、HDLコレステロール値が低いHDLコレステロール値が低いにもかかわらずHDLコレステロール値が低いHDLコレステロール値が低いにもかかわらずにもかかわらずにもかかわらず「高脂血症」と呼ぶのは適当でない「高脂血症」と呼ぶのは適当でない「高脂血症」と呼ぶのは適当でない「高脂血症」と呼ぶのは適当でないとの考えとの考えとの考えとの考え から から から から、今回の改定、今回の改定、今回の改定、今回の改定でででで「高脂血症」から「脂質異常症」「高脂血症」から「脂質異常症」「高脂血症」から「脂質異常症」「高脂血症」から「脂質異常症」に変更されました。に変更されに変更されに変更されました。ました。ました。またまたまた善玉のHDLコレステロール値また善玉のHDLコレステロール値善玉のHDLコレステロール値善玉のHDLコレステロール値 が高いために総コレステロール値 が高いために総コレステロール値 が高いために総コレステロール値 が高いために総コレステロール値がががが高くなって高くなって高くなって高くなってしまうしまうしまうしまう人人がいるのも名称変更の理由です人人がいるのも名称変更の理由ですがいるのも名称変更の理由ですがいるのも名称変更の理由です。。。善玉であるHD。善玉であるHD善玉であるHD善玉であるHD Lコレステロール値 Lコレステロール値 Lコレステロール値 Lコレステロール値ががが低いが低い低い低い人や人や総コレステロール値人や人や総コレステロール値総コレステロール値総コレステロール値が高い人よりも、むしろ悪玉であるが高い人よりも、むしろ悪玉であるが高い人よりも、むしろ悪玉であるが高い人よりも、むしろ悪玉であるLDLコレステローLDLコレステローLDLコレステローLDLコレステロー ル値 ル値 ル値 ル値ががが高い人が高い人高い人の方が高い人の方がの方が心疾患の頻度が高の方が心疾患の頻度が高心疾患の頻度が高心疾患の頻度が高くなることもわかってきました。くなることもわかってきました。くなることもわかってきました。 くなることもわかってきました。 脂質異常症はほとんどの場合、自覚症状がないので「沈黙の病気」と呼ばれています。 脂質異常症はほとんどの場合、自覚症状がないので「沈黙の病気」と呼ばれています。 脂質異常症はほとんどの場合、自覚症状がないので「沈黙の病気」と呼ばれています。 脂質異常症はほとんどの場合、自覚症状がないので「沈黙の病気」と呼ばれています。そのため脂質そのため脂質そのため脂質そのため脂質 異常症は定期健診などで行われる検査が重要な手がかりとなって多々発見されます。 異常症は定期健診などで行われる検査が重要な手がかりとなって多々発見されます。 異常症は定期健診などで行われる検査が重要な手がかりとなって多々発見されます。 異常症は定期健診などで行われる検査が重要な手がかりとなって多々発見されます。脂脂脂質異常症を脂質異常症を質異常症を質異常症を看看看看 過すると 過すると 過すると 過すると動脈硬化が進行し動脈硬化が進行し動脈硬化が進行し動脈硬化が進行してしまいてしまいてしまいてしまい、、、、心心心心臓疾患や脳疾患など重篤な臓疾患や脳疾患など重篤な合併症臓疾患や脳疾患など重篤な臓疾患や脳疾患など重篤な合併症合併症合併症ででで発見されで発見されることも少なくなく発見され発見されることも少なくなくることも少なくなく、ることも少なくなく、、、 決してあな 決してあな 決してあな 決してあなどれないどれないどれないどれない病気です。病気です。病気です。病気です。

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脂質異常症とメタボリック症候群

脂質異常症とメタボリック症候群

脂質異常症とメタボリック症候群

脂質異常症とメタボリック症候群

血液中の脂質の異常に 血液中の脂質の異常に 血液中の脂質の異常に 血液中の脂質の異常に加えて、糖尿病、高血圧加えて、糖尿病、高血圧加えて、糖尿病、高血圧加えて、糖尿病、高血圧の状態が重なると、動脈硬化性疾患の危険性が高くの状態が重なると、動脈硬化性疾患の危険性が高くの状態が重なると、動脈硬化性疾患の危険性が高くの状態が重なると、動脈硬化性疾患の危険性が高く 図 3 閉塞性動脈硬化症

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なるため なるため なるため なるため「メタボリックシンドローム(「メタボリックシンドローム(「メタボリックシンドローム(「メタボリックシンドローム(内臓脂肪内臓脂肪内臓脂肪内臓脂肪症候群)」症候群)」症候群)」症候群)」と呼んでいます。正確にはと呼んでいます。と呼んでいます。と呼んでいます。正確には正確には正確には図4図4図4図4に示しますように、に示しますように、に示しますように、に示しますように、 内臓脂肪蓄積(ウェスト周囲径が男性で 内臓脂肪蓄積(ウェスト周囲径が男性で 内臓脂肪蓄積(ウェスト周囲径が男性で 内臓脂肪蓄積(ウェスト周囲径が男性で 85cm85cm85cm85cm 以上、女性で以上、女性で以上、女性で以上、女性で 90cm90cm90cm 以上)のほか、脂質異常(中性脂肪:90cm 以上)のほか、脂質異常(中性脂肪:以上)のほか、脂質異常(中性脂肪:以上)のほか、脂質異常(中性脂肪: 150mg 150mg 150mg 150mg//dl//dldldl 以上、かつ/または以上、かつ/または以上、かつ/または HDL以上、かつ/またはHDLHDL:HDL:::40mg40mg40mg40mg//dl//dldldl 未満)、高血圧症(収縮期血圧:未満)、高血圧症(収縮期血圧:未満)、高血圧症(収縮期血圧:未満)、高血圧症(収縮期血圧:130mmHg130mmHg130mmHg130mmHg 以上以上以上、かつ/ま以上、かつ/ま、かつ/ま、かつ/ま たは拡張期血圧: たは拡張期血圧: たは拡張期血圧: たは拡張期血圧:85mmHg85mmHg 以上)、空腹時血糖85mmHg85mmHg以上)、空腹時血糖以上)、空腹時血糖 110mg以上)、空腹時血糖110mg110mg/110mg//dl/dldl 以上のdl以上の 3以上の以上の333 項目のうち、項目のうち、項目のうち、項目のうち、2222 項目がある場合を項目がある場合を項目がある場合を項目がある場合をメタメタメタメタ ボリックシンドローム ボリックシンドローム ボリックシンドローム ボリックシンドロームと定義しており、そと定義しており、そと定義しており、そと定義しており、その治療には、食事・運動といったライフスタイルを改善し、肥満をの治療には、食事・運動といったライフスタイルを改善し、肥満をの治療には、食事・運動といったライフスタイルを改善し、肥満をの治療には、食事・運動といったライフスタイルを改善し、肥満を 解消することが重要となります。 解消することが重要となります。 解消することが重要となります。 解消することが重要となります。

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治療

治療

治療

治療

治療 治療 治療 治療のの目標のの目標目標は目標はは心筋梗塞や狭心症などの動脈硬化性の病気を起こさないための治療は心筋梗塞や狭心症などの動脈硬化性の病気を起こさないための治療心筋梗塞や狭心症などの動脈硬化性の病気を起こさないための治療心筋梗塞や狭心症などの動脈硬化性の病気を起こさないための治療(一次予防)(一次予防)(一次予防)(一次予防)と動と動と動と動 脈硬化性の病気を再発させないための治療 脈硬化性の病気を再発させないための治療 脈硬化性の病気を再発させないための治療 脈硬化性の病気を再発させないための治療(二次予防)(二次予防)(二次予防)(二次予防)に2分されに2分されに2分されに2分されますますますます(図 5(図(図(図555))))。一次予防では脂質異常。一次予防では脂質異常。一次予防では脂質異常。一次予防では脂質異常 以外の高血圧、糖尿病などの危険因子を考慮し、生活習慣の改善を主体とする治療を 以外の高血圧、糖尿病などの危険因子を考慮し、生活習慣の改善を主体とする治療を 以外の高血圧、糖尿病などの危険因子を考慮し、生活習慣の改善を主体とする治療を 以外の高血圧、糖尿病などの危険因子を考慮し、生活習慣の改善を主体とする治療を進め進め進めます進めますますます。危険。危険。危険。危険 因子の数により低リスク、中リスク、高リスクに 因子の数により低リスク、中リスク、高リスクに 因子の数により低リスク、中リスク、高リスクに 因子の数により低リスク、中リスク、高リスクに分類分類分類分類した上でそれぞれした上でそれぞれした上でそれぞれした上でそれぞれのののの管理目標管理目標を管理目標管理目標をを設定を設定設定設定しますしますしますします。薬物治。薬物治。薬物治。薬物治 療 療 療 療ははは3~6ヶ月間は3~6ヶ月間3~6ヶ月間にわたり、3~6ヶ月間にわたり、生活習慣の改善を行ったにもかかわらす、LDLコレステロールにわたり、にわたり、生活習慣の改善を行ったにもかかわらす、LDLコレステロール生活習慣の改善を行ったにもかかわらす、LDLコレステロールの生活習慣の改善を行ったにもかかわらす、LDLコレステロールのの管理目標の管理目標管理目標管理目標 値が達成できない場合 値が達成できない場合 値が達成できない場合 値が達成できない場合とされていますとされていますとされています。一方、動脈硬化性の病気の発症リスクが高く、とされています。一方、動脈硬化性の病気の発症リスクが高く、。一方、動脈硬化性の病気の発症リスクが高く、二次予防が必要。一方、動脈硬化性の病気の発症リスクが高く、二次予防が必要二次予防が必要二次予防が必要 な患者については、生活習慣の改善とともに薬物治療が必要とされています な患者については、生活習慣の改善とともに薬物治療が必要とされています な患者については、生活習慣の改善とともに薬物治療が必要とされています な患者については、生活習慣の改善とともに薬物治療が必要とされています。。。 。 脂質異常症の治療法 脂質異常症の治療法 脂質異常症の治療法 脂質異常症の治療法 1 11 1)))) 食事療法食事療法食事療法食事療法

(1)(1)適正なエネルギー(1)(1)適正なエネルギー適正なエネルギー適正なエネルギー摂取量摂取量摂取量摂取量【【=標準体重(kg)×【【=標準体重(kg)×=標準体重(kg)×25=標準体重(kg)×2525~25~~30~30(k3030(k(kcal(kcalcal)cal)))】】】】をとり、をとり、標準体重をとり、をとり、標準体重標準体重標準体重((((【kg】=【kg】=【kg】= 【kg】= 身長【 身長【身長【 身長【mmmm】×身長【】×身長【】×身長【】×身長【mm】×22)mm】×22)】×22)】×22)にににに近づけましょう。近づけましょう。近づけましょう。 近づけましょう。 (2)(2)(2)魚・肉・大豆製品(2)魚・肉・大豆製品魚・肉・大豆製品魚・肉・大豆製品などなどなど良質なタンパク質を含む食品を毎食一品はとるようにしましょう。脂など良質なタンパク質を含む食品を毎食一品はとるようにしましょう。脂良質なタンパク質を含む食品を毎食一品はとるようにしましょう。脂良質なタンパク質を含む食品を毎食一品はとるようにしましょう。脂 肪の多い肉や卵などを減らしましょう。 肪の多い肉や卵などを減らしましょう。肪の多い肉や卵などを減らしましょう。 肪の多い肉や卵などを減らしましょう。 (3)(3)(3)脂肪の質と量に注意し(3)脂肪の質と量に注意し脂肪の質と量に注意し脂肪の質と量に注意して、て、て、て、動物性脂肪は控えるようにしましょう。肉は脂肪の少ない部位を動物性脂肪は控えるようにしましょう。肉は脂肪の少ない部位を動物性脂肪は控えるようにしましょう。肉は脂肪の少ない部位を動物性脂肪は控えるようにしましょう。肉は脂肪の少ない部位を 選びましょう。 選びましょう。選びましょう。 選びましょう。 (4)(4)(4)食品からとるコレステロール量は(4)食品からとるコレステロール量は食品からとるコレステロール量は食品からとるコレステロール量は 1111 日日日 300mg日300mg300mg300mg 以下にし以下にしましょう。以下にし以下にしましょう。ましょう。鶏ましょう。鶏鶏卵鶏卵卵卵ややややタラコ、数の子、イクタラコ、数の子、イクタラコ、数の子、イクタラコ、数の子、イク ラなどの魚卵 ラなどの魚卵 ラなどの魚卵 ラなどの魚卵、、、白子、塩辛など、白子、塩辛など白子、塩辛などに白子、塩辛などにににはコレステロールがはコレステロールがはコレステロールがはコレステロールが多く含まれているので控えましょう。多く含まれているので控えましょう。多く含まれているので控えましょう。 多く含まれているので控えましょう。 (5)(5)(5)アルコールは1(5)アルコールは1アルコールは1アルコールは1日25日25日25gggg 以下日25 以下以下以下にに控えましょうにに控えましょう控えましょう。控えましょう。。。アルコール20~25アルコール20~25gggg に相当するアルコールアルコール20~25アルコール20~25 に相当するアルコールに相当するアルコールに相当するアルコール量量量量 は はは はビール中瓶ビール中瓶ビール中瓶ビール中瓶 1111 本(500ml)、日本酒1合(180ml)、焼酎本(500ml)、日本酒1合(180ml)、焼酎本(500ml)、日本酒1合(180ml)、焼酎本(500ml)、日本酒1合(180ml)、焼酎 0.50.50.50.5 合、ウイスキーダブル一杯合、ウイスキーダブル一杯合、ウイスキーダブル一杯合、ウイスキーダブル一杯 (60ml)、ワイングラス (60ml)、ワイングラス(60ml)、ワイングラス (60ml)、ワイングラス 2222 杯(杯(杯(200杯(200200200ml)ml)ml)ml)といわれています。といわれています。といわれています。 といわれています。 (6)(6)(6)甘い物の取り過ぎは中性脂肪を増加(6)甘い物の取り過ぎは中性脂肪を増加甘い物の取り過ぎは中性脂肪を増加甘い物の取り過ぎは中性脂肪を増加させるので注意しましょうさせるので注意しましょうさせるので注意しましょうさせるので注意しましょう。。。。 (7)(7)(7)食物繊維は、血管壁へのコレステロールの沈着を(7)食物繊維は、血管壁へのコレステロールの沈着を食物繊維は、血管壁へのコレステロールの沈着を食物繊維は、血管壁へのコレステロールの沈着を防ぐといわれていますので十分にとりま防ぐといわれていますので十分にとりま防ぐといわれていますので十分にとりま防ぐといわれていますので十分にとりま しょう。 しょう。しょう。 しょう。 (8)(8)(8)(8)寝る前の飲食はやめましょう。寝る前の飲食はやめましょう。寝る前の飲食はやめましょう。寝る前の飲食はやめましょう。

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(9)塩分の取りすぎは(9)塩分の取りすぎは(9)塩分の取りすぎは(9)塩分の取りすぎは高血圧症高血圧症高血圧症高血圧症の原因となり、これをの原因となり、これを合併すると動脈硬化がの原因となり、これをの原因となり、これを合併すると動脈硬化が合併すると動脈硬化が進みます合併すると動脈硬化が進みます進みます進みます。。。 。 2 22 2)))) 運動運動運動運動療法療法療法 療法 運動不足になると摂取したカロリーを消費しきれず、内臓脂肪運動不足になると摂取したカロリーを消費しきれず、内臓脂肪運動不足になると摂取したカロリーを消費しきれず、内臓脂肪や運動不足になると摂取したカロリーを消費しきれず、内臓脂肪ややや皮下脂肪として体内に蓄積され、皮下脂肪として体内に蓄積され、皮下脂肪として体内に蓄積され、皮下脂肪として体内に蓄積され、 脂質異常症の原因となります。脂質異常症を改善するためには、 脂質異常症の原因となります。脂質異常症を改善するためには、 脂質異常症の原因となります。脂質異常症を改善するためには、 脂質異常症の原因となります。脂質異常症を改善するためには、カロリーカロリーカロリーカロリーを効率よく消費できるを効率よく消費できるを効率よく消費できるを効率よく消費できる 有酸素運動が最適です。 有酸素運動が最適です。 有酸素運動が最適です。 有酸素運動が最適です。早足で散歩するなど、十分な酸素を取り込みながら早足で散歩するなど、十分な酸素を取り込みながら早足で散歩するなど、十分な酸素を取り込みながら早足で散歩するなど、十分な酸素を取り込みながら運動することで、体運動することで、体運動することで、体運動することで、体 内で糖質と脂質 内で糖質と脂質 内で糖質と脂質 内で糖質と脂質、とくに、とくに、とくに、とくに血中の中性脂肪が燃え、HDLコレステロールを増加血中の中性脂肪が燃え、HDLコレステロールを増加血中の中性脂肪が燃え、HDLコレステロールを増加血中の中性脂肪が燃え、HDLコレステロールを増加するためするためするため肥満するため肥満肥満肥満の改の改の改の改 善につながります 善につながります 善につながります 善につながります。運動の強さ。運動の強さ。運動の強さは。運動の強さははは運動直後運動直後運動直後運動直後のののの1分間の脈拍数を数え1分間の脈拍数を数え、1分間の脈拍数を数え1分間の脈拍数を数え、、、目安目安目安目安として脈拍数がとして脈拍数がとして脈拍数が として脈拍数が 【 【【 【138138138-年齢÷2138-年齢÷2-年齢÷2】になるようにします。-年齢÷2】になるようにします。】になるようにします。】になるようにします。 3 33 3)))) 生活習慣の改善生活習慣の改善生活習慣の改善生活習慣の改善 タバコはHDLコレステロールを減少させ動脈硬化を早めるためやめましょうタバコはHDLコレステロールを減少させ動脈硬化を早めるためやめましょうタバコはHDLコレステロールを減少させ動脈硬化を早めるためやめましょうタバコはHDLコレステロールを減少させ動脈硬化を早めるためやめましょう。。。。 4 44 4)))) 薬物療法薬物療法薬物療法薬物療法 軽度や中等度の脂質異常症 軽度や中等度の脂質異常症軽度や中等度の脂質異常症 軽度や中等度の脂質異常症の場合の場合の場合、3~6ヶ月ほど食事療法や運動療法、生活習慣の改善をの場合、3~6ヶ月ほど食事療法や運動療法、生活習慣の改善を、3~6ヶ月ほど食事療法や運動療法、生活習慣の改善を、3~6ヶ月ほど食事療法や運動療法、生活習慣の改善を 行えば、目標値まで下がってきます。しかしながらその効果が得られない場合は、薬の 行えば、目標値まで下がってきます。しかしながらその効果が得られない場合は、薬の行えば、目標値まで下がってきます。しかしながらその効果が得られない場合は、薬の 行えば、目標値まで下がってきます。しかしながらその効果が得られない場合は、薬の服用し服用し服用し服用し LDL LDLLDL LDL コレステロール値や中性脂肪値を下げることが必要になります。コレステロール値や中性脂肪値を下げることが必要になります。コレステロール値や中性脂肪値を下げることが必要になります。コレステロール値や中性脂肪値を下げることが必要になります。

6.

6.

6.

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家族性高コレステロール血症

家族性高コレステロール血症

家族性高コレステロール血症

家族性高コレステロール血症

脂質異常症は遺伝する場合脂質異常症は遺伝する場合脂質異常症は遺伝する場合脂質異常症は遺伝する場合があるため、があるため、があるため、があるため、家族家族家族の中に家族の中にの中に脂質異常症の人がいれば注意が必要です。家の中に脂質異常症の人がいれば注意が必要です。家脂質異常症の人がいれば注意が必要です。家脂質異常症の人がいれば注意が必要です。家 族性高コレステロール血症という脂質異常症は遺伝的に血中コレステロール 族性高コレステロール血症という脂質異常症は遺伝的に血中コレステロール 族性高コレステロール血症という脂質異常症は遺伝的に血中コレステロール 族性高コレステロール血症という脂質異常症は遺伝的に血中コレステロールををを処理を処理処理処理するするする能力が低いする能力が低い能力が低い能力が低い 病気で、遺伝子を両方の親から受け継いだホモ型は約100万人に一人とまれですが、片方の親だけ 病気で、遺伝子を両方の親から受け継いだホモ型は約100万人に一人とまれですが、片方の親だけ 病気で、遺伝子を両方の親から受け継いだホモ型は約100万人に一人とまれですが、片方の親だけ 病気で、遺伝子を両方の親から受け継いだホモ型は約100万人に一人とまれですが、片方の親だけ から受け継いだヘテロ型は約500人に一人と頻度の高 から受け継いだヘテロ型は約500人に一人と頻度の高 から受け継いだヘテロ型は約500人に一人と頻度の高 から受け継いだヘテロ型は約500人に一人と頻度の高くなりますくなりますくなりますくなります。ヘテロ型の場合、コレステロール。ヘテロ型の場合、コレステロール。ヘテロ型の場合、コレステロール。ヘテロ型の場合、コレステロール 値は 値は 値は 値は 250250250250~500㎎/~500㎎/~500㎎/~500㎎/dldldl で、ホモ型はdlで、ホモ型は 500で、ホモ型はで、ホモ型は500500500~~~~1,0001,0001,000 ㎎/1,000㎎/dl㎎/㎎/dldldl 程度ですが、重症の場合は程度ですが、重症の場合は程度ですが、重症の場合は 2,000程度ですが、重症の場合は2,0002,000 ㎎2,000㎎/㎎㎎///dldldldl を超を超を超を超 えるようなケースもあります。 えるようなケースもあります。 えるようなケースもあります。 えるようなケースもあります。

7.

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最後に

最後に

最後に

最後に

脂質異常症は決してあなどってはいけない病気です。とくに脂質異常症は決してあなどってはいけない病気です。とくに脂質異常症は決してあなどってはいけない病気です。とくに脂質異常症は決してあなどってはいけない病気です。とくに、糖尿病、糖尿病、糖尿病、糖尿病や高血圧症などの病気を合併や高血圧症などの病気を合併や高血圧症などの病気を合併や高血圧症などの病気を合併 している場合は している場合は している場合は している場合は積極的に生活習慣の改善をはかり、積極的に生活習慣の改善をはかり、積極的に生活習慣の改善をはかり、脳卒中や狭心症・心筋積極的に生活習慣の改善をはかり、脳卒中や狭心症・心筋脳卒中や狭心症・心筋梗塞などの重篤な病態へ脳卒中や狭心症・心筋梗塞などの重篤な病態へ梗塞などの重篤な病態へ梗塞などの重篤な病態へ 進展することがあるので定期的に検査を受けたいものです。 進展することがあるので定期的に検査を受けたいものです。 進展することがあるので定期的に検査を受けたいものです。 進展することがあるので定期的に検査を受けたいものです。 最近の報告では、狭心症・心筋梗塞などの合併症がある人や糖尿病・高血圧、喫煙や冠動脈疾患の最近の報告では、狭心症・心筋梗塞などの合併症がある人や糖尿病・高血圧、喫煙や冠動脈疾患の最近の報告では、狭心症・心筋梗塞などの合併症がある人や糖尿病・高血圧、喫煙や冠動脈疾患の最近の報告では、狭心症・心筋梗塞などの合併症がある人や糖尿病・高血圧、喫煙や冠動脈疾患の 家族歴、低 家族歴、低 家族歴、低 家族歴、低 HDLHDLHDLHDL 血症などのうち3項目以上ある人は血症などのうち3項目以上ある人は血症などのうち3項目以上ある人は血症などのうち3項目以上ある人は LDLLDL コレステロール/LDLLDL コレステロール/HDLコレステロール/コレステロール/HDLHDL コレステロールの比がHDL コレステロールの比がコレステロールの比がコレステロールの比が 1.5 1.5 1.5 1.5 以下に以下に以下に、これらの危険因子がなくても以下に、これらの危険因子がなくても、これらの危険因子がなくても、これらの危険因子がなくても 2.02.0 以下にするのが良い2.02.0以下にするのが良い以下にするのが良い以下にするのが良いと提唱されています。と提唱されています。 と提唱されています。と提唱されています。

150

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mg/dLmg/dLmg/dLmg/dL

40

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mg/dLmg/dLmg/dLmg/dL

(5)

(日本動脈硬化学会編:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007年版より) (日本動脈硬化学会編:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007年版より) (日本動脈硬化学会編:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007年版より) (日本動脈硬化学会編:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007年版より)  糖尿病、脳梗塞、閉塞性動脈糖尿病、脳梗塞、閉塞性動脈糖尿病、脳梗塞、閉塞性動脈糖尿病、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症があれば、他に危険因子が硬化症があれば、他に危険因子が硬化症があれば、他に危険因子が 硬化症があれば、他に危険因子が なくてもなくてもなくてもなくてもⅢⅢⅢⅢ(高リスク群)(高リスク群)(高リスク群)(高リスク群)  原則としてLDL原則としてLDL原則としてLDL原則としてLDL-C値で評価する(TC値は参考値)C値で評価する(TC値は参考値)C値で評価する(TC値は参考値)C値で評価する(TC値は参考値)  家族性高コレステロール血症は別に考慮する家族性高コレステロール血症は別に考慮する家族性高コレステロール血症は別に考慮する家族性高コレステロール血症は別に考慮する  脂質管理はまずライフスタイルの改善から始める脂質管理はまずライフスタイルの改善から始める脂質管理はまずライフスタイルの改善から始める脂質管理はまずライフスタイルの改善から始める  冠動脈疾患とは確定診断された狭心症・心筋梗塞冠動脈疾患とは確定診断された狭心症・心筋梗塞冠動脈疾患とは確定診断された狭心症・心筋梗塞冠動脈疾患とは確定診断された狭心症・心筋梗塞 ※ ※ ※ ※ LDL----C以外の主要冠危険因子以外の主要冠危険因子以外の主要冠危険因子以外の主要冠危険因子  加齢(男加齢(男加齢(男性加齢(男性性性45歳以上、女性歳以上、女性歳以上、女性歳以上、女性55歳以上)歳以上)歳以上)歳以上)  高血圧高血圧高血圧高血圧  糖尿病(耐糖能異常を含む)糖尿病(耐糖能異常を含む)糖尿病(耐糖能異常を含む)糖尿病(耐糖能異常を含む)  喫煙喫煙喫煙喫煙  冠動脈疾患の家族歴冠動脈疾患の家族歴冠動脈疾患の家族歴冠動脈疾患の家族歴  低低低低HDL-C血症(<40mg/d血症(<40mg/d血症(<40mg/d血症(<40mg/dL)))) 表 表 表 表 1111 脂質異常症の診断基準脂質異常症の診断基準脂質異常症の診断基準脂質異常症の診断基準  中性脂肪中性脂肪中性脂肪中性脂肪 かつ/または かつ/または かつ/または かつ/または  HDL(HDL(HDL(HDL(善玉善玉善玉善玉))))コレステロールコレステロールコレステロールコレステロール 150mg 150mg 150mg 150mg////dldldldl 以上以上以上 以上 44440mg0mg0mg0mg////dldldldl 未満未満未満未満

図 4

44

4 メタボリックシンドローム診断基準

メタボリックシンドローム診断基準

メタボリックシンドローム診断基準

メタボリックシンドローム診断基準

 収縮期血圧収縮期血圧収縮期血圧収縮期血圧 かつ/または かつ/または かつ/または かつ/または  拡張期血圧拡張期血圧拡張期血圧拡張期血圧 130 130 130 130mmmmmHgmHgmHg 以上mHg以上以上以上 85 8585 85mmmmmHgmHgmHgmHg 以上以上以上 以上  空腹時血糖空腹時血糖空腹時血糖空腹時血糖 110110110110mgmg/mgmg///dldldldl 以上以上以上 以上

+

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 中性脂肪中性脂肪中性脂肪中性脂肪 かつ/または かつ/または かつ/または かつ/または  HDL(HDL(HDL(HDL(善玉善玉善玉善玉))))コレステロールコレステロールコレステロールコレステロール 150mg 150mg 150mg 150mg////dldldldl 以上以上以上 以上 44440mg0mg0mg0mg////dldldldl 未満未満未満未満 内臓脂肪蓄積 内臓脂肪蓄積内臓脂肪蓄積 内臓脂肪蓄積

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222 個以上の危険因子2個以上の危険因子個以上の危険因子個以上の危険因子

=

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メタボリックシンドローム メタボリックシンドロームメタボリックシンドロームメタボリックシンドローム ウェスト周囲径 ウェスト周囲径 ウェスト周囲径 ウェスト周囲径 必須項目 必須項目必須項目 必須項目 男性 男性 男性 男性 85cm 85cm85cm 85cm 以上以上以上以上 女 女 女 女性性性性 90 9090 90cmcmcm 以上cm以上以上以上 3 33 3 項目中項目中項目中項目中、、、、2222 項目以上に該当項目以上に該当項目以上に該当 項目以上に該当 (メタボリックシンドローム診断基準検討委員会:日本内科学会雑誌 94 (4) : 794-809, 2005) (日本動脈硬化学会編:動脈硬化 (日本動脈硬化学会編:動脈硬化 (日本動脈硬化学会編:動脈硬化 (日本動脈硬化学会編:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007年版より)性疾患予防ガイドライン2007年版より)性疾患予防ガイドライン2007年版より)性疾患予防ガイドライン2007年版より) 表 表 表 表 1111 脂質異常症の診断基準脂質異常症の診断基準脂質異常症の診断基準脂質異常症の診断基準

(6)

6 図 図 図 図 5555 脂質異常症の治療方針脂質異常症の治療方針脂質異常症の治療方針脂質異常症の治療方針

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