JAIST Repository: 機能的生体素子の研究--腸管平滑筋における細胞内カルシウムの測定
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(2) 機能的生体素子の研究: 腸管平滑筋における細胞内 Ca2+ の測定 西口 嘉高. (西坂研究室). Ca2+ の働きは筋の収縮機能を解明する上 で重要である.腸管平滑筋において細胞から細胞へ伝搬する Ca2+ wave (Ca-w ) および細 胞内で発生する Ca2+oscillation (Ca-o) の動態は,いままで視覚的な情報としてとらえら [背景・目的] 情報伝達物質である細胞内. れていない. 本研究の目的は,レーザー共焦点顕微鏡により腸管平滑筋における細胞内カルシウム の可視化を行い多細胞への Ca-w および細胞内の Ca-o の伝導動態について検討するこ とにある. [実験方法・試料] モルモットから摘出した小腸を適当な大きさに切断し,シリコー ンで処理したシャーレ上に固定する.そして細胞内 Ca2+ を特異的に配位する蛍光色素 Fluo-3 によって,小腸を染色し、レーザー共焦点顕微鏡 (Bio-Rad MRC-1000) により観 察を行った.また Substance-P を投与することによって,小腸の運動を活発化し,Ca-o および Ca-w を誘発した. [結果・考察] レーザー共焦点顕微鏡は,従来の光学顕微鏡と比較して高い解像力と コントラストが期待できるだけでなく,深さ方向へ高い分解能を有する. Substance-P の投与によって平滑筋細胞の一部分で細胞内 Ca2+ 濃度が上昇し,続いて この細胞に接するほかの細胞へこの濃度上昇が伝わる Ca-w が観察された.また,カル シウム濃度情報としてとらえられた画像は,単一細胞内における時間経過とともに蛍光強 度すなわち濃度移動で Ca-o を示していた.Ca-o の時間的濃度分布は,小腸の各部位に よって異なっていた.. 十二指腸平滑筋細胞内 Ca2+ 濃度変化. keywords. 腸管平滑筋,レーザー共焦点顕微鏡,細胞内 Ca2+. Copyright c 1998 by Yoshitaka Nishiguchi.
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