費 ︑項目研究費等の語が使用されること︐もある これらば広 い 研究開発費の下位概念にしかす ぎないから︑これら
を 包括した用語としては︑研究開発費の語を使 用 すべきであろう︒
西 ︑ 氏
・ リ膚
Ⅰ技術革新の担い手として企業における研究開発 活動が近時重視 き 軋るよ う になり︑それに伴って 研究開発費会計の
必要性が富江高まってきだ︒しかしながら従来 研究開発費の研究 は 断片的︑部分的に論じられた 程度で独立しだ一個
0 字・ 間 体系・を・屯す迄に至っていない 0 そこで 太稿 では研究開発農会計の序論としてその基礎概念 客 研究してみよう︐︒
一 ︑研究開発費の意義及び常語
究 開発費︵﹁のりのめ︵の @ ︶ ロ @ ︶仁孝 qo‑0 で ヨ の コ % 安 憶コ 冶 es ︶ ぼ ︑研究開発活動を実施するために直接 叉 は 間接に費消され
る 価値犠牲であって︑開発研究費又は調査開発 費 と呼ばれたり単に研究費又は調査費と略称され ることもある︒広義
に 研究開発費と称する時 は ︑もちろん自然科学研 究費 のほか人文科学研究費も含まれるが︑狭義 に おいてば︑自然科
学の分野江おけら研究費だけが研究開発費と考 ︑ ぇ られる場合が多い︒研究開発費の意味で︑試験 研究費︑開発費︑基
礎 研究費︑応用研究費︑工業化研究費︑通常所 党費︑特殊研究費︑探索研究費︑工場研究費︑改 善 研究費︑計画研究
研究開発費会計の基礎
㈲研究開発費会計の意義 前述した ょ 55,, な 研究開発費を対象する会計領域 か 研究開発費会計であって︑研究開発費会計 ︵ 簿 C い O 年下官 臣 ㏄ 比 0 Ⅱ
I8
発 研 研 費 密 支
こ 棚 で る 項 突 貫 穿 究 で に 田 所 の 卸 あ 。 価 開 研に 開 閉 あ 定 は
完 売 資
るそ ( 発 究
開発費
算入さ 発原価 発費 に
って、
議する、研究
開発費 上原価 産 とし 最狭 の一つ 研究開 費 主 のれ
るはる
)な班場 究合発類期 開にもて義は 次に 製原部
発要
は、
固定費
場合が、研究
かとい 開発 支 しりIJ
ム、
活動に 似 した 原価 間 期に繰 研究開 原価 品 価外 の 分は、
研 ,
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ズ 刀 。 @ 。 費 必 は は す と 入 れ と ロ 開 聞 計
兼房 と ず こ 図 る し さ る 称 ダ 発 梁 上
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開 非
ル @ 開発 厳 発
、 開 " " の あ 非 研 18ロり ㏄の 八 Ⅱ 0 デぢコロり 0 せの PO 毛 ︵ お e コ ︵ e Ⅹものさののの︶・とは︑ 企 業 が研究開発活動を実施するために直接又は間 接 に必要とされる 価 恒儀牲を処理する際に生ずる各種の問題を総合 的に研究しょうとする新しい会計領域であると 定 義 することができ
る " 以下この定義を分解して︑研究開発費会計の 意義を解明してみ︑ ぅ ︒
Ⅰ企業の研究開発活動を個別経済の観点から 考 察する︒
研究開発活動 は ︑企業︵企業に所属する研究所 も 含む︶だけでなく︑各種の専門研究機関や大学 等においても実施 され︑実施機関のいかんにより研究開発活動の 特色も自ら異 る ︒例えば︑企業においては応用所 究や工業化研究が重 税 され︑企業の収益 こ 王直接︒間接に増大するこ とが根本目的とされる場合が多いが︑研究機関や 大学等においては 基 礎 研究が重視され︑収益の増大が直接に目的と されることは 少 くない︒これらのうち研究開発費 会計で は ︑一般に企
業で 収益性向上のために実施される研究開発 活 動を主として対象とする︒企業の研究開発活動も ︑個別経済的な観点
から個別企業の問題点を検討し︑経営政策とし 甲 ︑のあり方等を示唆する方法がとられる︒従って ここで は ︑国民経済
的な観点から国全体の研究開発費の実態や推移 を 明らかにし︑国家政策としてのあり方等を研究 する方法はとらない
のが普通である︒
2 研究開発活動を実施す ‑ ・ 0. にめに直接又は間 接 に必要とされる価値犠牲を主題とする︒
研究開発費会計では︑研究開発活動を実施する ために直接又は間接に費消される価値犠牲を主題 とするため︑研究
開発活動自体の研究 は 必要な限りにおいて言及 するにとどめ︑︑王に価値面の研究が行なわれる︒ しかしながら研究開
発 活動を実施するために費消される価値犠牲 と︐ してほ︑直接的に費消される研究開発費 は もち ろ んのこと︑さらに間
接 的に費消される資本的支出をも対象とし︑ 広 く 研究開発支出の研究が行なわれることもある︒ 研究開発費と研究開
め発
繰延資産及び研究開発固定資産の間にば 密接不可分の関係がふめり︑相互に振替えられる 場 合 が多いから︑研究開発鈍 費の研究といえどもこれらの問題まで包括 する場合が存するのである︒
この点からほ研究開発費会計と称するよりほ研究 ぼ発 支出会計と呼ぶ方が適切であるかも知れた 研究開発 支 出 といえどもあくまで研究開発費との兼ね合い において言及されるにすぎ低いので︑この場合で も 研究開発費会計と
い 5 話が使用されることが多い︒
ふ 研究開発費を処理する際に生ずる各種の問題 を 総合的に研究する︒
企業において研究開発費を会計処理する場合には 多種類の問題が発生するが︑このような問題に は 次のものがある︒
a ︑研究開発費の全般的問題
研究開発活動の重要性︑研究開発費の基礎概念︑ 研究開発費の支出実態︑研究開発活動の実施 組 識 ︑研究開発費金
計の概要
b ︑研究開発費の財務会計問題
研究開発費財務会計の構造︑研究開発支出の区分 万法︑研究開発原価の原価計算︑研究開発費の 会計処理︑統一 経
理 規定の研究開発費処理
c ︑研究開発費の管理会計問題
研究開発費管理会計の概念︑研究開発計画の設定 ︑研究開発費予算の一般理論︑研究開発経常 予 算の編成・ ナ ・ ニ 一天 施 ︑ 研究開発資本予算の編成と実施︑研究開発費の内 部 監査
d ︑研究開発費の会計法規問題
ぽ務 諸表規則上の処理︑業種別財務諸表規則上の 処理︑改正商法上の処理︑法人税法上の処理︑ 調達法規上の処理 A 研究開発費を研究しょうとする新しい会計 碩 域 である︒
20
21
研究開発費会計で は ︑研究開発費を企業会計の観 点から | 換言すれば企業会計の一領域として 研 究 しょうとするも のである︒しかしながら企業会計と隣接話 学 との 境界をどこで画するかについては各種の見解が 対立しているが︑ 会 計の最終目的を情報の伝達に求め︑研究開発費金 計は 必要な会計情報を伝達するまでとし︑当該 情報を基にして有効 な 対策を講ずる行為自体は研究開発管理の分野に 委ねる方が適切であろ⁝︒
前述のように研究開発費をめぐる問題にば多種 類 のものがあり︑財務会計や管理会計から会計法 規 の問題まで存す るが︑企業ムム計の一領域として研究するため︑ 会 計 法規についても法律論的展開よりも会計的 展 開を重視し ︑ 主とじ て 会計処理の規制内容が考察される︒従来研究開 発費は ︑わずかに関係各問題ごとに個別研究さ れたにすぎないの で︑ @ しれろを有機的に体系化し︑一個の学問領域 として完成する必要がある︒このような﹁新し い 会計領域﹂を作り あげることこそ研究開発費 ムム ﹂一己の一大使命でな げ ればならない︒
㈲研究開発費会計の重要性
このような研究開発費会計 は ︑近時︑なぜ重要視 されるに至ったのであろうか︐この点について ︑米国原価会計士
協会の連続調査報告書第二十九号﹁研究開発費
ム 百計三︵八イ︒の︒白目
ゴコぬ円 0 ヒカ ︒のの 麓 Ⅱ︒ アがココ日 りのせの 円 ︒ でヨ の コ ︵の 0 の︵︒ Z 卜の下
刃のお き
宇鰍
r@ のの No. めり︶ ほ ︑序文において 左 の 如く論じ ィ ︒ ‑ いる︒研究開発活動は︑近年︑産業面で重要性を増大 しだ よ う に思われる︒この事実 は ︑研究組織が大 規漠 であること や ︑研究開発のために年間に支出する貨幣 額 が多 額であることや︑過去の研究によって開拓した 諸製品から生み出さ ねた 会社収益の占める割合が大きいことにあらぬ れている 0 最後の事例は︑モンサント 化 成 会社︵ 目 0 口の a 口 ︵︒
の訂乱 np ︶ g 日雇 逼 ︶の一九五三年度の年次韻
と 口書から引用した次の文言に見出すことができる
﹁一九五三年においてば︑モンザント社の売上一 @ 同 の 大部分と利益の約四割は︑十年前に製造して いなかった孝幸裏口 卯 2
から得られたものであり︑これらはすべて研究開 発 活動の成果に体なら︐ない 0. 一
研究活動が主要機能をなしている場合には︵ 現 在 では多数の ム 本社かそうなっている︶ ︑ 望ましい 方向に努力を集中 させるために︑経営管理者の計画設定と指示が 必要であり︑設定しだ目標から離脱することを 防 ぐために︑継続的な
管理を行 う こともまた必要である︒一般経営 管 連着 は︑ 主として研究開発目的に利用し ぅる 資金 の 金額と使途を管理
する万法によって自己の機能を遂行している︒ ︐ ﹂のような財務管理を行 5 基礎として︑適正かつ 適切に分類した原価 資料が必要であり︑さらに研究開発費が会社 損 益の重要な項目をなす場合には︑経営管理者に︑ これらの支出が会社
の 財務活動に及ぼす影響を知ることが必要である ︒このためにほ︑研究開発費が会社全体の収益 及び財政状態に正し
く 反映するとともに︑計画設定と統制に原価 情 報を提供し う ちょうな会計計画を設定することが 必要である︒
このように米国原価会計士協会は︑米国において 研究開発費会計が近年重視されるよさになった 理由として︑研究
開発組織の大規模化︑研究開発費の巨額化︑研 究 開発成果の増大をあげているが︑このことはわ
合するものと考えられる︒以下この三点について ・研究開発費会計が重視されるに至った要因を 探 ぐってみよう︒
研究開発組織の規模を何で測定すべぎかに つ い ては問題があるが︑その 一 要素を研究関係の従業 者数︵研究所の従
業者及び工場等において研究に従事する従業者 の数 ︶に求めてみると︑第一表のような現状が 伺 われる︒昌昭和三十
これから昭和三十六年四月一日現在において︑ 研 究 を行なっている会社における研究関係の従業 者数と従業者総数
0 割ムロは︑全産業平均して 三 ・ 0% であり︑研究 所 ︵第一表の脚注を参照のこと︶の五十六︒ セ 老を別とすれば ロ 要員
ほ 化学工業の七・七 % から最低は運輸・通信︒ 公 益業の 0, 四 % まで各種あるが︑総じて研究 関 係の従業者は相当参
22
数 者べ 従業 計局調 の統 関係 総理府
研究 年度 表秘 上略 第
含 / め uB 由 @ コ ア 1 Ⅰの数
総数
者 A 業 従
類 分
業
産
農 林・水 産 業
鉱 業
建 設 業
輿 丁 "' 華 ノ 。
食 品 工 業 繊 細 工 業 木材・木製品工業
パルプ・ 紙工業
出 版・ 印 刷 業 化 学 工 業 石油製品石炭製品工業
ゴ ム 製
品工業
窒
三も
鉄 鋼
ヲ守
非鉄金属工業 金属製 品工業
機 械 工 業
電気機械工業
輸送用機械工業
精密機械工業
そ の 他
の工業
運輸・通信・ 公益 業
* 所 究 所
全 産 業
22557 Ⅰ 6765374389 47282725 3539635838304084 工 3054 Ⅰ 2 Ⅰ 9 丁 2 00 ヰ工 工りう 343 工 0
な U ムり Q0 3 う ムリ︐ A‑ ワ ・ @ ハリ
0004329207423232 36252063
臥 709945490987948
0454352, 士 只し 09 り し工 0077I Ⅰ l 工 l 士 00 つと こりワ 7 つ 0 ハコ二し 4 ム り 5 Ⅱ 甘 2ll‑57
Ⅰ 工 3 12
研究所とは︐ 差 E 織 研 究 所 及 研 究 所 準 ず ミも ‑@@@
( 次表 以下も
数 をしめていることがわかる︐
え 研究開発費の巨額化
研究開発費︵支出︶の現状についての詳細は省 略し︑過去九年間における研究開発費︵支出︶の 推移だけをたどっ
24
てみると︑第二表のとおりとなるひこ九は日本生 産性 本部が科学 黎
和 三十六年八月号三頁︶
これから回答会社の研究投資総額 は ︑昭和二十 ‑ 八年から昭和三
併設
度 十年にかけてはほ ば 横ばいで低調でこのったが︑ 昭 和 三十年を一①
表轄
0とすると︑三十三年にば一九二︑三上上八年に ば 五二六となっ ァ︐ @ 昭 二
おり︑いかに研究開発費が急増したかが知ら・ 弓 否
︒この急増度
は ︑その石欄 怪 小された設備投資額の推移と比較 するなら︒ ほ ︑一段と明確なものとなろ う ︒
ふ 研究開発成果の増大
研究開発に従事する人数と研究開発に投入する 金額が急増すると︑それに伴って研究開発の成果 が 増大し︑売上高
の増伸に 決定的な影響を及ばす まう になる︒この 事実を︑日本生産性本部の前記調査結果に求め てみると︑次のと も
りである︒︵前掲月報三頁︶
売上高の伸びと研究投資総額の伸びを対比す i,r ム し ︑第一図のよ︑︵ ︐ @ ︐ @ 卜はば 直接的な関係があるこ 月 一 を認めることがで
き︑これらの研究投資の増加が著しく︑かつ ‑ て のす ぅ 勢に段階的な変化がみられる産業 は︑ 多く が 技術革新産業な い
しほ 成長産業といわれる産堂本︵﹂ エ き る ︒すなわち 研 究 投資の伸びと売卜 亡 @ ぽの伸びとを産業別に対比 ︑ ・してみると︑研究 投
資の伸びの大きな産業 は ︑そのぼとんどが・売上古 日の伸びも大きな グル
@プに 属し︑しかも一般的 にいって︑これらの
産業の設備投資の伸びも大きい︒このように 研 究 投資︑設備投資︑売上高の伸 びが 何れも高い グ ルーブに属する産業
ば 上の調査結果から︑研究開発活動が企業の売 上 高増進に決定的影響を及 は しており︑企業の成 長 率は研究開発 活
25 動の成果に負 う ところが大きいことがわかる︒
導
に
第
1図 研究投資と売上高の 関係
@
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八丁 『れこ 昭和釘年 日本生産性本部調べ
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三 品 い 己 に 二売
改 る さ 年 と 品 電 に 人 士 別 る 開 は 十 上 良 い れ 以 は 別 気 導 に 六 売 こ 発 胆 大 高 品 は た 降 、 売 大 ょ 年 上 と に 製 年 をは包
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料 、 わて ず新
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十 三り おだ 。 全
産も 技る、
あ で 、 の 業 造 な いこのように研究開発組織が大規模化し︑その結果 として研究開発費が巨額化し︑研究開発の成果 が 企業の繁栄を左 右する よう になると︑研究開発費をいかに財務 会計上処理するかにより当期の損益や財政状態が 相当の影響を受ける ことは事実で︑またどのように管理会計上対処す るかに よ り企業の経営成績が本質的に左右され るようになる 0 さら に 会計報告上の処理方法のいかんにより利害関係 者の利害が影響を蒙ることも否定できず︑また 税務会計上の処理方
法 のいかんに ょ 9 課税所得の金額が少なからず 増減されることも確かである " 近年研究開発会計 が 重要視されるに 至
26 3 丁丁 6095544 丁
の︑ ・ へ 北部
59@1 27‑7 21.2 70@2
自
自
新口 日 日 | 表 本 昭
3 年 第 昨 7890 丁 234<f156 2 う ん 22‑033 う 000 りう う 3 禾コ 万口
27
え 研究開発成果の不安定性
研究開発活動の成果は不安定で︑所定の研究開 発 活動を実施しだとしても所期の研究開発成果が えられるとば限ら
ず ︑一般には成功するか失敗するかさえも明ら かでない︒会計上からは︑成功しその結果特許権 等を取得する時ほ ︑
当該研究開発支出を特許権勘定等に計上し︑ 反 対 に失敗し水泡に帰する時は当該支出を損失勘定 に 計上することが 必
要 となるが︑支出時には成功又は失敗の事実が 不明であるから︑この支出を一体どのように会計 ぬ 理するべきかが 問
題 となる︒
ふ 研究開発費管理の二重性
研究開発活動の最終的な目的は︑新製品又は新 技術等を発見することにあり︑これらの発明・ 発 見は研究者の創意 万 っ たゆえんがここにある︒ ㈲研究開発費会計の困難性 近年研究開発費会計が重視されるに至ったにも かかわらず︑なぜその理論や実務が立
その理由 は ︑研究開発費会計に次のような困難 性 が内在しているためと思われる︒
Ⅱ研究開発費処理の複雑性
研究開発支出の内容は多種多様なため︑会計 処 理の方法が極めて複雑である︒研究開
として資産となるものもあれば︑収益的支出と して費用・となるもの︐もあり︑費用の甲に
非原価となるものもあり︑さらに原価の中にも 製品原価になるものもあれば期間原価 一 ・ れ
属するかによって会計処理の方法が皆具 る ︒ 従 って研究開発費会計も︑これらの各々に
て ゆかなければならない︒ ち 遅れているのであろうか︐ 発 支出の中にも︑資本的支出
も原価一になるものもあれば︑
なるものもあり︑その何れに
ついてその処理方法を解明し
ム 研究開発費査定の窓 意性 研究開発費 は︑ 単なる費用というより投資の性 格 が強いから︑・その効果を短期的な売上高や特許 件数等で単純に 測 足 することはできず︑その査定が困難である︒ 従って研究開発費にどれ程の予算を計上すべぎか とか︑古古山され だ研 究 開発費がどれ 位 有効であったか等を判定する 基準に乏しく︑判定に窓 意 的な要素が介入する 会 他 が大きい︒
ふ 関係法規の交錯
研究開発費を規定した関係法規又はそれに準ず るものとしては・で企業会計原則 快 ㍉財務諸表 現 ぬ ﹂ ︑コ未 種別財務 諸表 規則ミコ原価計算基準目元商法 呉門 法人税 法号 っ 所得税法二等が存するが︑これらの規制 内 容は必ずしも同一で なく︑ そナ 迂に幾多の交錯を見出すことができ る ︒ それ 故 各関係法規等の要件を完全に満すために
個の会計処理を行わ ほ げればならなくなり︑ 実 務 土砂・なからず不便が生ずる よう になる︒
三 ︑研究開発費の領域と会計分類
研究開発費会計で研究対象とされる研究開発費 の 概念をさらに明確にするために︑研究開発費 と 他の費用との区分 基準を明らかにするとともに研究開発費の会計 的な内容分類を例示してみよう︒
①研究開発費の領域区分
五 研究開発費と他の費用の区分基準 00 と工夫に凡てがかかっている︒従って企業 にとっては︑研究開発費を削減することよりも︑ 研究開発の成果を高揚す 閥
る 方が重要となり︑研究開発費の削減にも自ら その限界が生ずる︒さればといって成否の不明な 活動に無限の支出を 認めるわけにものかないので︑研究開発費管理 ようになる︒
㈲新しい型の設備及び製作︑又 は 現在の製造 工程で使用され︑かつ工場の現工程の変更をも・か れ らす ︑ような 現 設備の
% b ︑研究開発費に算入してほならない費目
目と算入してばならない費目の区分について 例︐ヮんば Ⅴ・ J ︒ モ ︵ プ時 p% Ⅱ りぬ q. プ由 ︒㏄ s" 二ロ め セム︒七ヨ の臣 ︵ れ むの由の日 臣 ︒ 仁巳 弓 の 斗 ㌣︶ 偉牡 ︒ 巾 〜曲コ 目 しa ︑研究開発費に算入すべき費目
㈲基礎研究
| すなわち工場で現在製造してい る 製品となんら特定的な研究 又は 実験 費
㈲新しい工程︑又は工場で製造すべ き 新しい 製品又は製品群を作
改良する場合の
しかしながら︑まったく新しい製品又は工程を 生︐あ 出す︒ような︑一工
の 企画に含めなければならない︒
㈲すでに工場で製造している特定製品を改良 するか︑又は現工程
企画当該製品が販売し
ぅ ると考えられて から︑製品又は エ必要なすべての活動を含め ‑.0 ︒
㈲新しい製品︑新しい設計図又は通常の製造︐ と 販売に適した新し ス民は︑ 咲のような 華 細ヱ一 % 峯 ・シニ ホ している︒
ス ・ レ ・の・ レ ・ り 日す︵ ぎ ︒ 才 ミ g ぺ PQ 白も︒ 弓っ ・ P ト りの l ︶ りレ
の 関係を有しない︑一題的な問題についての 直 接
り 出すために行 う 実験又は開発企画質︒この全一 旦
些 細 ・ な変更まで含めるべぎである︐ とド 旨かんない 0
要 な開発 は ︑ 現製コ 巴にとってかわる場合でも︑ ︐
を 改良するために 行 f.r, 実験又は開発企画賛︒ こ の
程に内在︑していた製造上の障害を除去するため
一 @"@
い 設備を作り出ずために必要とされる開発後の 尹 ‑ 研究開発費とその他の費用は︑いかなる基準に もとずいて区分したらよいで キき ろ うか ︒研究開発 費 に算入すべき 費
b ︑
研究開発費としない費目 品質管理及び製品・半製品の検査︐検査・分析 費 ︒
ぬ質 図や地形図の作成︑地下資源の探査費︒ ㏄㈲障害を除去するか︑ 又は 正常な営業活 動を遂行するために︑製造部門に提供される技術 上の助言及 び 用役 費 ︒
㈲時折発生し︑製品 又は 工程の正常標準を減 少 させるような製造障害を除去するために必要な 障害排除活動費︒
㈹正常な営業活動︵ 一 経営管理者の音省 か によ って実施したり︑実施しえなかったりする新しい 活動と比較して︶を
行 うに 必要な他の実施業務費︒
㈲当該材料
又は 物品が通常︑品種の増加をも たらすと合理的に予測しえたい場合に︑顧客の特 別 な注文に応じて 材料 又は物品を試験的又 は 試験的以外に製造する に 要する費用︒
㈹通常︑製品の製造手続に必要とされる常規 的 テスト 費 0
またわが国の向科学技術研究調査報告﹂は ︑会 社の研究業務の範囲に @ 及し︑研究とするものと しないものを例示
しているので︑これを準用 ふ ⁝ れば ︑研究開発費 の 領域 は︑ 次のごとく示される︒︵前掲善 ‑ ハ 頁 ︶
a ︑研究開発費とする費目
㈹肝先部門における活動費︒
フラント及び試作品の設計︑製作及び運転 費 ︒
㈹生産初期段階において︑新技術について 行 なわれる技術的評価活動費︒
㈲大量生産によらない特殊な受注品の設計に あたって︑技術的進歩を必要とする場合︑その 資 料を得るための活動
費 ︒
30
31
㈹製品の
デザィイ 上のわずかの変更 費 ︒㈲特許に関する事務費︒
右の区分基準 は ︑もちろん絶対的なものではな く ︑研究開発費の種類や実態によって自から相違 せざるを得ない
が ︑一応の大綱的基準 は 知り ぅ るであろう︒ 各 企業 は ︑この大綱的基準を参考として︑自社の原 価 環境の特殊性を十
分 参酌した独自の区分基準を設定し︑できれば その詳細を経理規定に明記しておくことが望まし
ム 研究開発費と製品原価の区分基準
研究開発費とその他の費用との区分の中で最も 問題が存するのは︑研究開発費と製品原価の区分 であろう︐米国原
価 会計士協会が報するところに ょ れば︑研究部 門 で開発され だ 新しい製品︑工程及び方法に関す ‑ の 着想は︑成功の可
能 性がある時ほ︑最後に商業化するために製造 部門に引渡されるが︑実際には研究と製造の両者 の 特質を共有してい
る 中間的な段階が存在する場合が多 い ので︑ こ の中間段階で発生する原価を︑研究費に賦課すべ き か ︑ 又は製造原価
に 賦課すべきかを決定することが必要となる︒ 実 地 調査の結果︑研究と製造との会計上の区分点 を 設定する会社の方
針は ︑ a 製品の種類︑ b 会社の組織︑ c 製品市 場を開発する時間等の諸要素から決定されること がわかっだ︒
㈲研究開発費の形態 別 分類
前述の基準に基づいて把握され だ 研究開発費 は 会計技術的にば︑形態 別 ︑責任別及び企画 別 等に 分類される︒研究
開発費の形態 別 分類とは︑財務会計におげる 折 究 開発費の発生形態別の分類であって︑費目別 又 ほ 性質 別 分類とも 称
‑ ﹂ 牙 る下良刀には研究開発費 は︑ 例えば次の ょ 5 に分類される︒ 去て ︒ Z ノ巨︑ パ リ
a ︑研究開発材料費
研究開発用資材の消耗による原価で︑素材質︵ 又は 原料費︶︑買入部分品 費 ︑燃料費︑工場消耗 品賓 ︑消耗工具備 c ︒
銘 品質 等 がふくまれる︒
b ︑研究開発労務費
研究開発担当者の労働用役の消費に よ る原価で︑ 賃金︵基本給のほか割増賃金をふくむ︶︑給料 ︑ 雑給 ︑従業員賞
与 手当︑退職給与引当金繰入額︑福利 費 ︵建康 保険料負担金等︶ 等︐ がふくまれる︒
c ︑研究開発経費
材料費と労務費以外の研究開発費で︑減価償却 費︑た な節減耗費及び福利施設負担額︑賃借料︑ 修繕 料 ︑電力 料 ︑
旅費交通費 等 の諸支払経費をふくむ︒
このよ う︐ な形態 別 分類の一例を例示しでみれば 次のと おウ である︐︵︶・㏄目のの 一 ︵の 臣めロ ︵ @ ミ ・ し 毛 ・ 目のむ コ ︒ 捷 Ⅰの @ コ ののの
援仁伍 的のデ田 典 ハコ年の 0 づ れⅡ 0@ ト ゆりの︒で・ N ㏄ ゆ ︶
ム 給料及び賃金
a ︑管理職員︵部長を含む︶の給料
b ︑管理職以外の専門職の給料
c ︑専門職以外の技術職︵図書 係 ︑設計 係 ︶の 絵 料及び賃金
d ︑事務職︵事務員︑速記 係 ︑秘書︶の給料
e ︑機械の運転や掃除のために研究所で使用さ ︑ れる工場労務者の時間給
2 材料費及び消耗品質
a ︑単一の企画用に特別に設定され︑従って基礎 設備の一部とはなりえな い 磯城のような費用性 の訊怪備 出 @
b ︑化学製品及び薬品質
32
3 研究関係の全従業者に対し支払った給与︑ 退職金︑賞与等の総額をい う ︒
33
c ︑その他の研究所消耗品 費
d ︑修理用材料費
ふ その他の直接費
a ︑給料に附帯する租税及び保険料
b ︑旅費
c ︑顧問料
d ︑定期刊行物及び他の文献 料
e ︑課金及び会費
f ︑減価償却 費
ob ︑固定資産税及び保険料
h ︑照明 費 ︑暖房 費 ︑動力 費
1 ︑洗濯 費
j ︑雑費
材料費︑労務費及び経費に類似した三分類とし ては︑人件費︑物件費及び経費に大別する場合が あり︑ ま ほ 直接費と間接費に要約され︑直接研究開発 材 料 費︑直接研究開発労務費及び間接研究開発費に 三区分され
ある 0 合前者に近い一例を示せば次のとおりで ある︒ 窯 科学技術研究調査報告 ヒ 前掲 書 七頁︶
a ︑人件費 たこれら る場合も
つげ︑各勘定記二%ごとに当該個人が費消権限を右 している原価を集計する よう 処理することが 望 ナ ‑ のような研究開発費の形態 別 分類 は ︑財務会 計 における費用の分類であるとともに︑管理会計 ︵原価計算や予算
統制等︶における費目別計算の費用分類となる から︑財務会計と管理会計の接触点となる︐
㈲研究開発費の責任 別 分類
の外 責任別や企画 別 等に分類し集計 す ︐ 父 ・ ‑ とが 不 可 欠である︒財務 会計のために は 形態別に分類するだけで十分でふ つ るが︑管理会計のために は ざらにこれを責任 別 に 再分類しなければ ならない︒研究開発費を︑その費消責任を有す る 人毎に佳木 ゴ一 引する場合にば︑ 姦只用 と人を繍 び つげ @ る こし︐ 一 が可能とな ウ ︑かくして始めて原価責任を追究し ぅる 25 が とするからである︒この﹂ような分類方法を責任 別 分類といい︑部門別 又は 組織 別 分類と称されることもある︒責任 別 分類にあって ほ 各研究開発費目に責任別記号︵ お ㏄で︒目の二 %‑ ざせい ︒ 臼 e ︶を
34
b ︑消耗資材 費
研究のために要した % 安原材料費のほか︑補助 材料費︑部分品 費 ︑包装材料費等も含めた額をい ハ ト ツ ︒
c ︑固定資産の購入額
研究に必要なすべての有形固定資産の購入︑建 造 ︑据付げに要した費用の総額をい う ︒
d ︑固定資産の減価償却 費
研究のために使用されたすべての有形固定資産 に 対する一年間の減価償却の総額をい う ︒
e ︑その他の経費
研究のために使用された消耗品 費 ︑文房具 費 ︑消 耗 器材 費 ︵官報︑新聞︑雑誌類のぽか︑耐用年 敬一年以内の エ 具 ︑器具︑備品を含む︶︑光熱水道 費 ︑図書購入 費 ︑旅費のほか︑修理費︑通信費︑家賃︑地代 等の合計額をい 50
34
責任 別 分類の一例を勘定記号 制 とともに 掲 ‑ 記し ザ ﹂みれば七エ の とおりである︒小巷︐ 守目ぃ 弓の︵ ト曲 口口 刃阻 の 曲お 宙のの海
耳 nnO 目巨ぎ ㏄ $ 口四 の 0 コ % ︒ テ︐ニ p コ伍す 00 オ OhH コ巨 Ⅰ の ︵︵ 宙 トオ 0 挨の曲Ⅱ︒ ア ヴ時の コ曲 ㏄の日の コ ︵ "0 で・ 臼ごつ ・ ひト ㏄︶
勘定記号
単位格 監督者 所在地
フラスチック研究 エ 八七 0 一 ス
研究所
ム 八七 0 一一陶器研究室
W. ウイリアム研究所
一八七 0 五 モーター開発研究室 0 ︒ 力 ルソン
シカゴ工場
E ︒ションソン B
企画研究室
上 八七一 0 クリーブランド‑JJ, ロ エ 八七一三 ウ
特許開発 研究所
六七一四
専門図書室
A ︒ リ チ ャリド研究所
ユ 八七一八 J.ケラー 研究管理 研究所
さらにこれに類似した責任 別 分類の一例を追加 してみれば次のようである 0c2 下のや︐ 0 七 ・ c@ ︵: フト ㏄下 り ︶
一般元帳勘定三十六番研究費
",""" 一 員 任 勘定記号 | 百 1 @ 宙 社 長 三一 上 ハー 0 一
研究担当 副 取締役 一一一二八・ l0 一一
記録部門
二 二八ー 0 三病気管理部門 病理研究所
三六 10 四36
衛生研究所
二 二八ー 0 五栄養研究部門
管理者及び一般職員 ‑‑ 一上 ハー 0 士ハ
分析研究所
二 二八ー 0 七生物学研究所
三六 10 八有機物研究所
三六 10 九無機物研究所
一一一エ ハ|一 0研究建物の稚 特 ︒運営 二コ ハ| 一一
㈹研究開発費の企画 別 分類
責任用分類以外で研究開発費の管理に不可欠な 分類としては︑企画 別 分類がある︒企画 別 分類は ︑また課題 別 又は
プロジェクト 別 分類とも称される︒研究プロジェ クト毎に研究開発費を集計するだめの分類がこ れで︑かかる企画分
類 を行 うと︑ 次の利点がえられるようになる︒︵ 之 ・ 下 ・の・ ナ ・ 0 や住 ︵・・や︶ののの︶
Ⅱ企画別に発生する原価の記録から︑経営営 理 者は研究開発活動が多種の企画にいかに使用さ れ たか︵原価で表わ
して︶を測定する尺度を ぅ ることができる︒ 研 究 開発費の管理 は ︑各種の実施企画に使用した時 問 やその他の原価
要素に要する金額を管理することによって遂行 されるので︑この ょう な記録が有用なのである︒
え 企画別の原価記録はまだ︑会社の他の部門や 製品に研究開発費を配賦する基準をも提供する
ふ 契約研究が部外者のために行われる場合には ︑ 個々の企画の損益を算定するために︑企画 費 ︵プロジェクト︐ コ
スト︶が必要になる︒
3 ご
仁 研究の対価が原価補償基準に基づいて定め られる場合にぼ︑企画費の記録 は ︑得意先の勘定 圭一日 ザ漆倖 往にん 入ノ ㌔ことが
できない︒
このような企画 別 研究開発費の内容を例示して みれば︑米国電気製造業統一経理規定︵ こユ ︵ or
ヨナ
cco 目丑 ぎぬ⑦日ひ 伸 り ヨ ︒ 片 ︵ずの已に い ︵Ⅱ は田 ンミ 簿臣建ヰ曲 ︒ ヰ Ⅰ 乱コ ㎎ト目毎年㏄ ︵ ミ ︶で は ︑ある企画を完成させるに必要な費目 に 次のものを含め @. ﹂
いる︒ 五 技師︑化学員及び設計員の俸給
え 技術部︑研究所及び設計部の間接費
ふ 青写真の費用
ム 開発の過程で製品の試作︑検査及び改良を 行 う ために︑製造部門で費消する実験上の労務費 ︑材料費及び工場経
費 ふ 鋳型及び模型︑治具︵ジグ︶ ︑穴 あげ 器 ︑雄 ねじ切り︑その他の特殊工具にして︑一般にば 使用さ九ず特定の製
品 用に設計され︑その使用は当該製品の製造の 継続を前提とするようなものに要する費用
& 外部から購入した特許の費用
Ⅰ会社自身の創造になる特許の費用︑この 費 用は ︑特許の取得に直接要する出願 料 のぼ か︑特 殊 部の存する時は当
該 部門費の配賦 額 ︑特許事件の告発又は応訴に 要する裁判費用及び特許権の侵害に要する賠償 費 をも含む︒
なお各企画及び企画賛にば︑記番号を付してお くと以後の取扱が非常に容易になる︒
㈲研究開発費のその他の分類
3 形態 別 ︑責任別及び企画 別 以外の研究開 発費 分類としてば︑以下のものがある︒
8 ム製品との関連における分類 製ロ 世に対する研究開発費発生の態様︑すなわち 原価の発生が一定単位の製品の生成に関して直接 的に認識されるか どうかの性質上の区別による分類であり︑研究 開発費は︑この基準からは次のように二分 き ︒ れ る
a ︑直接研究開発費︵ 臼 " のの︵ " のののの〜 0 ダ 当年 & のせ の ‑oD 日の口︵のⅩ 桶臆 9 ︶⁝⁝一定単位の製品の生成に 関して直接的に認識
される研究開発費
b ︑間接研究開発費︵田口 @rec ︵おお P 〜 c ず い 口口 監 づの ‑0 づ 日の巨の名の コ ののの︶⁝ ︐ ・・一定単位の製品の生成 に 関して間接的に認
識 される研究開発費
2 操業度との関連における分類
操業度の増減に対する研究開発費発生の態様に よる分類であり︑研究開発費 は ︑この基準から 次 のように四大別さ
れる︒なお操業度とは︑研究開発設備を一定と した場合におけるその利用度をい う ︒
a ︑固定研究開発費 谷 Ⅹの 伍ぺ の の毬 〜 ぃ 一︶の コ笘 &0 つの ‑ 0 ロヨの 口 ︵の ポ ロの コひ のの︶⁝・・・操業度の増減にかかわら ず 変化しない研究開
発費
b ︑変動研究開発費︵ き q@p 三のおお 接簸ぃ監幸 0% ずロヨめコ ︵の xpe 口ののの︶・・・⁝操業度の増減に応じ て 比例的に増減する
研究開発費
c ︑ 準 固定研究開発費︵ おま ・ h@x 簿 Ⅱ 毬 9 おす 目 & 計 4 の乙で ヨ の 口 ︵の x つのコ ののの︶:::ある範囲内の操業 度の変化でほ固定的
であり︑こ九をこえると急増し︑再び固定化する 研究開発費
d ︑ 準 変動研究開発費︵ おま ︒ 4% ︵ @p 荘のⅡの ひ の pHn オ ゆコ 由江 のセ の︶ 0 で日の臣︵ e Ⅹもの コ ののの︶:・・: 児休世禾甘叉が 零の 場合にも一定額が発
生し︑同時に操業度の増加に応じて比例的に増 加 する研究開発費︵ c と d は︑ a 又は b とみなし て︑ こ九をその何れ
38
39
ふ 原価の管理可能性に基づく分類
研究開発費の発生が一定の管理者層によって 管 理し ぅ るか否かに よ る分類であり︑この基準ふる 研究開発費は次の
よう に二大別される︒
a ︑管理可能研究開発費︵ cont ぺ o 目 P 二の︵のの ear 目 曲 コロ 鮭ヰの ‑0 で日の口Ⅰの x づ の口ののの︶・・・⁝特定の管理者 層の人が管理し ぅる
権限を有する研究開発費
D ︑管理不能研究開発費︵ 目 no 耳 〜 0 豆王 のおのの ar O ず p コロ串の づ凹 ︒ め ︵︶Ⅰ︒ コオ ・の メつ ︒ コの ︒㏄ し
4 原価の計算時点に基づく分類
研究開発費が実績であるか予定でこめるかの態様 に 基づく分類であって︑研究開発費はこの基準か らは次のように 二
大別される︒
a ︑実際研究開発費︵ ac ︵Ⅰ 巴 〜の㏄の p おす い口 Ⅰ計 4 臼 0 ロヨ の 口 ︵のⅩ ロ の口ののの︶⁝⁝支出時における実際の 現金支出高又はその
代替物によって測定される研究開発費
b ︑未来研究開発費︵ 宙庄あ 〜の ぴ の arc ずい口ロ ロ の づ の ︶ 0 も ヨ の コ ︵ 鍵口のコ se は ︶⁝⁝後日発生するであろう と 期待される研究開
発費 ふ原価予定の科学性に基づく分類
原価の予定が科学性官有するか否かに よ る分類 であって︑この基準からは︑研究開発費は次の ょ う に三大別される︒
a ︑見積研究開発費︵のま ヨ欝 ︵の 色 〜ののの浅草 簿 コ年 汁 べの ‑0 口目の口︵の名目ののの︶ ︐ ・・⁝事前にやや懇意的に算 足 される研究開発費
b ︑標準研究開発費︵の︵刃口 ぬ ar ロ バ ののの a へいダ が乙由 のくの〜 0 づヨ の三の名の口の⑱︶・・・⁝事前に科学的に算定 される単位当りの
研銭
かに帰属させるか︑もしくは a と b が合成され 与 忙 ものであると解し︑これを a の部分と b の部分 とに分解する︒︶40
究 開発費 c ︑予算研究開発費︵苦汁 ゑ おおミ車 簿
乱と
ヰ 簗 0 ロヨ の コ 訃の xp の コ ののの︶・・・⁝事前に科学的に算定さ れる期間当りの研究開発費 色 その他の基準による分類
a ︑付加研究開発費︵ @ ロ 口叶笘 ︒ e のの a へ い ずいロ 山片 づの 写し 5% ︵のⅩでの臣ののの︶・ ︐ ::いかなる時にも実際の 現金支出を伴わず︑
従って財務記録上には現われないが︑原価の計 算 を行な う べき人の立場からはその価値犠牲を計 算し ぅ るような研究 開発費 b ︑取替研究開発費︵〜の︵ @ ︶ お お日の冑 おぴ の 建 ︵の ア告 年計 ゼ のす せ ‑n の三の ぉ ︶︶の 目は のの︶・ ︐ ・・・・現在の市場にお け る 研究開発費
c ︑埋没研究開発費︵ 窪 三ハ〜の び ㏄の r れず 浅口仁 ㏄ くの
︶ 0 で三目︵畏ロ の ‑ ︶の 宰 ︶・ ︐ ・⁝一定の状態においては 回 収 不能の研究開発費 d ︑現金支出研究開発費︵ 0, ︵ ︐ 0 ︵ ︐や c.@ ︒︒︵: お :︒ ア an Ⅰ 繍 く目 0Q ヨ のま︒ 尊臼き % ︶ ︐ ・・⁝経営管理者 か行な う 一定の音 拭心
決定から現金の支出がもたらされる研究開発費
︒︑増分研究開発費︵ 口 @ めめ の〜の コ 市 @ ︒ののの曲〜 ぃ ア銭口 ロのづ の︶ op m の コ % 安 づ 目ののび︶⁝⁝研究活動が変化す る 結果生ずる総研究 開発費の増減又は特定の研究開発費要素の変動 額 f ︑機会研究開発費︵ 0 づぢ 0" ︵ ︐ 三ぞ res ︒ p" 箪 % ︒︒ 傭の何れかの研究開 楽手段について代替可能な諸用途のうち一つを とり他をすてた結果生ずる測定可能な価値犠牲