• 検索結果がありません。

「表現の自由」に関する現代的課題 -- プレスにおける「反論権」、「フェア・プレス」対「フリー・プレス」をめぐる米国の判例、学説を中心に --

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "「表現の自由」に関する現代的課題 -- プレスにおける「反論権」、「フェア・プレス」対「フリー・プレス」をめぐる米国の判例、学説を中心に --"

Copied!
39
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)的 「表現の自由」に する現代 課題 関. 目 はじめに. 榮 仁 郎. - 33 -. 表 現 の 自 由 」 に関 す る 現 代 的 課 題 「. プ レ スに お ける 「 反論 権」、 「 フェ ア ・ プ レ ス」 対 「 フリ ー ・ プ レ ス」を めぐ る 米国 の判 例、 学 説を 中心 に |||. 二 、 マサ チュ ーセッツ 州最 高 裁の 州上院 に対す る勧告 意見. ov. c s a y事件 e ll 一 、Man Wa. 第 一 編 米国 の 判 例にみ るプレ ス「反論 権 」. 次. 石. 田.

(2) フロリダ州事実審裁 判 所の 違 憲 判 決. 事実. . . Torn ill o 事件 l dPu bli s h i n gCo v 三、 Mi a mi He ra. □. 闘. フ ロ リ ダ 州最 高 裁の 合 憲 判 決. 連邦 最 高 裁の 違 憲 判 決. 第 二編 米国 の 学説 にみ るプレ ス「反論 権 」. 知 る権 利 お よび アク セス権. 公正 な 選 挙. 公 平 の 原則 (フェ アネ ス ・ドク トリン). 一. 一 、反論権 主張 の根拠 日. 口. 「フリー ・プ レ ス」. アク セス権 ・反論 潅 対 「プ レ スの 自由 」. 「プ レ スの 自由 」 の 優 越性. 二 、 「。フレ ス の 自由 」の 意義 と範囲. 日. 「フェ ア ・。フレ ス」. 公 平 の 原則 ( フェアネ ス ・ドク トリン) と「プレ スの 自由 」. むす び. 四 、反論 文の 掲載 強制 に伴う 「冷却 的 結果 」. 国. 対. - 34. (三) (二) に) に). 第23巻第 2号 近大法学.

(3) はじめ に. i gh to fa c c e s st oma s sme d i a ). (ミ. 」 が、昨年 の サン ケイ 新聞 ) mo s do es e e epr h (fr ft. マス ・メディ アに対 する 国民の 権利 の 主張 と いう形 で、 いわ ゆる 「アクセ ス 権. ー. 「 反論 権(ミ h e to p l さ 」 、そ れに伴う「 。 fr フレ ス の 自由. 意 見広 告 事 件 を 契機 に、 最近と くに強 い関 心を 呼ん でいる 。 マス ・コ ミュ ニケー ション の 著し い発 達と 、そ れに付随. J. - 35 -. する 独占 化 傾向により 、 論争 の ある 事 項につき 双方 の 側の 主張 を 聞く 公衆 の 「 知る 権利 」 が奪 わ れて いる と いわ れる. 現代 社会 にお いて 、そ の 自由性を 喪失 し 、 空洞 化 さ れつつある 「思 想 の 自由市 場」 を 救う救世 主が 、 こ の アクセ ス 権. ・反論 権である の か、そ れと も右 の 新し い考 えは、本来 の 「自由な 思想の 取引 」 を 阻害 する 危険 がある の かと いう民. 主 主義 の 存立基 盤 の 一っ たる 「 表現の 自由」 に関 する 現代 的課 題、 疑問 を 提起 し て いる がゆえに、と り わ け国 民一般. 反論 権の 主張 自体に は一応 の 合理 性が あり 、殊に、こ れを 周波 数に 限り の ある 放送 メディ アに適用 する こ と は、 ア. る 必 要 があり 、反論 権の 保護 は、そ の ―つである と 主張 する 。. 対 立候 補者 の 見解 を 知り 得る 「 公平 な 選挙」 を 確保 するため に も、 放送 •印 刷 メディ アに対 し 政府 が積極 的に行動 す. 反論 権の 主張 者は、 マス コ ミに そ の 喪失 し た自由な 討論 性を 回復 さ せ、 言論 ・出 版の 自由に真価 を もたせ 、国民が. アクセ ス 権を 保障せ ん と する 説と 軌を 一に する 。. マス ・メディ アを 通じ個 人攻撃 を 加えら れた者に 反論 権を 与える べき である と する 説 は、 マス ・メデ ィアに対 する. の 新し い問 題意 識と な って いる ように思わ れる 。. 表 的 「 現の自由」に する現代 課題 関.

(4) 5. メリ カ 合 衆 国 連 邦 最 高 裁 も 、 一定 の 範 囲 で 支 持 し て い る が 、 こ れ を プ レ ス に 適 用 す る こ と は 、 新 聞 編 島 の 自 由 と 衝 突. す る こ と に な り 、 アメ リ カ の 学 説 の 多 く は 反 対 の 立 場 を と り ‘ 連 邦 最 高 裁 も ‘ ト ー ニ ロ 事 件 で 述 憲 の 判 断 を ド し て い る。. 「ア ク 七 ス 権 」等 を 簡 単 に 説 明 し た 後 、 プ レ ス に 反 論 権 を 適 用 す. そ こ で 本 稿 は 、 ま ず 第 一編 と し て 、 プ レ スに お け る 「反 論 権 」に 関 す る 米 国 の 判 例 を な が め た 卜 で 、 第 二 編 と し て ‘. 「反 論 権 」 と そ の 基 底 を 同 じ く す る 「 知 る 権 利 」. る こ と の 是 非 に つ き 論 じ 、 「表 現 の 自 由 」に 関す る 現 代 的 課 題 に 取 り 組 ん で み た い 。. —. 35 ). . 、ネハ ダ ( Nev.Rev.St at. § 2 00· 5 7 0). 3. 、. このう. § 10 4· 38). の こ 州 で制 定さ れ た にす ぎない. .Ann. ( Fl a.St at. い わ ゆる 「 反 論 権 法( rz ght of repl y st at ut es) 」〈 本稿 にお ける 「 反論 権 法 」とは 、 体 系 的法 律の 形を とっ ていなく て も 、 多. 3. § 89 5· 0 5 (2 ) (19 66). | 2 739 · 17). § 27 39 · 12. が あり 、 ウィ ス. (19 53). .11 ff几月 . JLL:が ある 。 マサ チ ュー セ ソ ッ州 では ‘ . に、. な お 、 アメ リカ 以外 の 諸国 では 、 西ドイ ツ 、 フラ ン ス 、 オー ス トリヤ 、 ギリシ ャ 等 が ある とい う。. 86 7,. 884. ー. 91.. アメリ カ で発 行さ れる 新 聞 の 数は 、 一 JL:.::J O年 には 一.一‘ ―-h であっ た もの が ‘ JL七二 年 には 一一 、.そ.四に滅 少 し 、ま た 、. ,34Va.L.Rev. ,The Ri r Libel o an Act ve t i on fo i ernat t y: An Al y ght of Repl Donnell. at. に、制 定を み な か っ た 。 また 、 連邦 でも、 墳員立 法が 提 出さ れ た ことが ある が 、 やは り 制 定を みる に至 らなか っ た 〈 堀部 政男 「 アク. 州 L院 が 反論 権 法 案の 合憲 性 につ き、 州 最高 裁 の 意見 を 求 め た が 、 後述 の 如く、 同 州 最高 裁は 違憲 で ある との 勧告 意見を 出 し た た め. .St . s at コンシ ン には 取 消を 上 とす る 法 規(W i. 州 には 、新 聞 に訂 正 記事 の 掲載 を 要 求 す る 虚 偽 記事 訂正法 (Ohi o Rev.Code Ann.. 裁 の 違憲 判決 が 出る 以前 に、反 論 権 法を 存置 し て い た 州 は 、 フロ リダ とミシ シ ノピィ の . ー州 にす ぎな か っ た 。 ( こ の ほか 、 オハ イ オ. ちネバ ダ は 、 一九 六九 年 に取 消法 (r et ract i on st at ur es) に改 正 した の で、ト ー ニロ事 件 で、 フロリ ダ の 反 論 権 法 に関 し‘ 連邦 最 高. ss.Code Ann. § 2 3 ミシ シ ソ。 ピイ (Mi ー. くは 「 反論 権 」を 規 定す る 法 律 の 意味 で取 扱 っている 。 〉 は 、 アメリ カ では これ ま で、 フロリ ダ. (1). セ ス 権 論 」ジ ュリ li七 三 号 、六 OI六 二 貝参 照〉。. ②. - 36 -. 第23巻第 2号 近大法学.

(5) 「表現の自由」に る現代的課題 関 す. 三八紙)と逐 次 減少 し て いるに比 し 、発行部数は、一九二0年に二七、七九0、六 五五部、一九五0年に五八、八二九、0七二部、. 日刊 (新 聞 )紙の数は一九二0年に二、0四二紙、一九五0年に一、七七二紙、一九七二年には一、七六一紙(統計 によっ て は一七. d 一方、一五OO都 市 で五、0七九のメディ ア・ ヴ ォイ ス(me i a voi c es放. 送 メディ アと印 刷 メディ アを含むー )があるが、この. 一九七二年に六二、五一 0、二四二部と増 加 を示して お り 、この点か ら みれば 、顕著 な独 占 傾 向 を示して いるといえよう。. う ち‘ ― 二 九八都 市 の四八七九は所有者 を異にする競 争 的 なメディ ア・ ヴ ォィ スであるか ら 、この点か ら すれ ば 、今 日 では今 世紀 の. `. ,T mendmentof S he Fir st A 初頭 以上 に競 争 的 であるともいえよう。 Ha rrw ell ndert t at ut e$ Grant he C onst i t ut i onali tyu i n ga. , ,Ac c ccess to t r i nt M 1Washi he P ep l yor A 5 edi a3 ev. ee L.R ngt on an dL (1 rnes s 9 74) ; Co o at34 ill R i ghtof R mbs ess vs. Fai ー. ,73M . R 9 9 2 i n New spaper s 、 3 50hioS 9 ( 1 9 7 4 ) ; e h L.R Fr e e d o m o ev. i c. t at e L. Ja 5 8 e a f f i r mi n g at1 P r ess t t h e f t h ) 74 9 (1 ev.at 2 58 i L.R o,4 cane Fl i innat 3Cinc s and Hurr ment r, Speech I pedi m ); Trayno 74 9 (1. 政 府 による介 入 を正当 化 する根 拠 とし て 、公 的 機 能 (p u b c fu li nct i o n). の原 則 、公 共信 託 (p u bli ct st ru ) の原 則 、公 益(p u ー. tn .Se 尚 、日刊 紙発行都 市 の九六パ ー セント に独 占 が存 在 するとの指 摘 もある。 cf he P eedom oft i,Fr ress vs. T he P ub li c' s . 7,n.1 ) 74 9 5(1 nc 3Ci ev.at 16 now,4 i L.R nnat i o K ghtt i R. ③. ewspape r .C s, o N i ght of A ccess t t hi nt he Fi rs tAmendment : AR onf l i ctwi nt erest ) の原 則 等が挙げら れ て いる。cf li b ci . 1 2 0 9|1 ev.a t 4 おN• Y•Uni v L.R 9 73 )• (1. 送 にお け る「公 平の原 則 」をプ レ スにも適 用 すること、反論 権の法定等が. プ レ スに対する政 府 の積 極 的 行為とし て は、小 新 聞 、新刊 新 聞 等に対する政 府 による財政 援 助 、広告襴 を購 入 できる権利の法定(. R e. d. d . 本' .3 Lion B ast i ng Co.v•F 5 U. CC, 39 r oa c 6 7(1 9 6 9 ) 件 につき、拙 稿 「 アメリカ にお け る政 治 資 金規 正制 度 の改 革 と S. . これ 挙げら れ て いる。I d.a 2 1 6 ー2 3 t1 ら の中で、財政 援 助 はや り 方次第では賛 成 できるが、他 はプ レ スの自 由 に抵 触 する疑いが強. 但し、 現在 この権利を法定し て いる州は皆 無 である)、放. ④. ⑤. 憲 法上の諸問題 (其の二)」法と秩 序 、第四巻第二号、一九七四年、四九、五四頁、同 「ー (其の三)」第四巻第三号、 同 年、四二、. 四五頁、同 拙 稿 「政 治 資 金規 正にお け る二つのパ タ ーンー西 ドイ ツとアメリカ にお け る試み| 」早稲田 政 治 公 法研 究 、 第二号、 一九. - 37 -.

(6) 米国 の判例 にみ るプ レス 「反論 権」. 七三年、 -―八 ー九 頁 参照 。. 第 一編 一、Ma n a e y事件 s c ov.Wa =. .Co ,§3 42 ) は 、候補 者 の 誠実、高 潔または 75 1 de19 s s (事実)一九 四 二 年 の ミ シシッピ ィ法 典第 三一七 五 条 (Mi. y)を 掲載 し た場 合に、 候補 者 の 要 求す る反論 の掲 or wss t e lorn a i or t i d 徳 性を非難 す る社 説、 ニュ ー ス・ スト リ ィ(e. ー三五 条に規定 さ ― ― 注 ・ 現在 では、第 二 三ー― )であると規定 し てい た 〈 i a b l 載 を 拒絶 し た場 合には、新聞 社 側は有 責(l e .C &eAnn. 竺23| 3| 35(1972).〉。 s s れてい る。Mi. 被告 マナ スコは、 原告 ウォ リィが グ リー ン郡 選出 の 州下院 議員 でありながら 、同 郡 内 の二 つ の 建設 予定 道路を 建設. 優 先 順位 から 落とし たもの と速断 し て、そ の 所有 し 、刊 行す るグ リ ーン郡ヘラ ル ド紙(Th eGr )中 に 、 e e nCo u n tyHe r a l d. 「もし ウォ リィ議員 がグ リーン郡 の 最 善の 利 益に奉仕 し よ うと望ん でい るなら ば 、何故 にこ れら の 道路を 建設 優 先 順. 位 から 除い たの であろうか… …」 との 記 事を 掲載 し た。 この 記 事掲載 の 当 時民主党 予 選の 候補 者 とし て立候補 し 、 州. 下院 議員 の 再選を ね ら ってい た原告 は被告 に 反論 記 事の 掲載 を求め た。 原告 が要 求し た反論 記 事は、 道路建設 の 優 先. 順位 リスト など存 在 せず 、従 って問題 の 道路を 優 先 順位 リスト から 除い たこ ともなく 、被告 が掲載 し た右 の 記 事は、. 原告 の 誠実、高 潔、徳 性お よ ぴ州下院 議員 とし てグ リーン郡 民に奉仕 す る原告 の 適 性を 非難 す るもの と考え るとし 、. 問題 と なった道路 のいきさ つを明ら かにす るこ とを 内 容 とす るもの であった。 この 反論 記 事掲載 要 求に対し 、被告 は 、. 被告 の 掲載 し た社 説は原告 の 誠実、高 潔、徳 性を 非難 す るもの ではない から 、 原告 の 反論 を 掲載 す る義 務はなく 、同. - 38 -. 第23巻第 2号 近大法学.

(7) 「表現の自由」に関する現代的課題. 反論 を掲載 す るに足 るスペ ー スがない として反論 文の 掲載 要 求を拒否 した。. 原告 は、郡 民 の 誤解 をとくため 、ビラ を郡 民に配布 し、数 週 に亘り郡 内 を遊 説し、これにより多額 の 損害 を受 けた. として二五 000 ドル の 損害 賠償 訴 訟 を提起 した。グ リー ン郡 巡回 裁判 所 (Ci r c ui r t ) は 、 原告 勝訴 の 判 決 を下 tCou. し、 被告 は上告 した。ミ シシッピ ィ州最 高 裁判 所は、全 員 一 致で巡回 裁判 所の 判 決を破棄 したが、 意見 を書い たKyle. 本 件にお け る原告 の 請求は、 一 九 四 二年の法 典第 三一七 五 条の 反論権 法 に根拠 をお い てい るが、同. 判 事は次 の よ うに述 べている。. (判 示要 旨). 法は、論 説またはニュ ー ス ・スト リィが候補 者 の 誠実、 高潔および徳 性 を非難 す る場 合 を除き、公 職 候補 者 の 反論. 文 を掲載 す ることによって同 候補 者に関 す る不当 な批判 の 訂正 を新聞 発行者 に要 求す るもの では ない 。立法 部 の 目. 的 とす るところは、同 法の 規定 を論 説またはニュ ー ス・ スト リィが名誉毀 損的 であり、かつ 、特 定 の 態様 にお け る. 名誉 毀 損、す なわ ち、論 説またはニュ ー ス・ スト リィが候補 者 の 誠実、高 潔お よ び徳 性 を非難 す る場 合に限 定 す る. s p e r s i on ) また は fl e c t」 という語 は、中 傷 (a にあっ たことは明 白 である。因 み に、本 法 に使 用さ れている「非難 r e. n t e gr i t y 」とは… … 腐 敗的 な影響 を受 け たり、腐 敗的 行為 恥辱 (r e p r oa c h ) をあび せ ること を意 味 す る。 「高 潔 i. ー. i gn or an c eor. `. t e s y」 とは 、欺 く ことの ない、 行為 の公 正 さ 、正 直 さ をいう。また、 を行なわ ない 道徳 的 完全 性 をい い 、「誠実hon. 「 徳 g ra l」 と は 、正 しく正 義的 で あること をい う 。. 被上告 人 (原告 )の 準備 書面中 に主張 さ れているよ うに、上告 人 (被告 ) は、不知 または過失. かつ )によ り、ウォ リィ議員 が州道第 六三号 線 を「優 先 順位 」から はず したと記述 したこと は 事実 で あり、 e c n e g gli e n. また、右 記 述 は真実ではなかっ た。し かし 、当 裁判 所は 、右 記 述 がウォ リ ィの 誠実、高潔および徳 性 を非難 す るも. -- 39 -.

(8) の とは 言い 得 ない と考え る。真 実か虚偽 かに拘 らず 、右 記 述 はあらゆ る意味 で名誉毀 損的 ではなく ‘一九 四 二 年の. 法典第 三 一七 五 条によ る訴 訟の 根拠 となす こ とは で きない 。右 反論 権 法の 処罰 は 、公 職 候補 者 に関 す る事実の 誤記. を 内 包す る論 説の公 刊 に一般 的 に向 け られたもの ではなく 、公 職 候補 者 に 関 す る事実 の 誤記 が、候補 者 の 誠実、 高 2 潔お よ び徳 性 を 非難 す る場 合に 限 り 適 用さ れるの である。. ) なもの であり 、同 法規は 厳 格に 解 釈さ れな l ena 一九 四 二 年の 法 典第 三一七 五 条の 条 規は、そ の 性質上 処罰 的 (p 131 け ればならない 。. - 40 -. 右 の よ うに、ミ シシッピ ィ州最 高 裁は、同 州の 反論 権 法の 適 用を 、新聞 が候補 者 の 人 格的 要 素に関 す る名誉毀 損的. な論 説を 掲載 し た場 合に限 定 し 、そ の 他の 場 合にお け る候補 者 の 不当 な批判 の 訂正 までを 要求し ない とし た 。元来 、. 名誉 毀 損的 な言辞 は、猥 褻 、闘争 的 言葉と共 に 、連邦 憲 法修 正第 一 条の 保障 の 範囲 外 に あるこ とは 極めて多数 の連邦. 最 高 裁の 先 例に よ り 確 立 さ れてい るから、 ミ シシッピ ィ州最 高 裁の 解 釈に従 え ば、結局 、同 州の 反論 権 法は 極め て限. 定 さ れた意味 での 名誉毀 損に対し 反論 の 権 利を 定 め たもの とし て、非常 に狭 く 解 釈さ れたと言え よ う。 ー. . .2da 6 3So 9 4 5(1 5 3) t9. マサ チ ュ ーセ ッツ 州で は 、合憲 性に疑 い の ある法案 につ き、 州議会は 州最 高 裁判 所各 裁判 官の 意見を 求め ることが. 向裁の 州上院 に対す る勧告 意見 二 、マサ チュ ーセ ッツ 州最 古. . 6 raa p Su t9. . 5 aa r p Su t9. (3) (2) (1). 第23巻第 2号. 近大 学 法.

(9) 「表現の 自 由」 に関す る 現代的課題. 」. できるも のとされ て いる。 マサチ ューセ ッツ州議会 は、政治広告 に限定 した、次 にあげる反論権法案を審議し ていた が、合憲性に問 題があるとして、同上院は同最高裁 の意見を求めた。. 第五六章 第三九条 の次 に左 の二条を加える。 eGe ), h t ws lLa a 一般法 ( r e n. 者または代理人が、公職 およ. .34 「 新聞またはそ の他 の定期刊行物 による政治広告 の掲載を さらに規制する法律 Hou s eNo 6 0 第 一条. 第三九 A条 新聞そ の他 一般 公衆 に配布される定期刊行物 の所有者、編集者、発行. を掲載 する場合 は、 同 一の公. び政治職 の候補者、も しくは、選挙民 の判断 に委ねられる問題 に関するある主張 を、応援 し、中傷 あ るいは撃破 し. v e r t i s eme nt) ようと図 りまたはそ の傾 向 のある有料政治広告 (苫に 苫l i t i c alad. 職 および政治職 の他 の候浦者を、も しくは、予選または本選挙中 に選挙民 の判 断 に委ねられる同 一問題 に関するそ. の他 の主張 を応援し、中傷 ある いは撃破 しようとする他 の有料政治広告 の掲載を拒絶してはならな い。但 し、右 の. 掲載が本章第四二条な いしその他 の規定 に違 反する場合 はこの限 りでな い。. 本条 に従う ことを拒絶する者 に対 しては、不服 のある候補者および その他 の者 の提起する衡平法上 の訴訟手続 に. より、本条 に従う ことを命ず る ことができ、か つ、 100ド ル以上 の制裁金が科せられる。裁判所 は、相当と考え. ( 略. ). ③. るときは、合 理的な弁護士費用を含む訴訟費用 に加え て、損害賠償を命ず る ことが できる. 第三九B条. (g i n i o noft u s t i c e st h eJ ot n a te heSe ). 右 に対し、 マサチ ューセ ッツ州最高裁 は、 一九七三年 七月 一三 日に、右反論権法案は違憲 であ るとの勧告意見を上 4 その要旨は次 のごときも のである。. 院 に回答 したが. 上院が付 議した質問は次 のごとき である。. - 41 -.

(10) .3460 の制 定 は、連邦 憲 法修正第 一条お よ び マサ チ ューセ ッツ 州憲 法修正第七七 条に よ り改 正 さ れた eNo s Hou. 同 憲 法第 一 部第 一六 条に 違 反する か。. .3460 が 行 なわん としている政治広 告 の規制 は、プ レ スの 自由 に対 する、妨 害 ま た は 事前抑制 (Pr i or Ho us eNo. C. 二 つの質 問 は、 実質. 当 裁判 所 は、こ れまで、こ の 件に関する 憲 法問題 に明白 に 言及 し てこ なか ったが、新聞 社 が掲載 の 拒絶 を相 当 と考え. よび州 憲 法の 保障 に反し ない かとい う こ とである 。. その新聞 や 定期 刊 行物 に 反対 の見 解を支 持 する 有料 政治 広 告 の掲載 を 強制 する こ とが、 プ レ スに与 え ら れる連邦 お. 上院 の質 問を 最 も簡 単 に 要約 す れば、新聞 や 一般 に 配布 さ れる そ の 他の刊 行物 が 有料 政治広 告 を掲載 し た場 合に、. 有料 政治広 告 を掲載 し な け ればなら ない。. は撃 破し よ うと図 り またはそ の傾 向のある 有料 政治広 告 を掲載 する 場 合には、同 一問題 に 関 する 他の 立場 につ い ての. 定 し ている。 また同様 に、 そ れら の 者が、 選挙 民 の判断 に委 ねん とする 問題 に関 し てある 主張 を応援 し、中 傷ある い. 補 者 に関 し 有料 政治 広 告 を掲載 し た場合、同 一公 職 の 他の 候補 者に関 し ても有料 広 告 を掲載 し なけ れば なら ない と規. 法案第 三九 A 条は、 新聞 または 一般 に配布 さ れる定 期 刊 行物 の所有者、 編集 者、 発行者 および代 理人が、 ある公 職 候. 的に同 一の 憲 法問題 を提起 する か ら、 わ れわ れは、 法案の各 案につ き両 質問を 一緒 に考慮 する こ とに する。. マサ チ ューセ ッツ憲 法権 利宣 言第 一六条 の 「 出版 の 自由」 条項 に よ っても実質 的 に同 一となる. この 問題 は、連邦 憲法修 正第 一 条の出 版 の 自由 条項 ( 連邦 憲 法修正第 一四 条に よ り 各州 に 適 用さ れる ) に よ っても、. nt)を構 成 する か。 i ra st e r. ー→. る ときは、 一般 に 拒絶 する 自由 を 有 する と判 決している。 ……こ れは、全 米 で表 明さ れているほ とん ど一致 し た結論. - 42 -. 第23巻第 2 号 学 法 近大.

(11) 5 である。. プ レ スの 自由 は、プ レ スが合理 的 な規制 に服 し ない ことを意 味 す るもの ではない 。 … … し かし 、修 正第 一 条の権 利. に関 す る場 合 には、連邦 最 高 裁は政治 的見解 の表 明 を 州が規制 す るこ とには伝 統 的に同 意し てい ない 。. 特 定 事項 に つい て反論 の放 映 ・放 送 を 強制 す ることの 合憲 性は、連邦 通信 委 員 会 に よ ってテ レビ ・ラ ジ オ放 送局 に. 適 用され る 、いわゆ る 「公 平 の原則 f a i r nes sdo 」 に 関連 し て連邦 最 高 裁によ り 考慮 され 、 支持 された 〔 Re dLio n c t r ine 7 ,39 . 9 6 9) ) 。·…・ ・ し かし、ナ 令 車工茶に 対し てよ り遥 か 5 U.S.3 Br o ad c as ti ngCo mmi ss io n ni c at v • Fe de r a lCommu i o nsCo 6 7(1. , r e :s po n:s i v e に密 接 な類似 性 を持 つ事例に おい て、連邦 最 高 裁は 、最近 、論争 の あ る問題 に つき有 料 の 反論 ・社説 放送 (. - 43 -. i alc i r o t di )を望む 者 が 自己 の 見解 の放 送許 可 を放送局 に強制 す る憲 法上 の権 利 は存 在 し ない… … と判 決 de nts mme o pa. ad v er t i s e me nt s) を受 け る義 務を強制 できるか e di t or i al している。 (しかし、連 邦 最 高裁は)立 法部が放送局 に 意 見広 告 (. , . •De mmi t t e e e Co l umb i aBr 足r S11 s.l nc i o glCo o ad c a s どう か に つい ては 言及 し てい ない[ mo c r ati cNat 0 8 0(1 9 7 3 ) 〕 。 9 3S.Ct.2 t. 印 刷 された 言語 によ るコミュ ニケ ー ション ・メデ ィア は 、放 送 メデ ィアに 適 用さ れ るもの とは異 な った 考慮 を 要す. れ 得 ると結 論づ け てい るが、 そ の根拠 とし て、 放送事 業 者 の免 許 に政府 が広 範に介 入 してい るのだ から、 意見広 告 を. る 。 ……わずかに二 名の 裁判 官が、修正第 一 条の 言論 の 自由 の 原則 から 、放 送 事業 者 は 意 見広告 の 放 送許 可 が強制 さ. 事業 者 (被免 許 者) に 義 務として課 し ても違憲 とはなら ない場 合で あ っても、 プ レ スに課 す場 合は違憲 となると し てい. での連邦 最 高 裁の 意見 も 、放 送 メデ ィアとプ レ ス間 の相 違を認 め ており、少 なくとも四 人の 裁判 官は、明示的 に、放送. . .ys tS nc.事件 I aBdcs i §b l 払う 能力 が あ った とし ても、誰 もがそ の 見解 を放送 す ると いう わけ には行 か なく なる。Co. る。電 波 の使 用に固有 な物 理 的制 限 から必然 的 に政府 の規制 が要 求さ れ るこ とになり 、 そ の 結果 、放送広 告料 を支. 表 的 「 現の自由」 に する現代 課題 関.

(12) 放送 する 個 人の 権利 を 絶対的 に 否定するこ とは 、言 論の 自由に関 する 憲 法上の 権利 を 政府が 剥 奪するこ とに なる 、 と. dn i va t el e ws pa pe r)の 刊行に つ い ての 同じよう な 政府 介 入論 は 、より 一層希薄 な根 e yown し ている 。 私有新 聞 (apr. C. 新 一条の 言論の 自由に より 、個 人が 意 見広 告の 掲載を ( 拠に 立た ざる を 得 な く な ろう 。当裁判所の 知る 限り 、修正 第 、. 聞に )要 求する 権利 を 有 する と判 示さ れ た 事 冽を 知ら ない. 連邦 憲 法修正第 一条お よび マサ チュー セ ッツ権利 宣言第 一六条の基 本 目的 が 、情報を 国民 に広く 伝 える こ とに 資す. 明白に 、政治問 題に関 する 一方 の る もの である こ とは勿論考慮 に 入れ なけれ ば なら ない 。本 法 案第 三九A条 の 目的 は 、. 側の 有料政治広 告が 掲載 さ れた とき に は、反 対の 見解 の 政治広 告の掲載を 要 求で きる という に ある 。こ の方 法に より 、. 表現 、殊 に 、少数 意 見の 表現 が 促進さ れる と主張 さ れ ている 。しか し、第 三九A条が 制定さ れれば 、政治広 告の より 公. 平 な販 布が 達 成さ れる 代 りに 、新 聞 やそ の 他の関 係 定 期刊行物が 政治広 告の 申 込を受 ける こ とを 嫌う ように なる 冷却. )を 生ずる こ とに なる から 、 ―つの 矛盾が 提起 さ れる こ とに なる 。 nge t i c ll e hi f c f 的 結果 (. 新 聞や 一般 に 配布さ れる そ の 他の出 版物 は 、す べての反論広 告を掲載 しな けれ ば なら ない拘束を 受 ける より は 、選. :。. f al s es t at e me nt s")を掲 載 し て. 挙問 題 に関 する 政治広 告 を 一切掲 載 しない と決定す る かも 知れ ない 。第 三九A条 は 、 反 論広 告の 数 、サイ ズお よび内 容. (. ,§4 .5 G.L.C 6 2)に 特 別の 注意 を払わ なけれ ばなら ない こ と. の 複雑性 に つ き 何ら 制限 を置 い てい ない 。新 聞や定 期 刊行 物 は 、「虚偽の 記事 」. は なら ない 制定 法上の義 務 (一般 法 第 五六章 第 四二条. l i b ui t s) から 完全 に 免責さ れるこ とに なら ない で あ ろう c 第 三九 A条 の違 反に els に なろう し、かつ 、名 誉 毀損 訴訟 (. i tfo n hme s n u p r. 第 三九A条に より 提起 された 訴訟で 、裁判所に より 命ぜ より 科 せら れる 処罰 は決 し て軽 微 なも の で は ない。 た とえば 、. )掲載 命 令に 従わ な ければ 、法廷侮 辱 罪 nt epo me v i e s i t ns r e po s e a一且e c i t i l ar ら れた反 論政治広 告 (. - 44 -. 近大法学 第23巻第 2 号.

(13) ゜ ー. c ont e mptofc 第 三九A条 は 、 選 挙民 の 利 益の ため の ou r t )で 処罰さ れる こと も 有り得 る 。 このよう な 事 情に あ って は、. 情報 の 配布に 水を差 す結果と な ろう q. ")傾向 が 存 在する と い 第 三九A条を 制定 し ようと する 背景に は、特定の ニ ュース 掲載の 「独占的 」( . c i st i l gpo o m.. 般 に 配布さ れる 定期 う理 由があるか らかも 知れ な い。し かし 、 マサチ ューセ ッツ州 内の す べて の 新聞お よびそ の 他 一. 刊行物に 反論 政治広告 掲載 を ことごとく 強 制 すると いう ことに な る と 、もしそ のよう な 強 制が 存 在しな ければ掲 載 の. 通が 閉ざさ れ て いる 政治理 念を 、市 民 各自の 自費 で 表明する ため の 新聞 への アクセス 権を市 民 に 持たせ る ことに よる. ー. ・ ・ ・ ・ ・ 右の理 由 で 、第 三九A条 の 定期刊行物 に 対 する 政治広 告 掲載 の 立 法 上の強 制を支持 す べき もの は何 ら存 し な い。・ 2 に 関する 各質問に対 し て は、 「 然り 」 ( 反論 政治広 告 の強 制は 違憲 となる )と 回答 する 。. 右 の よう に 、 マサチ ューセ ッツ州 最 高 裁は 、政府に よる プ レス 規 制 の弊害 、プ レス に 反論 政治広 告 を強 制す る こと. に より 生ずる 冷却的 結果 、州内 の全印 刷 メディ アに 対 する反論 広 告の強 制 は、市民 の 政治的 意 見の 表明上必 要な ア ク. セ ス 権の 範囲を 超える こと 、放送 に お ける「 公平 の 原則 」の印 刷 メディ アに 対 する 不適 合等 を理 由 に 、反論 政治広 告. の強 制に 関する 法案は違憲である と し た。. 反論 文 の掲 載 が有 料 であること、. 了九七二年に も 同 様 な立 法案 に つき、最高裁 は 同 法案 は不明確性 ( 漢 然性)の故に違憲 であると の判断を 行なっ て い る。 、 、. マサチ ュー セ ッツ のこの反論 権法案 は、 次の 点で、フロリダ の反論 権法と相違 して いる 。④. `Mass.,284N.E.2d 919. s e c sti u eJ h noft o i n Opi. m ②. - 45 -. 「州の 利 益」 の 助長にと って本 質的 と さ れる 範囲を 超える ことに な ろ引 。 実 際 、新 聞お よび 一般 に 配布さ れる そ の 他. 課題 的 る現代 す 関 「表現の自由」 に.

(14) ◎. て いる こ 治 広告 に限 定さ れ 反論 権 は論説 による攻撃 には及ば ず 、有 料 政. 。 り は民事罰 であ るこ と 違反者 に科 せら れる 制裁 は、刑事罰 というよ. 聞 以外 の 定期刊 行物が規 制対象 に含ま れるこ と、◎ 新. と、⑤. 究 治 公 法研 け る 試み— 」 早稲田 政 け る二 つのパタ ーンー 西 ドイ ツ とア メリ カ にお dL Re 治 資 金規 正にお on事件 につ き、 拙稿 「政 i. . 32 a at 8 pr Su. . 1-32 3 aat 8 pr Su. よび州憲 法に違 反しな いと判断して いる。 . 2 98N.E. 2d 82 9 0 9 7 3 ). 治 上 の広告 に、同 一条件 での非 政治的広告 以上 の広告料 を徴収して はなら な いとの規 定であるが、 この規 定は、連邦 お ③ 本条 は、 政. ④. 6. 革 と憲 法上の 諸問 題 (其の三 )」 度 の改 治 資 金規 正制 け る政 ア メリ カ にお 同 拙稿 「 、 一九七三 年、 一―四、 一―八頁なら び に 第二号. 法と秩序 第四巻第三 号、 一九七四年、 四二、 四五頁参照。. . な おC .E .2da 8 oad cas t in g Systemcl n. fll ぷ斤につ き、拙#情、前掲 、 早稲田 政 治 公 法研 究 第二号、 一― ⑧ 2 98N 、ol umbia Br 33 t 稿 、前掲 、法と秩序 第四巻第二 号、五四頁、 第四巻第三 号、 四二、 四五頁参照。 同 拙 八ー 九頁なら び に. .E.2d a り 破棄 ) を出 した のは、 マサチ ューセ ッ 98N ⑨ 2 34 •な お、 フロリ ダ州 最高裁が反論 権 法の合憲判決 (連邦最高裁 によ t8. ー. ,8 .16 . L.Re (1 967. ) 0Har v 16 76|78 stAme ndmentRi g ht v A New Fir 4 1, at. ら 、 五日後 であ った。 て か ツ州最高裁 のこの勧 告意 見が出 さ れ. . -34 aat 833 p r 叫 S u ,Acceu t .B . J.A a rron ot he Preu 仰 cf .E.2d a . ⑫ 2 t 835 98N. 三 、 Mi amiHer al d Pu bli s hi ng Co. o 事件 v. Tornill. フ ロ リ ダ 州 は 、 早 く か ら 反 論 権 法 を 制 定 し \ 完 全 な 意 味 で の反 論 権 法 を 有 す る 唯 一の 州 で あ る が 、 同 州 の 反 論 権 法. - 46 -. 第23巻 第 2 号 近大 学 法.

(15) 「表現の 自 由」 に関す る 現代的課題. は 次の よう に規 定 し て いる 。 .St . n フ ロリダ法第一 0 四 •三八条 ( at.An Fl a §. 104 · 38 (S upp. 1973- 74). off i c i a e c or d) に つ lr. あ る 新 聞が 、そ の紙 上 で 、候 補者指名 または選挙の ため の 立候 浦 者 の 人格 を非難 した 場合 、も しく は当該候 補 者. に職務上の 不正 行為 また は 失当行為が ある と 主張 した 場 合、も しく はそ の 他 公職 上の 経歴. き 非難 した 場合 、な らび に、右 にあげた 目的で 他の 者 に無料で スペー スを 提供 した 場 合は、そ の 新 聞は 、当該候 補. 者の 要求 に従 い、直 ち に、反論 の 原因と な った 記事 と 同等の 目立 った 場所 に同種の 字体 で 、無料 で 、反論 を掲 載 し. な ければな らな い 。但 し、右の反 論は非 難 記事 の スペ ースを超え な いもの と する 。本 条の 規定 に違 反 した 者 また は. 法 人は、第 七 七 五 •O 八 二条 および第 七 七 五 •O 八三条 に定め ると ころ に従 って処罰 できる 第 一級 の軽 罪と なる q. フ ロリダの この反論 権法 に基 づ く訴 訟は 、記 録 されたも の で は前 に下級 裁 の反論 権法を 違憲と する 判決が 一件 ある. にすぎず 、 このと き は上 級裁の 判断を得 る に至 らな か った が 、最近 にな って同法の 合憲 性が真 正面 から争わ れる事件. が 発 生 した 。事 実審 裁判所は 、同法を 違憲 と した が 、 フロリダ州 最高 裁は 、先例上一般 に予想 される と ころ に反 し て. 同法を合 憲 と した ため に、 この事 件 は法 学界 から異常な 関心を 集め る こと にな った。 連邦 最高裁 へ上 告の 結果 、全員. 事. 実. 一致の意 見で フ ロリダの反論 権法は違憲 と され 、 フロリダ州 最高 裁の判 決は破 棄 された が 、 この ト ー ニロ事 件 の 概要 5 を 以下 に紹 介 する こと にする 。. 日. ,Jr. ) o ill PatL.Torn n)の理 事 ト ー ニロ ( o i t a i oc s sAs r r s he c as a 8m Te Cl 一 九 七 二年当時 、 ク ラ スルー ム教員 組 合 (. - 47 -.

(16) は フロリダ州下院 議員 に立候 補し て いた 。同年 九 月 二0 日と 二九 日の両 日 に亘り 、 マイ ア ミ ・ヘラ ルド紙が 、公共 の. 利 益 に反する 教 員 組 合のス ト ライ キを指導し た 点等を あげ て、 ト ーニ ロ候 補の 人格を 非難 する 記事 を 掲載し た。 ト ー. 二口は、前述の 反論 権法 に基 づき 、 マイア ミ ・ヘラ ルド に無料 で ( ト ー ニロの )要 求する 反論 記事 の 掲載を 求め たが 、. Da deCi r c u i tCou r t は 、 フロリダ州の 反論 権法は第 一 に、言. マイ ア ミ ・ヘラルドは この 要求を 拒絶し た 。 トーニ ロは、宣 言判 決上お よび差 止 上の 救済 、な らび に五0 00 ド ルを 6 ) を求め て訴 訟 を提起し た 。 es g vedama i t i un p 超 える懲罰的 損 害 賠 償 (. ード郡 巡 回裁 判 所. フロリダ 州事 実 審 裁判 所 の違憲 判決. 事 件 を 受理 した 第十 一 巡 回区デ. a 漠 然 性 )( v gu e ne s s)の 故 に違憲で ある と 判決 論 、出 版の 自由 に反 すると いう理 由で違憲 で あり 、第 二 に 、不 明確 性 ( した. フ ロリダ 州 最高 裁 の合憲 判決. 反論 権法を 違憲と する 巡回裁の判 決 に対し 、ト ー ニロは州 最高 裁 へ直 接上 告 をし た。 フロリダ州 最高 裁は 、 一九 七. 三年 七月一 八 日 に六 対一で 、反論 権法を 合憲 とし たが 、そ の 意 見は 次の 如 き もの で あ った。. 反論 権法は、連邦 憲 法修正第一 条 により 保障 さ れる 言論 、 出 版の 自由を 侵 害 する も のではなく 、むし ろ助 長する. もの であり 、当 裁判 所 は 、連邦 憲 法修正 第一条お よび第 一 四条 に違 反し な い と判 決 する 。 ). i pr 政府 による 事 前抑制 ( org o ver n me nt a lr es t r a mt なし に出 版する 権利 が ある こと は認め る けれ ども 、公衆 に. - 48 -. (二) (三). 第23巻第 2 号 近大法学.

(17) … … 公 衆 の 「知 る必要. ("ne e dt ok gs.) . は、選挙 運動 期間中 は特 に肝要 であ る。…… 選挙 運動 の公正 を確 保 す るため には、非難 攻. 十分情 報 を与 え る べき相 関 的責 任 ( ac or r e l at i ver e s p on s i bi l i t y) があ る ことを 強 調 す る。 性 」. ,. 撃 された候補 者 は、応答 す るため の同等 の機会 が与 えら れな けれ ばな らな い。 さも な ければ 、候補 者 が害 を 受 ける. だ け でな く‘ 一般 市 民 が論争 の双 方 の側 の意 見を聞 けな くな る。. 公衆 が論争 のあ ら ゆる側 の意 見を 知 り、 この情 報 に碁 づ いて賢 明な選択 を行 な い得 る権 利 は、 マス ・メディ アの. 1 9 6 9)にお. pr んd取る こと によ っ p)の認心 hi s or ec ns e vat i. 367. - 49 -. 所有 がます ます少数者 の手 に集 中 し、 そ の結果 、窮 極 的 には私 的検 閲 e て危 機 に陥 って いるq. ••. .v . 9 5U.S. F C C, 3 o adc a &t i ngCo 当裁判所が こ の意 見 に到 達 す る にあた っては、Re dLio nBr. ける連邦 最高裁 の意 見を考慮 し て いる。. Bo y d)判 事 は次 の如 き反対意. よ って、 事 実審 裁判所 の判 決を破棄 し、本 判示 に従 ってさら に審 理を 行 なわ せるため に、本 件 を 同裁判所 へ差 戻 すF. 右 のよう な ‘反論権法合 憲 説 に立 つフ ロリダ州 最高裁 の多 数意 見 に対 し て、 ボイ ド. t hep u bl i s he d は、自 ら の記. 掲載 しな ければな らな いのであ ろう か。候補 者 の反論 が他 の者 に対 す る名誉 毀 損 とな る場合 でも 、発 刊 者は そ の反. 事 が真 実 であ ると確 信 し て いる場合 にも 、虚 偽 であ る ことが わ か って いる候補 者 から の要 求 記事 を彼 の要 求 どおり. 本 法 には、疑 問 のま ま に残 され て いる いく つか の重要 な問題 があ る。新 聞 発刊者. 見を述 べ て いる。. 「表現の 自 由 」 に 関 す る 現代 的課題.

(18) ob s c e ni t y. も し候. 論を 掲 載 しな ければ な ら な いの であ ろう か。 よ しんば掲載 しな ければ な ら な いと され た場合 でも 、発 刊者 は 、名誉. に な る の であ ろ う か。 )の結果 、責 任が あ ると された 場合 に 、そ の責 任に 服 す る こと ui e ls 毀損 訴訟 ( li b t. 補者 の反論に猥 褻 的な言 葉 ( o bs c e a n ngu el a g e) が含 まれ て いても 、発 刊 者 はそれ でも な お、 猥 褻 法. ws )に よる訴追 を 承 知 で掲載 しな ければ ならな いのであろう か。 l a. 連邦 憲 法修正第 一条 は、 「連邦 議会 は言 論 また は出 版 の自由 を侵害 する法 律 を 制定 し ては ならな い」 と規 定 し、. 言 論 また は出 版 の自由 を抑 制も しく は侵 害 す る法律 を 制 定 し てはな ら な フ ロリダ州憲 法第 一条 四節 は、同様に 、 「. di t or i a ll y) を 刊行 す るプ レ n dc n e wsa o mme n te い」 と規 定 し て いる。 これ ら の憲 法条 項 は、 ニュー スおよび論説 (. nfo 品) を i i o r t i a t he pe e rr. ー. - 50. ス の権 利 の制限 を政府 に禁じ て いるから 、発 刊者 に 、当 該発刊 者 の意 恩 に 反 して、他 の者 の記事 の印刷を 強 制 す る. こと は、同様に違 憲 とな ろう 。. な お、 フロリダ州 最高裁 の右 の合 憲 判決に 対 し、 マイ アミ ・ヘラ ルド は再 審 理 の申立. . .. 行 な ったが 、多数 意 見 は、一結 論 と し て、 修 正 第 一条 の出 版 の自由 は 、す べて の国 民 の利益 のため のも のであ って、出 ^ > 版業 に 資本 を投 下 し て いる人 々だ け のため のも のではな い「 とし て 、 一九 七 三年 一0 月 一0 日、再 審 理申立 を 却 下 し. て いる。 連邦 最高 裁の違 憲 判決. の ことと し て、 マイ アミ ・ヘラルドは上 告 した。. 反論権 法を合 憲 とす る フロリダ州 最高裁 の判 決 は アメリカ合衆 国 の伝 統 的考 え方に反 す るも のであ った から、当 然. (四). 第23巻第 2 号 近大 学 法.

(19) 七 日弁 論を開 き、同 年六 月 二五 日 に 、全 員 一致の判 決で、フ ロ リダ の 反論 権 法は 連邦 最高 裁は、一九七 四 年四 月 一. フリ ー ・プ レス を 保障 す る連邦憲 法修正第 一 条に 反す るとして、フ ロ リダ 州最高 裁の判 決を破棄 した。. ,. を あげ れば次の如 く で あ る。 バ ーガ ー長 官の 言渡 し た連邦 最高 裁の意見. ゜. 裁判 所の 意見 は 、バ ーガ !長 官に よ り 言渡 さ れ、プ レナ ン判 事とホ ワイ ト判 事が同 調 意見 を出 し てい る。判 決要 旨. ー. n. ー. e u) の 強制 の支持 ・擁護 者 は、政府 は各種 被上告 人お よ びプ レ スに 対す るアクセ ス権 ( ミ i ghtofac c e u t hepr ot 様 々の見 解 が公衆 に伝 達 さ れるよう に 保障 す る責務が あ ると強く主張 する。. - 51. アクセ ス権 の支 持 者 は、 …… ほ とん どの大都市 にお いて新聞 (社 ) の競争 関係 が取 り 除 かれ、か つま た、テ レビ放. 送局 やラ ジ オ放 送局 の所有 者 と同 一の経営 者 にそ の唯 一 の新聞 が所有 さ れるこ とによ り 、通信 メデ ィアが集中 的に支. 配 さ れるこ とに なったこ とが、公衆 に対す る情 報源 の集中 的支 配化現象 を引 き起 す ことになっ た最大 の要因 で あ る。. 論 を形成 す る力 が 極く少数 の 者 の手 に握 ら れ る. あら ゆる点 で、 必然 的 に何 らかのメカ. ve r nme n t alc oe rc i o n で あ る場 合 には、直 ちに 、連邦憲 法修正第 ズ ム を伴う こ とに な る。 そ れが政府 によ る強制 go a ” 一条 の明文 な ら びに同 条に関 する多年 に 亘 る判 例上 の 解 釈と衝突 す るこ とに なろう 。. 府 に よるにせ よ合 意によるにせ よ ( e i t h e rg o ve vn men t alorc on s en s u a l). これら の主張 に 多くの正 当性が 見出 さ れるとしても、プ レ ス ヘのアクセ ス権 の強制 のよう な救済手段 は、そ れが政. or yt t li i ab dor on p s e 公衆 は 、各種 の 問題 の討 議に有 意 義な方 法で応答 したり寄 稿 したり する能力 ( . , こ とに なり 、… • 8 e)�失 っ て来 た 、 と主張 す るq ut b i r t n o oc t. このよう な大 き な変化 の 結果 、アメ リカ 合衆 国 市 民に情 報 を伝 え 、世. 的 る現代 課題 す 関 「表現の自由」 に.

(20) l. .Uni . 3 2 6U.S. ( わ れわ れは、 当 裁判 所が Ass o ci es sv 1 at e dPr t e dSt at e s 9 4 5)に始 ま るいく つもの 判 例で、あ る制 限. なり要 求なりが、 そ れらの制 限 や要 求がなかった ら 掲載 し なかったであ ろ う もの を政府 がプレ スに掲載 の 強制 を及ぼ. した こ とに なるか どうか に関し、細 心 の注 意 を払 っ て来 て いるこ とがわ かる。当 裁判 所が明 白 に示し ているのは、. ") もの を掲載 す るよ う に強 re 「r 理 性』 が掲載 す べ き で な いと教 え る」 ( d i l b u otb h s dn l u o h ms he st e ep `tell n o as ・ ・ ・. 制 す ることは違憲 であ ると いう こ とであ る。 掲載 記 事に責 任 を負 う プレ ス ( bl es s) が、 紛 も なく望 ま ar e s po ns i epr. し いゴ ール ではあ るが、 プレ ス の責 任 は憲 法によ り命 ぜ ら れてはお らず 、多 くの 他の徳 性 と同様 、 立 法化 さ れ得 な い. もの であ る。. 被上 告人 の 「本 件 で問題 とさ れているフ ロ リダ 反論 権 法 は マイ アミ ・ヘラ ルド 紙 の欲 す る記 述 を何 ら妨 害し て いな. い」 から上 告 人 の言論の自由 の制 限 にあ た ら な いとの 論 議は、 問題 の核 心を避 け るもの であ る。編 集 人や 発刊人 に対. し、 「 『 理 性』 が発刊 す べき で な いと (彼等 に)教 え る」 もの を発刊す るよ うに強制 し ている、 と いうことこそ が本. 件の争 点 を なす も の であ る。 フ ロリダ 反論 権 法は、特 定 事項 の発刊 を上 告人 に禁 ず る 法律 や 規則と同 じ 意味あ いに お. お いて、 強制 とし て作 用す る。 ( 新聞 ) 発刊 に対す る政府 の抑制 (g t g)は、 こ れま in h s i l b u tonp lr in a ra t n es me ern v o. で政府 の権限 に対し て加 え ら れて来 た通 例のまた は伝 統 的 な憲 法上 の制 限 の型 に 一々あ て はめ る必要 はな い [ Gro s j e a n. , 2 •Ame ,2 . i U.S.2 9 3 3 44 -45(1 ssCo e 93 6)〕 。 フロリ ダ の 反論 権 法は、新聞 記 事の内容 を理由 に不利 益 nPr a c r e. lt a n e y) を強 いるもの であ る。 反論文 の 発刊 の 強制 から生ず るペナ ルテ ィの第 一 の面 は、 印刷 と組 み に要 す る時 (p. 間 およ び材料費 に伴 う 損失 が強制 さ れ、新聞 社がそ の 選択 に従 って他の記 事にあ てるこ と ができた スペ ースが強制 的. に取 りあげ ら れ ると いう こ と であ る。 被上 告 人 が主張 す るよ うに、新聞 社 は放 送局 が直 面す るよ う な限 ら れた技 術 原. - 52. 第 23巻第 2 号 近大法学.

(21) 「表現の 自 由」 に 関 す る 現代 的課題. 因 か ら来 る時間 の制 限 に服 す るもの でない という ことは正 し いが、 新聞 社 は、 読者 に 提供 す べきで あ ると政府 機 関 が. 決定 す るかあるい は法律 が命 ず る反論のため の無制 限 の 記 事欄 を準備 で きると す るこ と は、 経済 的現 実として正 しく ない。. ..... ut ) 社 説)( u , e c at t ) の 適 用範囲 内 では、 ニ ュー スおよ び論 説 ( e n e hto g i wsorc o ぞe; mme fac アクセ ス権 法 ( n t ar y. を新聞 が論争 的に ( ar gu a b l y ) 掲載 し たこ と を原因 として不利 益が課 せら れると いう こ とになれば、 編 集 人は、 安 全. な 道は論争 を避 け るこ と で あると 決定 しかね ず、 したがっ て、 フ ロ リダ 反論 権法 の施 行 下では、 政治 上、 選挙上. の報 道 範囲 は鈍 く なりまた狭 め ら れるこ とになろう 。 政府 によ り強制 さ れた アクセ ス権 は、 不可避 的 に 「活力 を弱 め、. .Al ,2 .v .Su a bー ll sv 1 9 64 )〕。Mi 7 6u.s.2 79( g,3 54 ll me !Co r kTi i v 公 的 論争 の 多様 性 を制 限 す る」ことになる〔Ne w Yo. , 384U·s.21 , 21 4 8 (1 9 66 ma a )で、当 裁判 所は 「修 正第 一 条の主 た る目的 が統 治 事項 の自由 な 論 議を保護 す るにあっ. た という こ とは、 ほ とん ど万 人の認 め るとこ ろである。 こ れは勿 論 、 候補 者 に関 す る論争 を も 包含 す る… …」 と 述 べ. てい る。. かり に、 強制 的 なアクセ ス法 ( ac a w) の遵守 に より新聞 社 に別 に費 用がか から ない としても、 omp u l s or ya c c e s sl. また、 反論 文の 掲載 によっ て 他の ニ ュースや 意見 の割 愛 を強い ら れなく ても、 フ ロ リダ 反論 法は、 編 集 (人 の) 機能 E. ) -1(<) リるという 理由 から 修正第 一条に 違 反す るこ と に なろう 。 プ レ スは、 ニ ュー ス、 �宰 ナ n c t i o nofe di t or (t hefu s. 論説 ( 社 説) 、広 告 のた めの単 なる受動 的 な容器 や導管 ( rc r e c e p t a cl o n eo du i t ) で は ない。 掲載 記 事の 選択 や紙 面. のサ イズ、 内 容、 なら ぴに公 的 問題 お よ び公職者 の取扱|' そ れが公 平 で あ れ、 不公 平 で あ れ—ーに関 してなさ れる決 定 は、 編集者 の統制 と判断 下 に行使 さ れるべき 事項 であ る。. - 53 -.

(22) o nし. よ って フロリダ州 最 高 裁の判決を 破棄する 。 ホ ワイ ト判 事の 同調意 見. 自 由 にし て公正な 選 挙 を 確保する とい う当 然是認で き る 重要な 利 益 を 主張 し ている 。 しか し、まさ に新聞の 中 枢 神経. フ ロリダ州は 、 この反論 権法を正 当化する ため に、有権 者 が論 争 の ある 事 項 に つき 情報 を 与え られ る こと により 、. (2). ( ーある 版 にどの ょう な 記事 を掲 載 する か ヽ しな い か に関 する 決定 — を 政 ec rv e n r)に触れる事項( pe a p rofan e ws e nt e %←. o mp u l s i o n)する ことは 、修正 第 一条 に抵 触 する 府 が 事 前 に強 制 ( pr i o rc. 以上がプ レス にお ける 「 反論 権」 に関 する 米国の 判例の 全容で ある 屯反論 権法を違 憲 とする 連邦 最高 裁の 判例は 、. 同裁判所が 自 ら変更 しな い限り 変え られる ことはな いが 、違憲 判決が 全員 一致で出 さ れ ている ことか らみ ても 、ア メ. リ カで反論 権法が 日の 目を みる ことは 、余 程の社会 事 情の 変 化が な い限り 考 え られ な い 。. しか し、アメ リ カで も少数 で はある が 、反論 権法を 支持する 学説も みられる の で 、以下 に、「プ レス の 自由 」と反. フロリ ダ 法は候補者 の公 的 な経歴 が攻撃 され た場合 も反論記事 を要求 できる が、ミシシ ノピイ の 法律 は人格的名誉毀損 に限ら れ 、. 見ら れ た が、廃止 法案 は委員会 で否決され た。. フロリ ダの反論 権法は、不 正な選 挙の や り 方から 候補者 を保護するため に、 一九一三 年に制定され た 。一九七二 年に廃止 の動 きが. 論 権法支持者の主張 する 利 益 とを対 比する こと によ って、 「表現 の 自由 」 の 現 代的課 題を浮き 彫り にし てみた い 。. m ②. フロリ ダ 法は攻撃記事 の真偽 を問 題 にし ない が、 ミシシ ッピイ 法は、真実性 は反論 権法によ り 提起され た訴訟で妨訴抗弁 となる と規. 定して いる。 これら の 点から 、 フロリ ダ 法はミシシ ッピイ 法に比し 、遥 か に強力 な反論 権法で ある。. 一. - 54. 第23巻第 2 号 近大 学 法.

(23) 芭. � � 、入 団印邸遷弄志 茶 ' °. S tate v. NewsJournal C o rp., 36 F la. Supp. 164 ( 1972 ) や ' I' ロ = ぶ s� 運把さ帳崖 や � ,Q -'J s. 弄 澁 如 r'-....) ャ ::: 心 心 41 ' t J S濤辻やや' -'- - 1 \ 口 嶋辻 や.,;)' I' ロ ::-- 'li...王阿坦咄{Ill!竺 ' I' ロ ::-- 'li... �縄壁坦 竺ぐ口艇 や � ,Q 心 S柑宗如ま 吾如七咄 ....) や 淀 出,t:� 0 ゃ 竺 祖 ヽふ1"' I\ r\ -'K • ;;,_ ヤ — +- � 蒼 辻 や さ ' [iii'坦如1lll竺..y�如垢涵 ....) ャ ::: ,Q o り S ↑ J -'J 竺 ' [iii'坦如Ill!'令 匡 �� 遺翠悉 Sぐ口艇迂 旦 臨 ::: 如淀 C ド ::: � -R 'ふ や べ 心(°" 0 を. ’. ト ロ ::-- 'li... �事1屯蓋 e 弄 :f;!:, � � (' ャ 去咲 漸抽茶 ぺ 井 ....)� .,;J S � :t: や.,;J' � S -'-i>•r" '.1� � E海祐 ・ 漣�'令 モ ゃ ::: ,Q o Richad H. S teil, Freedom of th e P r e s s vs. the Public ' s Right to Know: Newspaper Right of Reply S tautes, 43 Cincinnati L. Rev. 164 ( 1974 ) ; Roger J. Traynor, Speech Impediments and Hur ricane Flo: The Implications of a Right- of- Reply to Newspape rs, 43 Cincinnati L. Rev. 247 ( 1974 ) ; Note, Reaf{irming the Freedom of the Pre s s :·Another Look at Miami Herald Publishing Co. v. Tornillo, 73 M ich. L. Rev. 186 (1974 ) ; Note, Conflic t within the Firs t Note, Right of Reply S tatute s :. Uncons titutional Abridgement o f the Freedoom o f the P rinted Pre s s , 69 Nor thwestern Univ. L . Rev. 143 ( 1974 ) ;. 圏悉孟 七廊 eヤ芝り一「田皿SH 畷」. Frederick S. Coombs, fil , Notes, A c c e s s v s . Fairne s s in New spapers, : The Implications of Tornillo fo r a Free and Re sponsible Pre s s , 35 Ohio S tate L. J. 954 (1974 ) ; Barbara Alden Ropes, Case Comments, Freedom of the Pre s s : The Cons titutionality of Florida' s Right of Reply S tatute, 26 Univ. of F la. L. Rev. 352 ( 1974 ) ; Henry J . Van W ageningen, Cases Noted, The Right to Reply: A Challenge to Freedom of the Pre s s , 28 Univ. of M iami L. Rev. 219 ( 1973) ; Ray V. Har twell, fil , Notes & Comments, The Cons titutionality under the Firs t Amendment of S tatutes Granting. a Right of Reply or A c c e s s to the Print Media, 31 W ashineton 邸uL LP.P. L. RP.v. �2� ( 1 974 ) . 邑. 怜辻旦 ~ 抽. ’. 螂抽竺. ’. 幸認 「 ド "' =' -R 旦 � :!; で い 点ギ 1 l!t- G 痴印繹恕忌悉』 忌佃邸糞知… ぷ釦這涸」 丑溢 坦 答掘1-Roit' ' ( I. 点や回lit-�皿 1 1 1-R CJ姻I;: ) 屯兵 ー 1 ( 1 1 1嵐 や. ’. 匡記< 皿 I 1 1-R 口 !..! 1'l武事控祇 や丑 和 � ../..!弄祀如<ヰ迅 こ 心叫ヅ ゃ s 崖淫如蕊七 ....} '. ss. Ame叫ment: A Right of A c c e s s to New s pape-r s , 48 N . Y . Univ. L . Rev. 1200 ( 1973 ) ;.

(24) ⑥. そ の後 拙稿 「 プ レス ・メ ディ アと 『反論権 』 ー マイ アミ ・ヘラ ルド. 四二. 、. 、. 四五頁参 照。. 、. ト ー ニロ事 件ー 」 比較 法 政 第 七号. 前 掲 、 比較 法 政 第 五号. 、. 五 ニー 五三頁参 照。. 一九 七 五年. 、. ― ―五 —. ――八 頁 な らび に 同拙稿. フ ロリダ の反論 権 法 は、 性 質上刑事 法 である が、本 件 は、 こ の刑事 法 を根 拠 と して民事 救済を求 め た事 件 である 。. 一三 三頁 にそ の全訳 を 掲 載 し た の で、併 せ て参 照さ れ た い。. 、. 拙稿 、前 掲 、 早稲 田政 治 公法 研究 、 第 二号 ‘ ― ―四. ,at80 (1 . ,287 So.2 973) d 78 al d Publ i shi ng Co. amiHer Tornill o v.Mi. な お、 刑事 法 を 根 拠 と する 民事 上 の救 済 に つき ‘拙稿. . a at82| 83 Supr. Supra at80| 81.. Supra at80.. ⑨. 7 � 8 � m. 第 四 巻 第 三号. 7. t8 aa Supr. 、. 7•な お、 Red Li on 事 件につ き a at8 Supr. Supra at89.. 前掲 、法 と秩 序. ⑫. Supra at91. 比 較法 政 、第 七号参 照。. ⑬. 、. 閥 前掲. 拙稿. 、. 最近 では、原 語 ど おりに、 アク セス 権 と して理解さ れる よう に な って いる ので、 以 下 、 アクセス 権 と し て論述 する 。. 。 堀部 政男、前掲、ジ ュリ、四三i五頁参 照) 自 分 の意見を社会 に)知られる 権利、接 近 権、接 触 権、近づく権 利 等 色 々に邦 訳され ている ( (. ghtofaccessは 、本 件では、 コミュ ニケーション ・メディアに 一般 の人 々が自由に接触できる 権利を いうが、これまで i ⑯ 前にも使 用した、 この r. 、. ⑮. 皿. 対. . (1 974) Mi amiHer o, 94S.Ct.2831 at2835|父5 i shi ng Company v.Tornill al d Publ. 。 クセス の権 利を め ぐ って」ジ ュリ 、 五七 三 号、 二0頁 参 照 ). 伊 藤 正 己他 座 談 会 「マス ・メディ ア ヘの ア ワ ン ・ペーパ ー ・タウ ンや ワ ン ・ペーパ ー ・シティ等 の出 現 がそ のよ い例 と いえ よう (. しか し. 仰. ⑱ 冒. t2838. h u Supra a. ,. - 56 -. 第 23巻第 2 号 近大法学.

(25) 表 「 現の自由」 に. 関. る現代的課題 す. 危!. !. !. ;; 悶^ りダ 判盈 ダリ 所. 裁フ. ー州 九デ 七 I ニ ド 年郡 � 巡 回. ^州 ーポ 九ル 七シ ニア 年郡 治. 裁マ ^サ ーチ 九 ユ 七 l 三セ 年 ッ � ツ 州. 裁マ ー、 サ ーチ 九 ユ 七 l ニセ 年 ッ � ツ HI. 最 高. 最 高. ^ ー 九 五 三 年. ミ シ シ ッ ピ イ � i小l. 判 決 裁 判 所. 反 論 権 に. 舟裁. 判 決 年. 関 る す. ”. 違. 合. 違. 違. 違. 違. 触合. 判. 憲. 憲. 憲. 憲. 憲. 憲. に. 断. 受 のに新 け載 掲反 聞 に る こ 強る す° 対 と 制 にに編 る す 府 な ょ集政 ば れ り 人 がに ‘新掲 聞載 よ 新は る 聞損 し は失た ク 政 を がセ 治 受 ら ス ア 論け な権 る いの 。記強 記事制 控 事の は 載 を掲 る ぇ争 論 正 修‘ こ 強 第 と的制一 にに は‘ 条 な取 げ り り プの 冷上 レ 明 ス文 却 的た のお こ 自よ 結 果 と 由び をにに連 き ょ反邦 た り す屋 ‘ る° ° す 不反の 和j 論 先 益 を 文例. 制 知選 がる 挙 必必の 要要公 で が正 あ あ を る゜ り 確 ‘保 マ スる • す た メ め デに. 言 論. を プ 嫌 レ う ス この と自 に由 なに り‘ 反. 同 州 の 反 論 権. I. 腐. ;虐. ので 所あ 有 る° が. 少論. 印:. のあ 手る に問. ! 印 さ つ れ き. て 双. い方 るの か側 らの. 且 のを. 蘭の. 自 由 に 反 しヽ 不 明. 閂 岱性. � の. 故. に 違 憲 で あ る゜. 逆る に す° 冷放 却送 的に 結お 果 け をる き 公 た平 の ° す原 必則 要は な新 ア聞 クに セ適 ス用 権さ のれ. 事同 は‘ 州 の こ 法 れ律 には 該候 法 案 当浦 し 者 は なの 不 い人 ° 明 格 確 に 性 対. =. 漢. 苔. 、•一ク の. 故. に で あ る゜. 〗 告. の 記. 註. 強 が. - 57. 由. 場. 嘉を 名. °. 如 表 げ を 次 あ ば れ く. で あ る. i. 毀 損 的 記 事 掲 載 の. 覧 今 一 衆 判 、 国 合 カ 例 メ の. の. る す. 合 に の み 適 用 さ れ. 越新 え聞 るは ゜. 理. リ ア. 合. 。. ー. 問. 、一‘. ^フ ーロ 九 リ 七 ダ 三州. 38 40. 28 Su pra at. 堪. 1. 284 Su pra at. (22) (21) (2().

(26) 第 二編. 米 国 の学 説 にみるプ レス 「反論権」. 知る 権 利お よび アクセ ス権. 一、反論 権主張 の 根拠 日. ミight フ ロリダ 州 最高 裁の 判決中 にも 述 べられ ている よう に、国民 の 「知る 権利 (. gs) 」 が 、先ず第 一に反論. to le. 権の 根拠 とし て挙 げ られ よう 。 この 権 利 は、 アクセ ス権 と 表裏を な すもの で ある が 、同裁判 所 は、公衆 の 知る 権 利 は、. of. ac c e u) 」 に求 め られ る 。 アクセ ス権 に つい ては、わが 国. 候 補者 に反論 権を 許 す こと によ って、助 長さ れる と し ている 。 反論 権の 根拠 は、 より 正確 には 「アクセ ス権 ( ;ight. で も数 多くの論 説が出 ている の で 詳説を避 ける が 、反 論 権 との 関係 で は次の よう に説 かれ てい る 。. 修正第 一条の 制定者達 は、各種の相反 する 意見の 伝播の 保障 を意 図 し てい た 。市 民が民主 々義国 家を 運営する上 で. 必 要 な 判断を構 成 する 前提 と し て、あ らゆる 情報が 知 らさ れ ていな けれ ばな らな い 。 と ころで 、修正第 一条の 制定当. 時 には、プ レ スは国 民 の 各種の見解 を 代 表し、活溌 な論 争 の 場を提 供 し ていた 。修 正第 一条の 制定者 達 は、プ レ スに. 対する 政府 による介 入を禁 ずる こと によ って、プ レスの 有 する この機 能を 保障 しよう と した 。. (O. 思 思SS 苫唸: ゜ gns) 」 が 多 くな った 。独 占 的プ レスは、不賛 成な意 見. と ころが 、 一八世紀 で はと ても 予測で きな か ったそ の 後の経 済 的発展 によ って、新 聞界 に独占 傾 向 が 漸次形 成さ れ 、 プ レスの 数 は次第 に減 少 し、 「一新 聞 町. は掲 載 しない こと にな ろう か ら、修正 第 一条の 制定者達 が 除去 しよう と考え た 「 思 想 の 検閲」 が 可能 にな った 。独占. - 58 ー. 第23巻第 2 号 近大法学.

(27) 的 課題. 的 プ レスは、論 争 の ある問 題 でも 、市民 に取 り上げ て欲 しくな いと思 えば 、全 く記事 にしな いことが でき る 。. プ レスの この ような 私的な 検 閲 か ら、新奇 で、 一般 に支持さ れな い見解 を 保護 する ため には、立法 によ って、プ レ ス に対 する ア クセ ス権を 保護 する ことが必 要 にな って来 た 、 と説 いて いる 。. 反論 権 は、 この ア クセ ス権 が大き な 甚底 とな ってお り、た だ、ア クセ ス権の 主張 が 一般 的 でな い思 想 に対 し てもプ. 真 実 であ れ虚偽 であ れ 、候 補者 に損害 を 与える こと には変 りがな く、殊 に、政治的 内 容 に関 する 真実性 は、公衆 の 判. 断事 項 であ る か ら、真 実性 の有 無 に拘 らず反 論 権 は成立す る と主張 さ れ て いる 。. 反論 権法 が公正 な 選挙 に奉 仕 する理 由 と し て、政治問 題 に関 する 公衆 の討 議 が活溌化 し、選 挙 民 は論 争 のある問 題. に ついて、双方 の 側の 意 見を十 分 聞 いて判断を 構成 できる か らと致 し、プ レ ス所有の 集中 化 から発 生 した自由 な論 争. - 59. レ スに スペー スをさ くよ う に要 求する もの である の に対 し、反論 権 は、攻 撃を 受 けた 者 に対 し て、プ レ スの スペー ス ` を 利用 でき る よう にする ことを要 求する もの である 点 に特色 が みられる q. 公正 な 選 挙. 権法 は、攻 撃を 受 けた候 補者 に反論 の機 会 を 与える こと が主要 な 目的 とさ れ て いる 。. する 。 ト ーニ ロ事 件 で フ ロリダ州 最高裁 は、公正な 選挙 に関 する 州の 利益を 助長 する 必 要性を 強 調 し て いる が 、反論. 反論 権の 主張 者 は次 に、プ レスの独占化 によ って、政 治 家が攻 撃 か ら自 己を弁護 する ことが困難 にな った 点を 指摘. (二). 候浦 者 に加 えられた 非難攻 撃 が 、真 実 である 場合 にも 、反論 権を 主張 でき る か に関 し、候 補者 に加 えられ た 非難 は、. 「表現の自由」に関 る現代 す.

(28) 公平 の 原則 (フ ェアネ ス ・ドク トリン ). 引 の 窒息状 態 の打解 のた め にも 、反論 権法は必 要 である と 主張 して いる q. 国. 反論 権法の賛 成者 は 、さ ら に、印 刷 メデ ィ アも放送 メデ ィ アが 享 有する 修正 第 一条 の 保護 と 同程度のものを享 有 す. る もの である と の考 え に立 脚 して 、 アメ リカの放送 メディ アに対 して 適用 さ れ、既 に連邦 最高裁の 合憲 判決を 受 けて. f a ir ne u do c tr i ne ) 」 をプ レ スに対 して も適用 すべ き である と主張 して いる 。 いる 放送 における 「公平 の 原則 (. プ レスは 、 ニ ュー スの伝播 や論 説 に関 して 放送 と 同 一の機 能を 果 して いる 。放送 に対 して 連邦 通信委 員会 ( FC C ). は 、重要 な 政治問 題 の討 議 に十分な 時 間を 与 えるべ き 責任を 放送 局 に課 し、ある 特定人の 人格 に関 して 非難攻撃 が 行 ④ なわ れた 場 合は 、攻撃 を 受 けた 者 に反論 の 機 会 を 与 える べ き こと 、あ る 政治職の候 補 者 に放送 時 間を 与 えた 場 合 には 、. 同 一政治職の 他の候 補 者 にも反論 の機会 を 保障 すべき ものと し、また 、 ニュ ー ス等の 特定の番 組 以外 で、 ある候 補 161 者 に放送 時 間を 与 えた 場 合は 、他の すべて の 候 補 者 に 「 平 等の 時間」 を 与える べき 義 務を 連邦 議会 に課 して いる 。放. 送 に関 して 認 められる この反論 権は、論 争 の ある 問 題 につき 対立 見解 の伝 播 に役立つ 相当な 手段 である と して 合憲 の. 判 断 が 下さ れて いる 。放送 に対 して 認 められる この反論 の原 則 は 、放送 と同 一機 能を 果すプ レ スに対 して も 当然適用. さ れる べき であ り 、プ レ スがある候 補 者の 人格を攻撃 した 場 合は 、反論 のた めの スペー スを無 料 で対立候 補 にも 与 え. る べ き であ る 、と いうの が彼 等の主 張 である 。. 以上が反論 権法 に賛成 する 説の 主要 な根 拠 であ る が 、次 に、「 プ レスの 自 由」 に関 する アメ リカ合衆 国の伝 統 的な. ー. - 60. 第23巻第 2号 近大法学.

(29) 課題 的. he P ress B arron,A ccess to t ー. A N ew F irst Am endm ent R i ght、80 H arv.L. Rev.1641;前 注④掲 載. 考 え方 を 明確 にした 上で、反論 権法 に反 対 する 説 の立場を 明 ら か にする こと にする 。. m N• Y.U niv.L. Rev.1201.. お. l尖 ) — £ 5. . , fil, op. cit ,31 W ashi H art w ell ngt on and L ee L. Rev.at 324••. . § 315 (1970). - 5. See 69 Nort hw est ern U ni v. L. Rev.at 154. . R ay V • cf. Id.. . 47 C.F.R. § 73 · 123 (1973). ③. ②. 5. ④. Com mum cat1 ons A ct of 1934, 47U .S.C.. 73 M i ch.L. R ev.at. ・ラジ オ 局 に対 し 人格 攻撃 及び政. (at 396)、 「 至 古 向な の は放 送 局の 権 利で はな く て視聴 者 の 権. .本' Red Li on B roadcat s i ng Co.v•F.C.C., 395 U.S. 367 (1969) 件で 連邦 最高 裁 は ‘ テ レピ. 治論 説 に関 し 反論 の 時 間を 与 える ように 命 じ ても 修正第 一条 に 反せず. ( at 390)、 また‘ 反論 権 の 認め られ る 理由 と し て、放 送事 業 の 独占 性を 指 摘 し てい る が (at 386,392)、 これ はプ. - 61 -. 6. m 利である 」 と し. 参 照。. `G ary W illiam,Right of A ccess to the B roadcast M edia. レス に対 し ても 同様 にあ ては まる 、 と反論 権 法 の賛 成 者 は主張す る 。 な お、放 送 メディ アに 対 する アクセス 権 の 問題に関 し ては、 M aeder. , for P ai d E ditorial A dvertising- A P lea to Congress 22 U.C.L.A.L. Rev. 258 (1974). 二、「 プレ ス の自由」 の意義 と 範囲. 反論 権法 は ‘プ レス が 掲載し たくな い も のを掲 載 する よう に強 制する こと にな る か ら、反論 権法 の合憲性 の検討 に. 修正 第 一条は、 「 議会 は 出 版 の自由を 侵害 する い かなる 法律 も 制定して はな らな い」 旨規定 して いる から、 政府. 先 立 ち、 「 プレ ス の自由」 の意義 と そ の範 囲 が 検討さ れな けれ ばな らな い。. 「表現の自由」 に する現代 関.

(30) が出 版物 の 事前抑制 を行 なっては なら ないことは 極め て明白 である。 しかし、 プレ スが政府 のあらゆ る統制 外 に置 か れると いうことは勿 論有 り得ない 。. たとえ ば、政府 は、 プ レ スの経 営 面 に関 し ては、「公 共の福祉 」 の原則 から 規制 できると 解 さ れてい る。 従 っ てたとえ. b )等 に よ り、 an i rLa da rd sAc t) 法、全国 労働委 員会 (NLRB) 規則、労働基 準 法(Fa s ば、反 トラ スト An ru t t i o r St t. プ レ スの内 容 にではなく 、企業 面のみ に加 え ら れる制 限は、合 憲で あ ると 解 さ れてい る。. また、商業 広 告 に ついては、政治 的 または 社会的 な意見広 告 の場合 と同 程度 の修正第 一条上 の 保護 を受 けないと し. た 判 例がみ ら れY さらに、公 共 の福 祉 に 対 し て 「明白 にし て現在 の危険 」が認 められ、国 の重 大 な利益を 保護 す るため 絶 対に必 要であると され た規則 を支 持 し た 判 例もみ ら れる。. し かし、 右の制 限以外 では、 プ レ スは そ の内 容に つい て なん ら の強制 に服 す るもの では ないこと に ついては 次 の諸. 点 から理 解 できよう。. e dSt e r 第 一に、 意見広 告 に ついて、 プ レ スは なん ら の規制 に服 す るもの では ないと さ れてい る。Uni at e llv•Hunt t. , i ntBo ar で、第 四 巡回 区 連邦 控 訴 裁判 所は、政治上 の表 現 は、 修 正第 一条の全 面的 な 保護 を受 けると し、Chi c a goJo d. . (スト に関す る労働組合 の 立場 を述 べた意見広 告 を シカゴ の .Chi Amal g ama t e dC lo a g o Tr t hi ngWor ke n v i bu neCo c. 四大紙 に掲載 し よ うと し た 事件 )で、第七 巡回 区 連邦 控 訴 裁判 所は、労働争 議に関連 した組合 側の広 告 の 掲載 を新聞. 社 側は 拒絶 できると し、 修 正第 一条は、新聞 の編 集 ・管 理 者 の 意思 に反 して、新聞 社 の印 刷・ 配布 組 織 を組合 が 利 用. e sで、 コ ロ 'l' k 思 Wo,,. dMi e t Uni iv. k ns o l b す ること を命 ず るもの でも、許 す もの でも ないと 判 示し てい るq 同様 に、Ga. ンピ ア地 区 連邦 地裁 は、組合 の幹 部が 提出 し た資 料 の 掲載 を組合新聞 は 拒絶 できると し、( 筆 者注 •たとえ組合 新聞 と. - 62 -. 第23巻第 2号 近大法学.

(31) 「表現の自由」 に 関する現代的課題. プ レス の 自由 に関 する 限り 、 明 白 に修正第 一 条 に違 反する 」と 言 えども )プ レス に広 告の掲載を 強 制する こと は、 「 6 述 べて いる 。 ⑦. 第 二 に、商業広 告 に ついて は、 か つて 、 オ ハイ オ州 の Def i a n c e郡裁判所が 、 新 聞社 の意思 に反する 商業広 告の 掲載. ,I . を 要求で きる と した ことが ある が 、 この判 例 は、そ の後 全 く踏襲 されて お らず 、Blo uv • io ns Fe der at e dPub nc l i c at. . Ti .で、 で、 ミシガン上級 裁判所は 、新 聞社 は商業広 告の 掲載を 拒絶で きる と し、 F: me aPub i e de nbe l i s hi ngCo r gv. ルイ ジ アナ裁 判 所 は新 聞社は 商 業 人 からの広 告掲載要求 を 却下する 自由 が ある と判 示 して いる 。右 か ら明白な よう に、. ゜. 意 見広 告 に ついて も、商業広 告 に ついて もそ の掲載を 強 制する ことが、 修正第一 条 に反 する こと は現 在で は ほとん ど. 異論 が な いq. .v . 第 三 に、 公的 問 題 に関 して は、「 プ レス の 自由」 の 保障 は極 めて 強 力な ものと されて いる 。Ne w Yor kTi me ,Co. Sulli v g で、 連邦 最 高 裁は、 「そ れが虚 偽 である こと を 知 って いて 、 また はそ れが 真実で ある か虚偽 である か に つい. て なん ら顧慮 せず に」 名誉毀損的 な 虚偽記事 を掲載 したと の 証拠が な い限り 、 公務の 批判 に ついて 、 名誉毀損で 新 聞. を問責 する こと はで きな いと した 。 この 保障 は、 単 に公務員の 公務行為の 批判 にと どまらず、一般 に公的 関与事 項 に. 拡 大 されたが 、 価値 の ある 情報を伝播する プ レス の 機 能を 保障 する た め に、 名 誉 毀損的 な 虚偽 記事 を も一 定範囲 で. は免責 して いる の である 。 この真 実 の みな らず、虚偽 の出 版 に ついて も 修正第 一条が 保障 する の は、 結局、 前述 した. マサチ ューセ ッツ州最高裁が 反論 権法案を違憲 と した 勧告的 意 見 中 に、お よ び、 連邦 最高裁が ト ー ニロ事件中 に指 摘. した 「 冷却的 結果 (c h ill 足 re ffe c t )」 か ら、 プ レス を 保護 せん と する 目的と 相通ずる も の で ある 。言論 ・ 出 版の 自. 由、殊 に政治的見解 を 表明する 自由 の 保障 には、 記事 の編集 に関 して 、なん らの 抑制をも 受けな いプ レス の 自由 が 先. - 63.

参照

Outline

関連したドキュメント

︵13︶ れとも道徳の強制的維持にあるのか︑をめぐる論争の形をとってきた︒その背景には︑問題とされる犯罪カテゴリi

UCC第九編の﹁警告登録制度﹂を理解するためには︑ 本稿の検討からも明らかなように︑

では,フランクファートを支持する論者は,以上の反論に対してどのように応答するこ

記)辻朗「不貞慰謝料請求事件をめぐる裁判例の軌跡」判夕一○四一号二九頁(二○○○年)において、この判決の評価として、「いまだ破棄差

する愛情である。父に対しても九首目の一首だけ思いのたけを(詠っているものの、母に対しては三十一首中十三首を占めるほ

被祝賀者エーラーはへその箸『違法行為における客観的目的要素』二九五九年)において主観的正当化要素の問題をも論じ、その内容についての有益な熟考を含んでいる。もっとも、彼の議論はシュペンデルに近

この問題をふまえ、インド政府は、以下に定める表に記載のように、29 の連邦労働法をまとめて四つ の連邦法、具体的には、①2020 年労使関係法(Industrial

るものとし︑出版法三一条および新聞紙法四五条は被告人にこの法律上の推定をくつがえすための反證を許すもので