• 検索結果がありません。

伊藤, 泰信

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "伊藤, 泰信"

Copied!
5
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

九州大学学術情報リポジトリ

Kyushu University Institutional Repository

人類学を/で豊かにすること : 田領域との関係から 人類学の拡張可能性を考える

伊藤, 泰信

北陸先端科学技術大学院大学

https://doi.org/10.15017/2344490

出版情報:九州人類学会報. 38, pp.85-88, 2011-07-10. 九州人類学研究会 バージョン:

権利関係:

(2)

人類学を/で豊かにすること(伊籐~・電#・春H ・飯嶋・計塚・後藤J

人類学を/で豊かにすること

ー他領域との関係から人類学の拡張可能性を考える一

伊 藤 泰信(北陸先端科学技術大学院大学)

キーワード:人類学で豊かにする、人類学を豊かにする、

0 0

と人類学 人類学は今日、他領域• 他分野の学問

的成果・影響を無視して安住することは できないということに議論の余地はなか ろう。世界はますます複雑化し、人類学 者が対峙する世界ないし現場には、 (A.

ワインバーグの言葉をもじって言えば)

人類学にも問うことはできるが、人類学

(だけ)では答えることのできない問題 群 ば か り で あ る 。 人 類 学 者 が 対 峙 す る 様々な現場で、他領域•他分野の研究者 のみならず、(時には人類学者と競合関係 になるような)実践・実務者と行き会う 機会も多く、それらの存在も人類学者は 無視できなくなりつつある。

本セッションの主題は「人類学を豊か に す る / 人 類 学 で 豊 か に す る 」

(Enriching  Anthropology,  Enriching  by Anthropology)

であった。これが意 味するのは、一方で、他領域の研究や実 務活動等を、人類学「で」豊かにできな いか(人類学が他領域(学・実践)に貢 献しうるとすれば何か)という問いと、

他方、他領域の研究者や実務者らの知見、

あるいはそれらの人々との協働(に伴う 齢酷・摩擦等)の経験によって人類学「を」

豊かにできないかという問いの、双方向 を同時に意識化・対象化し、他領域との 関 係 に お い て 、 人 類 学 の 可 能 性 や 可 変 性・拡張可能性を考えようということで ある。

・人類学「で」他領域を豊かにする 人類学が実践に役立つか(人類学で実 践を豊かにしうるか)といったかたちで、

ある意味、様々なヴァリエーションでも って論じられてきた。例えば、開発援助 の実務者よりも、現場の文脈に通じた人 類学者の情報が、開発される側の住民の 目線に立った情報を提供しうる、施策者 中心主義的な開発援助の歯止めになる、

といった議論であり、枚挙にいとまがな い。実践的なもののみならず、より一般 的に言って、そもそもグランドセオリー

(西欧出自の一般理論・普遍理論)を、

異質な周辺的事象の知見をもって突き崩 す・揺るがすというベクトルを人類学は 内包していたことから、人類学「で」他 領域を豊かにしてきたとも言い得るが、

これをまずは(後述の間いと共に)改め て対象化する。

・人類学「を」他領域の知見でもって 豊かにする

上記の問いのみならず、翻って(あるい はそれを通じて)、人類学をも豊かにする 視座を得る、という逆のベクトルをどこ かに確保したいと考える。人類学が他領 域•他分野から理論を摂取し、あるいは 実践的な経験から示唆を得、豊かさを増 してきたことは言を侯たない。老舗の社 会学・歴史学・民俗学・生態学などはも とより、文学理論や認知科学、科学技術 社 会 論 (STS) な ど に 至 る ま で、隣接他 領域と密な関係を保ちつつ、それらの分 野と理論的な相互乗り入れを行うように なってきている。

( 2 0

数年前の

C .

ギア ツの言葉を拝借して)ジャンルはますま す薄れゆく状況にあると言えようか。人

(3)

人類学を/で豊かにすること(伊籐~・電#・巻fJ ・飯嶋・針塚・後~)

類 学 / 人 類 学 以 外 と い う 理 論 の 切 り 分 け は 容 易 で は な く 、 何 が コ ン ベ ン シ ョ ナ ル な 人 類 学 の 議 論 な の か 、 に わ か に 判 断 し がたいほどである。

そ う し た 中 ( そ う し た こ と も 踏 ま え つ つも)、本セッションでも他領域の理論の 摂 取 と い う 視 点 は 外 さ な い が 、 こ こ で は それとは異なる視点をも想定している。

R .  

ノ ラ ン は 、 開 発 の 実 践 が 「 人 類 学 者 を 成 長 さ せ 、 変 化 さ せ 、 そ の 過 程 で 人 類 学 の 基 礎 と 目 的 を 再 考 さ せ る た め の 触 媒 である」

[2002=2007:  6 5 ]

という言い方 を し て い る 。 こ の 指 摘 を 開 発 分 野 に 特 化 し た 議 論 に 限 る こ と な く 、 そ れ 以 外 の 領 域 に も 押 し 広 げ た い 。 他 領 域 の 研 究 者 と の 協 働 の 経 験 や 、 実 践 ・ 実 務 と の ( コ ン フ リ ク ト や 緊 張 関 係 を も 含 ん だ ) 関 わ り が、人類学(者)「を」豊かに悩ませるも のとなりうる(人類学をより豊かにする)、

と捉え返そうということである。

こ れ ら の こ と は 、 他 領 域 と の 関 係 ・ 対 比 の 中 で 、 他 領 域 と の 関 わ り ・ 協 働 の 中 で 、 人 類 学 と い う 学 の 個 別 性 を 問 う こ と に も 繋 が り 、 ま た 、 人 類 学 が ど の よ う に 自 ら を 変 化 ・ 成 長 さ せ う る か を 問 う こ と にも繋がっていくと考える。

こ の よ う な 双 方 向 的 な リ サ ー チ ク エ ス チョンを本セッションの特徴としつつ、

人 類 学 と そ の 他 の 領 域 ( 学 ・ 実 践 ) と の バ ウ ン ダ リ ー や 関 係 性 を エ ス ノ グ ラ フ ィ

ッ ク に 観 察 す る こ と を 、 具 体 的 な 作 業 課 題として設定した。 0 0と人類学、 0 0学と 人類学との関係性を人類学的に考える、

メ タ 人 類 学 的 な 視 点 を ど こ か で 保 持 し た 具体的な諸報告が並んでいるはずである。

人類学と他領域• 他 分 野 と の 「 相 互 乗 り入れ」という言い方をしたが、

0 0

人 類 学 と い う 言 い 方 は 人 類 学 の 境 界 と い う も の を あ ら か じ め 措 定 し た 議 論 に な っ て し ま っ て い る の で は な い か ( そ も そ も 人 類 学 と い う も の の 纏 ま り ( 境 界 線 ) は あるのか)、といった指摘があるかもしれ な い ( 亀 井 報 告 で は 、 人 類 学 の 雑 種 性 の

伝 統 と い う 言 い 方 が な さ れ て い る ) 1)。 ま た 、 連 子 符 ( ハ イ フ ン ) 人 類 学 ( 経 済 人 類 学 、 教 育 人 類 学 、 開 発 人 類 学

e t c . )

と の 関 係 が あ ま り 明 確 で は な い と い う 指 摘もあろう 2)。 そ れ ら に つ い て は セ ッ シ ョンメンバー間でも議論となり、また、

本 セ ッ シ ョ ン の 問 い の 立 て 方 そ の も の や 方 向 性 も 含 め て 、 必 ず し も メ ン バ ー 全 員 が 考 え を 一 に し て い る わ け で は な い 。 更 に 議 論 を 詰 め る 必 要 が あ る こ と も 承 知 し ている。しかしここでは、他の領域(学・

実 践 ) と 緊 張 感 を 持 っ て 対 面 し つ つ そ の よ う な 問 い か け を 行 う こ と に よ っ て 活 性 化 す る 議 論 も 大 い に あ り う る と い う 立 場 でこれを書いている。

* *  

第 8回九小卜1人 類 学 会 オ ー タ ム セ ミ ナ ー 当日

( 2 0 0 9

1 1

7

日)の発表者のタ イトルは以下の通りである。「人類学とビ ジ ネ ス _ _ 産 業 系 エ ス ノ グ ラ フ ィ を め ぐ って」(伊藤)、「人類学と開発研究—マ イ ノ リ テ ィ の 人 間 開 発 に 参 与 観 察 を 活 か す」(亀井)、「人類学と S TS (科学技術 社会論)—合理性の枠組みを揺るがす」

(春日)、「人類学と経済学一_個人投資家 の事例から」(飯嶋)、「コメント」(針塚、

後藤) 3)

その後、日本文化人類学会第

44

回 研 究 大会

( 2 0 1 0

6

1 1

日、立教大学)で 発 表 者 や コ メ ン テ ー タ を 入 れ 替 え 、 同 じ メンバーによる分科会も企画・実施した。

今 回 収 録 し て い る の は 、 主 と し て オ ー タ ム セ ミ ナ ー 当 時 に お け る 発 表 を ベ ー ス と し た 報 告 群 で あ る が 、 オ ー タ ム セ ミ ナ ー 後 の 展 開 が 加 味 さ れ た 原 稿 も 収 録 し て い

る(針塚報告、後藤報告)°。

1) も ち ろ ん 人 類 学 に 纏 ま り な い し は 境 界 が ま っ た く 認 め ら れ な い わ け で も な い こ と は誰もが了承しよう。理論の行き来があっ

(4)

人類学を/で豊かにすること(伊藤・危#・券

H

・飯嶋・針塚・後藤)

た と し て も 、 人 類 学 的 な る も の は 依 然 と し て あ る 程 度 の 纏 ま り を も っ た も の と し て 在 る と 、 一 方 で は 言 え る 。 ( 雑 種 の 学 と し て の 境 界 を 持 つ と も 言 い う る 。 ) こ れ は 学 の中身・内実についての話であるが、他方、

学 を 形 式 上 定 義 す る な ら ば 、 人 類 学 と い う も の の 境 界 は あ る 意 味 は っ き り し て い る 。 人 類 学 も 含 め た 学 ( 科 学 ・ 学 問 ) は 学 会 ・ 学界とジャーナルをそなえている。そして、

ジ ャ ー ナ ル シ ス テ ム 論 の 知 見 を 拝 借 し て 言 え ば 、 ジ ャ ー ナ ル ( 『 文 化 人 類 学 』 や 本 誌『九小卜1人 類 学 会 報 』 な ど ) が ア ク セ プ ト し た も の を 遡 及 的 に 後 か ら 見 て み れ ば 、 そ こ に 人 類 学 的 な る も の の 境 界 が 出 来 て い る 、 と い う 類 い の も の で あ る [ 藤 垣 1999, 伊 藤 2007]。 ジ ャ ー ナ ル シ ス テ ム に よ る 稼 働 の 軌 跡 と し て の 人 類 学 ( の 境 界 ) を 別 様 に 表 現 す れ ば 、 「 人 類 学 は 、 人 類 学 ( の ジ ャ ー ナ ル に よ る 選 別 ) が 人 類 学 だ と 認 め た も の 」 一 ー 当 然 そ れ は 時 代 状 況 に よ り 変 化 す る 一 、 と 言 え よ う 。 ( そ こ に 属 す る 人 類 学 ( 者 ) は 通 常 そ の よ う な こ と を 主 観 的 に は認識しないであろうが。)

ち な み に 、 過 去 に セ ッ シ ョ ン 代 表 者 は 同 じく九小卜1人 類 学 研 究 会 オ ー タ ム セ ミ ナ ー に お い て 別 の セ ッ シ ョ ン を 組 織 し た こ と がある[伊藤 2003]。2002年 に お こ な っ た 当 該 セ ッ シ ョ ン は 、 シ ス テ ム の カ ッ プ リ ン グ と い う ア イ デ ア に よ る 、 主 に 宗 教 シ ス テ ムを対象としたものであった。 N.ル ー マ ン に よ れ ば 、 学 は1つ の シ ス テ ム ( 学 シ ス テ ム ) で あ り 、 他 の 学 問 分 野 同 様 、 人 類 学 は 学 シ ス テ ム の 一 部 ( 下 位 範 疇 ) で あ る 。 独 自 の 機 能 を 持 ち 合 わ せ て い る た め 、 境 界 を持ち、例えばビジネスなどの経済活動や、

開 発 、 運 動 、 臨 床 な ど と は 区 別 さ れ る 。 言 う の も 憚 ら れ る が 、 た と え 人 類 学 を 実 践 す る こ と に よ っ て 癒 さ れ た り す る 者 が い た と し て も 、 癒 し は 人 類 学 そ の も の の 機 能 で はない。 [see矢 原 2011]。(既に癒しを主 た る 機 能 と す る 別 シ ス テ ム が 他 に 存 在 ( 分 出 ) し て い る 。 ) 学 シ ス テ ム は 、 そ れ 独 自 の 特 化 し た 稼 働 ( 事 象 を 観 察 し 、 学 的 な 真

を 求 め て 議 論 = コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン が 積 み 重 な る こ と ) に よ っ て 境 界 を 形 作 る と さ

しあたり言うことができる。

2)連子符人類学は多々あるが、ここでは、連

子 符 人 類 学 は さ し あ た り 人 類 学 ( 人 類 学 の 下位範疇)として扱う。

3)本 セ ッ シ ョ ン の 諸 報 告 は 、 例 年 の 慣 例 で あ れ ば 、 関 根 康 正 氏 の セ ッ シ ョ ン 報 告 と と も に前号 (2010年 号 ) に 掲 載 さ れ る は ず で あ っ た が 、 諸 般 の 事 情 に よ り 、 今 号 で の 掲 載 と な っ た 。 飯 嶋 報 告 は オ ー タ ム セ ミ ナ ー の セ ッ シ ョ ン 内 容 に 基 づ き 2010年 3月 に 脱 稿 さ れ て い る が 、 そ の 他 の 報 告 は ( 全 体 の 趣 旨 や 方 向 性 は そ の ま ま に ) 同 メ ン バ ー に よ る 日 本 文 化 人 類 学 会 (2010年 6月)分科 会 を 通 じ た 諸 議 論 を 踏 ま え た 報 告 と な っ て い る 。 紙 幅 の 関 係 も あ り 、 今 回 掲 載 を 割 愛 し た 伊 藤 報 告 は 、 人 類 学 の 知 や 手 法 ( と

りわけエスノグラフィ)が産業・ビジネス 界 に お い て ど の よ う に 「 活 用 さ れ て い る か 」 を 人 類 学 者 が 観 察 す る 、 メ タ 人 類 学 的 な 試 み で あ っ た 。 学 ( 人 類 学 ) と ビ ジ ネ ス が 異 な る 稼 働 の 仕 方 を す る ( 別 様 の 論 理 に 基づいて稼働する)ことを念頭に置きつつ、

企 業 ( 社 内 ) の 論 理 に 接 ぎ 木 さ れ た エ ス ノ グ ラ フ ィ が 、 我 々 人 類 学 者 の 思 う エ ス ノ グ ラ フ ィ と は 異 質 な 、 例 え ば 顧 客 開 拓 や 業 務 改 善 の ツ ー ル と し て 活 用 さ れ つ つ あ る 事 象 に つ い て 論 じ た 。 人 類 学 の 知 や 手 法 を ビ ジ ネ ス ツ ー ル に 、 と い っ た 単 な る 素 朴 な 呼 び か け を 避 け つ つ 、 し か し 当 該 事 象 を こ ち ら 側 と は 関 係 の な い も の 、 あ ず か り 知 ら ぬ も の と し て 等 閑 視 し て し ま う の で も な い 視 点 、 む し ろ 思 考 実 験 と し て 正 面 か ら 捉 え る こ と が 人 類 学 を 豊 か に 悩 ま せ る こ と に 繋がるという視点を提示した。

4)有 益 な コ メ ン ト を 下 さ っ た2名 の 匿 名 査 読 者 の 方 々 に 感 謝 す る 。 紙 幅 と 時 間 の 関 係 で す べ て の コ メ ン ト を 活 か す こ と は か な わ な か っ た 。 今 後 に 期 し た い 。 ま た 、 編 集 委 員 の 方 々 お よ び 編 集 事 務 の 長 谷 千 代 子 氏 に深謝したい。

(5)

人類学を/で豊かにすること(伊蕨~・亀#・春H ・飯嶋・針塚・後藤)

参 照 文 献 伊 藤 泰 信

2003  「システムのカップリングについ て 一 _ 宗 教 シ ス テ ム と そ の 環 境 」

『九小卜1人 類 学 会 報 』 第 30号、

pp.59‑62。

2007  『先住民の知識人類学—ニュージ ー ラ ン ド = マ オ リ の 知 と 社 会 に 関 するエスノグラフィ』世界思想社。

藤 垣 裕 子

1999  「ジャーナルシステムからとらえ る科学のダイナミズム」岡田猛・

戸田山和久• 田 村 均 ・ 三 輪 和 久 編

『科学を考える一—人工知能から

カ ル チ ュ ラ ル ・ ス タ デ ィ ー ズ ま で 14の視点』北大路書房、pp.186‑211。 矢 原 隆 行

2011  「ケアの社会学と社会学的ケアー一 だれが、だれに、なにを、いかに、

いつ、どこで、なすのか」『社会分 析』 38号、 pp.7‑24.

NOLAN, R. 

2002  Development  Anthropology.  Westview Press.  (=2007、 関 根 久 雄 ・ 玉 置 泰 明 ・ 鈴 木 紀 ・ 角 田 宇 子 訳『開発人類学ーー基本と実践』古 今書院)

(2011年 5月 31日 掲載決定)

参照

関連したドキュメント

Abbreviation: s-IgG4: Serum IgG4; HT: Hashimoto Thyroiditis; GD: Graves’ Disease; RT: Riedel Thyroiditis; IgG4: Immunoglobulin G4; IgG4+cells: IgG4-positive plasma cells;

environmental consequences of automobile lifetime extension and fuel economy improvement: Japan's case. Economic System Research, vol. Does product lifetime extension increase

In this thesis, feasibility study on the stable operation of the conduction-cooled superconducting magnet for high intense muon beam line (COMET-PCS) regarding the coil

 Positioning  linguistic  landscape  in   the  multilingual  campus  context,  this  study  enriches  people’s  understanding  of   linguistic

The concept used for this study is based on the cultural based contextual backgrounds of westerners existing within the construct of the Japanese host culture..

The study of non-anonymous Internet communication on social media confirms that the same trend is also present in this area of natural language, and that

These aspects are particularly relevant in Chapter 2, where we conducted a development and validation of a high-throughput method for metabolite analysis using

A small surface coverage via gold nanoparticles obtained by HPS-Au (2-3nm), evaporated Au (2-3nm) and APG-Au (1nm and 1.5nm) sparsely dispersed on ITO can act as